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ぐるぐるさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1305
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20066/
ホームページ http://w.livedoor.jp/mushokamondai/
年齢 51歳
メールアドレス gurugurian@hotmail.com
自己紹介 ♪わたしの小さい時 ママにききました

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ

 さきのことなど わからない


 大人になってから あの人にききました

 毎日が幸福に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるさ
 
 さきのことなど わからない


 子供が出来たら そのベビーがききます

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ
 
 さきのことなど わからない ケ・セラ・セラ~


(2010.4.16記)


現在、ダイエットちう。腹筋、割れてるでー。




力を入れると。

(2011.8.28記)


↑ホームページのリンクを「朝鮮学校無償化問題FAQ」に張り替えました。特に「パッチギ!」ファンは、見てね。




これからもよろすく。





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241.  完全なる飼育 愛の40日 《ネタバレ》 
「アタメ!」と連続で鑑賞した「拉致監禁もの」(余談ですが比較してみると共通点や相違点が際立って興味深い)です。さて、まず最初に断っておきたいのだけれど、本人の意思と関わり無く人を拉致監禁するというのは悪いことです。許されない事です。てか、性犯罪を犯した奴は痴漢だろうと暴行だろうと容赦なくチョン切っちゃえばいいじゃん!それが無理ならせめて一生外れない貞操帯をつける位の事をした方がいいぞ、とその種の事件の報道を見る度に思う。ただこれは(実話に基づいているとはいえ)あくまで映画であり、例えば「俺たちに明日はない」と実際の強盗殺人とは区別するのと同じで「寓話」として観るものだと思う。んでこの作品。<以下ネタばれ>終盤、精神的にも肉体的にも結ばれた誘拐犯の男と女子高生は車で「愛の逃避行」を図る。しかし男が外で用を足している間に刑事に見つかってしまう。「逃げて!」と叫ぶヒロイン。しかし男は黙って刑事に近づき、両手を差し出す。静かな、しかし満足げな笑顔を浮かべながら・・・僕はこの顔を見た時ちょっと心が震えた。この話が、実は純粋な“愛”についての物語だと、初めて気づいたから。男のとった手段は(繰り返しになるけれど)道徳的にも法律的にも許される事では勿論無い。しかし彼の行動は「彼女になら、殺されても構わない」と覚悟した程の、文字通り「命懸け」の想いからで、そこには打算はひとかけらも無い。正に自己の存在を賭けた愛。そんな彼の想いがヒロインにも通じ、やがて男を愛するようになる。多分この「愛」は将来性の無い、非建設的、破滅的なもので、もし世の人々がこんな「愛」に突っ走ってしまったら社会秩序は崩壊するだろう。彼女の心境の変化にしても「ストックホルム症候群」という用語で説明・分類されてしまう物なのかもしれない。んでも人間の心とか愛情とかいうのはいくら言葉で説明しても割り切れないような深みがあって、人は時々そんな想い(狂気)に、強く惹きつけられてしまうのかもしれない、と思う・・・ってここまで読んで「そぉか、ラチカンキンすれば真実の愛が得られるのか~」とか思った奴!だからあくまで「寓話」だっつってんだろぉが!もし同じ事やろうとしたら、お前んとこ乗り込むぞ、枝切り鋏持って!・・・ったく。あ、そうそう、この作品でヒロインを演じた深海理絵、確かに台詞はたどたどしかったけど、瞳の強さが印象的でした。
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-03 16:38:47)(良:1票)
242.  恋の門
