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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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281.  ラッシュアワー
アジア系とアフリカ系のコンビが主役というのは、ハリウッド映画としてはかなりの冒険だったと思います。水と油コンビのバディ・ムービーに、カルチャー・ギャップ・コメディを織り交ぜ、(【NOPPO】さんのご指摘通り)ブラック・カルチャーをベースにジャッキー・アクションを紹介するのは頭の良いやり方だとは思いましたが、如何せん、ストーリーはご都合主義が過ぎてあんまり面白くない。でもアメリカでは大ヒットし、その後ジェット・リー等も同じブラック・テイストで映画を撮り続けている所を見ると、本作の影響力は大だったのではないでしょうか。ということで、(↓)私も無難に5点献上。
5点(2004-10-09 00:39:07)
282.  ミステリー、アラスカ
原題通りとは言え、確かにこの邦題は酷い。私はてっきり「インソムニア」の様な映画を想像してました。日本人の何人がこの邦題からアラスカ州ミステリー町(?)を連想できる? これは「佐賀県三日月町」という人情溢れる邦画を、“Crescent, Saga”というヨーロッパの歴史物風タイトルでアメリカ公開する様なものです。で、中身の方は、これまた絵に描いた様にライトなスポ根コメディ。主人公と妻の関係や町の退っ引きならない事情等を深く描けてれば、後半はもっと燃えたと思いますけど、戦う理由がどーでもいい「町の誇り」の為だけじゃ、映画自体も不完全燃焼です、5点献上。
5点(2004-10-09 00:38:24)
283.  愛人/ラマン
(↓)【やましんの巻】さん、ホント日本人ってこーゆーの好きですよね。ま、世界で一番エロに寛容な上、小児性愛傾向丸出しの国民性ですから、モロに日本人の資質にマッチしたのでしょう。(過去を美しく飾るのは本人の勝手ですけど)本作は紛れもない援交女子高生と淫行男の物語。それ以上でも以下でもない。こんな話、当時のフランス人男とベトナム人少女の間には掃いて捨てる程あった筈。そもそもフランス語の原作で、フランス人監督で、フランス人少女を描くフランス映画(資本はイギリスとベトナムも出した様ですけど)なのに、何で英語劇なの? これが最も気に食わない。でも、細部まで手を抜かない大作感と、主演の子の口元と身体付きの卑猥さに参ってしまったので(うわっ、小児性愛傾向丸出し!)、6点献上。
6点(2004-10-05 00:17:25)
284.  年下のひと
ま、本当の恋愛ってのは疲れるもんですよ…。そしてそこにハッピー・エンドはあり得ない。ましてやモラルに反旗を翻す芸術家同士では、お互いの愛が反発しあって決して溶け合うことはない。「愛を葬り去り平和を手に入れる」とは本作の中のジョルジュ・サンドの言葉ですけど、全くその通りです。オープニングが雑にまとめられていたので物語に入っていくのに苦労しましたし(自身の無知の所為もあるでしょうけど…)、二人の関係の不条理さに取り残されそうにもなりましたけど、いや、やっぱり恋愛ってこーゆーもんだと思い出しました。発見は、ヴィクトワール・ティヴィソルちゃんが「ショコラ」の前年に、ここでもジュリエット・ビノシュの娘を演じていたこと。しかし、もう少し気の利いた邦題を付けられなかったんでしょうか、5点献上。
5点(2004-10-05 00:16:56)
285.  葡萄酒色の人生/ロートレック
私は伝記映画は余り駄作にはならないと思ってますけど、極たまに「みすゞ」とか本作みたいな大変つまらない映画になることがあります。その一番の原因は製作者がテーマを絞っていない(絞れない)こと。偉人の生涯を描くこと自体にも意味があるとは思いますが、もっと大事なのは、人間としての偉人本人を掘り下げ、そこから普遍的テーマを表層に抽出することです。本作のロートレックは身障者として貴族(金持ち)の家に生まれた故、大変甘やかされた自堕落でつまらない小男というだけです。要するに唯の馬鹿。これはセットや映像以前の課題が疎かになってます、3点献上。
