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21.  ミスター・ルーキー
“パートタイムの覆面ピッチャー”というユニークな設定に、勝手にコメディかと勘違いしましたが、実際はヒューマンストーリーでした。野球というのは皆で勝つもの。一人に焦点をあてるのが悪い…と言うわけでは決して無いが、どうもピンと来なかった。“阪神の優勝は関東出身者によって齎された”…という設定もいただけません。やはり内容が内容なだけに、関西出身の役者が演じた方が宜しいのでは…(何より長島一茂の演技にはトボしいものが)。でも私にはわかりませんが、両親が標準語でも子供は関西弁になるものなのでしょうか。それとは別に、バースの登場はやはり胸踊りましたね。ラストを観れば…なるほど。“正夢”ならぬ“正映画”ですか(笑)。
2点(2004-07-03 15:16:21)
22.  トゥームレイダー 《ネタバレ》 
ゲーム制作者は、日本だけ本作ゲームが売れない事に首を傾げているようで、斯く言う私も店のデモ版を少しプレイした程。ヨーロッパでは難易度の高さとこの手のキャラクターが人気らしいのですが、アクションゲームが苦手な上、美形を好む日本人には合わないのでしょう。そんな海外の人気ゲームの映画化も、個人的にはあまり面白く感じませんでした。40分頃からパパのお手紙で急に発生する様な後半のストーリーは、前半とのバランスが悪く、簡略化されたセリフで全体的なストーリーが掴めない。せめて、起承転結となる基本のストーリーが見えればもう少し楽しめたかも。唯一の見せ場でもある、ゲームの特徴を掴む為のアクションも後半に失速。ショボショボのCGも一喝したい所。ゲームは1プレイでララ・クロフトが活躍する訳で…、故になんの助けもナシに全てを敵にまわし、2丁拳銃を武器に1人でテキパキとなんでもこなしちゃうゲームをまんま映画にしても、正直あまり魅力を感じないんですよね。※ちなみに、アンジェリーナ・ジョリーの顔から釈由美子の声が出ると言う…摩訶不思議な現象が…。フジテレビはディズニーか何かと勘違いしてるのでは…。普通に声優を選択していただきたいもの。
3点(2004-06-27 00:56:46)(笑:1票) (良:1票)
23.  ハリー・ポッターと賢者の石
本場イギリスの魔法モノの話と来れば、人気が出るのも頷けます。…ただ、序盤からトントン拍子に都合良く話が進むので、物足りなさを感じてしまいます。挫折を知らずに送る人生程怖いものはありません(笑)。ハリー・ポッターの負け無し&サクセスストーリーも、子供には良き憧れの対象となるのでしょう。個人的には、なんの失敗も挫折も無いストーリーにダレるのみでしたが…。そもそも、ハリー・ポッターは一体なんの目的で魔法学校へ入学し、そして一体なんの目的で魔法使いになりたいのでしょうか…? 心理の探究を描いていない為…、映画からは全く読み解く事が出来ませんでした。また、話が大雑把に展開していく為、ストーリーを掴むのに大変でした。それもこれも、原作を読めば分かるのでしょうが、個人的にはもう映画でお腹一杯!!…と言う感じです。ちなみに、キキもビックリな“魔法のホウキ”は、枝の部分が細過ぎて、乗っている時に痛くないのか…なんて余計な心配をしたり…(笑)。上手く行き過ぎるストーリーも、もう少し何らかの障害があれば面白くなったでしょうが、子供向な作品にそんなものを求めるのはヤボと言うものでしょう。…にしても苦痛な時間でした…。これを観てサイコ―!…と言える程若返りたい(苦笑)。
4点(2004-06-26 00:44:42)(良:2票)
24.  千と千尋の神隠し
