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sherlockさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 106
性別 男性
ホームページ http://www.blue-ruby.com/london/index.html
メールアドレス mya@air.email.ne.jp
自己紹介 他のレビュアーさんがすごいので、自分なりの着眼点で書きたいと思いますが、なかなかうまくいきませんね。

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1.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 
他の監督ともまた違った、演出や構成にかなり満足いく作品でした。 ティムバートンのバットマンがもちろん一番ですが、それはヒーローとしてのバットマン。人間の心理を巧みに利用した「メメント」や「インソムニア」を監督したクリストファー・ノーランのバットマンは、「人間」としてのバットマンを見事に描いている。 アメコミからバットマンは好きでよく見ていましたが、ゴッサムから消えたバットマンが、再び街に戻ってきた彼を描くフランク・ミラーのバットマン「ダークナイト・リターンズ」のリアリズムが、色濃く反映されている様に思え、好感が持てる。 クリスチャン・ベールの笑顔が、若い頃のトム・クルーズに似ていてなかなかいい。 次回があるなら、また彼に演じて欲しい。 おしむらくは渡辺謙のまるで友情出演のような出方。相変わらず巧い英語に惚れ惚れするものの、格闘の立ち回りはズームばかりで(この映画全体にいえる事だが、格闘場面ではズームやブレ演出が多すぎ、純粋に演技を楽しめない。)彼じゃなくても良かったのではないかと思う程。それ以外を覗けば、僕の大好きな俳優ルトガー・ハウアーも出ているし、リーアム・ニーソンもかなりカッコイイ。バットマンギミックも凝っているのでファンにはたまらない、そんな結構良い作品。
[DVD(字幕)] 8点(2007-06-17 03:47:36)(良:1票)
2.  セルラー
序盤からテンポのいい演出ですぐに引き込まれ、飽きない。何よりアイデアを判りやすく最大限に引き出し見せているので、感情移入し易い。カリフォルニアの美しい景観とすさまじいアクションのギャップも面白いし、主人公の一所懸命な演技につい手を貸したくなる。しかし、「トランスポーター」でおなじみのジェイソン・ステイサムが悪役なので、正義感ステイサム好きな僕にとってはちょっと違和感があった。あの目の奥にある優しそうな輝きはやはり真の悪役には向いてないのかな、と思いつつ、しかしキレのいいアクションや演技に惚れ惚れ。爽快感のある、かなり小気味良い作品でした。
[DVD(字幕)] 8点(2007-05-09 05:31:35)
3.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
子供の笑い声で泣けた事は、おそらくこれが始めてです。それほどテーマ性に優れており、恐怖とそして希望を感じずにはおられない。次々と礎になって死んでいく強調者達。絶え難い悲しみと絶望に耐えながらも必死に親子を守る男。これが単にホームドラマのようなセットだけの人間模様や、ハリウッドの様にVFXを多用しわざとらしくありえない演出なら、こんなには感情移入できなかったと思いますが、映し出される映像のリアリティには、CGにはできない息づかいまで感じられ、身の毛がよだつほどです。主人公の後をまるで従軍カメラマンの様に淡々とついていくカメラワーク、しかもその切れ目がまったくわからないほど自然で、まるで自分が本当にそこにいるかのような現実感。いわゆる「長回し」という技術だそうですが、これがハンパではない。2時間の映画内容のうち約半分がこの技術を使っていると思う程自然に、ふんだんに使用されています。この類まれな技術が、この作品の基礎となり、テーマ性を盛り上げてくれました。さすが、ロサンゼルス映画批評家賞では撮影賞を受賞をとっただけの貫禄があります。そしてキーの最後の言葉に泣き、そしてエンドロールの楽しそうな子供達の笑い声に、思わずむせび泣けました。文句無しに9点。
[DVD(字幕)] 9点(2007-05-08 03:34:29)
4.  トランスポーター2
期待の続編、という事でわくわくしながら見ましたが、期待を裏切らない軽快な演出、展開。最後までたっぷり楽しめました。まあ、一部無理のある演出でソレはないだろ、と思わなくもないですが、ステイサム好きなので許せます。コクのある功夫格闘と違い、あっさり軽快なマーシャルアーツ系のアクションが素晴らしい。多種多様に物を使い武器にしていく、あの想像力とテンポの良さは最高。格闘シーンが多めなので、カーアクションが若干影が薄いですが、ラストの走りは本当にカッコイイ。何度も見て楽しめる映画として、かなり好印象でした。3、ありそうで大期待。
