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anemoneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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181.  ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター
全編ハンドカメラでBGM排除というドキュメンタリー風スタイル自体既にあまり目新しいものではないが、一度はやってみたかったんだろうなぁという気持ちはわからないでもない。人気スターの隠された私生活という覗き見趣味もゴシップ記事をそのまま描いたにすぎず特に意外性ナシ。強いて言えば毎夜繰り広げられる酒池肉林をベタベタに描いてしまった潔さは買える。成人雑誌が家の物置にあるということすら気に入らない潔癖健全な妻を持ち、コネチカットで5年、LAに出て来て5年、勤勉実直にラジオのモーニングショーを勤めた健全そのもののボブ・クレインが、ハリウッドで酒池肉林の快楽に溺れ、まっ逆さまに転落して行くという見事なまでの転落劇だが、彼を誘惑の道に引きずり込み、骨の髄までしゃぶり続ける「親友」を演じたウィレム・デフォーがはっきり主役を食い上げている。ビデオ技術者として時流に乗ろうとはしてみたが、色盲のためカラー技術に置いて行かれ、スター俳優をしゃぶって生きることしか出来なくなった典型的な人間のカスを奥行きもへったくれもなく演じたデフォーも楽しそうではある。実際のボブ・クレインを知らず、もちろん彼の出ていたTVシリーズも知らず、最後に彼が殺されることだけは知っている私のような人間でも最後まで結構楽しく見ることが出来たので、案外イケてるんじゃないだろうかという気もするが、実は謎解きとかはどうでもよくて70年代カルチャーやビデオというメディアが進歩して行く様子など、描きたかったものが別にあったせいなんじゃないだろうか。監督のご贔屓であるデフォーは明らかに浮いているし、真剣にボブ・クレイン像に迫ろうとしてもがいているのがグレッグ・キニアただ一人、という構図にはちょっと物悲しいものさえ感じてしまった。ミニシアターでレイトショーのみ公開2週間という取り扱いが全てを物語っているような気もするが。まあけっこう楽しかったですよ。70年代カルチャーを回顧できる世代にはそれなりにお勧めかと。
7点(2004-01-18 12:30:36)(良:1票)
182.  ブロークン・アロー
とにかく冒頭でクレジットタイトルの微妙に小さい赤い文字がダサすぎて私は引いた。クレジットだけでこんなに観る気を失わせる作品って滅多にないと思う。予告編とクレジットは普通どんな映画でも面白そうなものなのだが。全体の印象としてとにかく作りが雑。何故か砂煙をバックにいつもスローモーションで登場するジョン・トラボルタも暑苦しい。せっかくなので大きめのスクリーンを選んだのに、爆発しても爆発してもちっとも迫力がない。クリスチャン・スレイターは初のビッグバジェットで肩の力入りまくり、結果思いっきり空回っている。滅多にないほど華のないサマンサ・マシスは途中意味不明に列車からぶら下がったりしているし、殺される端役は必ずアップになってから撃たれるし、とにかくひたすら早く終わることだけを祈っていたような記憶がある。あと15分、トラックで逃げても被爆は免れないだろうと日本人なら誰でも知っている核爆弾に対するハリウッドの認識の甘さも痛い。チョウチョ飛んでるし。あらゆる意味で空振っている映画。ジョン・トラボルタの煙草の持ち方に1点。
1点(2004-01-17 23:58:00)(笑:1票)
183.  告発
まず扱っている題材の割りに映像がチープ。ストーリーは泥沼の不幸話で、ラストには救いも発見も何もない。救いのない不幸話は基本的に好きではないし、関わりあった弁護士がこの物語から何かを学んだとかそういう前向きな展開もないので個人的にはほとんど何の魅力も感じなかった。法廷モノとしてももう一つ決めてに欠けてた気がするし、これを観て得られるものが「5ドル盗むのはやめよう」というだけだったらちょっと虚しい。現代版「ミッドナイト・エクスプレス」を期待してしまったせいか、世間の評判とは裏腹に印象が極めて低くなってしまった。あくまでも、もっといい映画はいっぱいあるんじゃないの?という感想。別に悪くはないのだけど。
