421. 戦国自衛隊
これ、すっげーな。140分のうち8割方、銃撃、チャンバラ、爆発な自衛隊無双。どんだけ武器を積んでいるのだ。どんだけ金かけているのだ。これは日本でもトップクラスのアクション大活劇ではないか。グっときてしまった。天下とったら元の時代に戻れるという根拠のない発想がそもそもヤバイ。爆発時や撃たれた時に人間が無駄に飛び上がるあの感じがたまらない。やっぱ火薬は良いね! しかし、挿入曲がジョー山中ってのはどうにかならんかったかね。 [DVD(邦画)] 8点(2011-07-09 23:00:37)(笑:1票) |
422. デンデラ
《ネタバレ》 現代の日本にもB級映画は存在した!それが嬉しい。 「B級映画」って貶すための言葉として使われる事もあるけど、自分はもっぱら褒め言葉として使う。「ガッツリ金をかけて宣伝しまくらなくてはならない全年齢向けの映画ではできない表現」をしている映画という見方で。 日本には大衆向け映画や低予算映画は数多く存在するが、いい感じのB級映画って滅多にない。 「デンデラ」は、そういう意味では立派にB級しているのである。 登場地人物はババアだけ。そのババアがいっぱい死ぬ。感動的な話ではない。アクションが凄いわけでもない。スケールもちっちゃい。要するにヒットする要素がゼロなのである。 で、肝心の本作の内容だが、ハッキリ言って全然面白くない。もっさりとしたストーリーがかったるい。序盤は全然話進まないし、後半になっても、盛り上げ下手。 肝心のクマさんとの格闘シーンも、ババアばかりなので動きが遅い。 走ってもノロノロ。すぐ転ぶ…。クマも怖くないし。そして、キリリと名台詞を高らかに決めるババア。 …もしや、ふざけてるのか?ともかく、大自然とババアとクマだけでできている映画。 この映画は面白くなかったが、こういう映画は好きだ。 1000円で観られるし、ちょっくら暇つぶしに観に行ってもいいんじゃないの? あ、ババアババア言ってすいませんでした。悪意はありません。 [映画館(邦画)] 5点(2011-07-09 22:55:08) |
423. ムカデ人間
《ネタバレ》 人と人とがつながるって大切ですね。繋がろう日本! 人は一人で生きていけません。繋がろう日本!! こんな繋がろうブームに乗じて、公開されたムカデ人間は人と人との繋がりがいかに難しく、煩わしいかを描いた社会派サスペンスである(嘘)。 でも、これを観た後は、誰とも繋がらないで一人で生きていきたくなることであろう。 ウィレム・デフォー2世とも言える顔立ちのマッド・サイエンティストと日本人のチンピラヤクザの二人が最高だ。口元とか痛そうだったり、あちこちから出血してるから、 案外可哀そうで、無邪気にケラケラ笑えない部分もあった。 …まあ、それでも笑うしかないんだけど。こんなヨーロピアンホラーで日本人のチンピラが怒号吐いてるだけでもシュールだ。趣味の悪い変態映画である事は間違いないんだけど、独りよがりにならず、しっかり楽しめるようになっている。 変態医師もムカデみたいになっちゃうさまは、とても愉快。 クライマックスのシーンでは会場が一体になって「ムカデ人間がんばれ!!」と拳を握りしめていただろうし、ちょっぴり胸が熱くなってしまった。 こんな映画で俺は感動しているのか・・・!? これはもしや感動作だったのか! と、思いきや最後の謎展開で、感動をブチ壊されるのであった。 あー面白かった!! [映画館(字幕)] 8点(2011-07-09 22:48:50)(笑:1票) (良:1票) |
424. アイ・アム・ナンバー4
《ネタバレ》 うーむ、てっきりサイキックバトルアクションかと思ってたんだけど・・・。 学園ラブコメがメインで、それにちょこっとだけアクションが入るだけとは、思わなかった。その学園ストーリーも、いじめられっ子を助けたり、好きになった子の元彼がマッチョでイジワルなアメフト部とか、コテコテすぎ。 そのマッチョ君とのヒロインをかけた戦いに時間を割きすぎていて、いつまでたっても殺し屋がやってこないのだ。主人公は、なんかスゲエ能力あるから人間になんぞ負けるわけないから、そこらへんに時間を割かれても全くハラハラドキドキできない。 設定もそもそも頭に入ってこない。