221. ボウリング・フォー・コロンバイン
ムーア監督がカメラ片手に、もっとパワフルに銃社会の核心をついていく作品だと思いきや、語り口は実に滑らか。徹底討論で熱くなるというよりも、資料を次々と提示して「○○ですがどう思いますか?」と穏やかに語りかけるタイプのドキュメンタリーでした。でも、銃社会に関しては明確な結論など結局は出せないものなんですよね・・・。 7点(2004-06-05 23:50:32) |
222. リトル・ダンサー
最初はビリーの視点で物語を観ていたのですが、スト破りのあたりから親父さんに感情移入して、それ以降は親父さんの視点で物語を観てしまいました(苦笑)。ビリーの合格を知った直後の坂道ダッシュ(?)が最高。ストーリーとしては、ちょっと先が読めるところがあるものの、家族の本音や心の移り変わり、労働者階級の貧困などを上手く盛り込んでいた良作だと思います。 7点(2004-06-05 23:39:15) |
223. WXIII 機動警察パトレイバー
捜査モノとして刑事ドラマの視点で見ていけばそれなりに面白いのだが、タイトルをでかでかと掲げているのに出番はほんの数分しかない(しかも、ただ戦ってるだけ)パトレイバーに納得がいかないのでこの点数。原作つきとはいえ、レイバーなしでも十分魅せられる作品だと思うが、この冠をつけなければ集客はもっと落ちただろうし、やはりブランドイメージは重要なんだろうな。 5点(2004-06-05 01:48:01) |
224. 踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2
インターナショナル版と銘打っているものの、通常版とほとんど変わらない内容(音はちょっと迫力があったけど)。本筋以外で目立って変わったところといえば、スリーアミーゴスの出番が極端に減っているあたり。この辺はまあ許せるんだけど、和久さんと吉田副総監の長い会話シーンまで削るのはどうかと思う。あれがあってこそラストの和久さんが青島と室井にかける言葉に繋がると思うのだが・・・。 5点(2004-06-05 01:37:13)(良:1票) |
225. ロード・オブ・ザ・リング
観終わった直後の感想は「長い!」に尽きる。でも、長いなりにちゃんとまとまっているし、何より次作も観たくなってしまうような幕引き。それにしてもフロドは守られまくる主人公なんだなぁ。 7点(2004-06-02 23:15:11) |
226. スパニッシュ・アパートメント
《ネタバレ》 青春モノと思いきや意外とコメディタッチ。新しいエピソードが次々と展開されていって、継続性があるのは主人公と知り合いの奥さんとの不倫関係ぐらい。ラストで物書きになる!という唐突な展開には驚かされたけど、その辺の伏線は最初にちらっと出てくるだけだったと思うので、もっと本筋に絡めてほしかった。一本の映画にするよりも、1クールぐらいのドラマとして観てみたい作品。 7点(2004-06-02 23:02:16) |
227. アバウト・シュミット
《ネタバレ》 定年を迎えた途端に人生の意味を失ってしまって途方に暮れる・・・そんな状況とは無縁そうに見えるジャック・ニコルソンがこれをバッチリ演じているのが◎。中盤以降の娘の結婚式までのくだりはちょっと長く感じるが、それを差し引いても7点献上。ラストのシュミット氏の感涙にはこちらもうるっとなりました。 7点(2004-06-02 22:11:59) |
228. パンチドランク・ラブ
音楽も映像もとにかくシュール。でも中身は一直線のラブストーリー。このミスマッチさに逆に好感が持てた。この映画でアダム・サンドラーに注目し始めて他の作品も観たのですが、この作品だけ異色な感じなんですね。 7点(2004-06-02 22:06:38) |
229. ブルース・オールマイティ
ファンタジックでありえない話なんだけど(笑)、ジム・キャリーの顔面演技と合わせて楽しめました。モーガン・フリーマンの神様はハマっていたし、ラストのオチも良かった! 7点(2004-06-02 22:03:35) |
230. グリーンフィンガーズ
《ネタバレ》 主人公以外のキャラの書き込みをもっと増やして、尺を長くしても全く飽きないであろう良い作品。ラストで胸を張って女王陛下に謁見に行く三人の笑顔が最高。 8点(2004-06-02 22:00:40) |
231. みなさん、さようなら(2003)
タイトルに引かれて観に行ったんだけど・・・う~む、イマイチでした。何でも金で物事を解決する息子にも、死が迫ってるのにセックス談義で盛り上がる父親にもどうも共感できず。あと、暗転が何度も使われているのでシーンがブツ切りになった感があり、作品に集中できなかったのも残念。 5点(2004-06-02 21:55:56) |
232. 卒業の朝
《ネタバレ》 期待していた生徒には裏切られ、目をかけていた後輩には要領の良さで先を越される。教師人生でいえばハンダート先生は敗北者なのかもしれない。それでも、彼の貫く教師としての信念や精神は、教え子たちの心の中にきっと刻み込まれて伝わっているのだろう。一筋の希望を見出したラストが良かった。 8点(2004-06-02 21:46:11) |
233. ノー・マンズ・ランド(2001)
「傍観しているのは加勢しているのと同じだ」のセリフが心に突き刺さる、観た後で心に何か引っかかったようなものを感じる作品。 8点(2004-06-02 21:42:36) |
234. スクール・オブ・ロック
ほどほどに期待をして観に行ったのですが、予想以上に物凄く面白かった!JB版「いまを生きる」とも言われているらしい本作ですが、教える相手が小学生だったから成り立つような気もしました(それより上の思春期の世代だと、色々展開がややこしくなりそうだし)。クライマックスのライブは圧巻ですが、それよりも夢を捨てて堅実な生活を続けながらも、やはり根っこはロッカーなデューイのルームメイト・ネッドに共感してしまいました。 9点(2004-06-01 23:58:13) |