3点(2004-10-05 00:16:35)
286.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
姉妹にとっての「ターニング・ポイント」を、それぞれがロンドンへの「帰宅」とドイツへの「演奏旅行」に別れる朝に定めた、「ほんとうの愛と喝采の日々」。まず姉の視点で物語を進め、そこに欠落した「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」という謎で引っ張る巧みな構成で、愛を得る為に才能を開花させ、才能の為に愛を得られなかった女の、哀しく皮肉な生涯が描かれていく。動きの少ない題材だからか、カメラの方が動き(回り)過ぎるのが玉に瑕ですけど、ジャクリーヌの主観映像・音響等も凝っていて、彼女の孤独は充分伝わってきます。それにしても時代が違うんでしょうか、既に一流の音楽家だったジャクリーヌに付き人もつかず、言葉も通じない外国での演奏に一人で出されて、孤独に苛まれていたというのには大変驚きました。という訳で、7点献上。
7点(2004-10-05 00:16:10)
287.  サバイビング・ピカソ
ピカソとの関係の中で唯一正気を保ち続けたフランソワーズ・ジローの視点で描かれる、俗人パブロ・ピカソ。ピカソは生き様そのものがサディスティックだったので、彼の関係者は男女問わずマゾヒスティックになってしまう。ピカソに隷属することで得られる悦びは至上のもの。最後の愛人で最後の妻・ジャクリーヌ・ロックはピカソを「閣下」とまで呼ぶ(ほとんど「女王様とお呼び!」ってのと変わりません)。しかし、見るからにSタイプのナターシャ・マケルホーン演じるフランソワーズはMになれなかった。これはタイトル通り、飛行機事故生還者の手記に近いものがあります、6点献上。
6点(2004-10-05 00:15:47)
288.  クリクリのいた夏 《ネタバレ》 
観てる間はゆったりと沼畔ののどかな生活を満喫。しかし観終わってみれば後には何にも残らない、そんな映画。大体ラストで皆死んだか行方不明、沼地は潰されて巨大ショッピング・モールになってます、なんて説明要らないって。一体何が言いたいの? 戦争反対? 環境破壊反対? 毒にも薬にもならない婆さんの思い出話はもう聞き飽きた。大体「クリクリのいた夏」って、クリクリがいなくなる様な馬鹿な邦題付けたのは何処のどいつだ? クリクリ「だけ」が最後まで「いる」じゃんかよー(↓皆さん怒ってるじゃないか!)。少しは日本語文法勉強しろ! 5点献上。
5点(2004-09-24 16:12:59)(笑:1票)
289.  イギリスから来た男
スティーブン・ソダーバーグがタランティーノ風編集構成で見せる渋い男の復讐劇。とにかくテレンス・スタンプの、成熟した男が醸し出すショボカッコ良さ(と若い頃へのリスペクトと60年代への郷愁)だけを堪能する映画。中身はほとんど昔の日活アクション映画か健さん映画か王道アイドル映画と同じノリ。これは編集構成同様、タランティーノが「ジャッキー・ブラウン」でやったことと同じ、要するに(オタクが撮りたくて撮った)「オタク映画」という分類で間違いないでしょう。この映画に女子供はお呼びじゃない、従って女子供じゃない私は充分楽しめました。そういうことで、6点献上。
6点(2004-09-24 16:12:34)
290.  ネル
ネルは自然児や狼少女などではありません。人間である実の母親に育てられ、家屋に住み、衣服を身に着け、家事を行い、言語を操り、そしてクリスチャンでもある「普通の」成人女性です。本作の主題は“innocence”であり、それに触れることによって得られる魂の浄化。それを描くにはどうしてもこの設定が必要だったし、“innocence”を目の当たりにすると“idiot”に見えてしまうという辺りに、心の澱んだ我々現代人への皮肉も込められていたのだと思う。しかし物語を余りにもネル中心に進めてしまった為、その主題がぼやけてしまった。視点をもっと主人公の男女二人に絞り、彼らの物語を語るべきだった。彼らこそが我々を代表しているのであって、そこにこそ共感があるのです。これは中々惜しい仕上がりでした、6点献上。