[DVD(字幕)] 9点(2007-03-14 17:17:06)
5.  忍 SHINOBI 《ネタバレ》 
アニメ版が好きで、その繋がりで見ましたが、やはり個々のドラマをかなりはしょって戦いのみに専念した感が否めません。どの忍も個性豊かで、表情豊かだった筈が、登場して次の瞬間亡くなる。蛍火と夜叉丸の儚い恋や、左衛門とお胡夷との姉妹の絆等、描いて欲しかったものが全て削られる悲しさ。原作小説や漫画「バジリスク」、アニメ版好きにはあまりオススメできません。しかし、アニメと違ってこのエンディングの方が救われる感じがしてここだけは好感が持てます。黒髪長髪の似合う仲間由紀恵は朧にハマリ役、かなり美しかったので、それだけでも見る価値あり。
[ビデオ(邦画)] 5点(2007-03-12 22:18:12)
6.  SPIRIT スピリット(2006) 《ネタバレ》 
ジェット・リーの格闘映画出演最後となる作品らしく、かなり気合が入った作品でした。 ストーリーは単純かつ明快なのだが、それがかえって好感が持てた。 その分主人公の気持ちに入り込めたし、また素直に行動を共にできる。 「お互いが戦い、高めあい、自らに打ち勝つ」この教えを、なるべくワイヤーアクションを使わず体一つで表現するリーの演技には感動。ヒーローやザ・ワンにハデさでは劣るものの、最後を飾るに素晴らしい演出と構成。ただ、何故そこで中村獅童なのか、イマイチ説得力に欠けますが、演出で補っているので余り気になりませんでした。格好良かったし。しかし、リーの功夫がもう見られないのかと思うと残念ですが、ワイヤーアクションやCGをフルに使って老体にムチ打つようにアクション映画を作られるよりかは、渋い大人の演技で、格闘の無いカッコイイ演技派俳優になっていく事を期待します。まだ42だし。
[DVD(字幕)] 8点(2007-03-12 00:45:44)(良:2票)
7.  the EYE 2 《ネタバレ》 
完成度的には前作に及ばないが、新しい事に挑戦していて、面白い。 怖さよりもストーリー性の方が強く、その辺を気にしなければ一本のドラマとして普通に楽しめた。ただ、飛び降り親子だけは、軽いトラウマになるほどグロく、恐怖を感じた。あれは強烈。 ラストは、CGで処理した感じがちょっと冷めたし、強引な気もするのが、残念。ただ、3部作らしいので、続編はまた楽しみ。
[DVD(字幕)] 6点(2007-03-12 00:30:22)
8.  ファイナル・デッドコースター 《ネタバレ》 
シリーズ3回目、期待して見たら期待通りの出来でした。 しかし、主人公にどうも同調できない。1,2と主人公自ら行動し謎を解いていくに対し、3の主人公は殆ど考えない。直感のみ。死が刻々と迫っているのに直前でしか対処できないのはイライラさせられた。まあ、そこが今回の狙いなのかも。後、警察側からの観点がまったく描写されてなかったので、学生達が殆ど勝手に奔走。縛られない自由な感じを出したかったのかもしれないが、まとまりがなく、眼で追うだけが精一杯。文字通りジェットコースター的。そういう意味では大成功。とにかく、皆の壮絶な最後がやはり面白い。
[DVD(字幕)] 8点(2007-02-26 00:57:52)
9.  日本沈没(2006)
内容は悪くない。しかし人間ドラマを濃密に描く事が苦手なのか、恋愛しかり、信頼しかり、非常に中途半端な過程を経て、無理やり繋げている感じだった。女の子が、最初あれだけ主人公を信頼する理由がわからないし、ヒロインが主人公を愛する理由(過程)もおざなり。そのせいで後半のあの再開や別れ、全てのめり込めず、残念。しかしそれ以外のSFX効果やパニック要素は面白く、楽しめた。最後のあの大掛かりな試みは、実際に行えるのかどうか非常にリアリティに乏しいが、主人公の決断に感動したので大目に。
[DVD(吹替)] 5点(2007-02-16 21:10:09)
10.  ディセント 《ネタバレ》 
いやー面白かった。洞窟の中だけの物語なのに、何故か色んな要素が詰まってる。もちろん人間ドラマありきですが、それ以外にも何故かランボーやらエイリアンやらプレデターやら、ブレア・ウィッチとか。主人公、最後はまるでスタローン。カッコよかった。 ドラマ的には奥深さが足りないような気がしないでもないですが、最初の演出はトラウマの様に印象付けるには効果的だと思います。しかし、何が主人公をほっといて起こったかは、最初から想像できる簡単な演出。ジュノが過ちを犯したのは分かりますが、全て臆病ゆえにやった事の様な演出がなされているので、悪意からではなかった筈。なのに主人公は、、。あれはちょっとやりすぎ感がありましたが、結末がああなので、誰も責められないですよね。その不満点を除けば、実験的でもあり、独創的。印象に残る、いい映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-14 12:09:58)
