233.《ネタバレ》 高熱にうなされる時に見る悪夢はこんな感じか? 実際こんな支離滅裂荒唐無稽な夢は見たことがないのでなんとも言えませんが。 水槽の割り方だけは納得いかんがそれはまぁ置いとくのが筋なんでしょう。 それにしてもいくら夢でも腸引きずり出されてあんなグルグルされたくはないわね。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-12-19 22:06:16) |
232.《ネタバレ》 精神世界に入れる設定自体はおもしろいが、細かい設定が不足している。 個人的にはどういう原理の装置なのか?がしっかりしてないとなんでもありになってしまって真剣に見れない 分離症の子供の件に関しても、お父さんに装置使わして精神世界で会ってもらったら解決するんじゃないの?って思ってしまいました。 (実際FBIの人も何の検査・訓練もなく異常者に対して使えているわけで、あんな普通の子供ならリスクなんてないのでは?) 犯人の精神世界は猟奇的でセンスがあります。 せっかくいい設定なので、多少無理矢理でもいいから原理の説明(お父さんが使えない・FBIの人が使えた理由が通るように)をし、 精神世界に入り、解決した末に違う犯人がいた みたいなサスペンスを入れた方が面白いのではないかと思いました。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-05 20:15:14) |
231.15年ぶりに鑑賞。 ジェニファーロペス主演で美的センスは感じるし、精神世界と現実世界の狭間で食らいつく彼女の奮闘は面白い。 ただ、サスペンスとしての奥深さがなく味気ない。 こういう展開はどんでん返しの方がしっくりきたかもね。 |
230.《ネタバレ》 17年前に観賞。殺人鬼の脳内世界にダイブするSF設定に惹かれる。インド人監督らしいエキゾチックな美術に味があるも、プロモーション・ビデオを延々と見せられているみたいで飽きた。他に語れる部分が少なく、グロと映像美しか記憶に残らない作品。 |
229.幻想的過ぎた。夢の世界はもつとリアルに近いよね。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-04-24 10:58:25) |
228.「マトリックス」とか「羊たちの沈黙」とかを思い出すとありますが、いうよりは、「アイデンティティ」の分野だね。この雰囲気は結構好きだし、犯人の精神世界の描き方も良かった。ただ、主人公の女性の方は、ちょっと安っぽさを感じてしまう。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-02-25 16:02:29) |
227.犯人の狂気をその所作で示すのでなく、 深層心理を映像美として描き出しているところが面白い。 抱えるトラウマ、それを基にした全能の恐ろしい存在、 入り込んでいき、いいように侵されるシーンは恐怖をかき立てる。 ただ、逆に捜査官の心理に犯人を呼び込むシーンは、 当然せつなさを感じつつも、なにか物足りなさ、違うのではないか という印象をもった。 犯人の心理は今なお危うい、だからこそ全能の存在をもつ心理に 恐怖を感じていたところ、 捜査官の心象風景の中で無力化され、 子ども時代のような儚い存在に戻されてしまう。 なんと儚いことだろう。 事件そのものの残虐性の描き方に物足りなさを覚えつつ、 深層心理に入り込む展開は好みでございました。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-03-30 14:37:35) |
226.《ネタバレ》 皆さんおっしゃるようにオープニングの砂漠の雰囲気は素晴らしい。プロットもキレイにまとまっていて特殊なストーリーの割には全体的に判りやすく仕上がっています。話の屋台骨はよくあるカルト殺人を追う話がメインになりますが、序盤、システム説明を行うために昏睡状態の子供を治療する先鋭的な治療法が語られます。これがちょっと無理が多くていまいちリアリティに欠けますが、この映画の肝になる部分なので致し方ないところです。この先鋭的なシステムを使って殺人鬼の心の中に侵入する訳ですが、侵入するためのストーリー展開は非常に自然でした。 