21. スクワーム
見たのは20年ほど前です。今でもタイトル、ポスター、顔に食い込むミミズ・・忘れられません。ストーリーは今見たらトホホかもしれませんけど、トラウマになってもおかしくないインパクトでした。見た当時は、友達にも衝撃を与えたくて、すすめてたっけ(笑) 5点(2004-07-26 14:11:18) |
22. ヘブン・アンド・アース
《ネタバレ》 何人かの方が言っていますが、”おしい”感がある映画です。仏舎利CGは普通の裏史劇だと思って見てたから、コケそうになるほどびっくりしました。ミラクル起こすなら、李よりむしろ来栖生かしておいて欲しかったのは・・日本人心理?・・だってわざわざ遣唐使をドラマに盛り込んだんだから、歴史で語られることはなかったけど、実は中国の人ではなく日本人がその真相を知っていた・・って感じのお話の方がロマンがありません?美術、戦闘とよくできているので、なおのこと”おしい”と感じました。 5点(2004-07-26 13:36:45) |
23. ドッグ・ソルジャー(2002)
《ネタバレ》 うむむ。低予算映画なのに評判がよかったので期待し過ぎました。・・最初、負傷をしたライアンを見つけた時、”あれ”がなんなのか、もっと聞こうとしないかな?あれほどの負傷者がいるのに家で休もうとするかな?・・ま、初期設定が気に入らない映画は山のようにあるけど、きっと一番イヤだったのが”人狼が死なない”ってこと。中盤の攻防は、結局意味が無い様に感じちゃって・・不利な戦いは面白いけど、無理な戦いには魅力が感じられなかった。そうかと思えば、銃にひるまない人狼がパンチで後ずさり・・え~?(笑)でも、前振りが短く、見せ場を配した展開は低予算ホラーの鏡。自分も期待しなければ、もっと楽しめたかと思います。 4点(2004-07-20 13:49:54)(良:1票) |
24. スパイダーマン2
《ネタバレ》 ”1”で、すっかりスパイダーマン気に入ってしまった口です。・・あれから2年・・自分が歳をとったのか・・それとも自分の中の子供心に響いたのか・・感動して泣いてしまいました(笑)・・たしかに”ギャラリーの目の前で核融合?””叔母さん元気すぎ”といったマンガ部分と、”悪役がブヨ腹””ヒロインが美人じゃない”というような、ある意味リアルな部分がイヤという人も多いようですが・・自分はいい具合に入り込めました。・・まずドク・オクのアームのデザイン、動き、音、そして”モンスターのままでは死なん”・・やられました。そして、なんといってもピーター。ウジウジ描写だって、”必ず彼は戻る”ってマンガ的予定調和も親近感もあるから、おもしろかったです。・・たった一人で悪に立ち向かっても、報われないことばかり、家賃まで払えない・・葛藤の末、選んだ正義・・ボロボロになって行く姿、顔を見られた人達との一連のやり取りには、ほんと涙が出ました。。映像のクオリティもいいです。CGっぽさが目立つところもあったけど、元々マンガだし全く気になりません。浮遊感、爽快感は言うに及ばず、電車から高架下にたたき落とされる場面の、映像の奥行きと言うかスケール、すごいです。3作目の前振りもワクワクしました。ラストのMJの堅い表情に、2人の前に立ちはだかるであろう暗雲を感じるけど・・次作公開予定2007年・・ピーターのさらなる成長と苦悩、活躍を期待します。P・S:ブルースキャンベル今回『靴のひもが弛んでる』『ネクタイも・・』あげく『途中入場はできません』とピーターに意地悪してまましたが・・”3”にももちろんでるんでしょうね(笑) 8点(2004-07-16 11:00:55) |
