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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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261.  グランド・ホテル 《ネタバレ》 
たまたまのある日、ベルリンの一流ホテルに集まったいろんな人々の人生模様を描いてみせる。高名な悩めるプリマ、お金に困っている男爵、死を宣告されているしがない労働者。美しい秘書、危なくなっている会社の社長、それにホテルの従業員も。話は男爵を中心に回っているように思えるが、彼は思わぬ最後となる。「グランドホテル、人々が訪れては去っていくところ」その限られた舞台で生と死、喜びや悲しみ、怒りや希望、人間の欲望や高潔さ、と様々なドラマが凝縮されている。印象的なのは死を宣告されて絶望の淵にいたライオネル・バリモアが、秘書のJ・クロフォードと希望を持って旅立つ姿と、男爵の困窮してもぎりぎり踏みとどまり人間の気高さを失わない生き方。多くの登場人物をきっちり描いて、彼らのそれぞれに考えさせられるドラマがあるのが素晴らしい。ここでもガルボは美しく魅力的。
8点(2003-10-21 14:30:10)(良:2票)
262.  エデンより彼方に 《ネタバレ》 
「メロドラマ」と宣伝しているが内容はそんな甘い話ではないので、それを期待していくとがっかりすることになるかもしれない。1957年という時代設定の背景を知れば、この黒人差別が決して誇張されたものではないと分かる。主人公・キャシーが楽園から去る(追われるように)この話にはまるで救いがない。リベラルで正しい彼女にはあまりにも冷たくて暗い描き方で、気持ちは沈み込むかも知れない。それでも素晴らしいと思うのは、J・ムーアや黒人俳優・D・ヘイスバードの抑えた演技が素晴らしいこと、心理劇でもあるこの地味な話に深く考えさせられるものがあること。オープニングから何度も出てくる鮮やかな紅葉は、彼女のいる楽園を象徴するかのようで本当に美しい。それがラストは茶色い街の色彩の中、彼女の車が去っていく。でも上からのカメラが引くと白い花の咲いた枝が映る。(最初と最後の上空俯瞰は神の目のよう)これが唯一、彼女の前途にある一筋の希望の印のように思えた。
8点(2003-10-17 17:47:59)(良:1票)
263.  永遠のマリア・カラス
アルダンのカラスが最高~ 容姿は似てないのに雰囲気でカラスそのものに見える。彼女なくしてはこれほどのカラスを再現できなかっただろう。劇中のカルメンのオペラはほんの一部だけど演出と衣装が本格的で見ごたえがある。彼女と親交の深い監督ならではだが、失恋や納得できる歌が歌えなくなって苦悩する生々しいカラスが描かれる。作品で使われたカラスの最盛期の歌はもちろん、本人が失敗だったという日本公演の歌でさえ素人耳には素晴らしかった。
8点(2003-10-17 17:05:29)
264.  遥かなる山の呼び声
<久々の再見で書き直し>女手ひとつで切り盛りする牧場の仕事や日常がかなりリアルに描かれてます。家畜の世話、出産や病気、畑の仕事など牧場の暮らしはどれも大変そうですが嘘っぽさがないのがいいです。倍賞千恵子扮する民子*はトラクターまで運転して農婦になり切ってるのが立派。近所の家族やハナ肇の虻田など、人の善意や人情が温かく心に響きます。渥美清の人工授精士はご愛嬌ですが、ムツゴロウ先生の獣医は飄々としていい味でした。吉岡君は子役の頃の方がいいかも、、淡々と描かれた日常から一転、ラストはお約束どおりというところですがボロ泣きです。 *「家族」「故郷」と本作の3本の倍賞千恵子の役名はみな民子。特に北海道に移住した「家族」は同名の風見民子ですから、いずれも感動的なこの3本は一生懸命生きる人たちを暖かく描いた3部作としてお薦めです。
8点(2003-10-16 16:01:00)
265.  テルマ&ルイーズ
強圧的な亭主や平凡な日常からのちょっとした息抜きのつもりの冒険旅行が、はずみでどんどん「悪事」の深みに入っていってしまう。心にもない意外な展開でおろおろしてたテルマが、段々大胆になり生き生きしてくるのが分かる。自分を取り戻したかのように・・・ルイーズはそんなテルマに振り回されながらも、最後まで彼女を助け行動を共にする。追いつめられて、手を取り合ってにっこり死ぬ、なんてもうただの友情を遙かに超えてる。これは心中です。その心中はとても理解の範囲を超えているけれど、悲劇のラストなのにあの笑顔で爽やかな感じさえする。主役の二人が良かった。
8点(2003-10-13 21:49:35)(良:1票)
266.  マッチスティック・メン
