21. ねこタクシー
《ネタバレ》 だいぶ前に連続ドラマ版を鑑賞しており、改めての映画版鑑賞。御子神さんとの出会いが間瀬垣一家にもたらしたものはドラマ版のまま、御子神さんの元の飼い主のエピソードの代わりに猫屋敷が、「ねこタクシー営業」をするにあたっては同僚女性ドライバーと、壁として保健所とのやり取りが映画版では追加。ラストの決断に関しては全く異なる結末を迎えるものの、間瀬垣が御子神さんを通して一歩を踏み出す、という状況は同じで、ドラマも映画も同工異曲といった感じ。ドラマ版で深く描かれた同僚・沼尻の人間性や彼が間瀬垣を認めていくエピソードがばっさりカットされたのは残念でしたが、その辺りは所長の語りで代替されているかな、と。なんだか両作品の比較ばかりになってしまいましたが、どちらだけ見ても決して癒しだけではなく、テーマの伝わる物語だと思います。ドラマ版が結構好きだったので、映画版に関しては…間瀬垣が少しずつ自分に自信を持ち始めていく展開があまり描かれず、若干の物足りなさは感じました。映画版が気に入った方は、機会があればドラマ版のほうも是非。 [地上波(邦画)] 6点(2016-05-29 21:53:24) |
22. バーニー/みんなが愛した殺人者
《ネタバレ》 もっとコメディ寄りかと思いきや、実話の殺人事件を基にしたこともあり、結構シリアスなドキュメンタリー仕立てといった作品。結末はああなるしか仕方がなかったって感じもしますが、衝動殺人を犯してから九ヶ月も世間を欺き、奉仕活動とはいえ殺した彼女のお金を使いまくっていた…という描写もあり、バーニーが完全に善人だとは言い切れないところが妙にリアルでもありました。 [DVD(字幕)] 6点(2016-05-21 13:11:07) |
23. シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~
分子料理って、何かのギャグかと思っていたのですが実際ある料理名(?)なんですね。そんな分子料理に代表される前衛的料理や三ツ星ガイドをコメディックに風刺しながら、シェフ二人が劇中の料理番組の如くああだこうだ言いながら信頼を深めていくのがテンポ良く描かれていて楽しめました。あとはジャン・レノが侍コスプレすると渡辺謙っぽく見えちゃったのが衝撃的でした(笑)。 [DVD(字幕)] 7点(2016-05-19 21:11:39)(笑:1票) |
24. 名探偵コナン 絶海の探偵
「相棒」シリーズのメイン脚本家が手掛けただけあって、偶然右京さんが船に乗っていても不思議はなさそうな「テレ朝の夜にやってるミステリードラマ」っぽかった(笑)。ラストの蘭救出劇は色んな意味で驚きでした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-08 22:55:20) |
25. 余命90分の男
《ネタバレ》 一応コメディックな内容ではあるのですが、余命を知って慌てふためく主人公が悲壮感剥き出しなのがなぁ。この直後のロビンの自殺を考えると、とても複雑な心境になってしまう作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2016-05-08 22:30:00) |
26. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
SNSの短所と長所をコメディックに描写した点に感心。ツイッター初心者のオッサンが返信の仕方間違えて炎上、というのは妙にリアルで何だか笑えるような笑えないような…って感じですが。そんなやり取りでカールが仕事に支障をきたす過程を描いた前半と比べると、フードトラックが出てきてからの後半は案外普通の親子のロードムービー的な展開で、正直前半のほうが面白かったかな。でもまあカールは腐っても一流シェフだし、腕をふるったサンドイッチの味がお客に受け入れらずに…いう話にはならないか。ちなみにキャストのチェックをせずに観たので、ホフマンやらヨハンソンやら、ジョン・レグイザモやらが次々出てきたのは驚きでした。 [DVD(字幕)] 7点(2016-05-08 22:24:10) |
27. シュガー・ラッシュ
《ネタバレ》 いや~、ラルフ!短気で粗暴で単純だけど(笑)根は心優しい良い奴じゃないですか。ディズニー映画の主人公らしからぬキャラですが気に入りました。多分、彼がヒーローやメダルに固執していたのは、心底悪役を演じるのが嫌だったというわけではなく、「誰かに愛されたい」そのきっかけとしての証が欲しかっただけなのではないかと。その願いも騒動の中で出会ったヴァネロペによってついに叶ったわけで。愛に飢えていた心が満たされてラストのセリフに繋がったのではないかと思います。ストーリーとしては結構都合の良い箇所も散見しますが、軍曹やフェリックスといったキャラも良い味を出していた、楽しい作品でした。 [地上波(吹替)] 7点(2016-04-29 13:27:48) |
28. 映画 けいおん!
