21. アナコンダ
まさに可もなく不可もなく、って感じ。期待していたら間違いなく「不可」だろうけど…。ジョン・ヴォイトが丸呑みにされて、そのままヌラ~っと吐き出されるシーンは思わず笑ってしまいましたね。名優の威厳も何もあったもんじゃない。それ以上にエリック・ストルツ……(以下省略) 5点(2003-01-28 12:38:20) |
22. ピンク・パンサー2(1975)
本作の前に「暗闇でドッキリ」があるのでクルーゾーモノとしては3作目になるという「ピンク・パンサー」第2弾(紛らわしい)。もう単純に面白い。それぞれのギャグはベタベタもいいとこなのに、それでも笑わせてしまうのはピーター・セラーズの持つ絶妙の間、それに尽きます。ケイトーとのおなじみの「対決」も、また楽し。 8点(2003-01-26 03:40:26) |
23. どつかれてアンダルシア(仮)
漫才コンビの愛憎関係って世界共通なんすね。ただあれだけどつかれるには、相当のボケが必要だと思うけど、それがイマイチ分かりにくかった。ただメチャクチャどついてるだけ?みたいな。せっかく広川太一郎の吹き替えで観たんだから、「モンティ・パイソン」ばりの超訳漫才を見たい、なんて思っちゃったりなんかして。二人の意地の張り合いがエスカレートしていくのは「ローズ家の戦争」そのまんまという気も。ところで何故に(仮)? 5点(2003-01-26 01:02:30) |
24. 脱走山脈
まったく期待していなかった分(というか知識が皆無だったので期待しようがない)かなり満足。戦争映画かというと、必ずしもそうとも言い切れないような、なんだか不思議な面白さ。主人公の友人(というか捕虜仲間の悪友というか)のアメリカ兵がイイ味出してます。こういう隠れた佳作を突然放送するのでNHK-BSは侮れません。 8点(2003-01-26 00:49:01) |
25. Doki Doki ヴァージン もういちど I LOVE YOU
暇潰しにボケーっと眺めてたら、チチモミ(すんません、下品で)とか出てきてビックリ。こんなシーンがあるのを中山忍は知っていたんだろうか?ちなみにストーリーは、童貞卒業直前で死んでしまった少年の話です。でも真っ先に思い出すのがチチモミ(再度、すんません)というのは如何なものかと… 5点(2003-01-26 00:27:49) |
26. 学校Ⅱ
シリーズの中でいちばん好き。トンガってない永瀬正敏は今見ると結構新鮮かも。冒頭に出てくる西田敏行の娘、な~んか見たことある顔…と思ってたら、今をときめく「あゆ」こと浜崎あゆみでした。声が普通なので最初気づかなかった。 7点(2003-01-25 23:55:16) |
27. スタンド・バイ・ミー
大好きな作品。ホラー物は駄作の多いキング作品も、非ホラーでは秀作揃い。本作も観るたびに、小学2年の頃友達と木の上に秘密基地(のようなもの)を作って遊んだのを思い出す(タバコは吸ってないすけど)。あの頃の友達以上の友達を持ったことがない…って胸を張って言えないところがチト悲しい。リヴァー亡きあと、4人の中で一番出世したのがバーン役のジェリー・オコネルだというのが、意外やら面白いやら。まったく面影ナシ! 9点(2003-01-25 17:00:56) |
28. スクリーム(1996)
私にとってのホラー映画とは、人間対そうでないモノ(悪霊とか怪物)、という構図なので、そもそもこれをホラー映画とは見做していません。これは連続殺人モノのサスペンスで、人間が人間をただ快楽のためだけに殺しているという、非常に不快な作品でした。ただゲームのように人を殺すというのは、毎日のようにニュースで流れているし、そんな日常の延長みたいなモノを映画でまで観たいとは思いません。殺人というものは、たとえ戦争のような大義名分があっても、あまり見たいものではありません。相手が人間じゃなくてバケモノ(=悪のイメージ)だからこそ、娯楽として素直に楽しめるんですけど… 1点(2003-01-25 16:35:12) |