この映画の方が逆に分かりやすいんですよ。如何せん、宮崎監督が「10才の子供達のために作った」と言うぐらいだから…。金満主義・自立・環境問題・文明否定(←言うのが恥ずかしいほど…笑)。どれもがストレートで「ナウシカ」「ラピュタ」と比べれば押し付けがましい(分からないのはアホなアメリカ人だけ)。5点以下を付けている方の殆どはおそらく「ナウシカ」「ラピュタ」愛好者(?)だと思うのですが、言いたい事が…「???」と言ってるのはそういう事では無く、だからなんなのサ…と言う事。金満主義・自立・環境問題・文明否定は、確かに今の世の中(特に日本)に相応しく、個々の問題は諦観しなければならないが、そんな事は自己認識で充分! 逆にこの映画を観て初めて認識を持てば、それは今まで問題の諦観がなかっただけでそれで良し! …物事の本質は“冒険モノ”か否かではなく、非常に意図性の強いレーゾンデートルに有るかと言う事。不明確なのは、完全な善でもない悪でもない登場人物達(見終わればただのオプチミスト)と、複数テーマ混合の基本的なコンポジションの無いストーリー…そして、舞台の意図性が全く無い事(←何故、神様なのか・何故、風呂屋なのかは本作品で明らかにされていない為、他の舞台への置き換えが通じる)。一方、「ナウシカ」「ラピュタ」の場合、絶対にその場所でなければならない意図性を秘めているわけで…、物語の構成も実に緻密に組まれている。…ナウシカの巨神兵が、“核批判”を差すレトリックだと…、一体どれだけの人が気付いているだろうか。それはさておき、この作品に対しては一定の評価はしたいが、残念ながら「不思議の国のアリス」のパクリ…いやいや、オマージュ作品として見れば、評価が下がるのはどうしても否めないのである。
5点(2004-06-23 16:16:14)(良:1票)
25.  ザ・メキシカン 《ネタバレ》 
銃のシリンダーがハート型と言うだけで、構造的に思わずツッコミたくなりますが、所詮は映画っぽく創られた映画に過ぎません。二転三転も…四転五転もするストーリー展開は、過度に創り込み過ぎ。行き当たりばったりなストーリー進行も、理由が後付けのようになっていてメリハリがありません。ラストはあれでいいのか…? 誰が誰を殺しても終わり良ければ全て良し…と言うラストはどうしたものでしょう…。銃にも恋人にも終止振り回されっぱなしだったブラッド・ピット。終止不満を打ちまけていたジュリア・ロバーツ。この二人が恋人同士と言うだけでもうミスキャスト(姉と弟にしか見えない)。唯一、音楽は勿体無いぐらい良かったですが。
4点(2004-06-10 03:37:37)
26.  チャーリーズ・エンジェル(2000)
ビル・マーレー演じるボスレーをチャーリーだと今まで思い込んでいた程、TV版を含めて予備知識ゼロの私に本作が楽しめるのか…観る前はかなり不安でしたが、それなりに楽しめました。3人のコスプレに終始した内容も、目の保養になれば許せます。…ただ、先の意見同様、やはりハシャいで騒いでワァ―ワァ―言っている彼女たちを客観的に見ると幻滅する(特にナタリー)。やはり、知的で教養に溢れる女性3人組として描き、マジメなアクション映画に仕上げて欲しかった気はする。この有り得なさとバカバカしい程のノリノリイケイケ映画も、やはりBGMの良さは一目置きたい(そう言えば“ディスチャ”はいずこへ…?)。そんなアホな!…と連呼する事間違いナシのデフォルメ演出の多々はやはり一喝したい所。 
3点(2004-06-02 16:20:44)
27.  アニマトリックス
マトリックスの持つ独特な世界観を、日本アニメのクリエイターに依頼し、創られたもう一つのマトリックスの世界。…とは言え、元は「攻殻機動隊」からのオマージュで創られた世界観なので、こちらから観れば“鮭は生まれた川に帰る”…と言う様な感じでしょうか。オムニバスにして、個性的な作品はそれぞれ実に興味深い。やはり、一番良かったのは“ビヨンド”ですね。元からある“虚構と現実”の世界観を“レトリック”と言う名のオブラートに包んだ印象。空間の表現がとても素晴らしく、不思議な感覚に陥ります。乗り物酔いならぬアニメ酔い。インタビューで、森本晃司監督は物事を斜めに見ている…と外国のスタッフが言っていましたが、まさにその通りで、人の見る視点を真っ向から崩して創る独特な世界観がとても心地よい。彼の作品が唯一このマトリックスの世界を拒絶しているような印象があります。