Menu
 > レビュワー
 > 梅桃 さんの口コミ一覧。10ページ目
梅桃さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 325
性別
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617
投稿日付順1234567891011121314151617
変更日付順1234567891011121314151617
>> カレンダー表示
>> 通常表示
181.  コントラクト・キラー 《ネタバレ》 
よかったわー。 展開は誰でも予測できるようなわかりやすさだし、BGMもほとんどなく淡々と進むのに、いつの間にか映画の中の世界にしっかり引き込まれちゃってたわ。最初は死にたがってたくせに途中で気が変わっちゃう主人公と、殺し屋なのに病気で自分の命のほうが危ないコントラクト・キラー…人生を達観しまくったような、この絶妙な雰囲気がたまらないわ。 主人公の男も最初はうっとうしいオッサンってだけだったのに、女ができて生きる希望を持ちはじめると、だんだん魅力的になってくるのが不思議ね。 それにしても、金かけなくってもCG駆使しなくても二時間観客をひきつけることは十分可能だっていう、なんか見本みたいな映画だったわ。
[地上波(字幕)] 7点(2008-01-24 16:48:38)
182.  carmen.カルメン 《ネタバレ》 
情熱的だったわ。 何度もオペラや舞台の題材になってるとっても有名なこの話、実はアタシきちんとした内容を知らなかったのよね。 この映画でやっと通してわかったわ。 アタシはずっと、カルメンってもっとこう悪女な感じかと思ってたんだけど、どっちかっていうと動物的な、本能のままに行動する感じの人だったのね。 頭がいい感じでもないし、直感だけで生きてるっていうか。 でもタロットでピタリと言い当ててくとこなんか、やっぱり悪魔的な力がありそうで魅力よね。 ホセも、もっと男らしいゴツい感じの印象があったんだけど、けっこうヤサ男だったわね。 真面目で世間知らずだからこそ、カルメンみたいな危険な女にのめりこんで破滅しちゃうのかしら。 そんな全然違うタイプの二人が出会ってしまったのは、幸か不幸か…でもホセが最後に、もう一度やり直せるとしたらカルメンなしの平穏な生活を選ぶか、と聞かれて、やっぱりカルメンとの人生を選ぶ、と答えるあたり、恋愛って一筋縄じゃいかないのねーってしみじみ思っちゃったわ。 それにしてもカルメン役の女優さん、ものすんごく裸がキレイねー。 見とれちゃったわ。 ホホ。
[映画館(字幕)] 7点(2008-01-24 16:46:02)
183.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード 《ネタバレ》 
アタシ、はじめてクレヨンしんちゃんの映画見たんだけど、けっこうおもしろいのね。 意外にもかなり笑えたわ。 アタシのツボだったのは、みさえがバタフライで海から登場するとことか、ヒッチハイクのひろし&みさえとか…。 けっこうピンポイントかしら? 噂に聞く感動的な前作も見てみたいけど、こういうおバカなのもまたいいわね。 それにしても冒頭に出てくるパックのお肉、おいしそうだったわー。 焼肉食べたくなっちゃったわ。 ホホ。
[地上波(邦画)] 7点(2008-01-24 16:42:43)
184.  カンニング・モンキー/天中拳 《ネタバレ》 
なんだかとっても懐かしい感じがしたわ。 それにしても、中国の人ってほんとよく体が動くわねー。 感心しちゃうわ。 ストーリー的にはどうってことないんだけど、っていうか恐ろしくワンパターンなんだけど、香港のカンフーものだとそれも許せちゃうのが不思議ね。 っていうか、むしろそのほうが安心感があっていいわ、アタシなんかにとっちゃ。 最近のジャッキー・チェン見てて、いつまでこのおっちょこちょい路線で行くつもりなのかしら?って密かに心配してたんだけど(←余計なお世話)、若い頃は彼のあの独特の愛嬌もそんなに無理なくてステキね。 フフ。 たまにはこういう映画もいいもんだわね。
