21. ハムレット(2000)
舞台を中世デンマークから現代ニューヨークへ移し、王国をメディア最大手の会社に、王子を御曹司に…と言った風に「いつの時代もシェイクスピア」(時代背景・国籍問わずストーリーを当てはめられる)を証明するかの様な今風バージョンとなっています。『ハムレット』の映画化にしては、かなりイイ線行ってると思うんですが、残念ながら…正直言ってちとマニア受けかも?シェイクスピアに馴染みない人を如何にシェイクスピアに惹き込めるか?と言う点では貢献できないかな。殆どの登場人物が厭世主義者ってのも一般向きじゃないのかもしれないけれど。個人的に、オフィーリアが(ハムレットを裏切る形で)父親の言いなりになっちゃってる自分が嫌!って涙を流すシーンは新鮮だったろうと思う…今まで原作通りに何の意志も持たない女の子に描かれてきてたもんね^^;ちなみにハムレットと逢引きの場にて、落とした手紙をポローニアスに読まれてしまう設定にしたのは上手い♪と思いました。あ、あと…尼寺シーンでも非常に心憎い演出が!隠しマイクが見つかったが為に裏切りがバレて、ハムレットが彼女に失望する…初めての観客でも、彼の態度の一変について理解る様にしたのは功績モノと思います^^皆に対するハーブの当てつけも、趣味の写真で行うのは意外で面白かったデス。フォーティンブラスは機内とニュース番組のテロップ画像でちらっとしか触れられてませんでした。デンマーク社とはライバル会社的なIT業界大手のノルウェー社の御曹司として登場させて欲しかったなぁ…原作みたく、遠巻きながらハムレットとの友情を絡めて、とか。もっと叔父に壮絶な復讐を遂げて欲しかった気も^^;(絶対ビルの屋上から落ちると思っていたのたになー) 8点(2001-10-09 11:18:21)(良:1票) |
22. タイタス
ただ、ただ圧巻!の一言。何なんじゃ~!あの舞台美術は…。時代背景の無視は意外と気になりません!舞台を意識したエンディングが、『マトリックス』みたいな瞬間冷凍→チルドパック風、なのに目新しさを感じました。頑固親父丸出し軍人のタイタス役にピッタリ☆なアンソニー、最後の茶目っ気たっぷりのコック姿が可愛い~♪ 8点(2001-10-09 10:59:38) |
23. 恋におちたシェイクスピア
シェイクスピアリアンの同人誌みたいな『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』のトム・ストッパードが脚本を担当、しかもアカデミー賞を受賞!とゆー事で興味をそそられました。『ロミオとジュリエット』創作秘話?と思いきや、次作『十二夜』に続けるあたり、良い意味でマニアっぽくて素晴らしいです☆ ジュディ・デンチ演じるエリザベス1世の「男性の職業をこなす女性も居る」(…でしたっけ?ウロ覚え)の台詞には思うところ有りました。 8点(2001-09-26 11:51:16)(良:1票) |
24. 初恋のきた道
純朴…当時の中国としては自由恋愛は最先端だったそうですが、とにかく美しい関係で心温まりますね~。ヒロインが可愛いので、ひたすらアップ☆ あ、あと「茸餃子」美味しそうでした♪ 7点(2002-01-28 15:45:28) |
25. 橋の上の娘
珍しくビデオの途中で飽きる父親が最後まで釘付けになってると思ったら…『マイ・フェア・レディ』を彷彿とさせるストーリーだった事に気づきました。「運は掴むものではなく作るもの」って良い言葉ですね。ふたり揃えば無敵☆ってゆーのは羨ましい。 7点(2001-11-26 13:00:31) |
26. 太陽は、ぼくの瞳
イラン映画が子供を題材にした物が多い…って初めて知りました。優しいおばあちゃん&可愛い妹、(風景の色彩も勿論ですが)人物描写も美しくて、しっとりと心に響きわたります。 7点(2001-10-24 10:33:12) |
27. 理想の結婚
上品クラシカルな雰囲気って、ケイト・ブランシェットに合いますね…。観客の望み通りに結末を迎えるストーリーって健康的で好きなんです。 7点(2001-10-12 11:38:51) |
28. Emma/エマ(1996)
