21. 犬神家の一族(1976)
《ネタバレ》 劇場で観たのは高校生のときで,その後はテレビ放送をビデオ撮りしたものを繰り返し観ていました。今回久しぶりにレンタルで観たのですが,テレビではカットされていた数々の場面が実に新鮮でありました。 あの逆さ死体が静馬であるという推理の根拠がきちんと示されていないように思われて,その点だけが残念な気がします。 ただ,その点を差し引いても好きで好きでしょうがない作品であることには変わりありません。 [映画館(邦画)] 10点(2011-07-25 13:34:18) |
22. サマータイムマシン・ブルース
《ネタバレ》 昔々,筒井康隆のドタバタSFを貪り読んで「その体質」になっている私には最高の作品です。 本当によく練られた脚本だと思います。 99年前の沼,昨日,今日,そして25年後のSF研と125年にわたるリモコンの旅を図にして確認しないではいられなくなります。 劇場で封切られたときにヴィダルサスーンのシャンプーとリンスが配られており,二日続けて観た私は2セットもらってしまいました。 [映画館(邦画)] 10点(2011-07-21 14:05:01) |
23. ウォーターボーイズ
《ネタバレ》 「あいつら何やってもダメにきまってるよ」と嘲笑され,「うおぉー」と声を上げながら走り出す近藤公園。わけわからず後を追う4人。校舎の廊下を走りぬけながら全員が笑顔になり,プールを目指す。このシーンの高揚感は最高です。 [DVD(邦画)] 9点(2011-07-21 14:03:17) |
24. プリンセス トヨトミ
《ネタバレ》 もっともっと奇想天外な話を期待していたのですが,父と子の物語という妙にウェットなところに落ち着いてしまい残念でした。 妻はたこ焼きやのお兄さんが玉木宏だったので興奮し,私は綾瀬はるか嬢の揺れ具合に興奮してしまいました。 駄目な客ですいません。 [映画館(邦画)] 5点(2011-07-16 15:33:12) |
25. 八日目の蝉
《ネタバレ》 妻が観たいというので付き合ったのですが,やられました。 「この子,ごはんまだですから!」のところでたまらずに涙してしまいました。 [映画館(邦画)] 8点(2011-07-16 15:22:44)(良:1票) |
26. ガメラ 大怪獣空中決戦
福岡ドーム脇からガメラが飛び立つシーンを初めて見たときは興奮しまくりました。 私の家からドームまで歩いて20分程度。 「あのときガメラはすぐそこを通って行ったんだ!」と自慢しても分かってくれない人の方が多いのが残念です。 [DVD(邦画)] 10点(2011-07-15 17:40:11) |
27. まほろ駅前多田便利軒
瑛太と松田龍平とくれば「アヒルと鴨のコインロッカー」でありまして,その二人の映画なら観ないわけにはいかないのです。 じわっと沁みてくる良質の作品だと思います。 [映画館(邦画)] 8点(2011-07-14 13:49:52) |
28. 毎日かあさん
《ネタバレ》 妻に付き合って鑑賞しました。 子供連れのお客さんも多かったのでほのぼのエピソード満載の平和な作品であるに違いないと思い,微笑みながら見始めたのですが完全に失敗しました。 この映画が劇場に来た良い子のみんなに与えた影響を追跡調査してみたいものです。 [映画館(邦画)] 6点(2011-07-14 13:39:26) |
29. ひみつの花園
矢口監督作品を語る際に「暴走」という言葉は重要なキーワードになるのではないかと思ったりします。 この作品での主人公の暴走っぷりは本当に気持ちがいいですね。 矢口監督の最高傑作だと思います。 [DVD(邦画)] 10点(2011-07-13 13:22:38)(良:1票) |
30. スウィングガールズ
《ネタバレ》 何年も映画館で映画を見ていなかった私なのですが,ある日ポスターを見かけて興味を持ち,役者本人たちが演奏もしていると聞いて「これは私が観るべき映画だ」と直感しました。 で,結局劇場で16回観たのですが周りの人たちからは完全にバカと思われてしまいました。私もその通りだと思います。意見の一致はよいことであります。 感動エピソードや恋愛要素を完全排除して暴走しつつも最後の格好良い演奏シーンできっちりキメてくれるところがこの映画の魅力であり,その演奏シーン観たさに通ってしまったわけです。 途中で情けないフォークデュオが出てきますが,あのシーンはフォークの持つ「こっ恥ずかしい部分」を100倍に強調して見せてくれており,最初に見たときは身体中がむずがゆくなって「うわあああ」と声が出そうになりました。 [映画館(邦画)] 10点(2011-07-13 13:18:27) |
31. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 まったく笑えなかったので悲しくなってしまった作品です。 「まさにこれは映画のセットのように見えるでしょう。狙って作ったんですよ」とでも言わんばかりの街並みに違和感を持ち,その後の綾瀬はるか嬢の「まるで映画みたい」の台詞ですっかり覚めてしまいました。 その後もマジックアワーの定義についての佐藤さんの台詞をくどいと感じてしまったりで,序盤で白けてしまったのです。 また「トランポリンで跳ぶ佐藤浩市さんが見れます」などということを三谷監督が宣伝でしゃべっているのを見てしまったのが悪かったようで,実際のそのシーンが出てきたときには「ああ。ここですね」としか思えませんでした。 悪口ばかり言ってしまいましたが,三谷監督の「裏方LOVE」な思いは充分に伝わってきました。 [映画館(邦画)] 5点(2011-07-12 17:00:42) |
32. THE 有頂天ホテル
《ネタバレ》 初めて見た三谷作品がこれで,すごく気に入って劇場で5回観ました。 一番のお気に入りはラウンジで松たか子の「ワタシイソガシクテナカナカアエナイ!」の台詞です。大爆笑してしまいました。 他にも「かなり圧がかかったじゃない!」「感謝のしるしだ!」「お嬢さん,あんた歌いに来たんだろ」「私は鹿が大好きだ!ふむむん!」など。大好きな映画であります。 [映画館(邦画)] 9点(2011-07-12 16:54:45) |