281. お気にめすまま
ジャック・ニコルソン、エレン・バーキン主演のロマンチックコメディー。 二人の役者としての位置づけや年齢から考えても、 完全な大人の恋愛映画だと期待して鑑賞したのだが、如何せんストーリーが面白くない。 全般的に終始平坦な流れで設定はもちろん、グッとくるような際立った展開がなく、 コメディー部分の方も、脇役たちがいろいろ絡んできても、まったく笑いに繋がらない。 ロマンチック色もコメディー色も弱く、普通のカップルの出会いからくっつくまでの経過を 端で見ているようなもの。主役の役者さんは好きなんだけど、このシナリオではちょっと・・・。 あまりお薦めはできない作品。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-15 06:14:53) |
282. 完全なる飼育
かなり昔に原作を読んだ覚えがある。実話だけに当然リアリティーはあるのだが、 あとがきには被害者の女性に取材を申し込んだものの、 「今は専業主婦として幸せに暮らしているので」という理由で拒否されたと書かれていた。 女子高生の感性などは、常人にはおよそ理解できない不可思議な部分が多々あるので、 本人ですら説明のしようがなかったのかもしれない。 映画では調教の過程をかなりハショリ、女子高生の家庭環境を含めた当時の状況、 監禁時の心理状態などは詳しく描かれていない。もっとも最後の部分は原作も同様なので、 映画で表現しようにも、このあたりが限界なのだと思う。 一本のドラマとして見た場合でも、やはり物足りなさ、消化不良の感は否めなかった。 [ビデオ(邦画)] 3点(2011-08-14 19:14:51) |
283. GODZILLA ゴジラ(1998)
普通の怪獣映画として観ればいいんだろうけど、 「ゴジラ」と銘打ってあると、どうしても日本のゴジラのイメージが邪魔してしまう。 姿形も全然違うし、戸惑う人はかなり多いんじゃないかと。 ゴジラの初期設定のポイントは押さえており、ストーリー自体はそれほど悪くない。 動きはかなり俊敏で、日本のゴジラとは違う新しい設定もなされている。 ラストは続編を意識しての終わり方だったようだが、 あまり評判が良くなかったのか、どうやら「2」はなさそうだ。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-14 09:43:45) |
284. 七人のおたく cult seven
「七人の侍」のパロディで、コメディータッチの映画。 全体的には肩の力を抜いて鑑賞できる気軽さがあるが、 おたくたちの半分ほどは、ストーリーの内容に生かされていない。 いくらパロディとはいえ、もっと脚本をしっかりと練って欲しいところ。 一番活躍してて印象に残っているのは、ウッちゃんのアクション。 素で格闘技おたくだなと笑ってしまった。疲れている時に気分転換したい人などにはお薦め。 [地上波(邦画)] 3点(2011-08-14 07:17:11) |
285. 失踪(1993)
キーファー・サザーランド主演、サンドラ・ブロック競演のサスペンス映画。 実際にあった事件をベースにしているようで、そう考えると怖いことは怖い。 ドラマとしては後半がかなり強引な展開で、サイコサスペンスという印象は薄い。 どちらかと言うと、テレビ向きのサスペンスドラマといった感じ。 設定はいいんだけど、結局はシナリオの練り不足、尻すぼみといった内容の作品だった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-14 07:03:58) |
286. 推定無罪
ハリソン・フォード主演のサスペンス推理ドラマ。 原作自体がかなり密の濃い内容といった印象で、2時間ちょっとの尺ではいかにも駆け足状態。 事件の概要、裁判過程、特に人間関係において、かなり希薄な作りだなという印象。 途中で犯人がわかってしまう演出にも問題はあるんだろうけど、 これはあまりにも説明、描写不足というか、結果的に典型的な安直パターンになってしまい、 どうしても軽さを感じてしまった。ていうか、どう考えても無理があるでしょ。 ストーリーそのものは面白いと思うんだけどね・・・。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-13 19:36:46) |
287. デモリションマン