…ただ、非常に残念なのは、こうした日本アニメと外国アニメのギャップが、より一層浮き彫りとなってしまった事。いかに日本のアニメが優れているか。これに気付かされた一方で、世界でも認知されている“ジャパニメーション”を大切に扱って来なかった日本文化との対比。故に、ウォシャウスキー兄弟が日本アニメに報謝の念をもって製作した作品だ…なんてTVで聞きましたが、クリエーターに活躍する場所を創りたかった…と言う試みは決して悪くなく、日本のアニメーターが全く育たない…と言った日本の現状では、こうした活動の場所が得られる…と言うだけで貢献度は大きいのでしょうが、日本の技術を得て成長する外国作品に脅威を感じれば、個人的な評価は非常に難しい。個人的には、日本のアニメーターの悲鳴のようなものをこの作品から感じてしまいました。
5点(2004-06-01 18:25:58)
28.  姉のいた夏、いない夏 《ネタバレ》 
ドラッグのシーンは別にいらないんじゃないかな…。それでも必要性があるならば、過度な演出は避けるべき。姉の痕跡を辿れば何かが変わるかもしれないと言う妹・フィービー(ジョーダナ・ブリュースター)だが、性格がややマイナス面に描かれているのもちょっとツライ。更に、姉の元彼・ウルフと肉体関係を持った事を“罪悪感”という言葉で片付けないで欲しいとも思う(←正直、この展開にはかなり戸惑いました…)。まア、姉・フェイス(キャメロン・ディアズ)の偽善行為で自らの呵責に苦しむ“罪悪感”との対比を表現したかったのは良くわかるが、コントラストと言うかバランスが非常に悪い。単純に“姉のいた夏”は良かったが、“いない夏”が良くなかった。
5点(2004-05-17 20:00:06)(良:1票)
29.  ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説
…まるで拷問にあっている様。もしも犯罪者がコレを観せられたらアッサリ罪を認めてしまうのでは…と思う程の酷な映画だった。もはやバラエティ番組が現存していない為、2作目とは言え今観るとかなり哀しいものがある。エンディングの“ブランニュービスケッツ”の曲も空しい(それに浮いている)。途中までは何故か面白く感じてしまったのだが、あの“ニンジャ・フォース”という言葉が出て来てからが辛い時間…(苦)。どうでも良いが、すぐに気付いた吹き替えのミーナ役の矢島晶子さん。彼女の女性役は珍しい。田村えり子とパフィーぐらいしか知らないので、聞けただけでも良かった。…ちなみにナンチャンの相手役は、ビビアンの方がリアリティがあったのでは…??? (笑)
2点(2004-05-15 23:48:46)
30.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 
「お前は、空でも眺めていれば良い」…もう名セリフでしょう! 廉姫と又兵衛が話の主体。今回、野原一家は脇役に徹しているので、原作やTVシリーズを知らない人にも充分観るに耐え得る作品となっている。戦国時代にタイムスリップしても、そんな大事を子供の言う戯言として片付けない春日の侍は、現代人並みに理解力がある(乗用車なんて見たら、普通は失神してしまうぞ)。時代を越える意図性が些か不明確だが、最後の又兵衛の言葉がその必然性を生み、この作品を救っている。さりげない演出も素晴らしく、なにげなく“戦争否定”のメッセージを込めている所が、お役所が認めた決定打。今のところ、シリーズの中では一番ストーリーに徹底しているのではないだろうか。その為、野原一家に何かを求めてしまうと不満が残るかもしれない。特に、原作・TVシリーズを未読・未見の方に方にオススメ。ところで、「ラストで誰が撃ったのか」と言う話ですが、おそらくあの場にいた者は誰も撃ってはいないのでは…? それは、しんのすけが戦国時代にやって来た日に撃たれるハズだった銃弾が、その時を越えたのだとしたら―…(←あくまで仮説)。時は必ず過ぎ…そして逆らえない運命があるという事を、この作品は静かに教えてくれるのだ。