テレビ版のまったり緩々感をそのまま本編に持ち込んだ、ある意味アニメ「けいおん!」の完結編ですね。登場人物が軽音楽部なのに音楽に打ち込むシーンとかがほとんどないのは相変わらず(苦笑)。海外旅行をする以外は大きな出来事やドラマチックな事件もなく進むのですが、まあこれはこの作品の味ということで。 [地上波(邦画)] 6点(2014-08-31 21:14:53) |
29. 宇宙兄弟#0
前職時代の六太のエピソード、本編ではあまり見られない未熟な日々人の姿や、ブライアンとの交流などが描かれる「宇宙兄弟」の前日談。これは「#0」というタイトルや、公開までのプロモーションなどでも常に語られていることなので、今まで漫画やアニメを読んできた、見てきたファン向けの映画でしょう。本編登場のキャラクターがモブで描かれているのでそれを見つけるのも楽しいですが、一度も本編を見たことのない人には説明不足で分かりにくいシーンもあるのではないかと思います。私はアニメ全話視聴済で映画に臨みましたが、まだ1話から見返してみたくなりました。内容自体は7点、作品への愛着で+1点。 [映画館(邦画)] 8点(2014-08-31 21:10:25) |
30. 宇宙兄弟
《ネタバレ》 原作前半の駆け足ダイジェストに原作では描かれていない最終エンドを無理やり挿入した、といった感じでした。極力減らした登場人物の書き込みも簡略化されてしまい、深みがなく記号のようになってしまったのは残念。特に主人公なのに関わらず日々人の描写があまりに薄くないでしょうか。小栗旬は六太を演じるにはカッコ良すぎ(笑)。総じて早すぎた実写映画化作品だと思います。 [地上波(邦画)] 5点(2014-08-10 14:14:41) |
31. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
《ネタバレ》 「序」と「破」で盛り上がった分、一気にテンションが落ちたなぁ…というのが正直な感想。シンジも含めて登場人物の心情の書き込み不足やら、空飛ぶ巨大戦艦やら、期待していた方向と真逆の方向に行ってしまったかな、と。 [DVD(邦画)] 5点(2014-08-03 23:19:20) |
32. 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
私の中での「踊る大捜査線」は劇場版第1作で完結していた、ということを実感させてくれた作品。同窓会的な「2」、さらに悪ノリを強めた「3」と、作品を重ねる度に評価が落ちていくのが悲しいです。角材のアレはギャグのつもりなのか? [地上波(邦画)] 4点(2014-08-03 23:03:54) |
33. マメシバ一郎 3D
《ネタバレ》 テレビドラマ「マメシバ一郎」の後日談的なストーリーで、多少パラレルな部分はあるものの、ドラマ版直結の続編と考えていいでしょう。一郎がいなくなってその大切さに気付く二郎…という展開はドラマ版でもありましたが、こっちの話のほうが解決に向かう演出的には好きかも。上映時間は60分足らずなので、気合を入れて映画を見るというよりも、気軽な気持ちでドラマの続きを、という楽しみ方で見れました。 [DVD(邦画)] 6点(2014-08-03 22:42:41) |