心に入ってからは何ら違和感はなく、むしろ連続殺人鬼の病んだ心中の表現がとてもキモ&グロくてGoodです。やたらとキモイこの表現がドン引きにならずなかなかの芸術に昇華しているのは監督と美術のセンスか(それともパクリ全開のせいなのか・・) 個人的にはオッド・ネルドルムのドーンのシーンが素晴らしかったのですが、私はこの映画で初めてこの芸術作品を知りました。とにかく馬が輪切りになったり階段がアチコチにあったり、逆さ向きに転落したりと・・ 印象深い映像が多くて驚くばかりでした。(ただ、後半はちょっと小林幸子風味で失笑を誘うシーンもあったりします) 公開当時話題になった、美し過ぎる主人公キャサリン・ディーン(ジェニファー・ロペス)ですが、確かに非常に美しい女優ですが個人的にはあまり好きなタイプではありませんでした。また、序盤にある死体を漂白するシーンの後、自分を吊るして○○するシーンはあまりにもおぞましく非常に強烈でした。 巨大な水槽が拳銃で割れるとか、なんでFBI捜査官(ヴィンス・ヴォーン)まで心の中に入ってくるんだ?とか色々突っ込みどころも多い映画ですが、この映画はビジュアルで見せる作品なのでそういう部分は華麗にスルーしたいです。何度も見たいとは思いませんが、強く心に印象付けられる映像美だったと思います。(衣装担当の石岡瑛子さんは素晴らしい仕事をしたと思います!) 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-02-17 10:40:59) |
225.《ネタバレ》 ○過去の怪奇殺人をテーマにした映画をなぞりつつ、SF要素を映像美で彩るような作品。○殺人犯の過去のトラウマを夢の装置で徐々に暴いていくのは面白いが、もっと展開の仕様があったような気がする。○映像で楽しむこともでき、ラストの砂漠に桜は、ジェニファー・ロペスの美しさと相まって素晴らしい映像だった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-06-25 01:39:26) |
224.ターセム監督の初鑑賞作品にしてこの後はこの監督に期待感を寄せ続ける元となった作品。殺人映画のグロは苦手な私ですが、ファンタジー映画のグロはOKなのです。ソーセージごとくクルクル巻いていかれる小腸や、あの頃は斬新とされたスライス映像、鑑賞から随分経ちますが脳裏に焼き付いてるシーンが盛りだくさんです。ストーリーも猟奇的な犯人もの好きなので、なかなか楽しめました。ツッコミどころも満載ですが、その辺は流して見られるとよろしいかと。映像は本当に美しい。この監督の空ける映像内空間が好き。 【movie海馬】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-05-19 18:59:32) |
|
223.最初に見たターセム作品。 皮肉にも第1作が一番メジャーそうで、「マトリックス」+「羊たちの沈黙」といわれたりもしたけれど、猟奇サスペンスの形態をとりながら人間の脳内映像のイメージの豊かさで見せてしまう映画で、最初の二作は二面性あり。 広大な砂丘を白い衣装のジェニファー・ロペスが小さな点のように歩む冒頭から圧巻、砂漠は何もないのに美しい。 水際の広角度のカメラワークは、ジュネが「アメリ」で踏襲していましたが、映像派と呼ばれる方々はおたがい意識しあい影響しあっていそう。 猟奇色の強い前半はオゾイですが、後半はFBIのヴィンス・ヴォーンも活躍するし見応えあり。 1作目から重要な要素となっていた衣装の石岡瑛子さんを欠いての新作「セルフレス」はどうなるのか。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-02 07:00:02) |
222.《ネタバレ》 キチガイの頭の中で戦う話。まさになんでもありなので、おっかしな映像がいっぱい観れます。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-03-26 15:03:53) |
