181. 書見機
《ネタバレ》 書見機とは何ぞやと思いながら見ていたら、なるほどそういう事かと理解した。 寺山修司の他の短編に比べると比較的見やすい内容ではあるが、本作には変態性、気色の悪さというものはないので、刺激が無く少々眠たくはなるかも。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-10-20 16:57:20) |
182. 蝶服記
《ネタバレ》 会員制変態パーティの様子を描いたらこうなりました的な内容。 気持ちの悪いオッサンの顔がペチャンコになるシーンが夢に出そうなので減点、更には本作でも下半身モロ出しがあったので減点。 総じて気色悪い作品ということで2点が妥当かと。 [インターネット(邦画)] 2点(2024-10-20 16:29:04) |
183. ジャンケン戦争
《ネタバレ》 幾つかの不快ポイントはあったものの、終盤で展開される「半ケツ」で爆笑できたので良かったのかな。 しかしゲシュタポ側の膝や太ももにある黒い斑点はなんだ?クソ気持ち悪いぞ。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-10-20 16:08:30) |
184. 果てなき船路
《ネタバレ》 ジョン・ウェインはデブったオッサンのイメージしかなかったので驚いた。 なんと、とても若いではないか! しかもカッコいいぞ。 いくつかのエピソードが次々と出てきて、まるで連続ドラマの様な構成。 話としては特別面白くもなく、かといって極端につまらない訳でもなく、いたって平凡な内容だった。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-10-19 23:33:04) |
185. 迷宮譚
《ネタバレ》 同じ寺山修司の『疱瘡譚』に比べるといくらかコンパクトで見やすいし、少なくとも見ていて不快感はない。 迷宮というか、どこでもドアを持ち歩くだけの内容。 スタッフもキャストも『疱瘡譚』とほぼ同じで、連続して見ると目新しさは全くない。 奇抜なアイデアも似たのを繰り返しているのでマンネリ感すらある。 しかし『疱瘡譚』『迷宮譚』と連続して鑑賞すると、もはやお腹いっぱいである。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-10-19 14:13:15) |
186. 疱瘡譚
《ネタバレ》 よく分からない内容なので5点にしようかと思ったが、ナメクジ、いやカタツムリか、どちらでも大して変わらないが画面にドアップで這っているのが気持ち悪いのと、汚い歯磨きシーンの延々垂れ流しヨダレ垂れ流しにゲンナリしたので0点で。 あとアートだからか知らないが下半身丸出しも不快なので、それも合わせて文句なしの0点でよろしいかと。 [インターネット(邦画)] 0点(2024-10-19 13:45:33) |
187. 待つには遠すぎた初恋
《ネタバレ》 ヤバい、女のコの揺れ動く心の機微が分からなかった。 おまけに同性愛かどうかすらも気付けず。 わたしはどうやらこの短編に向いてないらしい。 [インターネット(邦画)] 2点(2024-10-17 20:13:57) |
188. そのままの君で
《ネタバレ》 ずっと今の環境が続くと思っていたとか、いつまでもそのままの君でいてとか、そんなはずあるわけないだろ!とツッコミを入れたくなるセリフの数々で、到底共感はできない。 おまけに騒音やらBGMやらで、セリフが終始聞き取りづらいのも難点。 若き女流監督のその将来性には期待薄かもしれない。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-10-17 19:49:33) |
189. 果しなき欲望
《ネタバレ》 欲望が渦巻く中、地下に穴を掘り進めていく土方的サスペンス。 感心したのはよくもまあ、あの距離を真っ直ぐに掘り進めるなあと。 キャラの立った登場人物達に、終盤の怒涛の展開となかなか緊張感はあるものの、全員が死ぬ展開はさすがに無理があるし都合が良すぎる。 戦時中にお宝を隠しておき、その十年後にそれを探し当てて一攫千金を狙うという設定は面白いけどね。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-10-17 13:12:38) |
190. 凱里ブルース
《ネタバレ》 ビー・ガン監督作品を初鑑賞。 これは頭がクラクラするくらいヤバい。 時間軸がゆがんだSF映画的雰囲気。 40分の長回しも凄いけど、それ以上にうねる様な透明感のある映像も凄い。 ゴダール映画のような理解不能な詩が何度も出てくる。 この詩で見る者を混乱させておいて、時間軸をひねられ、こちらは頭をクラクラさせられる。 まるで薬物でトリップしているかのように。 悪夢を見ているようでたまったものではないが、この監督の映像はクセになる感触があり、この監督の別の作品も見てみたい気分になった。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-10-14 18:11:08) |
191. ドラえもん アニバーサリー25
《ネタバレ》 確かにおっしゃる通りYouTubeで見ることができた。 今までのドラえもん映画総集編的な内容で、一時代の終わりを感じる内容。 小さい頃親に連れられて、今は亡き新宿歌舞伎町コマ劇広場の一角にある映画館で、『のび太の恐竜』とか『のび太の海底鬼岩城』とか見たなあ。 あの頃の記憶がよみがえる。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-10-14 09:01:41) |
