21. 007/ダイ・アナザー・デイ
だんだん不満がたまってきた頃、車が見えなくなった時点で完全に萎えました。007シリーズには、きちんとしたストーリーと、火薬やCGに頼らないアクションを望みます。 2点(2004-07-27 20:21:21) |
22. スペースキャンプ
「子供のためのお話」との目的でDVDを買いましたので、ストーリーが幼稚で現実にはありえないことは承知の上でした。夢と友情と協力の大切さを子供たちに分かりやすく説き、それでいて決して押し付けがましくありません。主人公たちの淡い恋心も微笑ましい。なかなか面白く良くできた作品で、ついつい夢中になって見入ってしまいました。最大の欠点は、子供のための作品であると信じているのに、DVDに日本語の吹き替えが収録されていない事。いまどきのDVDで字幕のみ。誰に見てもらうつもりなのだろう?(もちろん映画自体に責任はないのでここで減点はしません) 子供相手に活動弁士をすることになりました。 8点(2004-07-25 22:21:42) |
23. 病院坂の首縊りの家
いや~、びっくり。市川金田一ものは大好きで本作品以外は全て見ていたのですが、今回DVDが出たのをきっかけに5作品続けて見ました。それでびっくり、自分にとって一番の傑作でした。佐清(すけきよ)のような強烈な登場人物もなく、手毬唄や俳句の見立てもなく、映画としての見せ場が全然ない物語で、横溝氏得意の因縁話のみでぐいぐい話を引っ張ります。そして忘れ得ぬ人力車のラストシーン。音楽も泣かせます。また、桜田淳子さんの妖しく哀しい演技も素晴らしい! 序盤の登場シーンの美しさと妖しさには心からどきっとしました。初期3作が傑作なのに女王蜂の評価が随分落ちたので本作も今まで見ずにいたのですが、今日後悔しました。 10点(2004-07-25 21:58:03) |
24. スパイ・ハード
他の作品に比べると下ネタが少なく、純粋な映画のパロディが多かった気がします。よって高得点。オープニングからのお馬鹿さ全開、大好きです。 8点(2004-07-24 14:01:29) |
25. プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角
ちょっとばかりベタな展開ですが、かえってそのストレートさが新鮮で恥ずかしくなるくらい。ここはひねくれないで、素直になって彼らの青春を応援したい。同じ監督さんの「恋しくて」も大好きです。 9点(2004-07-22 20:52:48) |
26. 恋しくて(1987)
金持ち志向の女の子も、早朝登校の不良のお兄ちゃん達も、みんないい奴になっていく。こんな昇華作用のある作品が好きです。好きなシーンは全編に渡って散りばめられているけど、最後のビンタの場面が一番のお気に入り。小説(ノベライズ?)ではこのシーンが無いので残念。甘さと切なさにあふれている名作です。同じ監督の「プリティ・イン・ピンク」も好きです。 10点(2004-07-22 20:44:58) |
27. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 昇華作用のある作品だったので好きです。あんなに厭味だった主人公が周りの人々の助けを得て、最後にはすっかり性格が矯正されていた。賛否両論あるのでしょうが、今回はこのさわやかなラストがぴったりとはまりました。 10点(2004-07-10 20:23:35) |
28. ミシェル・ヴァイヨン
《ネタバレ》 「ドリブン」も同じように漫画チックな展開があったけれど、「ドリブン」のほうがモータースポーツへの理解と愛情にあふれていた。 レースを理解していない悪役と、わざとスピードを落としている主人公で、白熱のドッグヒートなどは全く存在せず、こちらも手に汗を握ることも無い。唯一真剣に走ったのは予選に間に合わせるために高速道路を突っ走るときだけ。「ドリブン」では、本気のバトルが(たとえCGでも)全編にわたって繰り広げられたのと大違い。 そんな彼らが、繰り返すがレースを理解していない悪役と、わざとスピードを落としている主人公がルマンでトップを走れるなんてところは、ルマンを軽んじているとしか思えない。 漫画的な展開は承知して見た。だからご都合主義な展開も許す。その上でも、手に汗を握るレースを見たかった。ぎりぎりの競り合いを見たかった。力と力のぶつかり合いを見たかった。現実のレースではありえないほどのドラマチックでサスペンスフルでデインジャラスなレースを見たかったのだ。 実際のルマンで撮影を敢行た、その本物志向にだけ2点。この志は高く評価している。 2点(2004-07-10 07:44:00)(良:1票) |