29. シャフト(2000)
これは本物のシャフトぢゃない!テーマ曲にもあるように、シャフトは「セックス・マシーン」であってこそカッコいいのに。そもそも、シャフトを刑事にしちゃダメ。私立探偵だからこそ好き勝手出来るのであって、あれじゃただの乱暴な刑事でしかない。サム自身がインタビューで言ってたように、ウェズリー・スナイプスとかドン・チードルの方がハマッたように思える。魅力的なビッチ(誉め言葉ね)もさっぱり出てこないし、オリジナルには遠く及ばず。残念。 4点(2003-01-25 15:58:07) |
30. グーニーズ
小学生の頃大好きで何度も観た。とにかく単純に面白い。もう15年以上観てないけど、今観ても同じように楽しめるのかな?なんか偉そうに、「ここのカメラワークがどうのこうの…」とか嫌らしい目であら探ししてしまいそうで、なかなか再見に踏み切れないのです… 8点(2003-01-25 15:13:18) |
31. 危険な関係(1988)
グレン・クローズとジョン・マルコヴィッチがハマリ役で、この2人を観ているだけでも面白い。この芸達者連中の中で観ると、キアヌ・リーヴスの大根振りがいつも以上に際立って、それはそれでまた一興かな。 6点(2003-01-25 14:48:41) |
32. がんばれ、リアム
観る前は勝手にケン・ローチかニール・ジョーダンの作品だろうと思っていたので、スティーヴン・フリアーズと知ってちょっと意外(特に最近「危険な関係」や「ハイ・フィデリティ」を観ていたので)。たとえ愛憎以前のモノで結ばれているはずの家族でも、貧しいと心が荒んでしまう。失業して家に居場所がなくなり、家長としての自尊心ばかりが空回りしてしまう父親が、そんな中で家庭を切り盛りしなければならない母親が、悲しくもあり、いとおしくもあり。リアムを見ていると、吃音に苦しんだ子供時代を思い出してしまい、それもまた切ない。 6点(2003-01-25 14:40:55)(良:1票) |
33. チキンラン
まあまあ。「ウォレスとグルミット」に較べると、あのニワトリはあまり可愛くないような(歯が生えているのはやっぱり変)。「大脱走」とか「第十七捕虜収容所」のネタがちょこちょこ使われていて、そういうのを探すのも面白いかも。ほかに何か元ネタあったらどなたか教えてください。 6点(2003-01-21 14:28:11) |
34. けものがれ、俺らの猿と
町田康の小説を映像化すること自体にそもそも無理があるのでは? 最近のこの手の映画って(洋邦問わず)、それぞれのキャラのインパクトばっかりで、「で、結局何が言いたいの?」みたいなものが多すぎると思う。こじゃれた映像や音楽を駆使して自己満足に浸ってるだけというか。自慰行為を見せ付けられても困るんですけど。 3点(2003-01-21 14:18:07) |
35. 乱
まず色彩の美しさ。劇場の大画面で観ていたらさぞかし圧倒されたでしょうね。原典の「リア王」はあまり好きではないんですけど、この画で見せつけられると、もうグウの音も出ません。私は日本映画を観るといつも台詞が聞き取りにくいなぁ~と思うんですが(耳が悪いのか?)、これは話を知っていたので特に問題ナシ。カラー後の黒澤作品は総体的に評価が低いようですけど、これは過去の傑作群と較べても決して見劣りする様なものではないと思います。 8点(2003-01-21 14:01:14)(良:1票) |
36. ハイ・フィデリティ