[地上波(字幕)] 6点(2008-01-24 16:38:08)
185.  Love Letter(1995) 《ネタバレ》 
意外に(って言っちゃ失礼だけど)よかったわ。 中学時代のいろんなエピソードは、ほんとに懐かしいっていうか微笑ましいっていうか、なんだかこの監督さんって「そうそう、こんなことあったわよねー」みたいなネタがたくさんある人なのね。 大人になるとそういうのってたいてい忘れちゃうもんだけど…この監督さんって人一倍感受性が強い方なのかしら? でもアタシは見終わったあと、なんだかちょっと複雑だったわ。 だってあの図書カードの裏の似顔絵で、藤井樹(男)が渡辺博子に初対面で付き合ってくれって言ったのは藤井樹(女)に似てたから、って可能性が強くなったわけでしょ? 博子は樹(男)が死んでからもずっとふっきれないでいるってのに、彼は博子が初恋の人に似てたから付き合ってたなんて…もちろんそれだけの理由とは限らないんだけど、穿った見方をすればそうとれなくもないから…なんだかやるせないわね。 今を生きつつ過去を振り返って懐かしんでるだけの樹(女)にしてみれば、そりゃ甘酸っぱい初恋の思い出でいいかもしれないけど、いまだに過去から抜け出せない博子にとっては…。 ってことで「懐かしくって温かい映画だったわー」では終われなかったわ、アタシは。 …博子が早く樹(男)のことをふっきれるよう祈りましょ。 ホホ。
[地上波(邦画)] 7点(2008-01-24 16:35:32)(良:2票)
186.  眠狂四郎 殺法帖 《ネタバレ》 
市川雷蔵かっこよかったわー。 女優顔負けのすんごいアイラインだったけど。 ホホ。 中村玉緒もかわいかったわー。 面影は確かにあるんだけど、今の玉緒とはまるで別人ね。 アタシ、こういう時代劇系の映画ってあんまり見たことなかったんだけど、けっこうおもしろいわね。 話の筋は今の大企業とか政治家とかに置きかえても通用しそうだし、案外きちんとしてるのね。 それにしてもあの安岡力也みたいなお坊さんには笑ったわ。 いきなり灯篭壊すし、少林寺拳法はインチキくさいことこの上ないし。 てな感じでいろいろツッコミ入れながら見てたんだけど、最後はなんだか切ないのね。 意外にしんみりしちゃったわ。
[地上波(邦画)] 6点(2008-01-24 16:32:48)(笑:1票)
187.  失楽園 《ネタバレ》 
…みなさん辛口ね。 アタシは映画としてはそんなに悪いとは思わなかったわ。 もっとも主役二人にはアタシも全然共感できなかったけど。 結婚したあとに本当の愛に出会ってしまったのは不運かもしれないけど、そんなの日常茶飯事じゃない? アタシよくあるわよ、レストランで自分が頼んだものより友達が頼んだもののほうがおいしそうで「あー、そっちにしとけばよかったわー」ってこと。 もちろん対象が物なら財力の続く限り買いかえ続ければいいと思うけど、相手が感情を持つ人間だった場合とっかえひっかえは困る…人間関係なんだからお互い尊重しあいましょうってことでできた制度が結婚でしょ? 「今後どんなにいいと思う人が現れても、私は絶対目移りしません」ってのが結婚よ。 チーズ好きの気持ち悪いダンナを選んだのは自分なんだから、たとえいい男が後から現れたとしても運がなかったと思ってあきらめなさいよ!!って感じ。 本当に愛することのできる人が現れるのを待ち続ける勇気もなくて、見合いして適当に金持ちの医者と結婚したくせに、今さら不倫を正当化するなんてちゃんちゃらおかしいわ。 そりゃ人間だもの、ずっと一緒にいれば飽きもするだろうし、一度や二度の浮気ならいいわよ。 でも本気は…ダンナや奥さんに対して失礼よ。 この二人だって一体どれだけの周りの人を不幸にしたと思うの? 愛してしまったら仕方ないなんて、周りの人に対する配慮さえきちんとできてないくせに言ってほしくないわ。 …と息巻いてはみたけれど、結婚して子育てや仕事に追われて、中年になってから忙しく過ぎた日々をふっと振り返ったら…こういう気持ちもわかったりするのかしら? …なんだか淋しいわね。
