2721. メグ・ライアンの 男と女の取扱説明書
《ネタバレ》 前半はじめじめした後ろ向きな未練がましい夫婦喧嘩を延々と聞かされるだけで、泥棒が登場してからはさらにイライラ度が増幅し、ほとんどが不快感しかありませんでした。浮気相手が登場してようやく、日常(浮気問題)と非日常(強盗事件)のギャップが顕在化して笑いが取れる環境にはなりましたが、そこからはあっという間に終わってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-04-17 22:59:27) |
2722. ラブリーボーン
現実の世界と想像の世界を大胆にミックスした描写が、美麗を追求した映像とも相まって、見ていると頭が中から押し広げられそうな感覚に陥る。死後に見える世界というのは本当にそうなのかもしれないということも感じさせる。それに加え、シアーシャ・ローナンは、ちょっと考えすぎの子を演じさせたらぴたりとはまる逸材であり、2時間以上にわたって映像負けしていないのは大したもの。グレッグ・キニアを格好良くしたようなマーク・ウォールバーグの中年の渋み、いつもはクセのある役を得意とするレイチェル・ワイズの意外な普通の主婦としての好演も印象深い。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-04-17 20:19:37) |
2723. トロイ(2004)
登場人物の人格造形からして全然できていない気がするのだが、美術関係も音楽もアクションもエキストラも、全般的に何かえらくしょぼい。やたら長く感じました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-14 00:28:37) |
2724. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
《ネタバレ》 原作の、短編ならではの切れ味が全然生かされていません。時間を保たせるために苦心して積み上げたようなシーンが目につきます。それから、この主人公は、業務以外には何も考えられないくらい不器用なところに意味があったはず(だからこそ、娘の行動が感動を呼ぶ)。健さんだと、結局は何でも解決しそうに見えてしまうので、明らかなキャスティングミスです。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-04-11 23:01:25) |
2725. フォーン・ブース
《ネタバレ》 対象を限界まで絞り込んでいるからこそ、余計な要素が削ぎ落とされてそれだけ面白くなるのです。ただし、類作の「セルラー」とか「SAW」とか「CUBE」に比べると、ネタの入れ込み方がまだ不足しており、途中からは同じようなやりとりを繰り返しているように感じてしまいました。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-04-10 23:18:16) |
2726. 私をスキーに連れてって
いかにスキーシーンを格好良く撮るか、制作者のその誠実な執念が作品の隅々まで満ちあふれている。ありとあらゆる角度から、思いつく限りのシチュエーションでスキーを撮る。目的はたった1つである。だから、この映画は、中身はお馬鹿青春映画そのまんまであるのに(だからこそ?)、1つの時代の1つの文化を切り取って封じ込めたものとして今もなお成立しているし、バブリーな描写にもかかわらずある種の潔さを感じさせるものとなっている。そして、沖田浩之の眩しい笑顔が、今となっては哀しい・・・。 [DVD(邦画)] 8点(2011-04-10 01:40:33) |
2727. トウキョウソナタ
《ネタバレ》 兄が米軍に入るのはあまりにも唐突すぎだとか、弟と教師の関係の描写が凡庸だとか、見ていて気になる点はいくつもある。しかし、終盤の、家族がそれぞれ秘密を抱えながら、何事もなかったかのように装って朝食をとるシーンが秀逸で、それまでの弱点を補って余りある。中途半端に解決をしないところがいいのです。小泉今日子があんな安定した芝居ができるというのも驚きました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-09 21:27:58) |
2728. アイス・ハーヴェスト 氷の収穫
《ネタバレ》 同じような場所をぐるぐる回りながら話が発展していく趣向が面白い。ただ、肝心のオチがまったくありきたりなような・・・。同じ結論でも、この枠組でいくのだったら、あの場面の裏では実は、みたいなポイントをもっといろいろ設けてほしいところでした。 [DVD(字幕)] 5点(2011-04-06 01:33:42) |
2729. ワイルド・レンジ 最後の銃撃
《ネタバレ》 ゆったりした展開はわざとなのかもしれませんが、それにしてもスリリングさに欠けます。メインの銃撃戦ではそこが成功しており、対峙する緊張感が長時間続いていますが、そこを際立たせるためにはほかの部分で考慮してほしいところでした。アネット・ベニングの人相がちょっと変わったような気がするのも残念。エンディングの"Holding All My Love For You"はいきなりいい曲で、ちょっとびっくり。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-05 01:52:54)(良:1票) |
2730. SOS北極.../赤いテント
《ネタバレ》 もっとトリッキーな展開を予想していたのですが、意外にも遭難・救出・その後の行動を正面から描いた正統派作品だったのですね。しかし、亡霊がそれぞれ部屋にやってくるという斬新な設定があるのであれば、もっといろいろとひねってほしいところでした。これでもかというくらいお腹いっぱいに映し出される北極の風景は強力でした。 [DVD(字幕)] 5点(2011-04-05 01:43:25) |
2731. トム・ホーン
