21. ガタカ
《ネタバレ》 とても大好きな映画です。そもそもスペースサーガとかスペースオペラに全く興味がない自分にとって、こういった類のSFは宝物です。この映画の世界に限らず、現実ってのは思いのほか理不尽ですよね。でもそこでヒーローが出てきて問題を片付けてくれたり、自分がヒーローになったりっていう夢を見るには、自分はあまりにも色んなものを見過ぎた(?)みたいです。 みんなが知らない振りをしている事「選ばれた人しかヒーローにはなれない」。それに真っ向から挑み、優生学を情熱と努力(と運)でねじ伏せるイーサン・ホークを見ていると、同じく選ばれし者ではない自分にとって明日への希望にもなります。そういった意味ではこれこそSFファンタジーなのかも! [DVD(字幕)] 9点(2010-03-15 18:50:59) |
22. 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録
《ネタバレ》 テレビシリーズがあまりにも好きで好きでしょうがないので、テレビシリーズの難解さやどぎつい人間模様を薄めてキャッチーにした本作は、誰が観てもわかりやすい代わりに少々無難な印象。ただ、うまくエッセンスを抽出してあるとは思います。 ちなみに劇場版の鳳学園は、死後の世界との狭間の世界なのかなと思ったりもしました。あの世界にいる間は、現実の世界で生死をさまよっている状態なのかな、と。冬芽が忘れられていた秘密を語り去って行く場面は、死後の世界へ旅立ったんだと。つまりラストシーンのウテナとアンシーは、あの狭間の世界を革命することで現実世界へ戻れたのかな、とかね。 とにもかくにも、学園生活っていうものは、世間と時間の進み方が異なっている異世界だという気がします。今思うとね。それをこういう形で表現した本作は、斬新だと思います。 [映画館(邦画)] 8点(2010-03-01 17:38:48) |
23. コンタクト
《ネタバレ》 昨日久しぶりに再鑑賞しました。観ている最中からあまりのおもしろさに感動して号泣。改めて、、なんて面白い映画なんだ! 神を信じない人間を全人類の代表には選べない。まあこれは神を信じないから代表にしないのではなく、代表とは最も優れている人物であると同時に(良識ある)人類の平均値でもなければならないからですが、それってなんてリアルなんだろう。まるで、2010年の日本で言うところの国母バッシングによく似ていませんか? そして人々は証拠があるから物事を認めているのではなく、自分自身がそう思うから認める。神の存在を感じる時があるから神の存在を認める。エリーの言葉に嘘偽りを感じないからヴェガ人と接触したのを大衆は認めたんですよね。調査委員会は(公には)認めなくても。 さらにヴェガ人は言います。このワームホールは自分たちが作ったのではない。別の誰かが過去に作ったものだと。そんな大いなる存在を場合によっては「神」と称してもいいような気がします。 言ってしまえば、宗教も科学ももしかしたら同じようなものなのかもしれませんね。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-02-18 14:28:33)(良:1票) |
24. ファイト・クラブ
男なら観ていて当然わくわくするでしょう。自分的にはラストシーンがファンシーすぎてちょっと不満。 [DVD(字幕)] 7点(2010-02-11 16:54:40) |
25. マルコヴィッチの穴
すさまじいオリジナリティ。カウフマンのセンスは本当に並じゃないです。そこにスパイクジョーンズ的な映像がジャストフィットで、いいもん観た~って感じ。 [DVD(字幕)] 7点(2010-02-11 16:50:54) |
26. ゲーム(1997)
何気なく観たら思いのほかおもしろかった作品。終わってみるとあのオチはなんなんだ!とか思いますが、とにかくドキドキハラハラしながら観れたので満足。 [地上波(吹替)] 7点(2010-02-11 16:46:44) |
27. グリム・ブラザーズ/スノーホワイト(1997)
アイデアは悪くない。ただ作った人達が思いの外、善良な人だったんでしょう。こういうのは本当の変態に作らせるべきです! [ビデオ(字幕)] 5点(2010-02-11 16:39:42) |
28. セブン
《ネタバレ》 とにかくラストシーンのブラピの苦悩が痛いほど伝わりました。もし自分が同じ立場だったとしてもやっぱり撃ったでしょう。ブラピの演技って結構嫌いなんだけど、セブンの演技はなかなか良かった。 そしてカイルクーパー率いるイマジナリーフォーセズがこの映画のオープニングをきっかけに大ブレイクしたのも思い出深いですね。 [DVD(字幕)] 8点(2010-02-11 16:37:22) |