[地上波(邦画)] 5点(2008-01-24 16:30:38)(良:2票)
188.  耳をすませば(1995) 《ネタバレ》 
若いっていいわね、微笑ましくって。 ホホ。 でもアタシ、きっと自分が中学生だったらこっぱずかしくって見てられないと思うわ、こんな映画。 今だから「アンタたち、頑張りなさいよっ!」って見てられるけど。 ってことはアタシは青春時代を過ぎて久しいってことかしら? やーね、年とるって。 でもほんの束の間、くすぐったいような青春時代を思い出させてもらったわ。 ところで、アタシはキザな天沢くんよりも野球部の杉村くんのほうが好きよ、素朴で純情そうな感じで。 雫ったら、男を見る目がまだまだね、なーんて。 ホホ。
[地上波(邦画)] 6点(2008-01-24 16:27:25)(良:1票)
189.  Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》 
おもしろかったわ。 なんだかほのぼのしちゃった。 趣味を持つってステキなことね。 アタシももう少し年をとったら、社交ダンスやってみようかしら? ところで草刈民代を酷評してる人が多いみたいだけど…アタシはけっこうよかったと思うわ。 まあそもそも役者じゃない彼女にアタシが演技力を期待してなかったせいかもしれないけど(なにげに毒吐いてるかしら?)、ずーっと氷のような冷たさだった彼女が、杉山さんたちにダンスを教えるようになってはじめて見せた笑顔にはドキッてしちゃったわ、アタシ。 それにさすがバレリーナ。 指先にいたるまで全身の動きが美しくてたおやかで…バレエと社交ダンスって全然ちがうもののはずなのに、草刈民代が社交ダンスを踊ってるとほんとにコンクールで賞とれそうなのがスゴイと思ったわ。 他の役者さんもそれぞれ個性が出ててステキだったし。 幸せなんだけどなにか足りないような…って日常に空虚感を感じ始めたら、やっぱり社交ダンス!かしら?
[地上波(邦画)] 8点(2008-01-24 16:25:28)(良:2票)
190.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 
…彼女はなぜ自ら命を絶ったのか? …家族のいないマチルドは、幼い頃から誰かに無条件に愛してほしかったんじゃないかしら。 愛情に飢えてたのよ、きっと。 だから自分にホレまくってるオッサンとあんなに簡単に結婚したのよ。 「この人なら一生私を大切にしてくれる」って信じて。 実際にアントワーヌは彼女を大切にしてくれたわけだけど、いったん幸せを手に入れたら今度はそれを手放すのが恐ろしくなって…。 それにマチルドは彼が彼女自身を、ではなく「髪結いとしての彼女」を愛してるってことを、うすうす感じ取ってたんじゃないかしら? もちろんアントワーヌに悪気があったとは思わないし、彼自身はそんなこと気づいてもいなかっただろうけど。 …これ以上の幸せを望めないなら、いっそ今幸せの絶頂で死にたい…自分勝手なのはもちろんなんだけど、アタシは逆にこの行動に「あー、マチルドは今までずーっと淋しさと孤独に耐えてきたのね」って切なくなっちゃったわ。 親からの無条件の愛を受けてないと、愛情に貪欲になるっていうか…こういう人、アタシはけっこういると思うわ。 幼い頃に愛情を受けてないと、どうやって愛情を与えればいいのかもわからないから、自分が自殺したらアントワーヌが…なんて考える余裕もないのよ、きっと。 というわけで、あの奇妙なダンスも毛糸の水着(サクランボ付き)もとってもかわいかったんだけど、一抹の切なさが残るの。 いや、ちがうな、あのダンスと水着がいたたまれなくなりすぎるのを和らげてるのかしら。 とにかくなんだか切ない雰囲気の映画だったわ。
[地上波(字幕)] 7点(2008-01-24 16:22:13)
191.  永遠のマリア・カラス 《ネタバレ》 