6点(2004-01-17 23:50:00)
184.  忘れられない人
あまりにもベタな直球のメロドラマにすぎないはずが、ヒヒの心臓を持ち出したことで突き抜けたファンタジーになった。この心臓はヒヒからもらった大切なものだから、とどこまでも信じ切る主人公の現実離れした純情ぶりに、あくまでも俗っぽい普通の女の子だったマリサ・トメイがメロメロになっておかしなリアリティが発生する。ちょっとあり得ないぐらいベタなストーリーでここまで涙を絞り取るんだから、やっぱりこの二人って異常に上手いんじゃないだろうか。これが泣けるっていくら説明されても普通信じられませんよね。私も実際観るまで信じなかった。世の中にはまだまだ信じられないようなことっていっぱいあると思う。
7点(2004-01-17 23:42:23)(笑:1票) (良:1票)
185.  薔薇の名前
意味深なタイトルや重厚な映像に気分的にはかなり盛り上がれたのだが、原作を読まずに観たためかミステリとしてはもう一つ決めてに欠ける気がした。謎解きの面白さより、雰囲気を味わう作品かな、という印象がある。今世紀最大の謎、みたいなフレコミだったせいかどうしても空振り感は否めなかった。ただし中世の修道院といういかにもミステリアスな雰囲気や、全体の運びは決して退屈しなかったので、あくまでもコスプレとしては楽しめたと思う。この映画で初めてクリスチャン・スレイターを観た時に瞬間的に感じたのは、こんなにクセの強い、他では絶対に使い物にならない子供を引っ張り出して来て若者の人生を台無しにする、というハリウッドへの激しい怒りであった。ところがどっこい、ちゃんと生き延びたばかりでなくキレた主人公から背景と見分けのつかない脇役まで幅広く演じ始めた時には己の見る目の無さをはっきり自覚したものである。この頃の彼は頬がコケていて可愛かったデスネー。
8点(2004-01-17 23:30:09)(良:1票)
186.  ジャスティス(2002・ブルース・ウィリス主演)
ジャンルが微妙に混乱しているので、何がやりたいんだかよくわからなくなりました。個人的にはブルース・ウィリスってみっともないぐらいがちょうどいいと思っているので、この作品の彼はちょっとカッコ良すぎて笑ってしまいますね。全員に微妙な後ろめたさを抱えているという点でハリウッド流勧善懲悪主義から一歩外れた目新しさはありますが、入れ物が思いっきりハリウッド大作だったりするので、全体としてまとめ切れてない印象が強いです。が、これだけ散漫なネタを寄せ集めてピンポイントでいい味出してしまった上、物語がどこを目指しているのか皆目読めないという妙なサスペンスが生まれてしまい、結果的にズレた面白さが発生してしまった気がします。戦争、ナチス、収容所、殺人、人種差別、権威主義、法廷、正義、必要悪、結束、友情、アメリカ万歳、ドンパチ・・・これだけの要素を詰め込もうと思った心意気はある意味スゴイのかも。ミックスフライ定食を頼んだら天ぷらやから揚げまでついて来ちゃった感じですね。食いしん坊な私はボリュームだけで満足してしまいましたが。
8点(2004-01-17 15:01:21)
187.  ユーズド・カー
私にとってはゼメキスって、実はこれぐらいのスケール感で最も手腕を発揮する人です。最近の暴走ぶりは気恥ずかしいくらい。こういう予算とスケールの作品ほど、プロットと演出で勝負するしかなかったりするので、「おもしろかった」と言わせるのがすごく難しい線なんですよね。最近見直してないので少し古びたかも知れないですが、初めて見た時には率直に「すげ~」と思いましたよ。どうもこの辺を観てしまっていると、いつまでもカート・ラッセルが大物に見えないのが困りモノですが。ラストで中古車並べてガーッと走るあの爽快感はなかなかのものです。優秀なコメディだったと思います。
8点(2004-01-17 14:51:01)
188.  フロム・ザ・ダークサイド/三つの闇の物語
一時期流行った小粒ホラーのオムニバス作品の中では、チープさと顔ぶれの地味豪華さで一線を引く作品。ナビゲーター役に元ブロンディのデボラ・ハリー、さりげなく普通の高校生にクリスチャン・スレイターやスティーブ・ブシェミ、こういうワケのわからないメンバーで描かれるのがいかにもなベタベタのホラー小話。ミイラが出た!とかミもフタもないエピソードばかりなんだけど、ハナからカウチポテトしか相手にしてないためヘタな気負いもなく非常に的を得た仕上がりであるとは言える。真剣に向かい合うような作品ではないけど、ハロウィンパーティのBGVなんかにはもって来いの一作ではないかと思います。「ほらほら、これブシェミ~」「ホントだ~」なんてノリで楽しむのが吉。