29. コピーキャット
当時セブンかコピーキャットかみたいな感じで比べられてましたよね。で、こっちの評価が低かったわけですが、でも良くできているとは思います。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-02-11 16:32:01) |
30. エイリアン3
《ネタバレ》 冒頭のニュート死亡まではすっごく好きです。結構脚本もがんばっているし、デヴィッド・フィンチャーだってセンスあるいい監督だとは思います。が、残念ながら普通のSF映画ですな。こっから上に行くには、実力というより作品への強い思い入れとか運とか天賦の才みたいなものが必要になるのかもしれないですね。 [映画館(字幕)] 6点(2010-02-11 16:28:28)(良:1票) |
31. ミザリー
えっと、もし自分がキングファンではなく原作を読んでいなかったとしたら、もう少し良い評価をしていたかもしれません。はっきり言って原作の恐ろしさは、こんなもんじゃないです。キャシーベイツの名演技とかよく言われてますけど、原作読んでるとそれもぴんと来ないんですよね。 [映画館(字幕)] 6点(2010-02-10 21:10:30) |
32. アルマゲドン(1998)
エアロスミスの歌と聖子はすごく好き。でも現代の話なのに、科学的考証があまりにも嘘くさすぎて幼稚で見るに堪えないです。ついでに言うとストーリーも幼稚。。。 [映画館(字幕)] 4点(2010-02-10 20:43:04) |
33. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
庵野監督は本当にエヴァに入れ込んでいて、この映画を作るのは本当に辛い作業だったんだろう。自らがおたく四天王であるが故に世のおたく達の反応が心に深く深く突き刺さったのだろう。監督の心理状態がここまで作品に反映された映画は後にも先にもこれだけじゃないでしょうか。さらにアスカ復活のシーンとその後の捕食シーンで観ている自分も深く深く傷つきました。だからこそ、新劇版が作られている今、この上ない幸せを感じるんです。 [映画館(邦画)] 9点(2010-02-09 21:11:56) |
34. 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
《ネタバレ》 まさにエヴァファンに凄まじいトラウマを与えた作品。でも、DEATH編の時間軸を縦横無尽に走り回る編集はすごく好きだし、REBIRTH編の意地悪を通り越したサディスト的なぶつ切りと直後に流れる「魂のルフラン」は、ある意味すごいと今でも思ってます。 [映画館(邦画)] 9点(2010-02-09 20:39:21) |
35. パラサイト・イヴ
今思うとなぜこの映画を観に映画館へ行ったのかという問題どころか、なぜこの原作小説が好きだったのかさえ理解に苦しむ。。。裸色の全身タイツとかほんと呆れるを通り越して不愉快。映画作りの資質が欠如しているとしか思えない映画の一つ。 [映画館(邦画)] 2点(2010-02-09 20:32:18) |
36. ブレインデッド
あ~もうくだらなすぎてイライラする。内容ゼロの悪ふざけを楽しむ映画。 [映画館(字幕)] 3点(2010-02-09 19:51:04) |
37. イグジステンズ
残念ながらビデオドロームには到底及ばない。残念だけどクローネンバーグはビデオドロームとデッドゾーンが絶頂期だったなぁ。 [映画館(字幕)] 5点(2010-02-09 19:19:13) |
38. 裸のランチ
世界観は相変わらず素晴らしいんだけど、脚本がいまいち面白くないんだな。 [ビデオ(字幕)] 5点(2010-02-09 19:15:42) |
39. フィフス・エレメント
あ~本当に嫌いな映画。子供の作り話をそのまま映画にしてもしょうがないでしょう。さらに美術的なセンスにもうんざり。とにかく設定と脚本がめまいを起こしそうなほど幼稚。 [ビデオ(字幕)] 1点(2010-02-09 17:13:34) |
40. レオン(1994)
リュック・ベッソン否定派の自分も、悔しいけどこの映画だけは大好きです。ゲイリー・オールドマンは演技過剰でうざくて邪魔だけど、他は文句つけられないかも。ダストシューターからマチルダが脱出する場面は今でも鮮明に思い浮かべることができるくらい名シーン。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-09 16:49:43) |