お節介お嬢様の有閑ライフ(笑)って感じの羨ましいお話でありました^^;私の中では結構、許せる我が侭…かな?と。それにしても、英国の優雅な生活って…人生観が変わりそうですね~。 7点(2001-10-12 11:03:10) |
29. プロスペローの本
怒涛の映像美に圧倒!魔法の書物を、まんま表現するイメージを体感したかの如くです。ちなみに、シェイクスピア『テンペスト』を同様に原作としたゲーム「The Book of Watermarks」も素晴らしいので、お勧め☆ 7点(2001-10-10 16:06:48) |
30. スウィート・ノベンバー
ラストの切なさには…名作『ローマの休日』と並ぶくらい胸が締め付けられる思いがしました。夜、考えちゃって眠れなくなった程です。 7点(2001-10-10 13:08:39) |
31. 若草物語(1994)
結構「見たいモノ見せましょう♪」的なキャスティング(特に、キルスティン・ダンストのエイミー、クリスチャン・ベールのローリー、ガブリエル・バーンのベア教授)で楽しんでしまいました! 7点(2001-10-10 13:04:30) |
32. 恋する人魚たち
ハチャメチャそうで、ちゃんと子育てしてるシングルマザー&個性的な娘達の織り成す物語(?)。最後まで飽きる事なく観ちゃいました☆ 7点(2001-10-10 13:03:12) |
33. ピアノ・レッスン
マイケル・ナイマンの切ない旋律(「愉しみを希う心」は名曲♪)に惹かれる様に観た映画です…セピア色の映像が美しい。 7点(2001-10-09 11:15:56) |
34. ジャンヌ・ダルク(1999)
後半のストーリーは事実に基づいている為に薄くなってしまうのは否めないけど、超男尊女卑の時代にひとり頑張る(「聖人」と言うより)普通の少女って設定が共感できました。切なさが夢の余韻に残っている…☆ところで、これはまさしく「映画館用」の映画ですね。戦場の迫力がTVで観るのとは段違い!!!豪華仕様『ジャンヌ・ダルク-リュック・ベッソンの世界』を買っちゃいました。正直、映画パンフの方は豪華そうに見えて内容は薄かったので、残念だったのです(泣)。しかし、これは…衣装デザインのデッサンはあるし、成長したミラ・ジャンヌと子供時代ジャンヌのお洒落なツーショットあったり(写真集?)となかなか満足♪な一品であります(*^^*)。 7点(2001-10-09 11:13:14) |
35. クルーレス
心が和む映画…現代版『Emma』? もう数年前の作品なんですが、かなり私好みな服装で一杯なのデス♪ 7点(2001-10-09 11:01:08) |
36. リトル・プリンセス
ひたすら痛々しい程にイイコちゃんなセーラに描いてないところが共感を呼びます。インド風よ!って意地悪っ子に抵抗したり…逞しいヒロイン像の方が絶対良いですもん。それにしても、ランドルフ(ミンチン改め)女学院の制服がお嬢様っぽくて可愛いですね☆ 7点(2001-10-09 10:56:06) |
37. パリの確率
初フレンチ感覚SF☆とゆー事で映画館に足を運びました…なかなか軽いテンポで楽しめましたデス。主人公と同世代ってのもあるけど、やっぱり何処の国でも結婚に踏みとどまるのは…経済力?って思っちゃいました。サントラもイイ感じでした♪ 7点(2001-09-27 10:18:34) |
38. リスキーブライド/狼たちの絆
ショーンFANの中では一風変わった見方かもしれないですが…私にとっては、ショーンがシェイクスピアの『ハムレット』演じてくれる素晴らしく素敵な映画の印象です(汗)。憂国王子も似合いすぎて…、古典劇にも是非に挑戦して戴きたく熱望中であります! 7点(2001-09-26 12:02:38) |
39. ザ・セル
グロいし恐いし、小心者の私には絶対に映画館じゃ無理って感じの作品ではありますが…他人の心、及び精神世界を表現した映像って初めてだったので新鮮な衝撃でした。 6点(2001-10-19 15:46:39) |
40. コーンウォールの森へ
独自のケルト文化が残っている地域を舞台にしているので、自然の溢れる非常に美しい風景が心に優しい映画でした。「夏」と「冬」…対照的な名前を持つ男たちの影響を受けながら主人公は自分の進むべき道を選ぶ訳ですが、ラストが物哀しくて。 6点(2001-10-17 16:23:49) |