21. Sad movie/サッド・ムービー
韓国映画らしいあざとさは健在だが、豪華キャストの味のある演技で落ち着いた泣ける一作に仕上がっている。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-22 21:07:44) |
22. 四月の雪
《ネタバレ》 これは暖かい「四月」なのか、冷たい「雪」なのか。日常なのか、非日常=外出なのか。 劇的であるよりは日常を撮ってきたホ・ジノが、より感情がぶつかり合う、出来事も非日常的である、原題「外出」にはそんな意味も込められているという。「妻が事故に巻き込まれたと聞いてかけつけてみれば、妻は不倫相手と事故にあったのだと、その相手の妻と不倫に」という枠組みだけで言えば、劇的で、ドロメロにでも何にでもなる。これをホ・ジノがやるとどうなるか。 配偶者が事故で重傷で目も覚まさない状態の中で、不倫相手の配偶者と会話を交わさなければならなくなったとき、さて自分ならどうんな行動を取るのか。主演の二人も答えを捜しながら演じたというが、当然わかるわけがない。次の台詞がまったく読めないにもかかわらず、画面に現れる台詞の一つ一つは、「わかる」。いや、わかるなんてきっと嘘なのだろうけれど、映画という嘘なのだろうけれど。非日常映画のはずなのに、台詞の一つ一つが、類型的過ぎず、劇的に裏切ることを目指したものでもない、意外であり、等身大である。まったくもって見事。 この映画のプロットの二番目の核となるのが、 ペ・ヨンジュン とソン・イェジンという同じ境遇で出会った二人の、その境遇の違いである。彼女は専業主婦で、見合い結婚。新婚の時期は幸せだったが、夫が離れて行っていたという。この構図があるからこそ、夫の不倫には憤りを感じるが、ペ・ヨンジュンには惹かれてしまう、というのに結びつく。その後、ソン・イェジン夫は命を失い、ペ・ヨンジュン妻は回復する。すでに日常には戻れないソン・イェジンと選択を迫られるペ・ヨンジュンでドラマになる。男女を入れ替えてしまうとこの物語はたぶん成り立たない。男の側から見た実に都合のよい設定なわけであるが、最終的に、監督の言うところの、他人なら不倫、自分ならロマンス、という愛の形へ迫っていけたのだから、それでよいというべきだろう。二人が最後どうなるかは描かれないが、死を選択するだけの説得力がある。 ライブ感のある演技もさることながら、前作では主人公の職業という形で作品の前面に出た「音響」も健在。この小さな音も軽視しない音作りは是非劇場など、音にこだわった環境で見てもらいたい。4年間のブランクの間にホ・ジノが撮った二作の短編も見事なものだったけれども、私はまだまだ彼に付いていく。無条件に。 [映画館(字幕)] 10点(2007-01-22 21:05:31)(良:1票) |
23. オー!マイDJ
イ・ウンジュの演技がすばらしい。ストレートなラブストーリー。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-22 20:57:38) |
24. ピアノを弾く大統領
チェ・ジウのコスプレだけで10点あげてもいいと思うのをこらえてこの点数。ラブコメはこれでいいんです。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-22 20:56:46) |
25. トンマッコルへようこそ
《ネタバレ》 ラストの破局を反戦と取っていいのか難しいが、朝鮮半島の、現在も緊迫したそのシチュエーション故に夢見てしまうユートピアとはこういうものなのか。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-22 20:55:29) |
26. 王の男
緊迫の宮廷劇。イ・ジュンギの色っぽさも特筆に値するが、男達と女達の執念、恐るべし。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-22 20:54:05) |
27. 私の頭の中の消しゴム
ソン・イェジンがおいしすぎる。直球勝負のメロドラマ。普通、泣くでしょう。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-22 20:51:50) |
28. 菊花の香り ~世界でいちばん愛されたひと~
普通に泣けるラブストーリー。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-22 20:45:28) |
29. 人生の逆転
イム・チャンジョンとハ・ジウォンの対比が見事。コメディのつぼを押さえている。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-22 20:44:50) |
30. 奇跡の夏
子供の病気ものお涙ちょうだい。わかってるんだけど、泣ける。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-22 20:43:15) |
31. 春が来れば
さすがホ・ジノ組。ちょっとあざといが、大人の切なさを見事に描いている。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-22 20:42:32) |
32. マラソン(2005)
母親のエゴがちょっと痛いけど、普通に感動の一作。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-22 20:41:14) |
33. オールド・ボーイ(2003)
ある意味完全な映画。所詮劇画と言ってしまえばそれまでだが。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-22 20:39:58) |
34. 復讐者に憐れみを
ブラック。暗すぎる。なのに、リズムは一流。そこまでやるか。気迫にあっぱれ。 [映画館(字幕)] 9点(2007-01-22 20:37:29) |
35. 親切なクムジャさん
濃密な映像。独特のリズム。笑いとスリルのバランスは上々。これだけ緻密な映画もそうはない。 [映画館(字幕)] 9点(2007-01-22 20:36:05) |
36. 大統領の理髪師
庶民の悲哀を描いた佳作。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-22 20:34:10) |
37. デイジー
韓国映画とはまた香りの異なるスタイリッシュな演出に彩られてクァク・チェヨンの物語が輝いている。 [映画館(字幕)] 6点(2006-09-03 17:15:27) |
38. グエムル/漢江の怪物
怪獣より米軍の方が怖くなってからが怖さ百倍。一般市民が怪獣と戦って普通に勝つのにこんなに感情移入できてしまうのにブラボー。 [映画館(字幕)] 9点(2006-09-03 17:11:39) |
39. 僕の、世界の中心は、君だ。
日本の映画版の現代のシーンについていけなかった自分としては、余計なもののない直球ラブストーリーを安心して見ていられた。 [映画館(字幕)] 6点(2006-09-03 17:08:10) |
40. 連理の枝(2006)
韓国ドラマのチェ・ジウを期待していって、そのまんまの映画。 [映画館(字幕)] 7点(2006-09-03 17:05:49) |