201. ヴァンパイア/最期の聖戦
《ネタバレ》 ジョン・カーペンター監督の西部劇魂が炸裂した、バイオレンス・ホラーの快作。始末屋スレイヤーズと凶暴なヴァンパイア軍団との仁義なき戦い。特に序盤の吸血鬼退治→ヴァレックの逆襲までの流れが素晴らしい。素手で人間を真っ二つに引き裂くなど、スプラッター描写も抜かりはない。クライマックスはやや腰砕けな展開だが、エンディングにおける男同士の友情には泣ける。これぞカーペンターが描く漢(おとこ)の美学よ。 [DVD(吹替)] 5点(2011-10-21 21:07:20) |
202. フル・コンタクト
内容はよくある復讐ものだが、リンゴ・ラム監督らしいハード・バイオレンスに圧倒される。サイモン・ヤムとアンソニー・ウォンという濃い顔合わせが実現。チョウ・ユンファの角刈り姿も拝める。 [DVD(吹替)] 5点(2011-07-01 21:10:49) |
203. フル・ブラッド
《ネタバレ》 ハードっぽいタイトルとは裏腹に、アクション控え目のファンタジー・ラブコメディ。少林寺に潜入したCIAのチョウ・ユンファが、国宝の超能力少女と恋に落ちるというもの。見所は『キル・ビル』にも出ていたゴードン・リュウとの共演か? [DVD(吹替)] 5点(2011-06-29 19:07:53) |
204. チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2
《ネタバレ》 前作に輪をかけてハチャメチャなストーリーはもう笑うしかないが、これがなかなか香港映画らしい娯楽大作になっており、飽きさせない。都合が悪くなると大仏に変身する僧侶なんか最高(笑)相変わらずお綺麗なジョイ・ウォンと初々しいミシェル・リーの姉妹役も目の保養になる。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-17 21:35:09) |
205. 裸のランチ
《ネタバレ》 以前にも二度ほどチャレンジした映画なのだが、最近クローネンバーグの作品をおさらいしていたこともあり、久々に鑑賞。やっぱり理解不能だわ。もっとも、麻薬中毒者の脳内世界をありのまま映像化しただけなのだから、凡人には理解できるわけもなく…。ゴキブリ型タイプライター(声が渋い)などはいかにもクローネンバーグらしいグロさで観ていて楽しいのだが、やはりストーリーを理解できないのはちょっとつらい。 [DVD(字幕)] 5点(2010-02-08 07:20:07) |
206. クラッシュ(1996)
ここまで登場人物に感情移入できない映画も珍しいのではないか?しかも、クラッシュ中毒者の全員が全員、まるで屍躰のように虚ろな表情をしている。性交をしている時でさえ、一切の感情や体温を感じられない。死と性(生)が交わる交通事故の瞬間に焦点を当てたのはいかにもクローネンバーグらしく(原作はJ・G・バラード)、特に下肢装具でサイボーグ化したロザンナ・アークェットのフェティッシュなエロティックさはその極み(脚の傷口のデザインがもろ女性器)。全編、交通事故とセックスシーンしかないという奇妙な作品。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-26 19:39:25) |
207. 沈黙の戦艦
何か意外と評価が高いような気がするが、セガール映画では面白い方か…。とは言え、『ダイ・ハード』丸パクリのストーリーに無敵のセガールがただひたすら敵をなぎ倒す様を観ていても、何の緊迫感もなく、その余りにユルい展開はアクション映画としては致命的。『逃亡者』でブレイクする前のトミー・リー・ジョーンズのロックスター(?)姿を拝めるという特典はある。ゲーリー・ビジーの女装もね。 [ブルーレイ(吹替)] 5点(2010-01-07 19:19:21) |
208. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
《ネタバレ》 「ワールド・イズ・ノット・イナフ(世界だけでは充分でない)」とは、ボンド家の家訓。敵役にロバート・カーライル、ヒロインにソフィー・マルソーと、最高の布陣で臨んだブロスナン・ボンドの3作目。期待値が高かったが、どうもブロスナンのシリーズは緊迫感に欠け、途中で眠くなる。痛みを感じないというレナードの設定もあまり活かしきれていない。シリーズ最強の敵になり得るキャラクターだったのに、残念。裏切り者のエレクトラをボンドが自ら撃ち殺すというのはかなり衝撃的だった。ボンドがただ甘いだけではない、殺しのライセンスをもったスパイだということを再認識させられた。 [DVD(吹替)] 5点(2009-06-21 12:27:28) |
209. リーサル・ウェポン3
《ネタバレ》 このシリーズでは一番よく観ている(テレビでよくやってるから)が、シリーズ中一番つまらない。アクションは派手だし笑えるが、今回はリッグスの「怒り」が足りないような気がする。それと言うのも、敵のキャラクター性が乏しいからだ。銃の横流しをしている元警官とは、前作から見るとかなりスケールダウンした悪役だ。リッグス、マータフ共にあまり絶体絶命の危機に陥らないのもマイナスポイント。 [DVD(吹替)] 5点(2009-01-10 07:23:02) |
210. らせん