8点(2004-05-11 14:57:01)(良:5票)
31.  千年女優
“千年”と言う想いの時を、アクトレスを通して描かれる女性の心理描写も、不思議とトリップ感漂うイメージを鑑賞者に与える。素晴らしいまでにハイクオリティな個々の描写は、細部までキチンと丁寧に作られており、そういう意味では実に見応えがあります。“過去の出来事が走馬灯のように過る”と言うが、まさにそれ。目紛しく変化する舞台と状況にやや戸惑いましたが、それもこれもクオリティの高さは一目置きたい。たった一言で通してしまいそうになる言葉だけで、これだけ長時間を掛けて表現する奥深さはそれだけで独特なアニメーションの様に感じる。女性の生きた証のようなものを一定の時間でレトリック化した表現は面白い。
7点(2004-04-19 13:29:44)
32.  少林サッカー
こ…これはサッカー映画…? それとも「ドラゴンボール」…? おバカリズムなノリや笑いに置いて行かれるものの、決して嫌いでは無い魅力もありますが…とにかく有り得ないッ! そんなアホなッ! こんな事を連発する事間違い無しのデフォルメ描写の数々にただ驚愕…。それぞれのカット割りは様々な映画のパロディか引用か。こんな映画やアニメからパロッた演出のせいで部分的にめちゃくちゃ。日本アニメに影響されてるとしか思えぬ過度な試合描写はなんとも破天荒。“少林”と“サッカー”の合わせ技は実にユニークで独特な面白さはあります。ちなみに“バナナの皮”は万国共通なのですね(さすがに古いと思うが…)。
4点(2004-04-18 15:56:32)
33.  名探偵コナン 迷宮の十字路
バイクのアクションシーンと、極度に落ちるセルの枚数の継ぎ目でアラが目立つ作品。ただの観光アニメならば余程スペシャル版の方が良質。主人公を喰う準キャラ・平次が目立つストーリーもひたすら単調で、TVシリーズでも通じるようなありがちな進行。折角の新一登場も、カットが欲しいだけの演出で期待ハズレ(苦)。ここまで来ると、謎解きも犯人探しもどうでも良くなってしまいます。結局、平次の初恋の相手は…のオチがあまりにもベタ過ぎて観ているこちらが恥ずかしい。 
1点(2004-04-17 17:44:19)
34.  世にも奇妙な物語 SMAPの特別編<TVM> 《ネタバレ》 
SMAPによる5人の奇妙な物語を、それぞれ5話に構成したシリーズのスペシャル版。言っては悪いが「映画の特別編」よりもこちらの方が余程面白い。草ナギ剛・第2話「13番目の客」の床屋に迷い込んだ話は、インパクトが有りミステリアスで面白かった。香取慎吾・第1話「エキストラ」と、稲垣吾郎・第4話「僕は旅をする」はまァ普通かな…(ドラマシリーズでも似たような話が有ったので)。中居正広・第5話「オトナ受験」は、どこから“オトナ”なのか、境界線を設けようと言う意図はまァ悪く無いが印象薄し。個人的には木村拓哉の第3話「BLACK ROOM」が一番面白かった。久し振りに帰京した自宅がどこか変! 母親(樹木希林)が、冷蔵庫に食べ物を取りに行って来る…と言って、7ハンに跨がりフレームアウト。家の中なのにどこまで行ってるんだよッ…って言う木村拓哉のツッコミの繰り返しが笑える。タイトル通りブラックで異質な部屋だけで、ここまで創れるストーリー構成も演出も良かった。
6点(2004-04-16 04:33:10)
35.  茄子 アンダルシアの夏
良く似ていますが、マッドハウス制作のアニメーション映画。実は背景のキャラクターはまんま浦沢直樹キャラだから(笑)。高坂希太郎監督は、「YAWARA!」で作画監督を…、「MASTER KEATON」では加えてキャラデザも担当していたので、その影響も強いのでしょう。あの水彩画で騙されそうになりましたが、キャラ描写は全く似て非なるもの。「マッドハウス」と言えば、TVアニメ「YAWARA!」・「はじめの一歩」…最近では「ごくせん」と、比較的に原作マンガのTVアニメ化作品を得意としていますが、世界的にも認知度の高い「千年女優」も手掛けた有名なアニメ制作会社なのです。