192. 雨粒の小さな歴史
《ネタバレ》 主演の女性、目元が開き過ぎていて気持ちが悪く、よく分からないストーリーも手伝って、あまりのめり込むことは出来なかった。 この方、目元が気持ち悪いだけでなく、とにかく爽やかさがない、若さも足りない気がした。 かたや、ラストの盛り上げ方はなかなかに良い。 自己紹介の文言を主演の女性が繰り返ししゃべり、音楽がそれを盛り上げる。 このラストシーン、主演の女性の熱演が印象深い。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-10-13 21:03:48) |
193. かたつむり
《ネタバレ》 次々と巻き起こる騒動の発想がぶっ飛んでいる。 どうやっても元気にならない野菜に、涙をかけたら元気になったので、たまねぎや謎のドクロを使って涙を誘発し、野菜を育てまくる。 この時点でアングリと口が開いてもうた! まさに驚愕の展開の数々。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-10-13 09:11:50) |
194. ペン偽らず 暴力の街
《ネタバレ》 地方議員が警察や暴力団と手を組み私腹を肥やす。 こんな時代があったのか。 いや、このような市民運動があり、このような映画があったからこそ、それらは昔に比べて少なくとも目には見えなくなったんだろう。 その意味でこの作品は社会的意義がある。 一方で三島雅夫の熟練された悪役の演技、これも特筆すべきだろう。 権力と金にまみれた汚い男を実に痛快に演じている。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-10-12 20:30:48) |
195. 忘れられた人々
《ネタバレ》 ハイボよりも共犯のペドロの方がよっぽど酷い目に遭っている。 ハイボは最後撃たれて終わりで済んだが、ペドロは散々ハイボに苦しまされた上に殺された。 なんだかバランスが悪い。 最初は被害者だと思われた盲目の大道芸人が実はかなりイヤらしい人間だったりとか、最初は子どもが悪いように描いておいて実はその子どもたちに愛情を与えなかった親も悪いとか、そもそも貧困が元凶だとか、何かを一方的に悪とはせず物事を多面的に描き出しているのが興味深い。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-10-11 20:53:34) |
196. 内回りの二人
《ネタバレ》 東京都心の夜を散歩する話で、題材的には超好みなんだけど、男女二人の出会いに全くリアリティがないのが残念。 映像は凡庸だが、音楽はなかなかに良い。 それと、変わりゆく渋谷の街風景をおさめたのは価値がある。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-10-09 20:13:12) |
197. Bico
《ネタバレ》 こんな村には行きたくないなと感じてしまった。 出てきた婆ちゃんたちが、素朴すぎて人間味の薄そうな、中身の無さそうな人物に見えてしまった。 寒そうだし、なんか嫌なんだよな… [インターネット(字幕)] 3点(2024-10-08 21:57:25) |
198. メランコリア
《ネタバレ》 とても楽しめた。 この世の終わりに際し、日頃のリア充は大パニック、逆に世を憂うキルスティン・ダンストは至極冷静。 この対比と皮肉が面白い。 日頃は不調でも、いざという時は強いんだ。 そう、人生は何事もトレードオフの関係にある。 今ある自分を何ら嘆くことはない。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-10-08 20:04:40) |
199. 女優ナナ(1926)
《ネタバレ》 3時間近いサイレント映画とあって、見るのにえらい気合いと体力を使った。 少しずつ見進めて、見終えるのに3日を要した。 話はかなり分かりやすくて、演出に対しての抵抗感はなかった。 抵抗を感じたのはナナの外見に対してだった。 目の色が薄くてそれがモノクロ映像で浮き上がり、まるで白目を剥いているように見える。 つまり気持ちが悪い。 サイレント映画の演出とはいえ、立ち振る舞いも大げさで、こちらのテンションは落ちる。 時代とはいえ、脇毛ボーボーも見ていて気持ちの良いものではない。 ナナに人生を狂わされた男たちの話だけに、このナナの外見の気持ち悪さは重大な問題だ。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-10-06 14:07:20) |
200. イメージの本
《ネタバレ》 この作品に限らず、ゴダールの作品を沢山見てきて感じることは、ゴダールは戦争が大好きだということ。 戦争や革命や暴力や拷問、そういったことが大好きなんだろう、本作に限らずしつこく描き出してくる。 理解しにくい言葉の洪水で、何度巻き戻してゴダールの言葉に耳を傾けても、その言葉の数々は理解に至らない。 そもそもゴダールは、見ている人が理解できるように作っていないのではないか。 ゴダールは映画に対する常識を覆すことに力を注いできた。 映画とはこうあるべきという常識に囚われることなく、独自の映画表現を貫いてきた。 理解することは難しくても、それを見て感じることに意義と価値がある。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-10-04 09:46:06) |