6点(2004-09-24 16:12:11)(良:1票)
291.  死国
ちょっと極端に評価が低すぎませんか? 決して褒められた作品じゃないですけど、(特に邦画には)もっと酷い映画だって沢山あるし、そこまでコキ下ろすほど悪くはないと思いました。それに、黄泉がえった悲劇の鯖折り美少女・栗山千明を発掘した功績は偉大(さすが角川)。問題は演出にあると思う。主役三人の人物造形や正義のお遍路さん(?)の扱いが中途半端。また、四国全土が舞台となる空間的広がりのある題材なのに、映画が非常にこぢんまりしてしまってる(しかも何か貧乏臭いんですよね)。ということで本作に最も相応しい点数、【ひかりごけ】さん提唱の死点献上。
4点(2004-09-21 00:09:01)
292.  ひみつの花園
いやはや、とにかく面白い(「裸足のピクニック」はもっと面白いってか。早速観てみよう)。本作の前では「ウォーターボーイズ」なんか、プールの底に沈んだまま浮いてこれないでしょう。この映画にこそ「ノンストップ・ガール」というタイトルが相応しい。回転し続ける話の方も良いですけど、もう西田尚美最高! 彼女自身はイヤかもしれませんけど、これが彼女のベスト・アクトなのは間違いない。マイナスはやっぱ自主映画っぽさかなぁ、貧乏臭さが嫌いなもんで。もっとビッグ・バジェットで、「1941」や「バーティカル・リミット」並みの映像でこの馬鹿映画を再現して欲しいです、7点献上。
7点(2004-09-21 00:08:36)
293.  ワールド・アパートメント・ホラー
アニメ作家も一度は実写にチャレンジしたくなるのか、大友克洋実写初監督作は、社会の底辺で生きる不法滞在者の吹き溜まりを舞台にした、初期の大友マンガ風設定のホラー・コメディ。設定的にはもう少し弾けた展開も期待できたと思うんですけど、映画としては非常に無難な仕上がり。これはボロアパートの住人たち各々のキャラクターの描き分けが出来ていない所為だと思う。それぞれのキャラをもっと際立たせるだけで、ずっと面白い映画になった筈。それにしても、時代背景がモロにバブル期なので、映画の見た目の印象は凄く古臭い感じになっちゃいましたネ、4点献上。
4点(2004-09-21 00:08:17)
294.  MAROKO/麿子
演劇に近いものって、これ、二昔以上前の小劇場演劇を模倣しただけですよ。一幕一場・六幕ものの不条理劇をアニメで再現しようという発想は面白い。しかし、最も表現に制約の無いアニメという媒体で、最も制約のある舞台劇を再現することに意味があったんでしょうか? 枷を嵌めることで新しい表現に挑戦したなんて言わせません。だって、ここには新しい表現どころか、単なるパロディしか存在してないんですもん。確かに一幕目は目新しさもあって興味を引きましたけど、以降は代り映えのしない場面と聞いたことのある様な台詞ばかりで、流石に飽きちゃいました、4点献上。
4点(2004-09-21 00:07:58)
295.  クリミナル・ラヴァーズ
「ナチュラル・ボーン・キラーズ」風の逃避行型ロード・ムービーかと思いきや(だってタイトルが「クリミナル・ラヴァーズ」だし、二人が典型的なバカップルなんだもん)、途中から「本当は怖いヘンゼルとグレーテル」へと変貌。確かに【SAT】さんの書かれている様に、ここにはありとあらゆる悪徳が描かれてる。虚言、誘惑、嫉妬、殺人、強盗、監禁、男色、カニバリズム…。フランソワ・オゾン作品は消毒臭の漂う様な映像が多かったですけど、本作はやけにヘヴィでダーティ。何を伝えたいのかは今一つ解りませんでしたが、サスペンスフルな展開で最後まで見せてくれました、6点献上。
6点(2004-09-14 23:16:27)
296.  海をみる