そんなマッドハウス制作のアニメ作品と言う事で本作も当然期待して観賞。47分と短編でありながら、観賞のバランスは悪くなかったとは思うが、肝心のスポーツアニメも、バストアップで誤魔化すシーンも多々見られ、フカン描写もCGでチョロチョロ…と動かすだけ。要は車輪を動画で創るのは面倒…と言う事なのか。先のご指摘にもあったように結構雑な創りでしたね。映画よりもちょっと丁寧なTVアニメ的な印象だったカナ…と。ただ、ツール・ド・フランスを毎年夏になると視る程、好きなスポーツである自転車レースを取り扱っただけ、個人的には好きな作品でした。今後のマッドハウス制作のアニメ映画を期待させる作品では有ります。
6点(2004-04-16 00:32:26)
36.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード 《ネタバレ》 
まさか栄光の“ヤキニクロード”の先にあるものが熱海とは…(笑)。熱海を良く知る者として、見慣れた景色の数々に複雑な思いで観てしまいました。背景は実に良く描かれていて細かく丁寧な描写。熱海ビーチラインから熱海サンビーチ・渚町・和田浜南町を目の前にして「おおッ、熱海だ!」を連呼してしまいました。しかも、敵のアジトがアタミロープウェイの上にあったとは、知りませんでした…笑(確かあの上は“秘宝館”だったような)。ストーリー的にはめちゃくちゃで前作・前々作を真っ向から裏切る(?)ような内容。熱海を目指すその目的の理由になんの脈略も無く、ただ突っ走るストーリーは正直面白くなかったですね…(苦)。しかし、ヘンな所で凝ってる演出の多々。埼玉の(?)“タマちゃん”登場で、こおろぎさとみさんの配役とは…。「少年アシベ」でゴマちゃんを演じたパロディでしょうが、そんなものは普通では分かりませんよね。肝心の映画の方は、全くの菜食主義にて焼肉がキライな自分にはなんの感情移入も出来ずに終わってしまった。BSEの牛肉問題と衰退する熱海の合わせ技で、貢献度は大きいかも…?
3点(2004-04-14 14:41:26)
37.  ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY
映画公開翌年に放送されたTVドラマ「STAND UP!!」は本作が原型ですかねぇ。地区限定の舞台を主体に描く青春モノでも、独特でユニークな演出はドラマと同様、堤幸彦監督らしい所。中だるみはあるものの、“嵐”5人の個性を上手に引き出した意味では好感が持てる。ただ、「STAND UP!!」を先に観賞してしまえばドラマと映画の境界線が薄れ、これならばドラマスペシャルでも十分なのでは…と言う印象強し。一貫して“アイドル映画”の中では良作で、シリーズ2作の製作も聞けば頷けます。
5点(2004-04-12 20:39:03)
38.  パール・ハーバー 《ネタバレ》 
観れば酷評の嵐が頷ける作品。唯一フェイス・ヒルの曲は実に魅力的ですが、もっと良質な作品に曲提供をして頂きたいもの。ストーリー・内容・攻撃シーン…どれをとっても長い! 長い! 中島丈博に脚本を任せた方がマシ…と思うドロ沼三角関係には辟易してしまう。真珠湾攻撃のシーンは確かに迫力がありましたが…これはちゃんと史実に基づいて描かれているのでしょうか…? 聞いた話によると特攻隊は市街地は決して攻撃しなかったらしいですからね。映画公開時に、やはり日本の方が作品に対し同一のクレームを言っていました。まァ、真珠湾攻撃で負けて悔しいのは良く分かるが、これだけ美化され過ぎると逆に冷める。どうしても特攻隊の視点に立って観てしまうと、やはり感情移入は出来ませんね。奇襲攻撃で映画が終わってしまえば負けた事を肯定してしまうから、是が非にでも日本に対しての報復として日本への空襲を描かなければいけなかったのでしょうが、日本にやり返してやった!…と言う負け惜しみの様なラストがどこまでもアメリカらしい所か。…これでテロに対する報復行為が正しいのだ…と言われたくない!
