1. ゴッドファーザー PART Ⅲ
ソフィア・コッポラが評判悪いようですが、むしろそれがリアリティを増していると思います。 アンディ・ガルシアのヴィンセントも、かっこ良いです。フォトジャーナリストの女と寝ているところを襲ってきた2人の刺客を見事に返り討ちにしたシーン。ヴィンセントの胆力、知力、行動力、そして冷酷さを表現したのでしょう。良くできていると思います。 忘れてならないのは、タリア・シャイアーのコニーです。かつてのわがまま娘が、みごとに大姐御というか、鬼女になっています。暗殺許可を求めるヴィンセントに対して、"Do it!"と決めましたね。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-06-04 23:53:34) |
2. けんかえれじい
男の子って馬鹿なんだなあ、ということを再確認する映画。原作が文庫本で出ていますが、私の青春時代の愛読書でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-03-20 11:46:34) |
3. カーズ
《ネタバレ》 ライトニングがサリーと郊外にドライブに行くシーンは、アングルといい、押さえた色調といい、ある時代の高質なアメリカ映画から切り取ってきたよう。エンジン音にしても、V8と直6ではちゃんと違うそれらしい音になっている。近頃のパターン化した疲れるハリウッド大作よりも、よほど落ち着いて楽しめるアメリカ映画です。うちでは、息子達よりも、オヤジがはまっていました。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-03-10 23:40:05) |
4. 若い人(1962)
ちょい悪でもなんでもない、まっすぐ育った青竹のような石原裕次郎には驚かない。しかし、溌剌として、健康的で、それでいてしっとりとした和服の似合う美女でもある浅丘ルリ子にはびっくり。和服美女と言えばいまでこそ吉永小百合だが、この作品中の彼女は、小太りで、切れかかった危ない女子高生。タイムカプセルのようなこの作品を一度は鑑賞しておくべきでしょう。・・・それにしても、浅丘ルリ子には参ったなあ・・・(嘆息)。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-03-10 19:17:24) |
5. 我等の生涯の最良の年
反戦映画というよりも、(戦争というものに対する)反省映画です。 戦争の痛みみたいなものを描いていますが、苦しい戦いの果てに勝利を掴んだアメリカの自信と安堵に満ちた雰囲気が伝わってきます。 チープな通常のアメリカの戦争映画となると、戦勝を讃えるものか、ベトナム以降は暗いトラウマを描くかどちらかですが、この映画ではそのどちらでもなく、終わったんだという安堵感です。 後味の良い映画でした。 [DVD(字幕)] 8点(2009-03-06 19:17:11) |
6. フラガール
良い映画でした。紆余曲折があるものの結果は大成功という、パターン化されたストーリーでしたが、それが却って楽しめました。地元いわき市の人々に感想を聴いてみると、皆さんおおむね肯定的でした。ただし、映画中の方言は地元の人でもよく聞き取れないそうです。広いいわき市のうちの、かなり内陸部の言葉ではないかとのこと。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-01-02 10:54:14) |
7. 大いなる西部
《ネタバレ》 これが本来のアメリカの良心かと思っていた。だから、ジョージ・W・ブッシュがイラクに侵攻したとき、この映画を見ろと言いたかった。それにしても、ファザコンのパットのその後が心配だ。フィアンセのジムとは婚約解消した上に、ジムが乗り換えた相手が親友のジュリー。最愛のオヤジはヘネシーとの決闘で果てる。狙っていた水源付きの牧場は別れたジムのものになる。忠実な下僕のラモンもジムについていってしまう。残ったのは牧童頭のスティーブ・リーチだけだが、過去のいろいろを考えると、パットと上手く行くとは思えない。どうするんだ、パット! [DVD(字幕)] 7点(2008-12-24 00:21:14) |
8. 野郎どもと女たち
《ネタバレ》 気高く美しいジーン・シモンズが、酒呑んで、酔っぱらって、くだ巻いて、大立ち回り。そして、最後はめでたく2組の結婚式とは、まさにアメリカのミュージカルですね。深いことを考えず、純粋に楽しめました。 ところで、1955年当時、キューバはまだアメリカの裏庭というか、日帰りで遊びに行けるリゾートだったんですね。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-10 00:05:15) |