2601. 異人たちとの夏
《ネタバレ》 両親の方の描き方自体は秀逸で、特に幽霊であることをあえて強調していないのがいい。ただ、そこで掘り下げが止まってしまったのが残念。永島敏行をどうしてもっと使わなかったの? [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-27 23:30:01)(良:1票) |
2602. コクーン
《ネタバレ》 予想外の手際の悪さと、描写の拡散ぶりにびっくり。ロン・ハワード作品とはにわかに信じられない。ラストのあの強引さも、結局はそれありきだったんじゃないか?と思ってしまう。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-07-27 02:21:13) |
2603. 想い出の微笑
設定からして、どんな濃厚な人間ドラマかとかなり期待したんですが・・・時間軸的なバランスも中途半端だし、各人物の心理描写もあまり浮き彫りになっていない。何となくいろんなやりとりをしているうちに終わってしまったという感じです。監督業としてこういった難易度の高い領域に挑戦したダイアン・キートンの心意気は買いたいのですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-26 03:17:43) |
2604. 奇跡の旅
動物たちの所作はよく工夫して撮っているなあと素直に驚きますが、肝心の内容自体があまりにもひねりがなさすぎて、そのまんまなのです。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-19 02:19:27) |
2605. ネバー・クライ・ウルフ
存分に映し出される氷原の風景は何とも美しいのですが・・・筋立てが何とも平坦で単調で、「ただ後を追っているだけ」にしか見えず、その方向からの面白みはありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-17 02:31:42) |
2606. フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石
いつまでたっても話がもたもたして前に進まないし、盛り上げるべき部分はつぎはぎみたいで盛り上がらないし、ケイト・ハドソンは劣化が進んでいるしで、見るべきところがどうにも見当たらない空疎な作品でした。海の青さだけは堪能できるので、点数はそこに対して。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-07-11 23:43:43) |
2607. 団塊ボーイズ
せっかく芸達者な4人を揃えていながら、あまり生かされてないんだよなあ。みんな同じようなキャラに見えてしまっています。それと、せっかく中年に設定したんだったら、もっとその悲哀とか哀愁を感じさせてほしいところでした。でないと、ラストのカタルシスや説得力も減ってしまいます。そんな中でも、マリサ・トメイは相変わらず魅力的でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-11 01:37:29) |
2608. アンヴィル!夢を諦めきれない男たち
《ネタバレ》 世界で一番へヴィ・メタルに対して敬意を持ち、その本質を理解しているのが日本人であることがとてもよく分かる作品。それにしても、自分がアンヴィルが大好きだから、とにかくその先々についていって撮影し、まとまったら作品として発表するというプリミティブな姿勢が良いではないの。アンヴィルの音楽姿勢自体に共通しています。構成はところどころチープながら、その底知れない愛情が作品を強く支えています。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-11 00:05:02) |
2609. デュエリスト/決闘者
《ネタバレ》 色彩は確かに綺麗なのですが、やってることが、あっちこっちで決闘を延々と繰り返すだけというのも・・・結局、決闘という設定先にありきなのではないか?と思ってしまいます。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-10 01:46:52) |
2610. Gガール/破壊的な彼女
《ネタバレ》 Gガールが暴れる場面で本気で暴れているのが敗因。あれじゃただの暴力女でしょ。スーパーガールとしては超人的活躍をしつつ、恋愛の場面ではただの人に戻る、というギャップが笑いと可愛さを生み出すはずなのに、これではストーカー撃退話です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-07-09 23:58:47) |
2611. 風の中の子供
戦前の日本の状態がいろいろ見られるのは面白かったのですが・・・それ以外の、というか話の中身自体には、特に見るべきところがありませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-07-09 22:13:24) |
2612. 胡同のひまわり
《ネタバレ》 前半は、父親のスパルタ教育で子供が芸道を極めようとするという特に目新しいところのない内容だったのですが、子が人格を備えて周りの登場人物も絡んでくる中盤以降にむしろ見るべきところがありました。父親が岸部一徳に似ているのと、ジョアン・チェンがえらく老けてしまったのが気になりました。それと、音楽はかなり単調だった気が。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-05 03:02:17) |
2613. 天空の草原のナンサ
《ネタバレ》 「プロヴァンス物語」を見たときも、大概、何も起こらない話だと思ったが、こちらはそれをはるかに上回るほどに、何も起こらない。しかし、モンゴルのいろんな風景や人々の生活は非常に新鮮だったものの、それをほとんどそのまま見せられても、だんだん飽きてくるんだよなあ・・・。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-05 00:44:08) |
2614. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 最初の10分で、ドラマとしては終わっていました。その後は、奥様も家も関係ないじゃん。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-07-04 02:17:13) |
2615. JFK
《ネタバレ》 前半部分は、登場人物がごちゃごちゃしていたり、実写と再現が不規則に入り混じっていたりして、あまり入り込めなかったのだが、一気に喋りまくりのサザーランド、そして最後のコスナーの30分超えの論告は圧巻。ただ、話の性質上、オズワルドはシロということは論証できても、そこから先は推論の域を超えないというのが、映画として見た場合でも、何とも歯がゆい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-04 01:16:48) |
2616. ウォーリー
いきなり荒廃しきったゴミの山で、しかも台詞も何もなしで開始したときは期待を持ったのですが、いつの間にか、ありがちドタバタ劇になってしまいました。アニメでしかもロボットとはいえ、主人公の孤独感や荒涼感は、その後の展開の中でももう少し表現のしようはあったのでは?やたら細かく各キャラが動くのも目障りでした。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-07-03 01:19:23) |
2617. チベットの女 イシの生涯
チベットのドラマというのはあまり見る機会もないので、期待したんですが・・・風景や現地の日常生活は面白かったものの、50年にわたる話であるのに、思ったほどのドラマとしての壮大さが感じられなかったのがちょっと残念でした。孫娘の存在も、そもそもいらなかったのでは? [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-01 22:03:15) |
2618. 運動靴と赤い金魚
《ネタバレ》 もう、あの妹ちゃんが反則なわけです。可愛いだけじゃなくて、ちょっとした視線や表情で、微妙な心理をきちんと表現している(「機嫌の悪い顔」がこれほど魅力的に映る女優って、大人でもなかなかいないのでは?)。止まった演技も走る演技も両方できる。あの兄貴ならずとも、この子のためなら何としても靴を手に入れてやるってなもんです。レースの最後、呼吸音の重なりだけで場面を進めるという技も凄い。実際、走っているときはああいう感じです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-06-29 02:36:28) |
2619. にごりえ
《ネタバレ》 一作目の、息をひそめるような緊張感が白眉。室内の親子の会話と外での車夫との会話だけで、数多くのドラマを表現しきっている。丹阿弥谷津子の若さにもびっくり。二作目は、最後は見つかって終わりと思いこんでいたので、あのオチは逆に面白かった。三作目は、全体的に少し騒がしいのが難点。それに、主役が最後の方で入れ替わってしまっている。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-29 01:17:07) |
2620. 獲物の分け前
せっかくの設定なのに、背徳感とか逡巡感がなくて、あっけらかんとしすぎなのがマイナス。なので、ラストも唐突に感じてしまう。それと、この頃のジェーン・フォンダって、これほど気前がよかったのですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-28 03:54:37) |