25. D.N.A.
マーロンブランド追悼レビュー・・77年版は不気味さや、テーマが伝わり、子供心にショックと感慨を残しました。・・ところが20年後のリメイクがこれですか?・・でも、マーロンブランド亡き後、思い返せば、『欲望と言う名の電車』があって『ゴッドファーザー』があって、これがあると・・なんか愛すべきキャリアですね・・初見では、『・・なんだこの白い肉の塊?』と罵倒したっけ・・事実ですが撤回します。 3点(2004-07-08 09:50:34) |
26. デイ・アフター・トゥモロー
近い未来、起こり得る話・・・日本に大きなヒョウが降り・・千代田区が猥雑な飲み屋街と化し・・日本人の日本語は怪しくなる・・怖っ!(笑)・・冗談はさておき、凄まじいまでのスケールの映像を楽しめました。ストーリーとは別に、自分の好きなデニスクエイドとギレンホールは手堅い演技をしてくれたように思いました。こういう監督さんはCGや特撮の進歩に投資してくれているように思うので、これからもストーリーがいらないほどのものに取り組んでほしいです(笑) 7点(2004-06-30 13:27:28)(笑:1票) |
27. ソラリス
《ネタバレ》 ソラリスの映像、原作、前作とは異なり、美しい色のガスに被われたような惑星・・脳のシナプスのスパークのような、生物が生まれ出ようとしている卵のような、神秘性が感じられた。ストーリーもザックリと削られたものがありますが、このアプローチでいろいろな空想がひろがり楽しめました。・・コピーを愛してもいいんじゃないか?コピーとして生きてもいいんじゃないか?人はカタチを愛すの?自身の記憶の投影である相手なら満足なの?逆に自分が欲するなら、相手が何者であろうと、場所がどこであろうとかまわないんじゃないか?・・etc。一番好きなのは、”客”も、自分の存在に悩むところ。愛する者の形をしたナニカ、というのはSF、ホラー、サスペンスで見ましたが、それ自身の葛藤を見せたのは自分には今作が初めてで新鮮でした。ソラリスの存在や意図も原作に縛られることなく空想できる余地がまたよかったように思います。クルーニーは自分の中ではニヒルで嫌味な優男だったけど、今作の機微ある演技で見直しました。たしかに多くの方が言う通り、ハンディカメラ、ライティングカラーとかで見せるメリハリはソダーバグのパターンかも知れません。でも意図があって使っている演出だし、スタイルも意図もない監督の仕事よりわかりやすく、きれいだと思います。・・ただ、ここの平均点を考慮して、人にむやみに薦めないようにします(笑 7点(2004-06-28 14:56:21)(良:2票) |
28. フォーン・ブース
《ネタバレ》 公衆電話に拉致されるまでの、ほんの数分で、スチュが口先と頭の回転で生きてきたことを見せる演出がうまい。ま、助手と同じ目線で見てるから、事実は映画の進行とともにわかる仕掛けだけど、はじめのあのテンポのよさで一気に引き込まれた。あとはギリギリ必然性を感じられる演出と、C.ファレルの熱演で楽しく見ることができた。命を狙われての不倫の告白というシチュエーションに、心拍数のあがったのはおれだけ?(笑)おしいのは、犯人の動機。神気取りの男が麻薬王とか狙うのはわかるけど、なぜ不倫(しかも未遂でしょ?)と、傲慢さで、あそこまで用意周到な狙われ方をしなきゃいかないのか、説得力がない(ただのサイコと切って捨てるにはおしい犯人像だったし)。でも、それを差し引いてもよくできたサスペンス。 6点(2004-06-11 18:02:04)(良:1票) |
29. トゥームレイダー2
『ストーリーが盛り下がる』・・『荒唐無稽』・・『ハラハラしない』・・みなさん手厳しい・・前作、見たんですよね?あの続編ですよ(笑)・・自分は・・アンジェリーナジョリーが出てればいいんです!力を抜いて期待しないでみれば・・・つまらなくは無いですよ・・・でも、おもしろくも無いかな(笑) 5点(2004-05-30 21:04:51) |
30. アニバーサリーの夜に
映画を見る時はって”なにかしらの感情の喚起”を期待しませんか?・・そういう気分が強い時はこの映画はダメかもしれません。恐らくテーマの”人生の不安や問題”は、劇中に散在しているのに、明確な答はほとんど提示されないですから。でも、それゆえのリアリティは溢れているし、映画ファン(特に1960~1975年くらい生まれの(笑))には、80年代のアイドル的スターが出ているだけでも『おおー』じゃないですかね。とにかくそれ以外もキャスティング、自然な演技がいいです。ドラックの描写で、最後には倫理観のみえる流れになっちゃったのがリアリティを欠いちゃったかな・・でも、それでいいのか(笑)キャスティングにピンと来たら、見て損はないと思います。 6点(2004-03-18 14:06:17) |
31. 略奪者
《ネタバレ》 先の読めない行動や重量感あるカーアクションシーン、画的にかっこいいものやスピード感あるカット割りはあった・・・でも面白くないから、その総てが余計むかつく(笑)結局すべて失った略奪者達が奪ったのはおれのビデオレンタル料か! 2点(2004-02-09 11:36:00) |
32. マニトウ
降霊術での怪現象・・女性の背中の異様な腫瘍・・孤高のインディアン祈祷師・・前半のおどろおどろしい雰囲気の盛り上げかたから一転、ラストは見ているものを突き放す(単に説得力のなさ?)バトルへ・・・子供の時みたときですら『!?』と思ったけど、何故か憎めないホラー映画。・・いまだに異様な呪文(?)『パナウイッチーサリト・・パーナー!(と記憶してる)』が頭に残ってるくらいだから・・結構気に入ってるな、おれ(笑) 6点(2004-01-30 10:58:11) |
