21. 静かなる決闘
暗闇でギラリと光る抜き身のような迫力がある。三船俊郎はうまいなあ。カメラワークのセンスが光る。◆それでも、伊福部音楽が、ここでは少々うるさい。話し言葉が分かりにくくなっていて、字幕がほしい。 [DVD(邦画)] 5点(2004-01-12 08:17:02) |
22. 酔いどれ天使
宝石の原石のような作品。見て損はない。しかし、俳優のセリフが明瞭に聞こえない。全体に緊張感とテンポを与えるためなのか、滑舌が悪いのか?それとも、当時と現在と余りにしゃべる言葉が違ってきていて、聞き取れないのか?字幕をつけてほしいくらい。それにしても、この時期、高価にしても、アメリカからストマイ入ってきていたはず。抗生物質を使おうという話も出てこないのはなぜだろうか。 [DVD(邦画)] 5点(2004-01-11 11:09:59) |
23. 怒りの葡萄
歴史的な価値は大きい。当時としては、エクセレントで、かつ、最高におもしろい映画だったと思う。しかし、しかし、60年の時代を経て、今、どうか、と聞かれると、正直、良い点はつけられない。例えば、チャップリンは、圧倒的に現代的な意義を持ち続けているが、これは、「大恐慌時代のアメリカを知る記録映画」のレベルでみてしまう。ただ、脚本と俳優のせめぎ合いの迫力は感じられます。◆スタインベックやジョン・フォードのコミュニスティックなメッセージが、ベルリンの壁崩壊の後の現代にとっては、重く受け止めるどころか、かえってうさんくさく聞こえる。◆ [DVD(字幕)] 5点(2003-12-02 14:18:51) |
24. カサブランカ
ボギー滑舌が良いなあ!だけど"Here's your eye, kid."連発しすぎ。あれだけ、綺麗だと言いたくなる気持ち分かるけどな。 [DVD(字幕)] 7点(2003-12-01 18:26:37) |
25. 市民ケーン
20歳代で見たときは、圧倒され、感動しましたが、何か狐につままれた感じが残りました。40になって見ると、意図は分かりすぎるほど分かるものの、「舞台的」すぎて、そう感心はしなかったです。ただ、絶対見ておくべき作品なんでしょうね。 7点(2003-11-24 10:51:49) |
26. チャップリンの独裁者
笑います。ドリフみたい。というか、ドリフが真似たのか。 この映画作成最中~上映時には、ポーランド侵攻、フランス侵攻が進んでいるのだけれど、映画では、主として、ムッソリーニと争うオーストリア問題。 チャップリンの最初のトーキー映画ですが、『モダン・タイムス』の“ティティナ”ばりに、ドイツ語みたいなんだけど、ドイツ語じゃないせりふがおかしいです。タモリみたい。というか、タモリが真似たのか。 チャップリンの結婚相手で唯一20歳代(他は10代)のポーレット・ゴダードが可憐です。 [DVD(字幕)] 6点(2003-11-13 21:44:15) |