221.《ネタバレ》 序盤からグロい映像が続いて、確かに緊張感はあるんだけど「キツイな~」と思いながら見てた。 そしたら、ヒロインの精神世界で勝負!ってことになって期待度120%。 だって、ヒロインは、正義感も慈愛も強い、ムダに色っぽい心理学者。 期待するなって方がムリ。 ところが出てきた映像は、小林幸子リサイタル会場みたいな... ここで第一の脱力。 しかもそこでヒロインがやることって言ったら、今までの人格ブチ壊し。 おいおい、そこはヒロインの理想世界じゃないんかい! ここで第二の脱力。 そしてクライマックス。 5m四方はあろうかという水槽、つまり5*5*5で125トンの水圧に耐えられる水槽は、当然、刑事の拳銃なんかじゃビクともしない! さあ、刑事はどうする? 書かないけど、ここで第三の脱力。 思うに、中盤まで練りに練った脚本書いてたら、その後は時間がなくなっちゃって、やっつけになっちゃったんじゃないかなあ。 そう思わずにはいられなかった。 【まかだ】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2011-08-16 16:25:11) |
220.《ネタバレ》 ストーリー自体はよくある『羊たちの沈黙』の亜流なのだから、あとは奇抜なプロットを生かす「観たことのないような映像」をどれだけ見せてくれるかに期待するわけです、観客は。残念ながら例の「馬の輪切り」以外はその方面の好奇心を満たしてくれる画はなかったですが、この監督の美的センスの鋭さはたしかに素晴らしい。そして何よりも凄味があったのは石岡瑛子が担当した衣装で、自分はこれほど衣装に「凶暴さ」を感じたことはかつてなかったぐらいです。ジェニファー・ロペスのメイクにも唸らせられまして、夢の中でどんどん顔が変わってゆき、とくにスポーク仮面をかぶって登場したシーンは、まるで岩下志麻みたいな顔だったんですよ。 捜査ものとして撮っているのでどうしても理屈で割り切った様なお話しに落ち着いてしまったのは残念で、ここはリンチワールドの様な思いっきり不条理な世界を見せて欲しかったところです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-19 01:03:32) |
219.後付けの形容になりますが「インセプション」と「ソウ」を併せたような作品でしょうか。ただ、その両作と違うのは絵作りに掛ける監督の意気込みと美意識です。理屈が付けにくい精神世界を映像作家の創造性で具象化するチャレンジとも言える。どこにも逃げ場を作らずに、そのテーマと真正面から格闘している印象です。時間の進み方の緩急、一人称視点の寄り引き、唐突な場面転換、意味不明のオブジェクト、などなど。衣装美術の石岡瑛子も異様な世界観の構築に貢献している。かなり堪能させてもらいました。CG技術によって過去になかった映像が見られるようになりましたが、オリジナルの絵を創造するセンスをもっと磨いて欲しいと、この監督の作品を観ていると思います。設定以外にストーリーには特筆する部分は無いけど、私は充分に楽しめました。このタイトルですが「細胞」って何のことか分からなかったんだけど、最近観たCSの字幕版では攫った女性を閉じ込めて水で満たす監禁槽を「セル」と呼んでいました。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-03 21:47:48) |
218.《ネタバレ》 中学時代から筒井康隆作品を読みまくって「夢」だの「無意識」だのに興味のあった俺にとってはモロに直球ド真ん中な映画でした。分りやすく言えば『セブン』と『マトリックス』と『羊たちの沈黙』を1本で味わえるような映画です…と書くと悪口に聞こえるかも知れませんが、これは褒めてます(笑)。途中でFBIの刑事が参入する展開には「おいおい、ここまで来て『魔法使いに囚われたお姫さまを王子様が助けるハナシ』になるのかよ…」と思わせおいて、あっさり王子が半殺しにされるのにもニヤリ(笑)。 それにしても…この映画でのジェニファー・ロペスはとても魅力的で、俺は完全に惚れてしまいました。うーん…俺も彼女の心の中に入ったせいで正気を失ったのかもしれませんね(笑)。 だから彼女の深層心理が、ある意味犯罪者よりもイカレているように見えることには目をつぶりましょう(笑)。 っと、最後にマジな感想を…。中盤に出てくる「(幼少期に虐待を受けて殺人鬼になった)奴より100倍ひどい虐待を受けても立派に育つ子はいる…決して人の命を奪ったりなんかしない…絶対に…」という刑事のセリフ(恐らく彼自身の過去の事なんでしょう…)ですが、これはこの映画がココで結構批判されていた「虐待の結果サイコ犯罪者になっちゃいました映画」とは一線を画すものだという監督の意志表明だと思うのですがどうでしょう? 【幻覚@蛇プニョ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-01 13:46:47) |