冒頭のナレーションだけで設定説明する映画嫌い。 ちゃんと映像も使って、手短に分かりやすく明示してくれ。見せ方や構成がよろしくない。 そして、ナンバー6が出てくるの遅い! つまらん学園ドラマはいいから、もっと6番ちゃんの出番を!! と、幾度となく思った。 まあ、学園ドラマのヒロインも凄く可愛らしかったから許せたけど。 ゆったりとした学園ドラマを超えると、いきなり派手なサイキックアクションが おっぱじまるんだが、それもかなり観辛い。カメラが寄りばかりになって、ガタガタ揺れまくるアクションは嫌い。何が起こってるか全然分からない。 それにしてもこういうラスト流行ってるのかね・・・。 [映画館(字幕)] 4点(2011-07-09 22:32:40) |
425. 甘い人生
《ネタバレ》 前半は、ラブロマンスになっていくんじゃあるまいなぁなんて思ったけど、とんでもなかった。後半は不死身のビョン様の殺戮無双に大興奮!かなり動ける俳優さんなんですな。かなり無茶苦茶なハードバイオレンスだけど、楽しかった。クライマックスは美学の押しつけが過ぎて笑えてしまった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-09 22:28:20) |
426. SUPER8/スーパーエイト(2011)
《ネタバレ》 これは結構、楽しめる人、楽しめない人が分かれる映画なのかも? 新しくなくてもいいんだ。 もう冒頭の過剰な大爆発からニヤニヤが止まらない。 こういう無駄な爆発がやたらとある映画が大好きなのである。 あと、愛くるしい子供達がワイワイキャッキャ楽しげなやり取りをしてて、どうでもいい脇役の大人たちはアッサリゴミのように死んでいくこの感じもイイ! これは、映画好き達の幼き心を理解しつくしているスピルバーグさんから、僕らへの『お前ら、こんなん好きやろ?』っていう、プレゼント映画じゃなかろうか。子供の頃、初めて映画に触れて、無邪気に楽しんでいたあの頃の気持ちを思い出させてくれるような作品だ。 SF、ホラー、モンスター、パニック、アドベンチャー、友情、親子愛の要素をごちゃっと詰め込みながら、それなりのバランス感覚で仕上がっているのは流石。 その分、当然粗くなってしまっている部分も多々あるし、ストーリー展開自体も遅い。 けど、そんなの別に気にならない。 画面から溢れんばかりの映画愛。それに尽きる。 この映画を見て、ホラーを好きになってくれる人が増えるといいなぁ。 [映画館(字幕)] 8点(2011-06-25 02:12:12)(良:4票) |
427. ロシアン・ルーレット
《ネタバレ》 ロシアン・ルーレットが始まるまでに時間かけすぎて眠い。 いざはじまってからも、ロシアン・ルーレットは運のみでの勝負なので、ただ運が悪い人が次々に死んで行くだけ。心理戦なんか全然ない。 それなのに「俺がかけてるアイツは経験者だから負けない」というセリフがちょいちょい入るのも意味不明。だって、完全に運ですやん。経験とか関係ないじゃん。 命がけの割に特別緊張感のある演出もないし、音楽の使い方もビミョー。 同じようなシーンの繰り返しは、手抜きにすら感じた。 そして、盛り上げる気が皆無のような脚本。 みんな大人しく最初から最後までロシアン・ルーレットやるだけ。 どうでもいい人がどうでもよく淡々と死んでいくだけ。 人が殺しあってるのに眠い。 だれかが暴走して大暴れしたりしない。 ミッキー・ロークもイサムも大暴れしそうで、プチ暴れどまり。 しかも、ロシアン・ルーレットが終わってからもダラダラと続くのもキツイ。 そして、とってつけたようなラスト。うーむ。 [映画館(字幕)] 3点(2011-06-25 02:06:38)(良:2票) |
428. 奇跡(2011)