確かにオープニングはアタシもちょっとのけぞっちゃったわ。 これってマリア・カラスの映画だったわよね!?みたいな。 アタシはマリア・カラスが死んだ頃に生まれてるらしいので、もちろんリアルタイムでは彼女を知らないんだけど、あの有名な三角関係といくつかの写真は知ってたの。 でもどんな人だったのかは全然知らなかったんだけど、この映画を見てなんとなく彼女の人物像がわかったような気がするわ。 アタシが思うに、マリア・カラスってきっと世間が思ってるような美貌と完璧な歌声に恵まれた「天才」じゃなくて、コンプレックスと異常なまでの完璧主義に悩まされ続けた「秀才」タイプだったんでしょうね。 実際誰よりも練習熱心だったっていうし、サナダ虫ダイエットは有名だし。 もちろんあまりに仕事にストイックだったために周りから誤解されることも多かったようだけど。 まあ要するに不器用な人だったってことかしら。 でも、その他人には理解できないほどの歌に対する熱心な態度が、死んで30年近くたってもこうして映画ができたり、いまだに彼女を超えるオペラ歌手はいないって言われたりすることにつながってるんでしょうね。 やっぱり常人とは違うのよ、感覚が。 ってことでモロ常人のアタシには感情移入はできなかったけど、やっぱり歴史に名を残すような人は違うなあ、とアタシは素直に感心しちゃったわ。 …マリア・カラスのオペラ、実際この目で見てみたかったわー。
[試写会(字幕)] 7点(2008-01-24 16:19:06)
192.  ドッグ・パーク 《ネタバレ》 
別に普通に楽しんだけど、あまりに等身大すぎてちょっと…って感じね。 映画で見なくても自分で体験できるっていうか、すでに体験してるっていうか。 失恋直後とかに見るともうちょっと感情移入できるかもね。 でもそれじゃ身につまされすぎるかしら。 ところでアンディとローナは100日後にデートしてうまくいったのかしらね? ってか、きちんと100日間待てたのかしら? まあ淋しいからって、特に好きでもないのに常に誰かと付き合ってたアンディは、100日ぐらい一人になってしっかり自分を見つめなおしたほうがいいかもしれないわね。 なーんて思ったりしつつ…なんだか二時間たっぷり友達の恋愛相談聞いてるみたいだったわ。 ホホ。
[地上波(字幕)] 6点(2008-01-24 16:14:56)
193.  サラフィナ! 《ネタバレ》 
泣いちゃったわ、アタシ。 それも何回も。 悲しくなっちゃうことはわかってたんだけど…それでも見ててつらかったわ。 実際にこんなことがほんのつい最近までこの地球上で起きてたなんて…。 でも結局日本の部落問題もインドのカースト制度もこのアパルトヘイトも、本質はみんな同じなのよね。 人間は弱いから自分より下位な者を見出すことで安心しようとするのよ。 もちろんそれは「人よりも立派になりたい」とか「人よりも賢くなりたい」とか、いい方向に働けばそれは向上心で、人類の発展に大いに必要なものなんだろうけど。 自分たちより下の階層を意図的に作って、それによって優越感を得ようなんて…人って弱いわね。 でも他の人との比較によってではなく、自分の姿だけを見つめて自信を持って誇り高く生きるって、実は相当強くないとできないことなんでしょうね。 アタシは自信ないわ、はっきり言って。 でも、完璧には無理でも努力することはできるし、きっと一人一人の小さな努力がこういう悲劇を退けてくれるのよね。 そう信じないと救いがないし。 アタシも頑張らなきゃだわ。
[地上波(字幕)] 8点(2008-01-24 16:10:09)(良:2票)
194.  泥だらけの純情(1963) 《ネタバレ》 
とにかく吉永小百合がカワイイわー。 頬っぺがパンパンで清純そうで…良家のお嬢様役がほんとにピッタリね。 浜田光夫も、いかにも世間知らずのチンピラって感じでかわいかったわ。 ストーリーは…やっぱり古さは感じちゃうけど、身分を越えた純愛の様子が主人公二人の初々しさでよく表現されてて、けっこう気にならずに楽しめたわ。 はじめての「デイト」の後、お互いがお互いの生活を真似てみるとこなんてほんとに微笑ましくって、アタシ映画の間ずーっと「カワイイー!」って言っちゃってたわ。 雪だるま作るシーンなんか、アタシも真似したいわー。 ホホ。 でも二人の身分の違いがありありと見えるお葬式のシーンとか、最後の「不器用だなあ、俺って」ってセリフとか、結末はほんと悲しいんだけど、なんだか終わったあとも微笑ましい気分だったのはやっぱり小百合と光夫のフレッシュさのおかげね。