見てない人のために話については書けませんが、主な登場人物の3人がとても素晴らしいし、脚本も良く練られていて最後はやはりあっと驚きました。神経症のN・ケイジがその特徴的な症状の数々をとってもうまく見せてくれます。アリソン・ローマンは「ホワイト・オランダー」でもその演技力は証明済み、ここでも唸るくらいうまいです。小柄なのでホントに少女にしか見えませんが、実は美しくて色っぽいのがちらりと見える。サム・ロックウエルもちょっとイカレた兄ちゃんや犯罪者などをやらせると、見事にはまってしまう。(グリーンマイルの彼を覚えてますか?)ケイジとロックウエルは詐欺師でいわゆるコンムービーなんだけど、N・ケイジ演ずる男の心の救済過程も重要なテーマで、一種のヒューマンドラマでもある。監督はそのバランスもうまくこなして感動的でさえある。しかし何を言ってもネタバレになってしまうのでこれ以上は書けません。スティングを思い出すか、ペーパームーンを感じるか・・・まぁ見て下さい。
8点(2003-10-09 20:38:38)(良:1票)
267.  素晴らしき哉、人生!(1946)
いかにもキャプラ作品らしい人間賛歌。主人公は善人だし、彼が窮地に陥ったクリスマスには多くの知人達が彼を助けてくれる。理想の極地ではあるが、あまりにも「過ぎて」しまって感情移入とまではいかなかった。でも「あなたが居たからこの世界がある」というメッセージは今も心に残る。人を信じられる理想社会はますます遠い昨今だけど、こういう世界を多くの人に見て欲しいと思う。
8点(2003-10-01 15:31:47)
268.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
何も考えずに楽しめばとっても面白い娯楽作品です。ディップはユニークで楽しいキャラだし、ヒロインのキーラはきれいで逞しく見せ所がたっぷり。骸骨CGも良くできてるし、音楽がワクワクと気分を盛り上げる。お話があれっと思う粗雑な部分もあるが、これだけ楽しませてくれれば気にならない。家族で安心して見られます。
8点(2003-09-20 21:28:09)
269.  名もなきアフリカの地で
第二次大戦時のユダヤ人迫害を、遠くアフリカまで逃れ生き延びた話を知らなかった。これはそんなユダヤ人一家の少女が主人公のお話。少女レギーナとケニアの料理人オウアの長い友情と信頼関係が感動的に描かれている。この二人がとても素敵です。他にも異文化になじめない母がアフリカになじんで逞しく成長する姿や、その母の不倫、父の生き方・考え方、遠くアフリカから見たナチの仕打ちなどがアフリカを舞台に描かれる。いろんなエピソードがそれぞれ興味深いが、異文化をこだわりなく受け入れなじんで、逞しく生きていく少女の姿が感動的。見た後いつまでも暖かく心に残るような作品です。
8点(2003-09-20 21:13:36)
270.  はつ恋(2000)
原田美枝子の母と初恋の真田広之が25年ぶりに病室で再会するシーン。突然でびっくりする母、どう話をしたらいいかとまどう男。ぎこちない雰囲気。脚本があっても、それをどうしゃべって表現するかは俳優の器量なんだってことがよく分かりました。この二人はさすがにうまいですね~ 「間」のとり方がなんともいえません。  フレッシュな麗奈ちゃんが自然体で好感度大です。桜の木の下に来たのがお父さんだったというのがいいですねぇ。初恋は想い出で、今を生きるのは家族なんですね。とっても素敵な話でした。
8点(2003-09-20 17:38:35)(良:1票)
271.  マンハッタン・ラプソディ(1996)
良かったですね~、素晴らしい作品です。ラブコメでこんなにいいと思ったのは「グッバイガール」以来です。同じアダルトで、それ以上に風変わりな関係。ジェフもバーブラもいいですねぇ、バーブラは自信を取り戻してからは実に魅力的な女性像を見せる。表情やしぐさの見せ方が上手なんですね。監督としてもとっても才能があると思う。この話は彼女の実生活をかなり反映している。自伝によると彼女が子供の頃、母親からいつも「鼻が大きくて可愛くない子」と言われ続け、とってもコンプレックスになっていたこととか、長じて鼻の整形をするよういわれたのに、それが自分の個性だからと拒否したことなどがおり込まれている。努力と才能で地位を築き、インテリアなど全てにこだわりを持って生きてきた彼女の生き方そのものが、この作品の主人公に投影されているのだと思う。ラストは、愛に気づいたジェフが夜明け前の窓の下で大声で名前を叫ぶ。「卒業」のダスティンとおんなじ情熱的シーン。もう涙、涙の感激だった。
8点(2003-09-13 21:33:37)(良:1票)
272.  チャップリンのゴルフ狂時代
チャップリンがルーズな夫と浮浪者の二役でギャグコントが面白い。ゴルフ場でのギャグは太った男の腹を踏むと、口からゴルフボールが飛び出す、ボールのない浮浪者が人のボールを使って、勘違いされた他の男が殴られるなど。↓同じくパーティ会場でのカクテルシーン、傑作ですねぇ。騎士の鎧が脱げなくなった夫、とろうとしてそれを金槌で殴ってフラフラ、などなど・・・今見てもおかしくて笑えます。
8点(2003-09-06 17:43:19)
273.  おばあちゃんの家