価値観の多様化、というより細分化が加速化して進む現代。言ってみれば人々の「オタク化」が広まっている時代だと思う(因みにここで言う「オタク」とは、別にマンガやアニメやゲームのそれのみを指すのではなく、個人がそれぞれの趣味嗜好に邁進している、という意味です)。随分前から紅白が視聴率を取れないとか言っているけれど、「それぞれの人が自分の聴きたい音楽(だけ)を聴く」という今の時代にあっては、それも必然。それが良い事か悪い事か、これから時代がどう動いていくのか今の所予想もつかないけど、これからどんどん「自分は自分、他人は他人、隣は何をする人ぞ」という風潮はどんどん広まり、人々は自閉化・自己完結化の方向に進むのだろうなーと思う。んで、この作品。自称「漫画芸術家」の青年とコスプレ大好きOLという設定は、正にそうした時代の象徴のように思える。まるで異なる価値観を持った男女がおずおずと近づき合い、自分と相手のの価値観とどう折り合いをつけていくか、というのは非常に興味深く思えた・・・てか、何かいつの間にか文章硬くなってるな、俺。ま、そんな↑メンド臭い事は置いといても、松尾スズキのユニークな台詞回し(いかにもギャグっぽいのだけでなく、さりげない台詞、例えば恋乃が亡くなったお祖母ちゃんの事をいう台詞とかも楽しい)、それに「歩く異化効果」とでも呼びたくなるような松田龍平の存在感、酒井若菜の「いっちゃった」演技(と、胸の谷間)、無駄に豪華なキャストなど、見所満載。ラストの二人の疾走シーン(余談だけど、門のあのコスプレは、きっと「キン肉マン」のイワオなんだろうな)は馬鹿馬鹿しくも清清しく、感動的。現代的なテーマを題材にしつつ、しっかりエンタテインメントとしても成立させた松尾スズキは、やっぱり凄い。あ、でも唯一の不満は、せっかくキヨシローが出てるのに「気持ちE」の台詞を言わせなかった事。あとは満足。やっぱ「自分」てのは一度は捨てなくちゃいけなくて、でもホントに捨ててはいかんものなんだ、と思いました。
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-01 18:57:47)
243.  真夜中の弥次さん喜多さん
今更こんな事言うのも気恥ずかしいけれど、現代はやっぱ「不安」の時代だ。人々を強く結束させるような強い求心力を持った明確な指針もイデオロギーも思想も宗教もなく、人々はそれぞれ孤立化を深める。そんな中で、例えば超能力や占いのような人知を超えて(?)自分を導いてくれるようなものがもてはやされたりする。また純愛モノを始めとする「泣ける作品」が流行っているのも、「泣く」というプリミティヴな行為で自分を解放し、束の間の「生の実感」を味わいたいが為なのかもしれない。流行と言えば、今お笑いがブーム、とされているけれど、今までのブームと違って「このブームはいつかは終わる」という事を(観客も演じ手も)薄々感づいていて、それでも「ブーム」が感じられている中、半ばヒステリックに騒いでいる、ように思える。んで、この作品の中のどれでも良いけど、例えば板尾創路演じるさっぶい芸人とか、顔も知らないのに清水の次郎長の追っかけをしている女子高生軍団とか、或いは薄っぺらい書き割りのような「現実」とか、どれを取っても非常に「現代的」だと思う。弥次さん喜多さんは最終的に「互いに愛し合うこと」が自分たちにとっての「リヤル」だ、という結論に至ったけれど、んじゃあ、ぼくやあなたたちにとっての「リヤル」はどこにあるんだろう?きっとそれぞれの中の「お伊勢さん」を目指してあがくしか、ないんだよな・・・ってな事を、帰り道に考えながら自転車を走らせた、ぐるぐるさんなのでした。
[映画館(字幕)] 8点(2005-04-28 22:45:04)(良:1票)
244.  お父さんのバックドロップ
なんだかんだ言ってもワタクシは基本的にベタで泣ける映画が好きだ。んでもってぶきっちょでちょっと情けないお父さんが頑張る話もかなり好きだ。「お父さんのバックドロップ」・・・タイトルだけでちょっとウルッと来るではないか(え?来ない?おかしい・・・)。しかも亡くなったお母さん役が奥貫薫で配給がシネカノン・・・と来れば、もうこれは観るしかな~い!まあストーリーはほぼ予想できるけど、それでいいのだ。スネオヘアーのエンディングテーマは爽やかだし、最後に現れるお父さんのでっかいパンツと一雄の小さいパンツが並んで干されているイラストが、何とも微笑ましい。お父さんの描写にもっと力を入れて欲しいとか、ベタベタな「ディープ・オーサカ」を見せて欲しかったとか、文句がないわけではないけれど李監督の今後の活躍に期待を込めて8点。
[DVD(字幕)] 8点(2005-04-22 17:37:26)
245.  偽牧師
まるでO・ヘンリーの短編のような、粋で可愛らしくて、心がほっこりする作品。最後の保安官が良いよなあ。やっぱチャップリンは素敵っす。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-16 16:54:27)
246.  天使のはらわた 赤い教室
