21. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 類似する作品がないことからも存在意義ありあり。着眼点がすごいですね。観ている間イライラして仕方ありませんでした。いけしゃあしゃあとデタラメをいう被害者の女子中学生を鼻の骨が折れるほどぶん殴りたくなりました。法廷に入ってきたときにぐずぐず泣いているのにも神経を逆撫でされます。「てめぇのせいでこっちはどんな目にあったと思ってんだよ?」って感じです。 否認した場合、訴訟費用や保釈費、拘留中の賃金ロスを考えたら600万円くらいの損失だと思われ、勝つ確率が97%なら期待値はマイナス582万円。やっていなくても認めた場合、罰金5万円と示談金が10万円くらいで期待値はマイナス15万円。普通に数学ができれば、不条理であっても認めることになると思うけど、「やってないのになんで認めるのか」の一点張りの主人公も結構イタイ。 [DVD(吹替)] 8点(2008-02-28 00:37:17) |
22. 逆境ナイン
《ネタバレ》 うんうん大満足ですね。笑った笑った。原作では「これがもし200対0なら、逆転は難しいかもしれん。俺もあきらめたかもしれん。しかし、たかが112対0。逆転も可能だ」というようなセリフがありました。200点差だったらさすがにあきらめるんだ、と突っ込んでしまう名セリフだったので、それが簡略化されていたのが残念。小ネタがみんなヒットしてた。「授業中から練習とは恐れ入ったよ」とか「それは君が2年で俺が3年だからだ」とか「あんな飴なめきれないですって」とか。エンドロールで藤原弘の名前が「藤原弘、」と「、」がついていたのはなぜ? [DVD(吹替)] 8点(2006-03-27 01:48:40) |
23. シンドバッド/7つの海の伝説
最高!!!非常にハイクオリティ [DVD(吹替)] 8点(2006-02-14 00:14:42) |
24. ドッグヴィル
《ネタバレ》 「アルジャーノンに花束を」を思い出した。普段の素行が大事ってことですね。「アル~」では主人公が他人の弱みを見つけ、しかし誠実に対応します。そして、最後主人公の立場が弱くなったときに助けられるのです。「ドッグヴィル」では同じテーマを逆の手法で描いています。最後はすっきりしました。●後味が悪くならなかったのは「同じ状況でも、あのような行動は人間はとらない」と確信できるからです。あんなことをした人間が許されたらそれこそ納得がいかない。●壁のないセットが平穏な日常の すぐそばにある人間の醜さを効果的に表現していたと思います。●女性は見ておいて損はないかと思います。レイプの8割は顔見知りによって行われるとのことです。 [インターネット(字幕)] 8点(2006-01-11 00:59:33) |
25. ジョンQ-最後の決断-
《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンが主演のサスペンス。心臓移植手術が必要な息子を助けるために病院に立てこもった主人公。息子の名前を移植の待機者リストに載せるよう要求する。●サスペンスとしてのエンターテイメント性を保ちながら、メッセージ性もあってなかなか良いシナリオではないか?ラストはご都合主義ととる人もいるだろうが、映画としてのバランスを考えると致し方なかったと思う。●主人公の状況、目的はわかるが、手段(立てこもり)は明らかに間違いである。しかし主人公の銃に弾が入っていなかったところや、命を捨てるの覚悟の上の行動ということが伝わったので、犯罪を助長する面はあまり感じなった。 ●前半の事故がああからむとは思わなかった。 [DVD(吹替)] 8点(2005-12-14 00:48:52) |
26. ハリー・ポッターと秘密の部屋
世界観がすごい!!伏線も効いてるし、ネーミングセンスがいい! [地上波(吹替)] 8点(2005-12-02 23:35:33) |
27. ブラザー・ベア
ディズニーいい仕事してるな~。おそらく民話を基にしているんだと思う。熊を殺した主人公は亡くなった兄の意思で熊になってしまう。兄の思惑とは? 主人公は人間に戻るための旅の途中でコーダという小熊に出会う。コーダは母熊とはぐれてしまったのだ。このコーダがかわいい!「僕ね技があるんだよ。一つ目の技は小さい技なんだけどスラッシャーって言うの。」とか。 [DVD(吹替)] 8点(2005-11-09 00:31:48) |
28. ホーンテッドマンション(2003)
みんな厳しいね。いい作品じゃん。エディー・マーフィーは子供と絡むといい味だすね。 舞踏会のシーンとか、伸びる絵とか、もっとアトラクションに即した感じにしてくれたらよかったのにとは思うけど。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-08 23:58:30) |
29. ターンレフト ターンライト
台湾の絵本をもとに映画化。アパートの隣に住みながら相手を探し続ける2人。すぐそばにいながら、すれ違いを続ける様子を傍らで見ているとほぼコメディだが、当人同士にとっての切なさは本物。「もう2度と会えないのなら、せめて、彼女の幸せを祈るよ」という台詞がハートに刺さった。恋愛物として、滅茶苦茶ながら、秀作!!! [DVD(吹替)] 8点(2005-11-08 23:11:02) |
30. 下妻物語