[地上波(邦画)] 6点(2008-01-23 18:11:34)
195.  ロミオ&ジュリエット 《ネタバレ》 
アタシはけっこう好きよ。 悪趣味スレスレ(もちろんいい意味よ)の衣裳やセットの色使いと、ほとんど原作からいじらず使ってるセリフのギャップがステキ。 put up thy sword(汝の剣をおさめよ)なんて言いつつ、手に持ってるのは拳銃ってのが斬新!っていうか怖いもの知らず。 ホホ。 (よく見ると拳銃の名前として「SWORD」って刻印が入ってたりするんだけど。) アタシは逆に、セリフを現代語に変えてたら余計にトンチンカンな映画になってたんじゃ…って思うわ。 それにアタシは舞台を現代に持ってきたところも、いろいろ工夫があっておもしろかったと思うわ。 舞台劇の導入部だったセリフをニュースにしたとこから「そう来るかー」って感心しっぱなしだったし。 古典劇のままのほうがいいって人が多いみたいだけど…古典劇に新しい解釈や演出を加えるってことは、実はすごく大切なことなんじゃないかしら? そうやってシェイクスピアの作品は今まで生き残ってきたんだろうし。 もちろん伝統は重んじつつも、新しい試みにも扉を閉ざさないでおくってのが理想的な姿勢じゃないかしら?なーんて思ったりして。 ところでアタシ、もうあの郵便屋が憎ったらしくて憎ったらしくて。 ちゃんと手紙渡しなさいよっ!!!って感じ。 最後の展開がとってもじれったいの。 でもそう感じるってことはシェイクスピアの術中にまんまとはまってるってことよね。 現代でもこうして映画化されるぐらいに、長い間ずーっと人々をインスパイアし続けてるシェイクスピアは、やっぱりすごい人なんでしょうね。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-01-23 15:43:59)(良:2票)
196.  歴史は夜作られる 《ネタバレ》 
タイトルからは想像もつかない内容なのね。 楽しんだけど。 それにしても、あの独占欲の強い憎ったらしいダンナも最後は自分の罪を告白して、案外いい人だったわねえ。 これはちょっと安易すぎじゃ…って最初は思ったけど、やっぱキリスト教徒は死ぬ間際に懺悔しないと天国に行けないって思っちゃうのかしら? というわけで文化の違いってことで納得してみたわ。 でも自殺したら天国には召されないはずじゃ…なんてことを考え出したらややこしくなるのでやめとくわ。 ホホ。 フランス人シャルル・ボワイエがアメリカ的ラブロマンスに出演ってのがけっこう新鮮だったわ。 シェフはイタリア人だし、ほんの少しだけど日本人も登場して、なにげに国際的な映画ね。 いい時代だわ。 ところでアタシは名脇役ココが気に入っちゃったわ。 腹話術って便利ね。 アタシも練習しようかしら? アタシがやってもロマンスは生まれないだろうけど。 ホホ。
[地上波(字幕)] 7点(2008-01-23 15:38:09)
197.  素晴らしき休日(1938) 《ネタバレ》 
よかったわー。 お金は人生を楽しむための単なる手段と考える「自由人」 VS お金自体が人生の目標だと信じてる「金の亡者」(ちょっと言いすぎかしら?) …ジュリアと結婚しなくてよかったわねって感じ。 あの女はプライドが高くて、金がないと生きていけない女よ。 あんなのは金持ちのキザでイヤな男と結婚すればいいのよっ!なーんて。 それにしてもキャサリン・ヘップバーンの(いい意味での)変わった女ぶりはステキだったわ。 パパがなんか口実を見つけて部屋を出ろっつってんのにしれーっと居座るとこなんて最高だったわ。 そして後半の心の葛藤…。 ほんとに素晴らしい女優さんね。 もう一人よかったのがみなさんおっしゃってる弟のネッド。 お金のために生きるなんてバカらしいと思いつつも、ジョニーやリンダのように自由に生きる勇気もなくて…っていう普通の人代表みたいなところがほんとよかったわ。 繊細すぎてお酒に逃げちゃうあたりも母性本能をくすぐるし。 とにかく最初から最後まで心から楽しめたわ。