0点(2004-03-29 01:02:43)(良:2票)
39.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
ただでさえ分かりにくいのに“灰色”から“白”に格上げされたら、サルマンと見分けがつかないじゃないか(笑)。そんなガンダルフと魔物・バルログのバトルから始まる冒頭のシーンは、以前読んだ小説「渚ボーイ」と「多恵子ガール」を思い出してしまいました。本作の貢献度はなんと言っても“ゴラム”に有り。こんなナイスキャラをCGで見事に…そして丁寧に創っただけ完成度が高くなっている。ただ、ゴラム以外CGの創りは少し雑な印象。前作の旅の目的から3分割されたパーティの場面構成をそのまま3つに切り替える事で、あまり長さを感じずに観賞に耐えらましたが、パーティが割れた事でやや消化不足に終わった観有り。しかも、知らぬ間に戦闘へと勃発。ここまでの背景があまり事細かに…そして丁寧に描かれていない為、前作のストーリーのバランスに比べて端折った印象に見える(スペシャル・エクステンデッド・エディションを観ろ…と言う事なのか…?)。ちなみに、ゴラムを演じた俳優・アンディ・サーキス曰く、ゴラムの声は“風邪をひいた猫の声”なのだそうですが、猫を飼ってこのかた16年の私もあんな声は聞いた事が有りません(笑)。
7点(2004-03-15 01:03:32)
40.  ロード・オブ・ザ・リング
RPGの影響が強い自分にはまずまず楽しめました。だが、なんとなくCG表現がどこかで見たような創り…。烈火を放つ魔物・バルログなどFFのイフリートに見えるから(勝てば召喚獣をゲットか…?)。ゲームのムービーの方が遥かにクオリティが高いので、比較してしまうと案外ちゃっちい創りなんですけどね。“RPGの聖書(バイブル)”である原作は実は未読。“エルフ・ドワーフ・魔法使い・剣士”と聞けば思い出す…あの「ロードス島戦記」などに強く影響を齎した意味でも存在は知っていましたが、予備知識ゼロな自分は吹き替え版の“ホビット族”という言葉を“コビット族”と聞き違え、“小人”などとはなんと差別的な表現を…と途中までドえらい勘違いをしていた程(汗)。とりあえず、ここまで来るともうそのまま全部楽しめるだけで良い映画。てっきりCG合成かと思ったホビット族と他種族の“絡み”も、“強制遠近法”を利用する…更に身体を小さく見せる為、ホビット族の役者に特殊メイクの大足を付ける(←とても痛かったそうです)など、画像の工夫には感心。これだけ長い物語も3部作に分けると、もはやドラマ枠で1シーズン出来てしまう程。そんな先の長い長いストーリーを想像するだけで、長編作品の苦手な自分は本作だけでやや辛かった(長編を嫌うアメリカ人に、良くこれだけの映画が耐えられたものだ)。それもこれも配役の…この贅沢なキャスティングはやはり胸踊る。原作の、無いモノを得ようとする事よりも、有るモノを放棄するの事がどれだけ大変なのか…現代にはある意味アイロニー的なメッセージに見えたのは私だけでしょうか。
7点(2004-03-12 01:14:48)
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