2621. ザ・ロック
登場人物たちが真剣になればなるほど、全体が巨大なギャグになってしまうという構造は、「アルマゲドン」と同じですね。ストーリーについては、突っ込みどころがありすぎて、挙げていくときりがないです。敵ボスにエド・ハリスを配したおかげで、相当助かってるかな・・・(中盤以降の攻防よりも、序盤の制圧部分の方が面白い)。 [DVD(字幕)] 5点(2003-05-26 21:38:46)(良:1票) |
2622. オーシャンズ11
普通に単純に面白いのではないですか?あまり真剣に見る映画ではないと思います。もっとも、あれくらいなら5人でもできそうでしたし、そうすべきでしたね。 [DVD(字幕)] 5点(2003-05-14 00:48:45) |
2623. マルコヴィッチの穴
設定も進行も強引極まりないのですが、なぜかぐいぐいと引き込まれて見入ってしまいました。フィニッシュがちょっと散らかってしまいましたね。あと、潜在意識の中をかけ回るシーンではぞくぞくしました。 5点(2003-04-22 23:45:35) |
2624. ウエスト・サイド物語(1961)
《ネタバレ》 各登場人物が息もつかせずあれこれ動いてくれるので、退屈せずに見ることはできるのですが、見れば見るほど、ダンスにしてもそれ以外のアクションにしても、「これって、全部舞台上の動きを想定しているのでは?」という印象が拭えない。つまり、舞台ならこんな感じで奥と袖から出てきて、この人はこうハケるんだろうなーとかいうのが、逆にはっきり見えてしまうのです。それに加えて、登場人物の全員が何も考えてない、というかもっというとアホなので、ますますハリボテ感が醸し出されることになってしまいました。唯一頭の働きを感じたのは、「アニタの嘘」くらいでしょうか(結果、さらなる悲劇が起こるわけですが)。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-04-18 00:17:53) |
2625. シャイン
《ネタバレ》 ジェフリー・ラッシュの精神疾患演技と挿入される各楽曲のパワーで、相当得をしているのではないか?(というより、それに寄りかかっていないか?)という作品。前半のしつこさの割に、病院を出てからのドラマが何もないのも残念。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-04-13 23:09:24) |
2626. 愛と野望のナイル
単なる冒険談に終わらず、その後(イギリスに戻った後)の2人をきちんとフォローしているのはいいのですが、大事なところがきちんと強調されずにさらっと流れているので、結局どっちつかずの中途半端な内容に終わっています。あと、冒険自体も、何であそこで旅が終わったのか?とか、結局バートンはどこまで行ったのか?とか、よく分からない部分が多かった。 5点(2003-03-09 21:09:47) |
2627. いつも2人で
話の雰囲気は好きなのですが、時系列がぐしゃぐしゃで、何の場面なのかを把握するだけで時間が経ってしまい、ほとんど感情移入できませんでした。各シーンのピックアップの必然性も、よく分かりませんでした。 5点(2003-03-01 00:32:26) |
2628. 愛の選択
話自体は決してつまらないわけではないのですが、不思議なほど印象の薄い作品でした。展開が単調だからでしょうか?主題がはっきりしないからでしょうか?暖色系を周到に配置した映像はとても綺麗でした(2人の訣別の場面だけ、青が基調になっています)。 5点(2003-02-27 21:43:18) |
2629. マンハッタン
話としてはまあまあ面白いと思いますが、どうしてこの登場人物達は、揃いも揃って、演技をする前にしゃべり出すのでしょうか?頭が痛くなりました。ただし、このクセの強い演出をものともしないメリル・ストリープの強靱な存在感は、やはり凄い。 [DVD(字幕)] 5点(2003-02-24 19:45:31) |
2630. グッドモーニング,ベトナム
《ネタバレ》 脚本はロビン・ウィリアムスの当て書きなのか?と思うくらい、もうロビンが絶好調に喋りまくり。そこを見せる作品なんだから、そこはよい。が、DJシーン以外の部分は案外凡庸だったような・・・。特に、英語を勉強するために集まってる英語の授業で、ラジオみたいなマシンガントークをしてしまっては、いろいろな意味でいかんでしょ。喋りが本業の人間だからこそ、ああいうところでは「別の喋り」を見せてほしいものです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-02-17 00:00:17) |
2631. リプリー
途中から話が破綻しかかっているのが難点ですが、巧者揃いの俳優たちの安定した演技を鑑賞するだけで普通に楽しめます。中でも、あれほどイヤミな役をあれだけ格好良く演じられるジュード・ロウが見事です。 5点(2003-02-12 23:54:11) |
2632. 陽のあたる教室
良心的な作品だとは思いますが、展開が単調で話の山場がないので、途中で飽きてしまう危険性があります。心に残る作品ではあります。 5点(2003-02-09 20:29:18) |
2633. 太陽の帝国(1987)