《ネタバレ》 穏やかで美しいカメラ割に、暖かいバンドサウンドの音楽がひたすら心地よい。 この点だけでも、観る価値あり。これが映画の画であり、音である。 と、言いたくなるほど。 物語を豊かにしていたのはイチイチ面白すぎる会話。こんなに楽しく、笑える映画だとは思っていなかった。脚本があるにしてもないにしても、どうやったらこんなにも自然で こんなにも面白い子供の会話が撮れるんだ? 奇跡なの? 天才なの? 子供たちの想いは一つではなく、みんなそれぞれ思い思いに自分の希望があって、考え方もバラバラ。兄弟だって、当然違う。でも、それで良い。それが良いのだ。 「一つになろう日本!」とか言ってる場合ではない。 本当にささやかで小さな物語だが、ほんの少しだけ成長する子供の姿に大きく心を打たれてしまった。泣かせの演出なんてこれっぽっちもないのにね。 まえだまえだをはじめとする子役たち全員ブラボー。 その他のキャストもみんな映画の中にしっかりと生きていた。 くるりの曲もがっちりハマっていて素晴らしかった。 是枝さんは、本当に信頼できる監督だ。 [映画館(邦画)] 9点(2011-06-25 02:04:09)(良:3票) |
429. ミッドナイト・ミート・トレイン
《ネタバレ》 スタイリッシュな映像とショッキングなバイオレンスシーン凝っていて良い。終盤のお肉がぶらさがってるところのバトルシーンは熱かったな。北村監督侮れんね。 ただ、いささかテンポが悪く、中盤は飽き気味だった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 15:26:00) |
430. おつむて・ん・て・ん・クリニック
なにこれ超面白い。最初から最後まで笑いすぎて疲れた。ここまで笑えたコメディは初めてかも。ボケまくるビルマーレイとキレまくるリチャード・ドレイファスの攻防が凄まじい。ホロリなんか一切なし、これぞコメディ!邦題ひどすぎだけど。 [DVD(字幕)] 8点(2011-06-19 15:24:36) |
431. ラン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 目的がしっかりしていて、手堅い作り。死んだら生きていた時より身体能力が上がり、三角飛びまでするゾンビさん…。そこまでやるならもっとアクロバティックな技をみせてくれても良かったかな。そこそこ面白い。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 15:23:29)(良:1票) |
432. 127時間
《ネタバレ》 そもそも山で遭難して、一人ぼっちで・・・っていう内容なので映画にするには、ドラマ性が極めて薄い題材。世界まる見えとかの1コーナーで、ノンフィクションとして 盛り上がるには良い題材だろうけど。 それをこんなスタイリッシュな映像と、効果的な音響、あれやこれやと技巧をつくして 退屈させないような一本の上質な映画として仕上げたダニー・ボイルさんは流石。 オープニングから、タイトル「127時間」が出るまでのカッコ良さは筆舌に尽くし難い。 それでも、前半はイマイチ面白くないなー、と感じてしまった。妄想や回想にフラフラ切り替わる手法はあまり好きではなく・・・。 しかし、あのクライマックスは凄まじかった。 痛い痛い痛い!!! 数々のホラー、スプラッタで人体が破壊されていくのを観てきたが、ここまで目を覆いたくなるような事は稀。 終わるころにはグッタリ・・・。 人間の手足って、もっと簡単に取り外しできればいいのにね!! [映画館(字幕)] 7点(2011-06-19 15:00:34)(笑:1票) |
433. スカイライン-征服-
《ネタバレ》 シュワちゃんもウィル・スミスもスーパーヒーローもいないこんな世界に宇宙人がやってきたら人類はなすすべもない! …「宇宙戦争」も同じようなプロットだったな。 本作では主人公達がとっても平凡で、何の魅力もない人達。 そんな人たちが内輪モメしたり、ギャーギャーいいながら逃げ惑うだけのお話。 登場人物も少ないし、なんでこんなチマチマしてんのさ。 しかも、一番可愛い子を真っ先に死なせるとか正気か!? もう、この時点で観る気が更に失われるのである。 それを差し引いても脚本に全然魅力がない。映像とか、音楽とかの使い方もダサい感じだし。 しかし、実は結構満足している。空からUFOもどきが大量に降りてくるシーンとか、米軍とUFOもどきの空戦とか、人がまるでゴミのように吸い上げられたりするシーンとか、引き画がいい感じなのだ。 たぶんこの監督、人間やストーリーにあんまし興味なくて、こういう引き画を撮りたかっただけなんじゃないかな。捕食シーンもいい感じだし(数が少ないのが残念すぎるが)。 こちとらそういう画が観たくて観に行ってるところもあるし、そういう意味ではそれなりに満足できるわけなのだ。 ただ、それだけじゃあない。 注目すべきは、3日目だ!おぞましき、3日目! 3日目からラストまでの流れが最高!なんて愛らしい映画なんだ!バカっ! 一気に好感度が上がった。 俺は好きだよ!こういうの。 [映画館(字幕)] 7点(2011-06-19 14:58:01)(笑:1票) (良:2票) |