《ネタバレ》 「許されざる者」よりも10年以上前にこんな作品があったんですね。マックイーンは何かの覚悟を持ってこの役に挑んだのかもしれませんが、いかんせん演技が力弱く、また終盤に至るまでさしたる盛り上がりもなく進むので、インパクトに欠けます。ただし、最後の処刑シーンは、そこで幕を閉じてしまう点も含めてこだわりが感じられました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-03 22:38:00) |
2732. エニグマ
ウィンスレット以外の俳優陣が揃いも揃って演技が今ひとつというか、存在感がないというか・・・おかげで、見ていて少しもサスペンスを感じない。イギリス風味の上品な雰囲気だけはいい感じ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-03 00:23:26) |
2733. フレイルティー/妄執
《ネタバレ》 パク先生、あなたが斧を振り回しても地下室に子供を監禁しても、全然怖くありません。せっかくあなたが監督をするのだったら、「監督でありながら冒頭15分でサイコキラー親父の犠牲になってあっさり退場」という偉業を是非なしとげてほしいところでした。 [DVD(字幕)] 4点(2011-04-02 12:51:19) |
2734. プライベート・ベンジャミン
《ネタバレ》 脳天気お嬢様と規律厳格な軍隊とのギャップが笑いをもたらすはずなのに、途中からは全然別の話になってしまいました。ゴールディの天性の雰囲気でそれなりにまとまった作品にはなっていますが、彼女でなかったら大駄作になっていたかも。 [DVD(字幕)] 6点(2011-04-02 00:30:46) |
2735. ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト
《ネタバレ》 気合を入れてカメラを入れまくったはいいけど、ちょっとあれは割りすぎでしょ、スコセッシ先生。あまりにも目まぐるしくて、人の動きを追うのに苦労しました。それに、8割くらいはミックしか撮ってないじゃん(まあ、キースもロンも、ほかのことを考えてるのかと思うくらい動きが少ないわけですが・・・)。終盤の定番曲連打で盛り上がってはいますが、これがバンドの代表映像作の一角を締めないことを祈ります。前半は、選曲対象アルバムが妙に偏っているのが気になったのですが(「女たち」と「ならず者」)、何か意味があったのでしょうか。"She Was Hot"と"All Down The Line"が格好良い曲であることに気づいたのが収穫でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-30 00:37:44) |
2736. 時代屋の女房
作品全体のぼーっとした感じが妙に心地よい。まっとうな展開ならいろいろな悩み事に直面すべき場面もあるのだが、「そんな細かいことは気にしなくていいんだよ」とすべての登場人物の背中が語っている。この作品の鑑賞自体が、異空間の雰囲気漂う時代屋に足を踏み入れて、出てきたような感じ。ただし、ちょっとショックだったのは、主要キャストの半分くらいがすでに他界していること。まだ、みんなそんな年ではなかったと思うけど・・・。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-03-29 21:16:09) |
2737. オール・ザ・キングスメン(2006)
ただ単に「ある人が頑張って当選しましたが、その後はダメになりました」ということをそのまんま提示されても、面白くも何ともないわけです。ショーン・ペンも勢いだけで演技してるし、ジュード・ロウは右往左往しているだけだし、ウィンスレットやホプキンスまで投入していながら、全然活用されていません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-28 00:45:31) |
2738. インヴィンシブル/栄光へのタッチダウン
映画としては先例がいくつもあるような作りで目新しさはないのだが、マーク・ウォールバーグが中年の悲哀と渋みを上手く醸し出しているのが良い。とても元マーキー・マークとは思えん。グレッグ・キニアが格好良いコーチ役というのも、意表突きすぎ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-26 11:47:37) |
2739. 主人公は僕だった
《ネタバレ》 作中の人物と作家とが対面して人生がクロスするというのは、どちらにとっても、次元の境界が消滅するほどの重大な事態なのであって、そうであれば、もっともっと日常からの逸脱や破綻を期待してしまうわけなのです。ところが、この作品では、その後も何となく無難に収束してしまって、せっかくの物語としてのインパクトを弱めています。あえていえば、原稿を読み終わった教授が平然と「この物語は傑作だ。だから君は死ぬしかない」と言い切るところなどは、逸脱の萌芽が見えていたりしますが、それもそこだけで終わってしまいました。似たような発想の「トゥルーマン・ショー」と比べると、突き抜け度において大きな開きがあります。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-25 03:08:03) |
2740. クワイエットルームにようこそ
《ネタバレ》 中盤まではあっちこっちに話がぶれまくっていて、無意味に登場人物がうるさいのも含めて、最悪に近い印象しかなかったのですが、ラストの手際の良い爽快な締めによって何とか持ち直しました。それと、こんなカオスな世界でも、他の人を邪魔せずに着実な存在感を発している蒼井優は、さすがですね。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-03-25 02:35:13)(良:1票) |