いろいろ手を広げすぎて、収拾がつかなくなってしまった感じ。というより、撮りたいシーンがいくつかあって、それに合わせて脚本を考えたんじゃないかと思う。いくつかの映像は確かに印象的だが、全体としては、大人が無理矢理子供の目線に合わせたようなちぐはぐさが漂っている。 [映画館(字幕)] 5点(2003-02-05 23:43:50) |
2634. M:I-2
《ネタバレ》 普通に単純に楽しめる作品だと思います。それ以上でもそれ以下でもありません。ただし、敵のアジトを脱出してからが長過ぎ。 [映画館(字幕)] 5点(2003-02-04 20:01:49) |
2635. マネキン
悪くない設定で中盤まではそれなりに楽しめましたが、主人公(男)がどうみてもあまり格好良くないのと、最後がドタバタになってしまったので大幅減点。 [地上波(吹替)] 5点(2003-01-24 00:45:45) |
2636. ミッション
要所要所で出てくる「滝」の迫力には瞠目せざるをえないし、西欧諸国の他国侵略における暴虐ぶりをきちんと示した点も評価はしたいのだが・・・そもそも、導入部で行われる主人公による「布教」、それ自体がすでに1つの攻撃性ある行為ではないのか?という疑問は拭えない。また、デニーロが改心するまでのドラマに比べて、その後の描写が抽象的・観念的であるのも気になる。 [映画館(字幕)] 5点(2003-01-20 00:42:14) |
2637. マジック・マネー
《ネタバレ》 ある貧乏な若夫婦が、謎めいたティーポットを手に入れる。ところがそのティーポットは、体を痛めつけると金が出てくるという特殊性能があった・・・という、なかなか魅力的な出だし。ただ、そこから話が意外に広がらない。金の魔力が作品の重要要素なのはすぐに想像がつくので、そうするとこういう場合、主人公の心理変化や人格変化がどう生じるか、というところが見せ所となるはずなのだが、あまりその辺が深められていない(ついでに、メイクや衣装の変化も意識されていなかったような・・・)。また、貧乏路線の友人夫婦というのが対比軸になるはずで、そっちではむしろ「お金ない生活でも十分楽しい!」的なところを見せてほしかったのですが、その辺も使いこなされていない。結果、そちらの着地は実に安易なものになっています。金を稼ぐプロセスにしても、もっとネタが欲しいところでした(バーで大男に挑むくだりなど、私は逆に、「俺に挑むとはなかなかの奴だ!」みたいな感じになって、痛めつけられることもなく金を稼ぎ損ねる、とかを想像していたのですが)。というわけで、作中の登場人物同様、制作者もティーポットに絡め取られて、そこから離れられなかったのではないかという気がしています。 [DVD(字幕)] 4点(2024-04-23 00:22:04) |
2638. 騎兵隊
南北戦争が舞台なのですが、その割には、どこでどんな戦闘が行われているのかがはっきりしなくて、単に「南軍が迫っていて、かなり強い」といった程度にしか描かれない。よって、登場人物がいくらあたふたしていても、スリルにならないのです。また、ジョン・ウェインの軍隊指揮官というのも合っていませんし、特段、活躍の場面があるわけでもない。結果、断片的なエピソードをつないだだけになってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2024-03-24 00:17:46) |
2639. 紅い鞄 モォトゥオ探検隊
《ネタバレ》 チベットの遥か山奥に、小学校を建てた老人がいる。そこで、記者が取材のためにその地へ赴く・・・というスタートなのですが、それならある程度のところで現地に着いて、あとはその学校の状況や老人の行動が描写の中心になるだろうと予想する。ところが、いつまでたっても目的地にたどり着きません。そうです、この作品は、その道中の一行の苦難の歩みこそがテーマだったのでした。それはそれでよいのですが、いろいろ起こる出来事が、全部局所的な単発的なピンチであって、作品の中で機能していない。何かを切り抜けたら、次に何かが起こって、それも割とさっさと切り抜けてという感じです。また、その中で登場人物もあまり生きておらず、とりわけ、見た人は誰でも思うであろうあの情緒不安定女性医師の足の引っ張りぶり(映画という意味においても作中の一行の行動という意味においても)は、何であんな造形にしたのだろうと思うほどです。辛うじて、校長の娘(こちらの方がヒロインとしてよほど魅力的)には若干の物語があったという程度でしょうか。ただし、チベットの高山風景の数々については、撮影の手間は相当かかっていると思いますので、点数はそこに対して。 [DVD(字幕)] 4点(2024-03-10 00:24:25) |
2640. RAIN DOGS レイン・ドッグス
いろいろ挫折している青年の立ち直り系青春モノ、のようなのですが・・・各シーンはカメラがただ状況を追っているだけで、何かの表現になっているとは言いがたい。母親とかガールフレンドとか、各種登場人物を配置しようという意図は窺えますが、それも生きていない。役者の表情やアクションの幅の狭さも手伝って、盛り上がりなく終わってしまいました。マレーシアの作品を見る機会は貴重なので、期待したんだけどな・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2024-03-04 21:44:10) |