《ネタバレ》 『リング』のテンションで観たら痛い目に遭うが、「呪いのビデオ」解決篇としては悪くない出来。前作では「呪い」の一言で片付けられていた現象を科学的に解明しようとする試みは面白く、「ウィルスによる人類の進化」というテーマも意外性があって良かった。前作は死ぬこと自体が恐怖だったが、今回は生き残ってしまった者たちの苦悩が描かれる。佐藤浩市の演技に助けられている部分は大いにあるが、「Jホラー」ブームの今だからこそ、再評価されるべき作品。 [DVD(邦画)] 5点(2008-06-17 21:55:42) |
211. エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS
《ネタバレ》 吉野きみ佳のパンチラ、ブラチラに萌える。菅野美穂の高笑いもグッド。 [DVD(邦画)] 5点(2008-06-17 21:41:27) |
212. 富江 tomie
《ネタバレ》 ここでの評価、相当低いようですが、そんなに悪い出来だとは思わなかった。田口トモロヲの刑事同様、観ているこちらも富江の魔性に取り憑かれ、破滅すると分かっていても彼女に会いたくなってしまう。バラバラにしても死なない富江を、桟橋で燃やしてしまうラストシーンが印象的。あの画は綺麗だな。菅野美穂はホラー映画がよく似合う。 [DVD(邦画)] 5点(2008-06-17 21:31:24) |
213. プレタポルテ
《ネタバレ》 最後のヌードショー以外は、正直言って退屈。ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの『ひまわり』パロディはまあまあ楽しめた。あと、終始犬のう○こが出てくるので、食事中は鑑賞を避けたい。美醜の対比ということなんだろうけど、ややあざといです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-01-18 09:09:37) |
214. ボディ・スナッチャーズ
《ネタバレ》 DVDが500円で売っていたので、思わず買ってしまいました。ガブリエル・アンウォーが裸になるシーンは巻き戻してもう一回観ました…。 [DVD(字幕)] 5点(2007-11-06 17:09:11)(良:1票) |
215. バットマン・フォーエヴァー
バートンの手を離れ、がらりと趣向を変えたバットマン。監督の交代は失敗だったと言わざるを得ない。トミー・リーが頑張っていた。 [ビデオ(吹替)] 5点(2007-10-30 06:38:35) |
216. キャンディマン(1992)
主役(?)でもあるキャンディマンにあまり存在感は感じられないものの、ヒロインが泥沼に嵌まっていく様が何とも凄い。もしかしたら全ては彼女の妄想の産物かもしれない、というサイコ・サスペンス仕立てのところが、80年代のスプラッター・ホラーとは一線を画している。ヴァージニア・マドセンは悪女のイメージが強かったが、このような被害者型のヒロインも演じられるのだと知り、幅の広い女優なのだと思った。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-21 16:31:26) |
217. ゴールデンボーイ(1998)
《ネタバレ》 原作のラストも狂っていて良かったが、こちらの方が後を引く怖さがある。邪悪で頭の良い人間が権力を持つことほど怖いものはない。少年が後のヒトラーとなるのは想像に難くない。キング原作の映画化の中でも衝撃の一作。 [DVD(吹替)] 5点(2007-09-11 17:54:18) |
218. スティーブン・キング/ランゴリアーズ<TVM>
《ネタバレ》 結構好きですよ。ストーリーがしっかりしているので、観ていて飽きない。最後のランゴリアーズの登場にはビックリですが…TV作品なのであれが限界かと(むしろ視覚化しない方が良かったと思うが)。デビッド・モースも出てるし、女の子が可愛かったな。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-11 17:41:38) |
219. シーズ・ソー・ラヴリー
《ネタバレ》 ことあるごとに「金持ってないんだけど…」と正直に白状するショーン・ペンが可笑しい。で、周りの人たちも何故かとっても親切。やはり凄いのはペンの演技で、どのようなアプローチでこの役を演じたのだろうか(『アイ・アム・サム』より断然凄い)。まるで天使のような男なのだ。内容はもう目茶苦茶で、ラストは呆気に取られること請け合いだが、そこには世間一般のモラルを超えた何かがあると思う。大体、平気で人を殺しまくるアメリカ映画界にあって、元の旦那と駆け落ちするぐらい、そんなに目クジラ立てるようなことではないのかもしれない(実際には嫌だけどね)。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-12 22:37:56) |
220. シティーハンター(1993)
《ネタバレ》 『シティ-ハンター』の実写映画化として観たらかなりヒドイが、いつものジャッキー映画のノリで観たらそこそこイケる出来。ジャッキー、ジョイ・ウォン、レオン・ライと、出演陣も豪華。中盤以降は海上版『ダイ・ハード』の展開で、真面目に作れば傑作になったかもしれないのに、とんねるずとかストⅡとか、何故か日本のカルチャーを無理矢理詰め込んで訳分からなくなっている(ジャッキーが突如ストⅡの春麗になって戦うシュールな映像は目に焼きついて離れない)。でもこのごった煮感覚が、バリー・ウォンらしいというか、香港映画らしく、楽しんだ者勝ちということで。ちゃんと100tハンマーも出てくる(笑) [DVD(吹替)] 4点(2013-04-10 15:10:02) |