以前、漫画家のいしかわじゅんがエッセイで「一昔前、二流、三流のエロ雑誌には、大抵二,三人の元全共闘闘士がいて(つまり、他にいわゆる「まともな就職口」がなかった為)、一種独特の雰囲気を醸し出していた」という意味の事を書いていたのを、この作品の村木を見ていて思い出した。別に彼が学生運動をしていた、などという説明は一切出てこないけれど、仮にそうであってもおかしくないようなやるせなさ、屈折が画面から滲み出ている。そんな、社会の吹き溜まりを這いずるように生きていた彼の前に現れた、ブルーフィルムの女・名美。彼女もまた、暗い過去を背負いながら、這いずって生きている。一度は心を通わせた筈の二人なのに、運命のいたずらによる別離。そしてあまりにも無残な再会。あの、名美のいた場末の店は、世界の果ての風景なのだろうか。切ないという表現では、軽すぎる。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-01 20:28:46)
247.  ドキンちゃんのドキドキカレンダー
「アンパンマン」が、何故これほど長い間子供達に愛されてきたか。大きな理由の一つに、そのキャラクターの魅力が挙げられる。アンパンマン、カレーパンマン、しょくぱんまんなどパンから始まり、食べ物や動植物、果ては歯ブラシなどの日用品まで、すなわち子供にとって身近なあらゆるモノ達が魂(=人格)を与えられ、仲良く暮らす世界。すなわち「全てのモノには命が宿る。ゆえに全てのモノには敬意を払うべきなのだ」という、(ひょっとすると日本文化の根底にある宗教観にも通ずる、かもしれない)思想。それが、ごく幼い子供達の共感を生むのではないか■また「アンパンマン」にはさりげなくではあるが「生と死」の隠喩が込められている。実際原作者のやなせたかし氏による挿入歌の詞の中には「どんな小さな虫だって/食べずにいれば死んでしまう(『おいしいパンを作ろう』より)」というフレーズもある。アンパンマンは毎回困っている他者に自分の顔(=命)の一部を分け与える事で自分の力を弱めてしまう(=死の危機に瀕する)が、ジャムおじさんに新しい顔を焼いてもらう事で何度も再生する(「何度死んでもまた生き返る/夢と不思議のヒーローさ」『アンパンマン音頭’89』より)。こういった「死」の言及のされ方に、ひょっとすると慎重な大人はいささかギョッとするのかもしれない■しかし、私は思う。物心がついた子供にとって「死」はおぼろげな「不安」だが、子供にはそうした不安をはね退けるだけの「楽天性」が本来備わっている。幼い子供にとって「命」は永続するもの、再生するものとして映る。そのような楽天性こそが子供の成長の原動力なのではないだろうか。そして「アンパンマン」とは、そうした子供の心の奥底にある「ユートピア」―全てのモノが命を持ち、共存し、そしてそれが永遠に続く世界―の体現なのだと思う。そして、もはや「ユートピア」を過去の記憶の中にしか持ち得ない「大人」と化した私は、ただ、涙するしかない。まるで「ピーターパン」の終盤の、成長したウェンディの如く・・・・・・って、エラそーな事書いたけどさあ、やっぱ可愛いわ、ドキンちゃん。あの月毎のコスプレに、もーメロメロ。ラストも、いとおしくって、泣けます。
8点(2005-03-25 18:17:03)(良:1票)
248.  裸足のピクニック
「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖がPFFのスカラーシップで撮った初期の作品。実は好みで言うと、この作品、あんまし好きじゃない。ていうか、僕もかなり根性がひん曲がってる方だけど、この作品に漂うシニカルな悪意とは、ちょっと周波数が違う感じ。だからホントは3点位にしたいんだけど、脚本なんかは確かに巧いし、製作費が僅か2千万円(!)にもかかわらず完成度は高いし、も少し世間に知られても良いんじゃないかなーと思うので、暫定的にこの点数にしておきます。
8点(2005-03-17 18:19:38)
249.  クリビアにおまかせ!
いわゆる本場アメリカのミュージカルはちょっと苦手なワタクシですが、こーゆー、ちょっと頭のネジが緩んじゃったようなのは結構好きです。あのキッチュな色使いやぶっ飛んだ設定は、さすが他の国ではいけないとされているモノがいけなくないとされているお国柄の賜物か?とちょっと思いましたが、周りの人には大らかで寛容な態度で接しましょう、じゃないとさみしんぼうになっちゃうぞう、というメッセージが伝わってきます。しかし、何故に白ブリーフ?
8点(2005-03-12 17:20:30)
250.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 
