1. 父の祈りを
先にコメントされている方の感想で、「主人公がただの悪だったので同情できない」とか「あまり感動できなかったのは(中略)主人公があまり良い奴に思えなかった」とかありますが。。。私の感想はまったくの逆です。映画の前半、主人公がチンピラまがいのコソ泥で、愚かだからこそ、感動したのです。もっとも、私自身がこの年(34)になって、自分自身を「愚かだな」と感じるようになったからかもしれませんが。強くて正しい人が正しいことをする。うん。それもいいでしょう。しかし、愚かな者が苦難に会い、少しでも強くなろうとすることは、もともと強く正しい人がそうするよりも、もっとたいへんなことだとは思いませんか? 10点(2003-01-01 07:04:34)(良:1票) |