7点(2004-01-17 11:49:26)
189.  サイゴン
「プラトーン」で一躍世界の脚光を浴びたウィレム・デフォーのオスカーノミネ後第一作と考えれば、再びベトナムで活躍する正義と苦悩のデフォーが見たいぞ、という世の中の期待は充分に満たした作品と言える。純然たるB級サスペンス+異国情緒の香りづけは当時の一つの流行りでもあり、「プラトーン」で憤死したエリアス軍曹のもう一つの活躍という以外ほとんど見るべきものもないのだが、あ~エリアス軍曹元気でやってるじゃん。という妙な救いが感じられてファンにはけっこう嬉しい作品。やはり85年の「ホワイト・ナイツ」でプチブレイクしたグレゴリー・ハインズとのカップリングというのも、いかにも季節モノ企画モノという開き直りが感じられてむしろ清々しくさえ思える。終戦直後のサイゴンで起きる軍幹部絡みの殺人事件を探る捜査官と、現地でボランティア活動に励む美しすぎるヨーロッパ人尼僧との恋、安っぽい仕掛け満載の究極のB級サスペンス。ヘタな重厚感や大作フレーバーをまぶさなかったという点で、個人的には非常に高く評価したい。
7点(2004-01-17 11:43:10)
190.  ライト・スリーパー
「俺の運は尽きたのか?」自問自答を繰り返しながら、占い師にまで頼るようになった中年の麻薬密売人が、仲間と仕事と愛する女の全てを失おうとする数日間を淡々とシビアに描いたポール・シュレイダーの最高傑作。人生の大半を無為に過ごし、裏社会と手を切りたいと願いながらもそこにしか居場所を見つけられない男は、過去を愛することも打ち捨てることもできず、存在することへの意義を何ひとつ見出せずにいる。別れた妻の留守番電話のメッセージを、ラジカセを抱えて何度も何度も繰り返し聞き続けるデフォーの背中がいい。38歳、人生をやり直せるデッドラインを三歩踏み越えた男の嗚咽が、静かに、だが例えようのない迫力で美しい映像の下から漏れ伝わって来る。浮き沈みの激しいポール・シュレイダー組だが、この作品では全員があ・うんの呼吸でここでしか描き出せない空気を伝える。それぞれが完璧に居るべき場所を見つけている、ファミリーならではの結束の固さが独特の雰囲気を漂わせることに成功した。地味ながら珠玉の傑作と言って良い。何度観ても、珍しいくらい飽きの来ない作品でもある。
9点(2004-01-16 23:55:23)
191.  ディープ・インパクト(1998)
今頃になってこんな映画を観ている私も私だが、公開当時の著しくアタマ悪そうな宣伝と評判に全く食指が湧かなかったのは事実。実際手に取ってみたらたかだか5年でこうまで古臭くなってしまうものかと驚き、使い捨てられて行く娯楽作品の運命を見た気がした。仕掛けとしては既に目新しさはまったくないのだが、空前絶後のスケール感の中で、異常とも思える豪華スターキャストを揃えた上、個々の家族関係を丁寧に描き出したことで正統派たらんとする作り手の信念が感じられて快かった。あまりにも人間関係を丁寧に描きすぎたため、ところどころでSF超大作を見ているのか「ペイ・フォワード」を見ているのかよくわからなくなったりしたが、それはそれで一つのノリが形成されており大きな違和感にはつながらないのが凄い。子役出身のイライジャ・ウッドがこういう風に要所要所でタイミング良くおもしろい役に当たっているのも異常な幸運だと感心。やはりリーリー・ソヴィエスキーの存在感は絶妙で、既に大物ぶりを発揮していますね。ニュースキャスター役のテア・レオーニの衣装が徹頭徹尾ダサかったのがやたら気になりましたが、女性監督が硬派を気どりすぎた結果でしょうか。あのダサさが微妙にリアルではあるんですが、せっかく彩りとして登場する以上はもうちょっとマシなファッションで楽しませて戴きたかったです。特に後半で着たきり雀になっているあの凄いサイズの合わないシャツとワイドパンツ、あの衣装の前にはどんな感動もふっ飛んでしまいます。あれだけでも一見の価値はあると思います。
8点(2004-01-14 07:27:08)(笑:1票)
192.  ミスティック・リバー