全編にわたる軽妙洒脱な雰囲気(と、あんましダニー・エルフマンらしくないなあ、と思えた音楽)がかえって気障な感じで「何だか『あぶない刑事』みたいだなあ(ファンの方々スミマセン。TV版も映画もチラッとしか見てないので、あくまで先入観・印象論です)」と思いながら観ていたのだけれど、ラストでC・グローディンと別れたデニーロがタクシーの運転手に乗車拒否されて、「歩きか・・・」と背中を丸めて歩き出すシーンにグッと来ました。妻子と別れて危険な賞金稼ぎを生業にしてきた中年男の悲哀が、あのシーンの中に凝縮されていたように思います。・・・それにしてもコレ、「ジーリ」と同じ監督さんなんですね。
8点(2005-03-08 18:33:13)
251.  女囚701号 さそり
限りなくB級的エログロ映画で、その演出も様式美というより単なる「やりすぎだろ」ってな感じで、カメラはぐるんぐるん回るわ、口裂け女は唐突に出てくるわ、所長役の渡辺文雄は目にガラスの破片を突き立てられても結構平然としてるわ、敵役の夏八木勲の髪型は「うぷぷ~」だわ、突っ込み所満載。んでもそんなの吹っ飛ばす位、梶芽衣子が美しい。個人的には「復讐の鬼」という印象より、どんなに辱めや虐待を受けても決して屈しない鋼の意思を持った女性という印象を受けました。特に下からアップで撮った彼女の顔が綺麗です。
8点(2005-03-06 18:25:31)
252.  緋牡丹博徒 鉄火場列伝
気のせいかもしんないけど、山下監督の作品って「立場や義理のしがらみで思うように行動できない人間の苦悩」が多く描かれてる気がする。それがきっとドラマを重厚なものにしてるんだな。それにしても今回はお竜さんの泡踊りじゃなかった阿波踊りの姿も見られるし、ほっぺたをピクピクさせて内面を表現する(笑)鶴田浩二は相変わらず渋いし、丹波“大霊界”哲郎はオイシイとこ持ってくし、祭りの喧騒が遠く聞こえる中の対決シーンは盛り上がるし、つまりは面白~い!
8点(2005-02-28 21:28:47)
253.  ゴーストワールド 《ネタバレ》 
これ、少し前ビデオで観て、最近DVDで観直しました。最初はよく分かんなかったけど、切ねえ映画だなあ。僕は、ちょっと変かもしれないけど宮崎あおいの「害虫」を連想しました。知らず知らずの内に自分や他人を追い込んだり傷付けたりしながら、だんだん自分の居場所を失っていくイーニド・・・あのバスの先には、何が待ち受けているんだろう・・・。
8点(2005-02-25 16:40:43)
254.  ベトナムから遠く離れて
あちゃー…一人目かぁ。プレッシャーかかるなあ…ま、いいや、ウンチク的な事は他の方が書いて下さると信じて自分なりにレビュー書いてみます。んー、まず思ったのは「確かに“ベトナム戦争”は終わったけど“ベトナム”は終わってないんだな」という事。この映画の、例えば軍や政府の偉いさんのコメントや、反戦派と反・反戦派のヒステリックな衝突の場面はそのまま「華氏911」に挿入されてても違和感がない。ただこの作品が「華氏~」と大きく異なっている点は、より内省的な面も描かれてる所。これは、作家の男が女性に対して「みんなベトナムの事で盛り上がってるけどさ、例えばスーダンとかイエメンでだって酷い事が起きてるしクルド人だってガンガン殺されてんだよ!それにフランスって経済的にアメリカに依存してる所だってあるじゃん。それなのに単に“北ベトナム支持!”とか“アメリカひでー!”って叫んで正義の味方を気取るのは偽善じゃないかい?(←あくまで僕の“意訳”です)」と語るパート(アラン・レネが担当)や、「自分がベトナムに入り込むのではなく、自分の中にベトナムを引き入れるべきなのだ」とゴダールが独白する「カメラ・アイ」のシーンに象徴されていると思う。つまりこの映画は「ベトナムから遠く離れ」た場所にいる人間(作り手と観客)が、“ベトナム”を他人事として捉えるのではなく、我が事として捉えるべきなのだ、と訴えているのだと思う。例えばさあ、今だったら多くの日本人が米軍のイラク攻撃に対して反対してるけど、もし「確かに米国はベトナムや中東や、或いは南米で酷い事をしてきた。んでも日本が今それなりに繁栄している理由の何%かは、米国のそういう行為のお陰かもしれないんだよ(現に戦後日本は朝鮮戦争の特需景気で復興してるんだから)?もしこれから米国が“公正な態度”を貫いたら、日本は今より貧しくなるかもしれない。それでも米国の行為にノーと言えるのか?」というような問いかけに対して、真剣に考える事も必要なんじゃないかな。ま、事はそんな単純じゃないんだろうけど、例えば「周りの人に優しくする」とか「弱い者いじめは見過ごさない」とか「つまんない事(例:映画に対する考え方の違い)で憎しみ合ったりしない」とかいうのだって立派な“反戦運動”だと思うぞ。楽観的過ぎるかもしんないけど、やれる事をやるしかないじゃん・・・というような事を思いました、僕は。