《ネタバレ》 最初に車にはねられるシーンでは桃子は生を諦めている。淡々とした、イチゴと知り合う前の桃子としてのモノローグ。そして、今までのいきさつを視聴者に紹介する流れとなる。そこでイチゴとの友情が語られる。イチゴを助ける途中だったということが再認識され、桃子は起き上がり、何事もなかったかのようにバイクにまたがる。イチゴとの友情がなければ、あのまま死んでいたと思う。イチゴを助けるために生き返ったというシナリオに唸った。 アニメの挿入などの工夫や映像だけが魅力ではない。 「僕は友達より、仕事を優先させたため友達がいない。僕のようになってはいけない。イチゴさんを助けてあげなさい」という正統派名台詞もあるし充実の内容。変わり者の桃子は実はしっかり自分を持っている強いやつ!!あの生き方は感心するな~。 最後泥まみれになりキレた桃子の映像に「私は18世紀のおフランスに生まれたかった」という音声がツボ。 ●以下マイナス点。「なんであんな嘘みんな信じたんだろう」という桃子に、「ほんとが入ってるからだ」というイチゴの鋭い洞察は、なるほどとも思ったが、映画としてみると唐突に感じる。 きききりんの演技はちょっとやりすぎ。土屋アンナの演技も穴があったし、面白そうだからという理由で父親を選んだという脚本もちょっと納得いかない。 [DVD(吹替)] 8点(2005-11-07 23:30:20)(良:2票) |
31. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 サスペンスなのにラストがせつなくていいでき。でも、自分の子供で児童ポルノを撮る親とか設定が飛びすぎてる。 [ビデオ(吹替)] 7点(2011-08-28 02:51:14) |
32. 旅するジーンズと16歳の夏
アメリカの映画とは思えない爽やかなガールズムービーです。 [インターネット(字幕)] 7点(2011-07-19 22:14:59) |
33. ボルト
《ネタバレ》 自分が超能力を持っていると思い込んだ犬が主人公です。犬に自分が超能力があると思わせるように撮影をしていて、飼い主がさらわれたと思い込んだ犬は撮影所の外に飛び出てしまいます。そこで自分がただの犬であることを思い知り、すべて作り物だったことを知る。だけど、飼い主は自分を待っていてくれるはずと信じて飼い主の元を目指す。それなりによくできているが、佳作どまりかな。傑作とはいえない。 [DVD(吹替)] 7点(2010-07-20 02:12:26) |
34. リンダ リンダ リンダ
なかなか楽しめてた。オーソドックな青春ものでまさに王道。ひねりがないと言えばそうなんですけど、韓国人の女の子が独特の雰囲気があってよい。 [DVD(邦画)] 7点(2009-05-09 08:02:13) |
35. スタンドアップ
これに出てくる男ってさいてーだな。 [DVD(字幕)] 7点(2009-05-04 18:35:01) |
36. トム・ヤム・クン!
「マッハ!!!!!!!」で十分だな。これは蛇足みたいな作品だ。悪くはないけど。 [DVD(吹替)] 7点(2009-05-04 10:26:15)(良:1票) |
37. ドラえもん のび太のワンニャン時空伝
《ネタバレ》 F先生の原作がない時期の作品ですが、結論からいうと合格かと思います。絵柄が今風にアレンジされていますが、結構違和感なかったです。のび太を待ち続けたイチに感動。ノースリーブのしずかちゃんが妙に色っぽい。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-31 12:47:33) |
38. 森のリトル・ギャング
《ネタバレ》 いいですね。コレ。「ドリームワークス作品は6点止まり」と勝手に決め付けていたのですが、これは合格点あげられます。原作の漫画は「あらいぐまが人間の生活をリスに説明する」というものらしいですね。そのあたりが人間と食べ物についてみんなに説明してるシーンに生きてます。ここのくだりレベル高いです。胃腸薬のことを「これは食べ過ぎたときに食べるもの」とか。孤高のアライグマが仲間を見つけるというメインストーリーに焦点を絞り、ジャンクフードについてや、「開発と野生動物の共存」などをばっさり切り捨てたのも正解だったと思いますね。キャラクター造詣が手が込んでいて、あの短時間でも個性が描き分けられていて感心しました。 [DVD(吹替)] 7点(2007-02-13 00:24:06) |
39. サンダーパンツ!
《ネタバレ》 くだらないけど良質ですね。「欠点を長所に変える」ってテーマをそのまんま語らせててもちっともチープに感じませんでした。マジで感動した。「かるく一発たのむよ」は笑った。 [インターネット(字幕)] 7点(2006-04-13 22:16:44) |
40. リリイ・シュシュのすべて
《ネタバレ》 14歳のころ、世界は狭く、ほんの小さな出来事にも翻弄されていた。陰湿ないじめが描かれているが、それにより浮き彫りにされているのは「どこにも逃げ場のない閉塞感」だ。自殺や殺人は絵空事ではなくいつそうなってもおかしくない「リアル」だったんだ。主人公・蓮見の唯一の逃げ場が「リリィシュシュ」という歌手。「リリィ」がどれほどすごいかを観客を知ることはできない。ネット上で語られる「リリィ論」はどれもあいまいで感覚的で薄っぺらだ。「リリィ」はマスコミなどによって作り出される一過性の偶像の象徴にも思える。そんな薄っぺらな「リリィ」に対して蓮見は「リリィだけがリアル」という。蓮見にはそんな薄っぺらな「リリィ」だけしかないのだ。それ以外のものは蓮見にとってリアルではないのだ。いじめる側の星野もまた「リリィ」だけに逃げ込んでいる。星野自身も追い詰められている点は同じで、そこから逃れようという気持ちが「他者への攻撃」となっている。いじめをしても星野はまったく救われていない。ネット上だけでふたりは分かりあっている。「リリィ」は久野から星野、星野から蓮見、そして蓮見から津田へと伝えられる。最後に「リリィ」にすがりついているのは津田と星野と蓮見の3人。久野が「リリィ」を聞くシーンはない。現実に対峙した久野には「リリィ」は必要ないということ。久野だけがこの映画の中の唯一の救い。。 [DVD(吹替)] 7点(2006-04-10 00:46:21) |