遺憾ながら、前評判とは全く裏腹にごく普通の地味なサスペンス映画でしかなかった。映像は重厚、演技陣は優秀、シナリオも良く練り込まれていて何一つ問題はないのだが、美しすぎる映像と音楽、演技者達の演技の素晴らしさにストーリーが全然追い付いていない違和感が大きい。これだけの重厚感で盛り上げておきながら、あのオチはないだろう、というのが率直な感想。のっけからショーン・ペンの絶叫する「She's my daughter!」に涙を絞り取られ、予告編で何度も観たはずのティム・ロビンスの苦悩に振り回され、マーシャ・ゲイ・ハーデンの混乱に翻弄され、実に役者の存在感が際立つ作品なのであるが、後に残されるのは人生観もへったくれもないベタベタのミステリー。要するに偶然が巻き起こす運命のいたずらについて、過去を仮定法で回顧する形で「誰の身にも起こり得たこと」として描きたかった意図はわからなくもないが、物語のたどり着く結論が結局人生を変え得るのは教育でしかないという言われ尽くしたメッセージであることの不毛さに脱力した。前半の展開の速さに、「スリーパーズ」の失敗をここで是正しようとしているのかな、という妙な納得はあったが、「スリーパーズ」で児童虐待に励んでいたケビン・ベーコンに、大学教育によって低所得層からの脱出を果たした「勝ち組」を割り振ったのは冗談としか考えられない。クリント・イーストウッド御大は既に1作1作を遺作のつもりで撮っているのに違いないし、それだけの気迫の込められた作品ではある。限りなく良い評価をされる可能性の高い作品だし、おそらく賞レースでも沢山の賞を手にするだろうが、御大と呼ばれるほどの巨匠になってから傑作をモノにする監督が極めて少ないのもまた事実である。イーストウッドよ、誰もあなたに厳しいことが言えない状況は理解できる。でもあなたは決してハリウッドを一括している場合ではないと思うよ。私はあなたのファンです。
6点(2004-01-13 06:44:41)(良:4票)
193.  古畑任三郎スペシャル すべて閣下の仕業 <TVM>
久しぶりに古畑任三郎が観れる、ってだけで点が甘くなっちゃうところがあるんですよね。まあ、任三郎の元気な姿が拝めたからいっか、みたいな。今泉君の不在はたしかにえらく寂しかったですね。彼も任三郎を袖にするほどエラくなってしまったんでしょうか。かつてこの作品でスターダムにのし上がったにしてはあまりにも寂しい展開ですね。全体的に懐古趣味でしかあり得ないのでディテールは大目に見ますが、ラストのオチもシリーズポリシーに違反してる気がするし、個人的には「これで本当におしまいかよ。寂しいぞ~~~」と泣いた第2シリーズの最終回で終わっておいた方がポイント高かったです。これ以上やってるとドリフの大爆笑ノリになって行く気がする。古畑任三郎とルパン三世は、会いたいな~、と懐かしがってるぐらいがちょうどいいんです。
6点(2004-01-12 15:00:35)
194.  ビリー・バスゲイト
全体的にまとめ切れてない散漫なイメージが。D.ホフマンはキレまくってて大物の威厳のカケラもないし、あれじゃ末端のチンピラですよ。どう考えてもチンピラ役のブシェミに食われちゃってるようじゃダメでしょう。ニコールの悪女ぶりも中途半端な感じだし、やけに脱ぎっぷりがいいわりには濡れ場もナシ。トゥッチのああいう役って初めて見たんですが彼は怖いですね。どうでもいいけどこの作品のD.ホフマンって、ちょび髭を剃り落としたアドルフ・ヒトラーにそっくりですね。唯一、ブシェミが珍しくシリアスに徹しているのと、同じく珍しく(初めて見る)正面からのアップがあるので3点。完全に空振りました。
3点(2004-01-12 10:56:13)
195.  スフィア
すいません。ごめんなさい。うっかり楽しんでしまいました。これ面白かったっていう意見をほとんど聞いたことがないんですけど。しかも超苦手のバリー・レビンソンなんですけど。ものすごく相性の悪いダスティン・ホフマンも出てるんですけど、なんであんなに面白かったんだろう?思うに、あまりにも期待値が低すぎたのが勝因なんじゃないですかね。もう全然最悪で、箸にも棒にもかからないような作品を期待してしまったら、意外と良いところもあった、みたいな。よくよく考えたらサミュエル・L・ジャクソンのつるっぱげぐらいしか観るべきもののない映画なんですが、海底施設内でのドンパチとか、けっこう大喜びしてしまいました。つまりこの映画を楽しむためには、まず「みんなのレビュー」をよく読んで、思いっきりサイテーの映画を想像してから観るのが良いのですね。そうすると「おやっ?」と思えるかもしれない、という仕組み。DVDがあまりにも可哀相な値段で売られていたので思わず買ってしまいましたよ。私ってサイテーなヤツですね。 【補足】昨日見返しててふと気づいたのですが、最初に出て来るヘリコプターの操縦士がヒューイ・ルイスでした。何やってんだ。