スタローン主演の近未来SFアクション。 あまりにも凝り過ぎた設定のためなのか、ストーリーにヒネリがなかったからなのか、 アクションが今イチだったのか、ちょっと記憶が定かではないが、 面白いなという感想は抱かなかった。 SF好きか、スタローンファンの人なら楽しめる作品だとは思うが・・・。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-13 08:11:37) |
288. フィフス・エレメント
いかにもSF超大作といった作りで、映像はもちろんのこと、 先の展開に期待を持たせる雰囲気はいいのに、中盤からどんどんパワーダウン。 ややコメディータッチの演出が悪いとは思わないんだけど、 ストーリーやキャラクターがかなりごちゃついていて、もうほとんどコミック化状態。 愛は地球を救うといった展開には、もう生理的に受けつけなかった。 同じようなコメディータッチのSF、「ギャラクシークエスト」は面白かったのになぁ。 やっぱり映画はシナリオなのかな。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-12 16:48:39) |
289. ベスト・フレンズ・ウェディング
ジャンルとしてはラブコメになるんだろうけど、 この設定はもう最初から「ベストフレンズ」じゃないよね。 まあ何とも軽薄な序盤の流れだけど、またヒロインの奮闘ぶりがあまりにもしょーもなくて、 笑えないうえに、まったく共感できなかったのが致命傷だった。 一方、本作では脇役のキャメロン・ディアス。彼女のキャラは立ってないのに、一途でかわいい。 鑑賞している側は多数の男性が彼女を選ぶだろうし、ありえないほどのミスキャスト。 これじゃヒロインはまるでピエロ状態で、なまじ演出がいいだけに余計それが目立ってしまった。 ヒロインの切ない気持を表現することが本筋のはずなのに、 それに見合ったシナリオやキャスティングが用意されてないなんて・・・。 女性の方が、男性よりは感情移入できるかもしれないね。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-12 08:58:40)(良:1票) |
290. ボルケーノ
マグマを題材にした、凄いシチュエーションのパニック映画。 主人公の役職の設定が今一つピンとこないのだが、相当権威があるようで、 まさに孤軍奮闘の大活躍を見せる。その冷静沈着さは、まるでロボットのようだ。 近年のパニック映画と同様、映像で見せるオーソドックスな作りで、 それなりに楽しめる作品には仕上がっている。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-12 07:46:36) |
291. 八つ墓村(1996)
ストーリーはわかっていたので、安心して観れる・・・と思っていた。 しかし金田一役の男優は一応役作りはしているように見えたが、今一つハマっていない。 そして圧倒的にひどいのが、浅野ゆう子の大根ぶり。とても映画レベルの演技ではなく、 すべてが台無し。なぜろくな演技もできないTVタレントを重要な役で使ったのか、 まったく理解できない。キャスティングがいかに大切か、認識させられた映画だった。 [ビデオ(邦画)] 3点(2011-08-12 04:16:53) |
292. ロボコップ2
ロボコップとしてのキャラづけは前作で完遂されているので、 当然ながら今作ではストーリーよりも、アクションシーンに頼らざるを得ない。 結果、映像的に見栄えが良くなったが、アメコミのような単なるヒーロー物になってしまった。 主役のピーター・ウェラーは好きな役者さんで、いつも何か悩んでいるような顔つきは 「1」のロボキャラにはハマッていたが、今作のようなストーリーでは彼の個性も生かされない。 「3」での主役交代も頷けるような出来の作品だった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-11 08:42:57) |
293. ミッション:インポッシブル
「スパイ大作戦」の映画化作品らしい。あのドラマは面白かったけどね。 こちらはテレビ版とは異なり、トムクルーズのヒーロー的映画となっている。 チームワークもへったくれもない、冒頭からの展開には思わず苦笑。 まあ彼のためのアクション映画ということで一向に構わないのだが、問題は中身。 前半からオチが読めてしまうキャスティングって、果たしていかがなものだろうか? 「こいつ怪しいな」と思ったのは、きっと自分だけではないはず。ストーリー展開もチープだし、 肝心のアクションシーンも並。トムのファン以外は見所のない映画だと思う。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-11 03:12:59) |