11.  0:34 レイジ 34 フン
最初から最後まで、ほとんどBGMが無いので、 リアルなドキュメントを見ているようで、手に汗握る。 地下鉄の表と裏、これほどの違いがあるとは、 想像もつかなかった。まるで精神の奥底にある恐怖を 具体化したような展開、誰が何をして、こうなる、という 説明はほとんど無く、自分で判断するしかない。 地下鉄に乗るたび線路の向こうにある闇を怯えずには いられない。
[DVD(字幕)] 6点(2006-08-12 09:36:15)(良:1票)
12.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
ゲームを映画化したもので、最初に完全に描ききった作品が多分これではないか、と思うほど忠実に、かつ独創的に出来上がっている。出てくる登場人物は殆どそのままだし、まるでいじる必要がなかったと言わんばかり。その上であえて主人公を男性から女性に変えたことで母性愛が発生し更に深みを与えた。例えばバイオハザードの、ヒロイック的な脚色は一般には向くが、ゲームファンとしてはある意味ガッカリだった。描くべき方向性を変えてしまったからだ。しかしこの作品には、その失敗は無い。ゲーム世界のあの異様・異形・異界、それを一人さ迷う恐怖。愛する子を必死に探すのみ。それらを全て描ききっている。そしてSFXに一切の妥協が無く、残虐さに戦慄し異様な美しさに愕然とする。少女の、最後のあの笑みが魅力的だが最高に恐怖を覚えた。そう、物語はまだ終わってない。 
[映画館(字幕)] 8点(2006-08-02 04:04:29)(良:1票)
13.  ゲド戦記 《ネタバレ》 
ジブリ作品は全て劇場で見ることにしているのだが、あまりに試写の評判が悪いので最初躊躇した。しかしどれほど名を貶められたのか見てみたくなったのでやはり見てしまった。しかし、言われているほど悪い作品ではないと思う。過去のジブリ作品と比べればなるほど質が劣るが、1個の独立した作品としてみれば結構見られる。画質、演出、登場人物、もろもろがいたってシンプルで、繊細で無駄に飾りつけをしている部分は一切省かれている。しかしその分、てらいがなく、普段着で見られる。例えて言うなら、過去のアニメ名作劇場のあのほのぼのとした生活感。あの感覚がテルー達の生活にある。「世界の均衡を崩さない」様に穏やかに平和に暮らすことの喜び。あの牧歌的な情景だけでも、十分に価値のある作品だといえる。しかし、惜しむらくは内容の欠落部分。ゲド戦記の3~4章の部分だけを無理やり選り抜いて筆者の魅せたかった世界観を十分見せぬまま淡々と進む。これでは、後から小説を読んで足りない部分を納得して下さいと言われているようなものだ。最初の設定から無理があったのだから当然。しかし、ジブリに悪い風が入ったとしても、良い風も多少なりとも吹き込んだのは間違いない。下り坂になっている風潮に渇を入れてくれた感じで、気合が入ったのではなかろうか。既に駿監督が、次回作に取り掛かっているというし、決して無駄では無かったと思う。期待大。それと、アレン&テルーの恋に関して言えばだが、ハウル&ソフィーよりも一生懸命さが伝わってきて、純粋に好きだ。(パズー&シータの恋に似ているからかもしれないが)
[映画館(吹替)] 6点(2006-08-02 03:40:06)(良:1票)
14.  スカイ・ハイ(2005)
コメディだが、余り日本の物のように笑えるところは少ない。しかし純粋に面白い演出が多いので、素直に楽しめる。ヒーローと、サポートする者の両方の視点から見せてくれて、結構展開に無駄が無い。こういう観点から、コメディでないストーリー物も作ってもらいたいと思った。それと、メイキングを見てもらえると分かるが、ほとんどの子供がワイヤーを使って自分でスタントをしている。全てCGだと思っていたので、これには驚かされた。あの監督の笑顔を見ているとこんな楽しい映画を作ったのが納得できた。何度も見られる作品だと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2006-07-24 03:46:05)(良:1票)
15.  キング・コング(2005)