ロック好きにはたまらんモノがあります。やたらとベスト・ファイブ作るところとか、他人の好みをバカにしたり、身につまされるところもないワケではない。ジョン・キューザックみたいな男は輸入盤屋に行けば本当に会えます。あまり会いたくない人種ですけど(笑)。ところで、最後の「キャスリーン・ターナー・オーヴァードライヴ」で笑える人がどれだけいるんでしょうか?昔、「バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ」というバンドがいたんですけど。 8点(2003-01-21 13:28:17) |
37. マンハッタンで抱きしめて
最初はホリー・ハンターも老けたな~、ブロンドも不自然だし、なんて思ってんですが、観てるうちに、あ~やっぱりうまいし可愛いなぁと印象が変わってくるからアラ不思議。ダニー・デヴィートとのちっちゃい組み合わせも見てるだけで可愛い。結末もいかにもハリウッドのお約束ハッピーエンディングとは違うのに、逆にとてもポジティブでリアルな感じ。好きなシーンはエレベーターの中でホリーがダニーの頭をツルっと撫でるところ。思わずビデオを巻き戻して観てしまいました。「ツルッ」て音が聞こえてくるような(笑)。点数は6.5くらいかな~と思うけど、主演の二人のうまさに対して、四捨五入して7点差し上げます。 7点(2002-12-17 11:17:50)(笑:1票) |
38. フィーリング・ミネソタ
本作についていい評判を聞いたことがなかったので、覚悟を決めて観たのですが、噂に違わずスゴイです。作品選びのセンスのなさには定評のあるキアヌの、面目躍如といっていいでしょう。ある意味彼の代表作かも(笑)。まず、まともな人間が一人もいないというのが致命的。キアヌは頭悪過ぎてイライラするし、キャメロンもただ強欲でワガママなだけで、まったくイイ女に見えない。ただ単にセックスが良かっただけじゃないのか?少なくとも耳を噛み切られてまで執着する女じゃないでしょ。ストーリーもしょぼしょぼ。逃げてる最中に店のウィンドウ割って犬を盗むか?金がないのにモーテルにしけこんでる場合か?そもそも何でもっと遠くに逃げないのか?・・・予想通りの「真相」も含めて、突っ込みどころが多すぎ。ダニー・デヴィートのジャージー・フィルムズの作品だけど、これでダニーの評判が悪くならないか心配です。0点でもいいけど、ある意味一見の価値があるということで。覚悟が決まったら、どうぞ(笑)。 1点(2002-11-29 04:21:59)(良:1票) |
39. 突撃(1957)
ストーリーとは関係ないんですが、ひとつ言いたいことがあります。彼らはフランス人ですよね?だとしたらどうして英語なんでしょう。最後に出てくるドイツ人はドイツ語で歌ってるのに。完璧主義のキューブリックはなんとも思わなかったんでしょうか。勿論これは本作に限ったことではないし、特にアメリカ映画を観ていれば何度も直面する疑問ですが。本作に関しても、特に第一次大戦、フランス人と特定する必然性が感じられないし。「いつか、どこかの国での戦争」で充分だと思うのですが。ストーリー、カメラワーク等は非常に満足なだけに、余計に引っかかるものを感じました。 8点(2002-11-23 05:25:23) |
40. RED SHADOW 赤影
「サムライ・フィクション」が好きなのでちょっと期待したんですが、「まあまあ」でした。後半ちょっとダレましたね。前半の調子でコミカルに進んでいったほうが良かったかも。青影をもっとスパイスとして活かせることが出来たら、後半も盛り上がったと思うんですけど、意外なほど弱いし(笑)。思うのですが最近、国内外を問わずいわゆる「スタイリッシュな映像」の作品が増えていますよね。勿論それ自体を批判するものではないのですが、ちょっと不安を感じます。つまり、まず良い脚本ありきで、それをいかに撮るかを考えるべきところを、「この技術(映像)」をいかに見せる(魅せる)か、というのが先に立っている作品も見受けられる、ということです。本作がそこに陥っている、とはいいませんが、そうなる危険性は孕んでいたと思うので。 6点(2002-11-23 05:02:19) |