この作品の評価のほとんどの部分はおばあちゃんにあります。私は映画を見ただけで裏話などはほとんど知りません。しかしこのおばあちゃんは素人で、田舎で実際にこういう生活をしている人ではないかと思いました。しゃべれない設定なのでセリフはなくその動く姿だけ、日常の様々な姿や暮らしぶり、自然な表情、それらをみているだけで感動もんです。わがままな都会の子供の全てを受け入れようと一生懸命な姿には涙がこぼれます。ただ演出・設定で不自然なところもあって、たとえば牛が何度も走って来るところや、何十年ぶりの母親の帰郷なのにろくに話もしないですぐ帰ってしまうなど。しかしそれらを補って十分なほど、このおばあちゃんの存在感は感動的です。まさにおばあちゃんを見る映画です。
8点(2003-09-06 15:23:48)
274.  HERO(2002)
私はこれを一言で「芸術的アクションファンタジー」と勝手に呼ばせて頂きます。いえ、感想はとても一言では言えません。美しい映像、衣装、壮大なロケシーン、秦軍の膨大なスケールのシーンそして全編ワイヤーアクションの剣術シーンなど目を見張る素晴らしいものがあります。俳優さん達はさぞ大変だったことでしょうね。イーモウ監督の力の入れようがひしひしと伝わってくるようです。最初の騎馬シーン、膨大な矢の飛ぶ矢ぶすまシーンなどに黒澤監督の気配を感じました。暗殺者が究極の剣の心を会得して、それが天下統一=平和だったという持っていきかたもいいです。単なる娯楽アクションものではなくちゃんとしたメッセージを持っているんですね。以前あった「始皇帝暗殺」という作品と比べると明らかに違いが分かります。暗殺者も始皇帝もそれぞれりっぱな人間であることが描かれています。ひとつ言えばワイヤーアクションは半分にして、あとは俳優自身の生の実力で見せて欲しかったと思います。彼らならきっとそれでもできただろうと思うので・・・
8点(2003-09-05 21:38:52)
275.  奇跡の人(1979)
サリバン先生といえばアン・バンクロフト、ヘレンといえばパティ・デュークというくらいイメージが定着。そのパティがサリバン先生、ヘレンは「大草原の小さな家」のメリッサ・ギルバートでしたっけ?話はおなじみだから演技力を比べられやすい。なかなかいいですよ。だいたい誰がやっても感動的な話なので、結局感動して泣く、と言うおなじみのパターンでした。
8点(2003-08-30 21:36:23)
276.  幸福(1964)
これは昔一度見たきりですがとても印象に残ってる作品です。愛する妻子と幸せな家庭を営んでいた夫が浮気をする。いえ、浮気じゃなく本気で好きになるが、かといって妻もそれまでと同じように愛しているという。いつものように一家でピクニックに行き、男は妻にも正直に自分の気持ちを伝え妻もそれでいいといって取り乱す様子もない。安心した男が目を覚ますと事故なのか自殺なのか妻は湖で溺れ死んでいて、後に愛人は妻になる。男は妻に何の不満もなく満足していて幸福であるにもかかわらず違う女を好きになり、罪悪感も見せずどちらも本当に好きだという。この男心はまるで理解できなかったが今思えばそれ以上に妻の態度も不可解、、修羅場になりそうな三角関係なのにとても静かなのが不気味、なんだか恐いような作品です。
8点(2003-08-29 17:29:12)
277.  鉄道員(1956)
頑固で酒浸りの父親、そんな父をひたすら尊敬している可愛い末っ子、不良息子、頑固親父に反抗する娘、ひたすらやさしい母親、貧しくどこにでもありそうな一家が淡々と描かれる。可愛い坊やと哀切な音楽がこの映画の泣き所をさらに刺激する。この頃のイタリア映画は日本人にも共感しやすい同じ土壌があったんだと思う。
8点(2003-08-29 16:21:20)(良:1票)
278.  近松物語
長谷川一夫、香川京子の美男美女のコンビでの誤解不倫、逃走、捕まって処刑場へ・・という流れの中ではやはり、処刑場への馬上でまっすぐ前を向いて毅然とした態度の香川京子が印象的。肝が据わると女は強い!香川さん、とても綺麗です。
8点(2003-08-29 15:39:10)
279.  ブラス!
イギリス映画って人情っていうか、日本人が分かりやすい気がして好きですねぇ。これも感動的でした。頑固親父風のピースがいかにもっていう感じでこういう雰囲気に合ってます。ブラスで演奏する音楽も良い。特に威風堂々は大好きなのでよけい感動した。
8点(2003-08-19 18:02:27)
280.  サンライズ
古いサイレントなんだけどしっかりとしたストーリー展開があって、それが結構今にも通じる話で面白かった。真面目な農夫が都会の女に誘われ、そそのかされて若い妻を殺そうとする。外出に喜ぶ妻をボートに乗せ、突き落とそうとするが結局果たせず、一緒に都会で楽しく遊んで・・・と言う話。前半のサスペンスタッチがなかなかいいが、そこでちょっとだれてくる気がする。最後にももう一波乱あるが、ハッピーエンドでしめているので起承転結、よくまとまっている。この時代ではスリリングでサスペンスらしい光と影の映像で撮られているし、心理劇とも言うべきドラマをサイレントでこれだけ見せたと思えば素晴らしい作品だと思う。
8点(2003-08-18 20:57:08)
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