33. デトロイト・ロック・シティ
ニクソン・・スターウォーズ・・54・・オープニングのカットバックで、自然とタイムトリップしていける流れ。初恋、初体験、ROCK!、友情、少年達の旅・・もっと感動的にもできただろうものだけど・・このハジケっぷりもイイ!予想外のドタバタも予想通りの展開も、バカっぷりも、なんだか心地よかった。 7点(2004-01-29 19:04:53) |
34. ビクター/ビクトリア
コメディミュージカルでサクッと楽しめます。ジュリー・アンドリュースはこれでゴールデングローブ賞をとったけど、このミュージカルをしてて胆炎の手術をして歌えなくなってしまったのを考えると大ヒット作「メリーポピンズ」「サウンドオブミュージック」以上に本人にとって思い入れ深い作品かも(御主人が監督だし)・・なんて思いながら見ました。もちろん前述2作とくらべれば、年をとっているんですが魅力的でした。あとジェームズ・ガーナー、ロバート・プレストンはもちろん、ジョン・リス・デイヴィス(『ロードオブザリング』のギムリ)のクラブオーナー役もよかった。 6点(2004-01-29 17:39:41) |
35. ストーリーテリング
《ネタバレ》 居心地が悪くなるような内容なのに、おかしみがある。・・シニカルというか・・皮肉のオンパレード(『ハピネス』を見た人ならお馴染み?)・・映画の構成も<フィクション>の主人公の作品はどんどんノンフィクションになり<ノンフィクション>の中で撮られている映像は、どんどんフィクションになっていくニヒリズム・・・おまけにこの映画を笑えない自分の心理に偽善的な部分を見つけたり・・『なにこればっかみたい』って笑える人がいれば、その人は健全なのかも知れない。自分は一体どんな顔をして、見ていたのかと考えると・・ちょっと笑える。。これと比べれば『アメリカンビューティー』はロマンティック。トッドソロンズの作品では処女作『ウエルカムドールハウス』が一番好きだけど、まだ目が離せない。 6点(2004-01-19 00:48:10) |
36. モルグ
《ネタバレ》 自分にはツボでした。ぜんぜん期待してなかったのと、夜中に電気消してヘッドホンでボリューム上げて見たのがよかったのかな?<未見の方はここで読むのをやめて、あんまり期待しないで(同じセッティングで!(笑))見てみて・・んでダメだったら・・メール下さい、謝ります(笑)>・・いつもなら”犯人探し”しちゃうんだけど、主人公と親友のじゃれ合い見てたらすっかり忘れてて、犯人わかったときには『おまえかよ!』ってびっくりしちゃって、おまけにラストの友情?根性?には感動しちゃって泣きそうになっちゃいましたからねー(笑) 7点(2004-01-16 13:54:31) |
37. アナトミー
主人公が町医者の父を嫌い、優秀な医者だった祖父を尊敬していたという設定が、物語の事件に絡んでくるあたりは、ありきたりでもおもしろかった。解剖室のセットや人体標本も高いクオリティで作られてる。・・でも、見終わって振り返ると、”よくある映画”に納まっちゃう。『アナトミー2』あるけど、見たいとは思わないもんな。。 4点(2004-01-16 13:33:00) |
38. デス・フロント
《ネタバレ》 恐怖や緊張感が足りないせいで、『オチはどうかな?』って色々考える余裕が出ちゃう。・・だからオチの見せ方はうまいのに予想の範疇になっちゃうし、怖くないって言うのは致命的。。アンディ(ゴラム)サーキスは怪演だし、ジェイミー・ベル他、『ショコラ』のヒュー・オコナー、『ゴスフォード・パーク』のローレンス・フォックス、『フルモンティ』のヒューゴ・スピアーと、なかなか面白そうな俳優陣だっただけに残念。 4点(2004-01-15 15:24:14) |
39. ザ・プロフェッショナル
《ネタバレ》 友達と見てて『奥さんひどい!』『え?ラストの笑み見てわからん?奥さんは裏切ってないんだよ』『違う、違う、多少若くて美人でも古女房。うまいこと縁切ったんだってば・・じゃなかったら、信用させる為に寝させる?違う方法あるでしょ』と三者三様(自分は最後の考え)。・・他にも解釈は考えられるけど、ともあれ、誇りを失っていない不敵な笑みのおかげで救われるラストは好き。・・でも全体的にプロのみせる攻防が描き切れてなかった感じがある。アル中おばさんがいなくなるのなんて、計画が狂ってもスマートってのを見せたかったのかも知れないけど、殴ってすむぐらいなら、空港監査官に思わせるなんてまどろっこしすぎた。あと小さなどんでん返しが多くて、『やられた!』って思える見せ場がない。結局、撃ち合い・・スマートに出し抜いて欲しかったなー。デビッドマメット監督『スパニッシュプリズナ-』のときも思ったけど、あらすじやセリフいいのに、ちょっと物足りない。脚本業は一流、監督業は・・・ってところなのかな。。熟年強盗団ってコンセプトが好きなのと、マメット”監督”今度こそ!と、過剰に期待してしまったので・・辛口です。 5点(2004-01-15 13:49:20) |
40. デモンズ
ゴア、スプラッタ映画が好きな人は一見の価値あり。気の効いた展開はのぞまないで見て下さい(笑)当時のキャッチコピーは『これが想像力の限界だ!キュービックショック!~迷路ゲームがスタート。一度入ったら二度と出られません~』だったはずだけど、あきらかに大袈裟です。・・とはいえ自分はそこそこ楽しみました。『ゾンビ』でタッグを組んだロメロと、再度組むはずだった『死霊のえじき』から降板後にアルジェントが製作しているので、アルジェント版『死霊のえじき』とも感じられる。 6点(2004-01-09 14:49:16) |