[地上波(字幕)] 8点(2008-01-23 15:33:02)
198.  8人の女たち 《ネタバレ》 
えっと…この映画は推理物でもミュージカルでもないと思うわ、アタシ。 推理物ならあのありきたりなオチは許されないだろうし、ミュージカルならあの歌と踊りはちょっと…ねえ? でもアタシはこの映画大好きよ。 ストーリーの要点は「誰にも言えない女の秘密」ってことなんだろうけど、その秘密が暴露されていくにつれて不思議なことに彼女たちがより魅力的になっていくの。 それは8人のすばらしい女優さんたちの演技のおかげであり、彼女たちの学芸会のようなカワイイ歌と踊りのおかげであり、キッチュでオシャレな色使いのおかげであり…。 この映画はアガサ・クリスティ的な謎解きを小バカにしつつ(言葉は悪いけど)フランス的なテイストを加えた上で「推理なんてどうでもいいわー。アタシたちはやっぱり愛だの恋だのってのが一番好きよ!」って公言してはばからないような、なんかシニカルな雰囲気が漂っててステキ。 1900年代前半の、まだ「映画の力」にしっかりとは気づいてない人々が作る、舞台劇をそのまま録画したかのような映画をあえて真似てるみたいな、一つのセットの中で繰り広げられる展開も、いい意味での安っぽさがあってカワイイわ。 それにしても…彼女たちの秘密を知って自殺するこの男は、アタシは情けないと思うわ。 この程度のことを笑ってすませられない男が、あんなにたくさんの女と浮気するなっての。 ホホ。 …実はアタシ、最初は7点にしようかと思ってたんだけど、「8人の女たち」に敬意を表して8点よ。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-23 15:29:51)(良:2票)
199.  クリビアにおまかせ! 《ネタバレ》 
アタシすごく好きよ、こういう映画。 なんか、ほんとの悪人は一人もいなくて、とってもハッピーで。 衣装もかわいいし歌も踊りもステキ。 アタシ、引っ込み思案なイェットのアヤシイ動きとか、すごくツボだったんだけど。 盗み癖のあるヘリットのブリーフ姿(キャー)もかわいかったし、エルトン・ジョンみたいなワウターにも笑ったわ。 でも…一時間でいいかもね。 オランダ本国ではもともとTVドラマだったらしいけど、それぐらいの扱いのほうがいいのかも、と思ったわ。 でもとにかく、まったく頭を使わずにアホみたいに笑って見ていられて、しかも見終わったら幸せで優しい気持ちになれる映画なんて最近なかなかないし、アタシはとっても好きでした。
[映画館(字幕)] 8点(2008-01-23 15:25:45)
200.  オルランド 《ネタバレ》 
すごーく奇妙な世界ね。 でもこの奇妙さ、嫌いじゃないわ、アタシ。 時も性別も関係なし、アタシたち普通の人間とは違う次元を生きているようなオルランド。 もちろん共感なんて全然できないんだけれど、二時間ずっと狐につままれたような感じで、またその感覚がイヤじゃないのが不思議ね。 アタシ、わけのわかんない映画ってどっちかっていうとキライなはずなんだけど…幻想的なのがよかったのかしら? そしてなによりもスバラシイのが、美しいことこの上ない衣装の数々。 ステキだわー。 アタシも一度でいいからあんな服着てみたいわ。 …こんなふうに雰囲気だけで突っ走るのって映画としては禁じ手な感じがしないでもないけど、とにかくアタシは魅了されました。 ヴァージニア・ウルフによる原作も読んでみたくなっちゃったわ。
[地上波(字幕)] 6点(2008-01-23 15:20:12)
000.00%
100.00%
200.00%
310.31%
420.62%
5319.54%
69027.69%
713641.85%
85617.23%
992.77%
1000.00%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS