321. 驟雨
いやぁ、これ面白かったっす。 成瀬作品の中では『おかあさん』の次によかったっす。 そして青観さんのおっしゃる様に、本作でも香川京子が抜群にかわいい! 夫の愚痴をこぼしている時のムクレ顔ったら、かわいくて噛み付きたくなっちゃうくらいかわいい! 顔のパーツが、ダウンタウンの浜ちゃんの様に、中心に寄ってる感じがまた、いとおしい。 ただし、前半はやや退屈。 後半、尻上がりに良くなり、特にラストは最高! あの終わらせ方は、最近観た邦画の中ではピカイチだった。 男女の腐れ縁的なテーマを描かせると、やはり、成瀬監督の右に出る者はいない気がする。 本作は“惚れた腫れた”という、一筋縄ではいかない夫婦関係を、絶妙に描き出しており、ユーモア感も相まって、素晴らしい出来栄えの作品である。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-11-09 20:26:45)(良:1票) |
322. 薔薇合戦
三宅邦子、若山セツ子、桂木洋子の三姉妹が印象的な成瀬巳喜男監督の作品です。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-11-08 13:29:29) |
323. 洲崎パラダイス 赤信号
映画館まで観に行った作品。 映画館で観てよかった。 “洲 パラダイス 崎”と架かったアーチが何とも印象的な作品だ。 あのアーチを観ただけで、心が躍ってしまった。 勝鬨橋や都電、そしてこのアーチなどが鮮烈に映像に焼きついており、それだけでも貴重極まりない本作。 本作『洲崎パラダイス 赤信号』は、成瀬巳喜男監督の代表作『浮雲』を思わせる“男女の一筋縄ではいかない後腐れな関係”を首尾よく描いている。 さすが川島雄三監督の代表作の一つと呼ばれるだけあって、独特の余韻を残す紛れもない傑作だった。 それにしても、蕎麦屋のお姉ちゃんを演じていた芦川いづみだが、めちゃくちゃキュートだった! 夫である藤竜也がニクイ!! 最初は7点をつけようと思ったが、あまりに脳裏に焼きつく映像の数々に、1点プラスの8点を献上したい。 [映画館(邦画)] 8点(2007-11-01 20:58:16)(良:2票) |
324. 白い酋長
初期のフェリーニ作品には傑作が多い。 というより、ほとんどが傑作だ。 本作もフェリーニの初期作品なのだが、珍しく凡作。 しかし、つまらないわけではない。 少なくとも、フェリーニ晩年のくどすぎる作品群よりは楽しめると思う。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-01 20:25:44) |
325. 鰯雲
まず、この貴重なる成瀬監督の作品を観ることができたことに満足です。 まあ、それだけいいです。 話としては、村の中の血縁関係が複雑且つ入り組み過ぎていて、物語に入り込むのに時間を要します。 そして終盤近くで、どうにか大体の血縁関係が把握できました。 映画館を出た後、「あの二人(小林桂樹と司葉子)はどう考えても血がつながってませんか?種違いなんですよね??」と、見知らぬ方から質問を受けました。 結局、私もうまくその人に説明することはできませんでしたが、映画館を出た後のこうした見知らぬ映画好きの方との会話は、いいもんですね。 [映画館(邦画)] 5点(2007-10-29 00:55:41)(良:1票) |
326. 河(1951)
ジャン・ルノワールの代表作をやっと鑑賞できた。 インドが舞台だが、とても美しく撮られている。 ストーリーの本筋は、少女が大人になっていく過程における喜びと苦しみだ。 子猫から雌猫(本作からの引用)へ、さなぎから蝶へ、美しく立派な女性になる上での、心の葛藤を描いた本作。 恋というものへの「憧れ」が「現実」となってしまった時の喪失感も巧く表現されていた。 娯楽性は低いが、何とも心にしみいる作品であった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-20 10:27:09) |
327. 突撃(1957)
今まで観たキューブリック作品の中では最上位。 カーク・ダグラスが端整で素晴らしくかっこ良かった。 そして、カーク・ダグラスが砲撃の降る濠の中を、顔一つゆがめずに歩く姿に痺れた。 シャープなモノクロ映像も印象的。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-19 12:46:49) |
328. 麦秋(1951)
小津作品ならではの、登場人物同士の妙な掛け合いがいいですよね。 あれだけで楽しくなっちゃいます。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-15 20:00:16) |
329. アメリカの影
面白いとは言えませんが、変な緊迫感が漂っていていいですね~ [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-15 19:56:55) |
330. 野いちご
何と言うか、美しいと表現するしかない名画ですね。 面白いといえる内容ではなかったですが、その孤高の映像美にはやられました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-15 19:39:10) |
331. 夜と霧
アラン・レネの放った強烈なドキュメンタリー作品。 いよいよアラン・レネが大嫌いになってしまった記念碑的作品。 [ビデオ(字幕)] 2点(2007-10-15 12:01:04) |
332. 無法松の一生(1958)
バンツマの方を早く観て比較してみたい! [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-15 11:56:05) |
333. 浮雲(1955)
日本映画史に燦然と輝く名作です。 内容的には暗すぎて、しつこ過ぎて、どうも後味が悪かったですが、ケタ外れの負のパワーを持った作品ですね。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-14 17:51:36) |
334. 不良少女モニカ
ベルイマンらしくないけど、普通に楽しめます。 いや、ベルイマンらしくないからこそ無難に楽しめるのでした。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-14 17:50:00) |
335. 白夜(1957)
普通、「いかにもセットっぽい」と言うとマイナスの意味だと思うが、本作については違う。 「いかにもセットっぽい」からこそ独特の雰囲気が出ている。 モノクロ映像と相まって、オリジナリティの高い作品に仕上がっていて見事。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-14 17:45:19) |
336. 二十四時間の情事
岡田英次はこういう二枚目路線よりも、もう少しズレた感じの2.5枚目がいいんでないでしょうか。 具体的に言えば、『砂の女』で惨めに奮闘する学者役ですとか。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-10-14 17:34:23) |
337. 東京物語
小津作品としては代表作と呼ばれる本作ですが、個人的には一番だと思っていません。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-13 15:29:28) |
338. 田舎司祭の日記
これって、観た直後は「単なる暗い映画だなぁ~」という印象でした。 それがそれが、観てから時間が経ち思い返してみると、なんか心に残っているものがあるんですよね。 物静かだけど記憶に残る、観終えた後にじわじわと影響を及ぼす作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-13 15:16:58) |
339. 第七の封印
話はつまらないのですが、イングマール・ベルイマンにしか出せない唯一無二の映像には、ただただ感嘆するしかないですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-13 10:39:01) |
340. 情婦
展開自体はものすごいので楽しめますが、そこまで良いとは思えませんでした。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-13 10:15:49) |