8点(2004-01-11 15:19:18)(笑:1票)
196.  シンプル・プラン
着想が素晴らしかっただけに実に惜しい出来だったが、ところどころでブラックな笑いが効果を発していたので個人的にはけっこう気に入りました。もうちょっと突出したものを期待していたのですが、あとちょっとのところでこじんまりとまとまってしまいましたね。でも乳飲み子を抱えてブキミな冷徹ぶりを発揮するブリジット・フォンダとか、腹黒い見どころはけっこうありました。あまりシリアスなものを期待せず、ハズしたブラックコメディだと思って観た方が楽しめると思います。でもハズし方が微妙にズレてたんですよね・・・本当に惜しい。つーかサム・ライミさん、アナタがコーエン兄弟の焼き直しをやってどうする。
6点(2004-01-11 15:15:02)(良:1票)
197.  花園の迷宮
これねえ、バカつまんないんだけど私はけっこう好きでしたね。耽美主義と言い張るには美しさに欠けるし、ミステリーとしては破綻しまくり、あるのはもうただひたすらノスタルジーのみ、という内容なんですけど。たぶん内田裕也の背中に弱いんだナ。内田裕也ってある種の女性にはどうしようもなく魅力的だったりするのですが残念ながら不特定多数にウケるタイプではないと思うので、裕也さん好きっ!っていうアホ以外はこれ見ても苦痛以外の何物でもないと思います。私は裕也さん好きっ!派なのでこの映画は嫌いなんだけど妙に好きです。つまんなさが芸になってるし。映像的にも日本映画にありがちな一人よがりの思い込み系、大物がやったら「スタイリッシュ」と言われかねないアレです。でもこういう突き抜けたこだわりを感じる映像って最近ではなかなか観られないので私はけっこう好きです。
5点(2004-01-11 13:23:41)
198.  コクーン2/遥かなる地球
前作に心酔しちゃって、あの感動をもう一度!とか素直に思ってしまった私のような者ならともかく、そうでない人には特にお勧めはできません。が、前作のコンセプトは見事に引き継ぎ、かつてないほどベタな焼き直しをやっているので、前作の余韻としては充分に楽しめる内容ではあると思います。それ以上のものをわざわざ期待する人もいないと思うのだけど、まあこのぐらいでいいんじゃないですか。
6点(2004-01-11 13:17:19)
199.  告発の行方
作品そのものよりも、前評判の方が衝撃的すぎて本編の方はちょっと小ぢんまりしてしまった感じ。この作品に出るまでのジョディ・フォスターがいかに追い詰められていたかを知っている年代にとっては、起死回生のチャンスに賭けたジョディの捨て身の体当たりが痛々しくてちょっと見ていられないものがあった。話は暗いし、後味もよろしくない。結果的に、ジョディ・フォスターという女優が生き残れたからこその価値はあっても、それ以上のものはほとんど何もないと言って良いと思う。
6点(2004-01-11 13:14:39)
200.  ミスティック・ピザ
田舎町を舞台にした人間模様を淡々と描くのが当時の流行りでもあったわけで、そういう中では突出したところもないけど普通に上手くまとめた無難な作品ではあると思います。ジュリア・ロバーツはやっぱりこの後ブレイクする要素は充分あったと思いますし、ほとんどエキストラ並みの扱われ方だったマット・デイモンとか顔ぶれはさりげなく地味豪華です。なんとなく地味で穏やかでちょっぴり心暖まりたい時にはこういうのも良いのではないでしょうか。はっきり言って女性向けだと思います。「フライド・グリーントマト」とか「マグノリアの花たち」とか、あのへんが好きな方なら見ておいて損はないと思います。
8点(2004-01-11 13:10:38)
0121.86%
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4304.64%
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