294. ユニバーサル・ソルジャー
アクション映画としてはそこそこなのだが、ストーリー面が凝った設定にも拘らず、 主役二人の状況描写が浅薄なのが欠点。そのため純粋にアクションシーンを楽しめない。 例えて言うと、高級料亭で煮込みの足りないおでんを食べさせられたような感覚。 中途半端になるのなら、最初から"安い店で食べるおいしいおでん"を目指したほうがいいと思う。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-10 05:52:52) |
295. ピースメーカー
サスペンスアクションとしてはスリリングさがないし、 ストーリー自体にも捻りがなく、どうにも盛り上がりに欠ける。 ビッグスター二人のキャラ設定にも魅力がないのか、あまり面白さを感じなかった。 映像はそれなりだけど、内容は地味で、いかにもB級アクションといった印象の映画。 [映画館(字幕)] 3点(2011-08-10 04:05:51) |
296. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
メル・ギブソン主演のSFラブ・ロマンス。 SFなので突拍子もないアイデア自体は別に問題ないのだが、主人公の選択に意味があるのか、 という大きな疑問点が一つ。また主人公の親友である科学者や軍の対応など、 本作の重要ポイントに関わる状況設定があまりにも浅薄でいい加減すぎる。 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のようにコメディー色が強ければ、 多少の矛盾もカバーできるんだろうけど、シリアスなストーリー展開だと、 もっとしっかりした設定を用意して頂かないと、とても感情移入などできない。 結果、ラストの展開もご都合主義の陳腐なものにしか映らなかった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-09 10:14:22) |
297. アナライズ・ミー
デニーロのとぼけたコメディー演技が愉快で、設定自体も面白いのだが、 シナリオの出来はあまりいいとは言えない。本来なら笑わせつつ、 主治医との友情シーンでほっくりと、内容に厚みを持たせたかったのだろうが、 残念ながらその狙いは今ひとつ伝わってこなかった。 全体的には小振りなコメディー作品といった印象。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-09 06:38:46) |
298. プラクティカル・マジック
ファンタジー、コメディー、ホラー、家族愛、ロマンスなど、 たくさんの要素が入っている映画。映像がきれいで演出も決して悪くはないのだが、 どこに焦点を当てて鑑賞したらいいのか、ちょっとよくわからずに戸惑ってしまった。 サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンはさすがに存在感はあるものの、 二人のキャラ設定も今一つピンとこない。やはりストーリーよりも、 雰囲気で観るジャンルの作品なのかも。そういった意味では女性向けかな? [地上波(吹替)] 3点(2011-08-09 06:03:45) |
299. 陪審員
マフィア絡みの事件での陪審員と聞けば、先の展開はある程度予想できると思う。 スリルやサスペンスばかりではなく、殺し屋がヒロインに・・・・・・・という 展開に妙味は感じたんだけど、全体的にシナリオがとても粗っぽい。 ヒロインや殺し屋の行動に、「ダイ・ハード」的なご都合主義が漂っていて、 今ひとつリアルさに欠ける結果に。 あまり深く考えずに娯楽サスペンスとして観れば、そこそこ楽しめるかと。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-06 21:14:45) |
300. 恋人までの距離(ディスタンス)
主人公とヒロインが、とてもよくしゃべる映画。 二人ともかなりの話好きらしく、もう最初から最後までしゃべりっぱなし。 これだけ洒落た会話ができれば、きっと楽しいんだろうなぁ。 そういうわけで、ストーリーのほうはずっとこの調子で、特別な盛りあがりもなく、見知らぬカップルのあとをこっそりストーカーしているような気分を味わえます。 邦題の意味だけはよく伝わってきたけど、さすがに後半は覗き疲れました。 どうやら続編があるようで、どうせなら二本繋げたものを観たかったです。 [DVD(字幕)] 3点(2011-08-06 09:42:45)(良:1票) |