これは面白かった。フランソワ・オゾンの短編映画(実際は中篇)であるということしか知らず、タイトルから退屈なアート系作品だとばかり思ってたので、まさかの展開に驚きました(もちろん、これは「芸術」等ではありません)。「ファニー・ゲーム」にも似た感じですけど、こっちの方が断然上。オゾンは観客が主婦・サーシャを蔑む様に仕向けていく。すると同時に、タチアナの憎悪が表面化していく。クライマックスは食卓の場面。タチアナの質問が徐々に、そしてずかずかとサーシャに踏み込んでいく。二人を切り返す毎にどんどん表情に寄っていくカメラ。「もうやめてーっ」という位の息詰まる緊張感。電話が鳴って引きの映像に変わった瞬間、私もホッとして思わず息を漏らしてしまいました。こんな経験、最近ではありません、7点献上。
7点(2004-09-14 23:15:58)
297.  サマー・ドレス 《ネタバレ》 
見るからにゲイの友人と海辺にバカンスに来た青年が、砂浜で女に出会う。「女性は初めて」だと言う青年を女は意に返さず青姦に突入。林の中で全裸になって女に突っ込んでいると、その間に青年の荷物が盗まれてしまう。全裸だったので仕方なく女の「サマードレス」を着て帰ると、それに欲情した青年と友人はキッチンで始めてしまい、今度は青年が突っ込まれる番。翌日、青年は女に服を返す。以上が掛け値なしの全ストーリー、15分。ロカルノ映画祭グランプリ受賞作ってことですけど、これはよー解らん。よー解らんので粗筋しか書きようがなかった…、5点献上。
5点(2004-09-14 23:15:37)
298.  サイレンス
話的にはイランの話だと思うんですけど、同国での検閲を嫌い、本作は全編タジキスタンで撮影されたのだそうです。しかも巨匠モフセン・マフマルバフと言えど、予算も潤沢じゃない様子。だから風景を撮影することが出来ない。出演者も素人ばかりで、動きのある難しい演技が出来ない。さあ、どーする? きっとそれで、ヤン・シュワンクマイエルばりの接写映像ばかりになってしまったのだと思います(確証無し)。従って映像からは全く空間的広がりを感じることは出来ませんが、イメージと文化の広がりは十二分に感じることが出来ました。それにしてもお母さんを除けば、ほんの一瞬映るだけの人も含めて、本作には美女と美少女しか出てきませんねぇ…。こんなトコも含めて、マフマルバフの映画は非常に私好みです、6点献上。
6点(2004-09-14 23:14:29)
299.  金玉満堂/決戦!炎の料理人
「食神」と比べれば、かなりオーソドックスな料理対決モノとなってますが、ストーリー自体が無茶苦茶なのは同じ。全てのエピソードが唐突に始まり、映画は強引に推し進められていきます(が、弾け具合は「食神」の比ではありません)。しかし、美人女優にブス・メイクを施して、後半一気に美女へ変身させるのは、香港では一種の流行だったんでしょうかね? 引く一歩手前のギャグにも独特のものがあります。また、満漢全席勝負の審査委員長が日本人なのは、日本マンガへのオマージュなのか、パクってばかりいることへの償いなのか…。ということで、私的には惜しくも5点献上。
5点(2004-09-14 23:14:06)
300.  シーズ・ソー・ラヴリー
ありそうで無かったタイプの大人のラヴ・ストーリー。何が衝撃的って、男が初対面の自分の子供に向かって「お前はいらない。俺が欲しいのは彼女だけだ」とはっきり言う所。誰が定めたかも判らない、所謂モラルをここまで明快に否定した映画は他に無いでしょう。存在すら知らなかった自分の子供が突然目の前に現れた時、普通の映画では、まるで宇宙の定理の様に一瞬にして母・父性愛に目覚めてしまう。でも、果たしてそうか? 何かで親や子供には時間をかけて「なる」ものだと読んだことがありますが、そっちの方が正しいでしょう。子供の存在を知らなかった男は、もちろん親になってなかった訳ですけど、女の方も親にはなってなかったのです。愛し合う男女の話として、これは非常に正しい結論だと思いました、6点献上。
6点(2004-09-12 00:06:06)
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