21. ホワイトナイツ/白夜
《ネタバレ》 最初のほうの飛行機がソ連に不時着するシーンで、バリシニコフが取り乱してトイレでパスポートを破り捨てるシーンはものすごく緊迫感を感じましたが、緊迫感はそこまででした。ソ連の大佐たちがあまりにも典型的な間抜けな悪役として描かれているので、ソ連が崩壊した今となっては、失笑してしまい、最後まで緊迫感を取り戻すことができませんでした。あのロケって実際にソ連で行われているのでしょうか。あんなふうに描かれてはソ連でロケの許可がおりそうもないので、米国内のセットでしょうか。バリシニコフ演じるニコライは、最初の亡命のときに、当時の恋人にえらい迷惑がかかったのを知っていながら、二度目もちょっぴり色仕掛けで協力を頼むなんて!あれが現実だとしたら、あの彼女はまたしてもひどい目にあったのでしょうね。自分が自由になるためには周囲の犠牲も省みないニコライの自己中心的な態度がちょっと鼻につきました。実際にミーシャもそうだったの? 6点(2004-12-21 22:04:41) |
22. 恋におちて
配偶者以外との見境のない恋愛を正当化しているようなストーリーが見ていて不快だった。それぞれの夫婦にも微妙な心のすれ違いがあったようだが、それならば本屋や電車で偶然出会った赤の他人との恋愛よりも、配偶者との関係改善にエネルギーを費やせばいいのに。それぞれの配偶者との間に心が通い合っていなかったことが描かれているが、あの2人が配偶者以上に理解しあっていたかは疑問。ただ配偶者への不満と情熱だけで突っ走っているように見えた。これからもあの2人がうまくいくとは限らない。うまくいかなくなったら、きっとまた電車で会った人との安易な恋愛に逃げるのだろう。音楽が素晴らしかっただけに、自己中心的なストーリーで残念。 6点(2004-09-25 21:55:10) |
23. マネキン
いろいろ批判したい点はあるけど、そういう小うるさいことを一切言わずに楽しむのが、この映画の正しい見方だと感じました。楽しくて明るい気持ちにさせてくれる映画です。 7点(2004-08-20 21:45:33) |
24. ビッグ
いいかげんな社会保障番号書いて就職したら、そんな人はいないってことがすぐにバレるんじゃないの等々、いろいろツッコミたくなる点が多いですが、そもそも「大人にして」という願いが移動遊園地の機械で叶えられるという設定自体が荒唐無稽ですから、いちいち細かい点に目くじら立てずに見ようと決めたら、結構楽しく見られました。あと、この映画よりも後に作られた「未来は今」という映画と一部似たストーリー展開がありました。「未来は今」はいろいろな映画のパロディっぽいつくりだったので、「ビッグ」のパロディでもあったのでしょうか。 7点(2004-05-28 14:42:15) |
25. 遠い夜明け
7点(2003-12-24 09:29:53) |
26. ベルリン・天使の詩
いい映画なのだろうと思いますが、退屈でしかたありませんでした。内容を知らずに見たので、自分がイメージしていた「天使」とあまりに違い、驚きました。天使の描き方は「シティ・オブ・エンジェル」と似ていましたが、「シティ・オブ・エンジェル」はこの映画を参考に作られたのでしょうか??ピーター・フォークがいい味出してました。 5点(2003-12-12 16:35:36) |
27. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で30年後の未来として描かれていた2015年がついに来てしまいましたね。この節目の年を記念し、1作目を見直してみたら、新たな発見がありました。 以前はマーティや30年前のマーティの両親と年齢が近かったので、彼らに感情移入して見ていました。そして、のび太くんのようなパパが、30年経ってもジャイアンのようなビフにコケにされ続けていたのに、たったひとつの出来事を自信に、生まれ変わるサクセス・ストーリーとして見ていました。 そして中年になった今、見直すと、私はドクに感情移入していました。1955年には、ロクでもない発明しかできず、友だちもいず、変人だと思われていて、自分でも自分の可能性が信じられなかったドク。ところが、30年後の未来からやってきたマーティが、ドクが未来に大発明をすることを教えてくれ、そして何より、親子以上に年の離れたマーティがドクを友人として愛し、テロリストに殺されるドクの将来を心から心配してくれたので、ドクは自信を取り戻し、その後の30年にわたって研究を続けることができたのです。 このように、この映画は若者が見ても中年が見ても楽しめます。さらに30年後の老年になったらどんな感想を持つでしょうか。 話は変わって、ドクを演じたクリストファー・ロイドさんが8月21日に来日するそうですが、今、76歳だそうです。ということは、30年前の映画の中ではおじいさんのように見えて、46歳だったのですね。 8歳の息子いわく「この人たち(マーティとドク)どういう関係?」「友達だよ」「友達? ただの友達?」そう言われてみると、すごく不思議。年が離れているのに、固い友情と信頼関係で結ばれ、同年代の友人以上に気が合っている。過去(1955年)ではなく、現代(1985年ごろ)で二人が会ったとき(ドクがタイムマシンを発明することをマーティが知らなかったときに)、どういうきっかけでつきあいが始まったのだろうと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-08-04 17:33:20) |
28. デッドゾーン
《ネタバレ》 無駄なシーンが一つもなく、最後まで引き込まれる作品。哀しい主人公をウォーケンが好演。結局主人公は最後まで報われませんが、息を引き取る寸前に、元恋人から「I love you.」と言ってもらえたことで救われたのでは? と思わなければやりきれない切ない映画です。 9点(2003-08-02 21:19:14) |
29. ハイランダー/悪魔の戦士
《ネタバレ》 大好きです。何回見ても飽きません。不老不死であるがために愛する者たちに先立たれていく悲しさを演じたクリストファー・ランバートが最高です。彼の妻が死んだシーンで流れるQueenのWho Wants to Live Foreverが効いてます。Queenのフレディ・マーキュリーが早死にしてしまったことを考えると、別の意味でも悲しくなります。ショーン・コネリーもいい味出してます。それなのに、ハイランダー2とハイランダー3は、いったいどうしてあんな駄作に...。 8点(2003-07-30 17:49:38) |