434. X-MEN:ファースト・ジェネレーション
《ネタバレ》 おおっ、これは面白い。X-MEN最高傑作の名は伊達じゃない。 テンポも良いし、人間ドラマと超能力アクションがいいバランス。 オリジナルのX-MEN映画なんて、妙に説明的な物語で、有名なキャラクター使っているにもかかわらず、どうにも愛着持てなかったもん。 それに較べ、本作はそれぞれのキャラクターが超能力を見せる場が一定数設けられていて、性格付けもちゃんとされていたのは良かった。 世界観もシッカリしていて、突拍子がなさすぎる訳でもない。 コミックの世界を、可能な限りリアルな形で映像化できていると思う。 コミックっぽいバカバカしさも、仄かに匂うのも良い(物語はシリアスだけど)。 最終的に、憎み合っているわけでもない(むしろ愛し合っている)のに互いの理想のために別れるなんて、切ないロマンスよね。 グっときてしまったじゃないか! それなのにマグニーさん、お前はなぜ、その鉄仮面を塗りたくったのだ! お前のそのコダワリはなんなんだ!? と、色々心の中で突っ込みながら楽しめる、上質な娯楽作でした。 [映画館(字幕)] 8点(2011-06-19 14:53:07)(笑:1票) |
435. レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー
《ネタバレ》 とても楽しゅうございました。 既存のホラー映画の定石に則りながらも、群像劇要素をもって、登場人物を見せる手法が面白い。序盤にサクっと、人員整理が入るところが巧み。 あんまり人数多いと把握できないもんね。 そんで、船上でのバトルロイヤル! と、思いきやアッサリ脱出しちゃうチームが出てきたり、舞台が必ずしも船内だけでない。お約束は守りながらも、先読みできない展開になっていくところがワクワクなのである。 特に裕木奈江は良かった。クールに武器を確保して反撃する姿は素晴らしかった! 結構笑いの要素も多く、登場人物が皆マヌケなので、終始ニヤニヤクスクスできたのも良かった。サービス精神旺盛。 特にエンディングテーマがバカ過ぎ。 明るくなった場内では、皆がニヤニヤしてた気がする(失笑も込み?)。 予告編観て、「面白そう!」と思った期待に見事に応えてくれた。 頭使わずに楽しめる、愉快なホラーである。 ポロリもあるよ!! [映画館(字幕)] 8点(2011-06-12 16:39:11) |
436. ファンタズム(1979)
《ネタバレ》 徹底的に意味不明な悪夢的恐怖演出(と言っても全然怖くない)の垂れ流し。いったい何とたたかっているのかもわからん。なんで鉄球ドリルがとんでくるのかもわからん。繰り返される音楽が素敵な不思議ちゃん映画。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-12 09:27:49) |
437. ダスク・オブ・ザ・デッド
おぞましいクリーチャーの動きやグロ描写はポイント高いんだけど、出し惜しみしすぎかな。もっとバンバンやってくれ。狭い範囲と最小限の登場人物と短い時間の中では充分に楽しめた。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-12 09:25:42) |
438. もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