幼い頃1976年版キングコングを見て、あまりの怖さにトラウマとなった。以来同映画はまったく見なかったが、いい大人になった今、今作品を見た。驚くほど感情豊かで、しかもはっきりとした意思をもって行動する大きなゴリラは、まったく恐怖の対象ではなかった。ドキュメントでゴリラと共に生活する人を見た所為もあるかもしれないが、ちょっと乱暴で不器用な人間の様なゴリラを、ありのまま表現した感じで、大変親しみが持てる。アンと共に楽しそうにしているコングを見ている内、いつしか幼い頃のトラウマなど吹き飛んでしまっていた。人間の身勝手な欲望に振り回されるコングに共感し、そしてそれを悲しむアンの憂いを含んだ美しさに惚れ込んだ。もちろん映像的にも素晴らしく、恐竜と怪物のどこかで見た戦いをそのまま普通に表現せず、実に独創的に立体的に描ききっている。CG量が余りに多い為、実写と3Dの合成に無理がある描写も多々あるが、ありとあらゆる挑戦に挑んだ意欲作である事には間違いは無い。監督が前作に捧げたのも頷ける。
[DVD(字幕)] 8点(2006-07-19 16:51:45)
16.  ダーク・ウォーター 《ネタバレ》 
邦画オリジナルに比べ、ホラー色がほとんど無くなったが、テーマ性の描写としてはかなり成功していると思う。子供時代に受けたトラウマを、自分の娘にだけはは同じ目に遭わせたくない、という葛藤と現実。しかしその容赦ない現実の厳しさ、過酷さが、孤独で弱い母親にのしかかる。それだけでも悲しい話なのに、更に追い討ちをかける展開。邦画版では怖さが目立って、あまりこの過酷な状況に目がいかなかったが、いい意味でリメイクに成功していると思った。序盤の展開は構図からシーン進行から全て邦画と同じで、意味あるものと思えなかったが、だんだん変わっていくので、その辺が見所といえる。とにかく、とりまく全ての連中が冷たい。そして無関心。社会の現実を、まざまざと見せ付けられた秀作でした。そしてエンディング、邦画でやっていなかった事をやってくれて、本当に良かった。少女の涙に泣き、そして最後に胸を張って去る少女に泣いた。
[DVD(字幕)] 8点(2006-06-12 01:20:54)
17.  ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
久しぶりにスカッとする作品を見た。X-MENの様にあまり肩肘張らず、深刻にならず楽しめる、そんなヒーロー物。しかし、そんな中でしっかりと人物の葛藤と悩みが描かれており、 人間味のあるドラマが楽しめる。それに「スーパーマン」好きには、あのヒューマントーチはたまらない。久々にクラークを思い出してしまった。今年の8月が楽しみだ。、、、確かに突っ込みどころは色々ある。しかし、考えちゃつまらない。何も考えず見られる面白さ、というのがある筈だ。続編期待。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-07 00:46:55)
18.  セブンD
目新しい演出は無いけれど、真面目に正統派を作ってる感じがする。落ち目の小説家を演じるショーン・パトウィーの切れっぷりがイイ。しかしもう少し派手にやってくれたら「L.A.コンフィデンシャル」のラッセル・クロウ並に評価されたはず。エゴン・リーデルの音楽が本格派をイメージさせ、臨場感があった。後、町・精神科の病院等と屋敷の距離感がはっきりしないのでイマイチ、リアリティに欠ける。沼の亡霊?が結局何をしたがっていたのか結論付けられていないのが視聴後の後味の悪いところか。
[DVD(字幕)] 6点(2005-12-29 10:58:11)
19.  ツールボックス・マーダー
いわゆるB級ホラーとして借りて見たが、最初から何かB級とは違った雰囲気をかもし出していた。筋が分かっている物語ぽいのだが何かおかしい。明らかにヒロインらしい美女が実は違っていたとか、住人が何か知っていそうで何も知らなかったりとか、B級ホラーの定石を軽く無視している。普通にポップコーン片手にワイワイ見れば佳作だが、実は凝りに凝っている。「エルム街の悪夢」のウェス・クレイヴンの「壁の中に誰かがいる」を彷彿させる予期しない重圧、「ヘルレイザー」並みの壮絶な痛々しさを思わせる演出、、、監督の前の有名な作品群ももちろん好きだが、僕はこの作品も好きだ。
[DVD(字幕)] 6点(2005-12-13 22:16:20)(良:1票)
20.  バガー・ヴァンスの伝説
確かにあまり起伏はなく、淡々と進んでいくストーリー。とってつけたような障害。しかし、「自分の場を見つける事」に勝つことだけではない、ゲームの楽しさを教えられたような気が。この考え方は妙にそそります。
[地上波(字幕)] 6点(2005-10-17 20:07:42)
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