8点(2005-02-23 20:32:45)
255.  緋牡丹博徒 二代目襲名
小沢茂弘監督作を観るのは今回が初めてだったのと、加藤泰による前作「~花札勝負」が素晴らし過ぎたのとで、「ひょっとして見劣りしちゃうかも」と(小沢監督には渡世上、何の恨みつらみもございませんが)思っていたのですが、意外に盛り上がって観る事ができました。「緋牡丹博徒」シリーズに限らず、東映の任侠モノは大抵「旧勢力=善玉、新興勢力=悪玉」という構図が多いのですが、今回は国の鉄道事業を請け負ったお竜さんが旧来の川船頭たちと対立してしまう、という筋で、ちょっといつもとは違う物語のリズムが新鮮でした。それに高倉健の使い方もちょっとユニークだったし、クライマックスのシーンも盛り上がりまくり~♪。熊虎の親分が出てこないとか、決闘シーンで藤松以外の子分のキャラが立ってなかったとか、ふんどし姿の男のおけつのアップが多いとか、細かい点で文句がないではないけれど、はっぴ姿のお竜さんが堪能できるので、オッケー!
8点(2005-02-17 21:25:55)
256.  夜と霧
これは、ナチによる凄惨なホロコーストを題材にした、優れたドキュメンタリー映画なのだけれど、僕はむしろそこに収められている内容そのもの、というよりむしろ、製作者がホロコーストという「事件」の悲惨さ、残酷さ、そこから立ち上る感情とか匂いとか、そういうものを何とかフィルムに収めようという「気迫」に圧倒され、感動した。その意味でこの作品は「ドキュメンタリー」である前にまず「映画」である、と思う。 
8点(2005-02-16 15:29:23)
257.  蝿男の恐怖 《ネタバレ》 
ホントはリメイクの方の「ザ・フライ」を観ようと思ったのだけれど、ちょっとホラー初心者のワタクシにはキツ過ぎるかな、と思い、こっちをまず観てみる事にしました(何たって「“シザーハンズ”の発明家」ことヴィンセント・プライス御大も出演してるし)。・・・怖い。これはホラーというよりスリラーに近いのではないでしょうか。まず蝿男が死んでいる所から始まるのに意表を突かれたし、あの物質転送機の存在自体も怖い。んで肝心の蝿男もなかなか出てこなくてかえってドキドキが高まるし、「白い頭の蝿」がどういうのなのかもすげー気になるし。それに冒頭でさりげなく猫の伏線が張られているところなど、脚本もよく練られていたと思います。それにしても、科学の進歩が早すぎて、人間の感性や習慣などが追いつかない、というのは重要な指摘だよなあ。
8点(2005-02-11 17:00:22)(良:1票)
258.  子猫をお願い
おシゲさんがどういう観点からこの作品を褒めてたのかは分からないけど、僕もこれ、いい映画だと思いました。最近徐々に「近くて近い国」になりつつある韓国だけど、日本の社会と合い通じる所も多いと思う。都市と郊外、「勝ち組」と「負け組」(←あんま好きな言葉じゃないんだけど)、異なる世代(父と娘)の確執など、韓国社会の状況を織り込みながら(ある程度の )自由や可能性が広がっているからこその悩みや不安を抱えた若い女性たちの微妙な心のあやを柔らかいタッチで描いた、爽やかな作品でごんす。あーあと、韓国の若者の間でも携帯電話って重要なコミュニケーションツールなのね。
8点(2005-02-10 18:21:38)
259.  あの娘と自転車に乗って
以前【STING大好き】さんが「“昔”の映画は“古い”のではなく“若い”のだ」というようなことを仰られていたけれど、この作品はまさにその意味で“若い”映画。若々しく、瑞々しく、風や草木や泥水の匂いが画面から漂っているのです。
8点(2005-02-09 17:38:40)
260.  緋牡丹博徒
山下耕作監督作品ってそんなに観てないけど、どれもこう、重厚で凛とした佇まいなのが印象的。藤純子は勿論素敵なのだけど、山本麟一、待田京介ら脇を固める役者の表情がいいっすねえ。健さんも、むしろ自分が主演の時より美味しい感じ。あと敵役の大木実のキャラクターも単純な悪人ではなく、死に際に高倉健のことを「あにき・・・」と呼びながら倒れる場面に端的に現れているように、人の苦悩とかが奥深~く描かれてるのが良かったです。・・・ただ、藤純子の主題歌は、確かに・・・結構難しい歌だし、たぶん藤純子の声域に比べてキーが低すぎたんじゃないかな~。間違っても「なんかコレ、クレヨンしんちゃんの声の人が歌ってるみたい」とか、もし思っても口に出してはいけません。
8点(2005-02-07 21:07:47)
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