《ネタバレ》 無難なつまらなさ。予告編で観て、予想できるつまらなさ。 特に序盤は、結構酷い。 退屈な上に青木さやかのコントとか、スクリーンで観たくない。 そこらの演出とか酷すぎて、開始10分くらいで帰りたくなった。 まあ、序盤こそ酷いシーンが多いものの中盤以降は平平凡凡なベタなストーリーなので、観られなくはない。それにしても、女優陣に華がないのは痛すぎる…。 さて、本作はタイトルで「もし」という仮定を使った話である。仮定するってことは、普通じゃ考え付かないハッとさせられる出来事が待っているに違いない!って思うじゃないか。 でも、別にない。 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらこんなことになるのか!!?みたいなのが全然ない。 ごくごくフツーのスポコン。ドラッカーさんだしにされてるだけじゃない? 「マネジメント」ってそんな浅いのか? とりあえずイノベーションイノベーション言いたいだけじゃねーか。 なんで、こんなチマチマした映像を大画面で観てるんだろ、って気になる。 教育テレビで、じっくり解説しながらやってくれた方が面白いんじゃないかね。 どーせなら、AKB総出演でプリティ・リーグやってくれ(観るかわからんけど)。 [映画館(邦画)] 3点(2011-06-12 09:17:28) |
439. アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ
《ネタバレ》 正直、かったるい。 だってさ、こっちは主人公の女の子がレイプされてしまうって分かってんのに事が起こるまで何分かけるんだよ! で、だらだら犯されちゃうんだけど、その見せ方も特別陰惨ってわけでもない。 「そこまで引っ張っといて、直接描写は避けるんかい!」って言いたくなる。 ポルノの方がよほど気合入ってるだろ。 で、前半が終わったら、あっという間に1か月が経過し、復讐編になる。 最後に映った時、ズタボロだった女の子が次に映った時はすでに復讐の鬼になっているのである。これにもガッカリ。 序盤のレイプされるまでをダラダラ書いておきながら、その後の苦悩だったり、復讐に至るまでの経緯はすっ飛ばすのか・・・。 クソ野郎たちがテンパって仲間割れしたりする中盤のシーンは、ほのぼのしてて面白いんだが。そんでもって後半の復讐編。前半のレイプ編とは異なり、気合の入りようが伺える。 2人を拉致して、交互にいたぶるシーンは、監督的には一番の見せ場なんだろうなー。 でも、なんか気持ちが入らない。 もっと、ジワジワ追い詰めたり、時には反撃されたりっていう、緊張と緩和のさじ加減がなってなくて、どうもイマイチ。 拷問の方法にしても、もう一歩アイデアが欲しかったところ。 結局この映画をリメイクして観客に何を思わせたかったのかが分からん。 ストーリー性はほぼ皆無だってことは、エグさ一本で勝負したいのだろうが、今時、もっとショッキングな映画はいくらでもあるしなぁ…。 [映画館(字幕)] 5点(2011-06-12 09:11:41) |
440. さや侍
《ネタバレ》 駄目だー。面白くねー。 意味不明なオープニングで感じた不安が最後まで解消されず。 当たり障りのないお茶の間ギャグの連発と、下手な泣かせ演出に興醒め甚だしい。 日本のお笑いのお約束を集めただけな感じで、まっちゃんならではの笑いがほぼ皆無。 序盤の小ネタにはクスっと笑えるところもある。 それが、どんどんエスカレートして、こちらの想像もつかないようなあっと驚く笑いを見せてくれるんだろうと期待したのに、中盤以降は全然笑えず。 ローリーやりょう等の殺し屋(?)三人衆のやりとりは全部カットした方が良いと思えるぐらい面白くない。他方、板尾氏と柄本時生の掛け合いは良く、この映画の支えになっていた。 あと、嫌だったのは子役。滑舌悪く、ハイトーンのキンキン声で叫びまくる。ヒステリックすぎる。笑いにつながる要素もなく、不快感が強い。 また、野見さんには、主人公としての魅力はほぼ感じなかった。 そもそも本作は「コメディ」というより「感動作」なんだろう。 だから、笑えなくてもいいんだ。そう解釈しよう。うん。 次回があるならR-18にして、やりたい放題な作品を撮ってほしいな。 まっちゃんほどの人気者なら今更大衆に媚びる必要もないでしょう? そうでなけりゃ、もう次回作は観ないかもなぁ。 [映画館(邦画)] 3点(2011-06-12 09:08:37)(良:1票) |