217.《ネタバレ》 「CELL」を辞書で調べると「細胞」「脳」「地下室」などこの物語のいろいろな側面を表現するものだった。物語はもっと広げられる話なのに、ちんまりとした構成になってしまい、奥深さが感じられない(抽象的な意見だが)。他者の精神世界にダイブする内容は興味をそそる物なのだが、カウンセリングと犯罪捜査を混在させてしまったため、何だかまとまりのない展開になってしまった。いっそのこと、どちらか一方に絞ってしまった方がよかったと思う。でも、多くの方が思っているように映像は鮮烈であり耽美的であり、一見の価値アリ。ただ、もっと鮮烈さや残虐さを強調できていたら、カルトの域に達していたのに残念。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-02-25 00:11:25) |
216.《ネタバレ》 うーーん、なんか分かったような分からなかったような…結論 ジェニファー・ロペス綺麗ですね(それかw) 他の人間の精神世界の中に行く もし本当にこれが可能なことになるときっとスゴイことになりそうですがね この独特な世界観(かなり凝った、であろうビジュアル面も含む)を味わう映画なんでしょうネ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-02-09 21:56:35) |
215.《ネタバレ》 怖くも美しい映像美に衣装。そこは楽しめたのですが、お話の方の毒気がもっと強くていいかも。グロテスクなりサイコホラーなり、もっと振り切って耽美に攻めてくれても…と、少し物足りなさを感じました。キャサリンの背景ももう少し描写して欲しかったかな。個性的で魅せる映像なだけに、惜しい気がしました。でもこの作品はドラマ重視じゃないんだろうなあ、きっと。 【泳ぐたい焼き】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-10-12 21:53:36) |
214.《ネタバレ》 映像美は圧巻でした。グロいんだけど独特の美しさがあり、斬新なアイデアに満ちた精神世界はもちろんのこと、SWATが出動し、ヘリが飛び回る現実世界の描写もリドリー・スコット作品のようで非常にかっこよかったです。ジェニファー・ロペスもかつてないほど美しく撮られており、この監督のビジュアルセンスはスコットやフィンチャーをも超えているように思います。ただし脚本のツメが甘く、作品全体としてはもうひとつ及ばぬ出来なのが残念。本作は「羊たちの沈黙」と「マトリックス」を比較対照とすると弱点がよくわかるのですが、事件に対する登場人物たちの思いや姿勢があまり描かれていないこと、また「煽り」が不足していたことが問題だったと思います。他人の精神世界にダイブするという非現実的な仕事を観客に受け入れさせるには、それに従事する人々がどのような覚悟や姿勢を持ってこれにのぞんでいるかを掘り下げる必要がありますが、まずこれをやっていません。また、生死の危険を冒してまで被害者を救おうとするキャサリンの、事件に対する思いや覚悟も描き方が甘かったように思います。同時に、彼女が行おうとする「リバース」と呼ばれる処置がいかに危険であるかの煽りが不足していたため(「それは危険だ」と同僚の研究者が警告するのみ)、これを断行する際の緊張感や、「いよいよ最後の禁じ手を使うか」という高揚感が出ていませんでした。また精神世界へのダイブにおいて、彼女の個性のどんな面が強みとなっているのかが明確に説明されていないため、スターガーの悪の面と対決する際の彼女の武器が観客に伝わっておらず、戦いにメリハリがありませんでした。さらに、タイトルにもなっている「セル」によるタイムリミットも作品の面白さにはほとんど貢献しておらず、せっかくの設定を一刻を争うような緊張感につなげていなかったのは残念でした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-07-26 18:25:42) |