441. スミス都へ行く
《ネタバレ》 世の中、正義がまかりとおるとは思えないので、こういう理想主義のストーリーは心から楽しめません。スミスのように正義をかざして挫折せずにいられるのは万にひとり。このストーリーはスミスに後押しする秘書の女性がついていたのでラッキーなだけだと思いました。当時、見ていれば違った評価になったのでしょうが、現在、初めてこの映画を見ての評価です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-02-06 15:13:14) |
442. ディープ・ブルー(2003)
《ネタバレ》 この手のストーリーや映像は最初に見たときが一番インパクトがあります。シャチがアザラシの子供を放り投げて餌をとる練習をするシーン。小魚がたくさん集まって不思議な形を作るシーン。クジラの子供が親から話されてシャチに食べられてしまうシーン。すべて、かつて他の番組で知っていたので新鮮さはありませんでしたが、衝撃的でした。深海魚の映像は初めて見ました。アンコウにしろオオカミウオにしろ怖い顔です。こんな魚に食べられるのは嫌だなあと思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-31 20:55:39) |
443. ショコラーデ
《ネタバレ》 ユダヤの残党ものの話です。幾度となく小説や映画化されてきた素材なので新鮮さはありませんでした。ところどころサスペンス的な面白さはあったものに、映画と言うよりTVドラマを見ているような気がしました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-01-31 20:50:31) |
444. モモ
原作も大好きですが、映画の色合いも良かったです。吹き替えで見てしまったので、少し気になるしゃべり方の人がいましたが「シュレック2」みたいに映画をぶちこわすほどではなくてホッとしました。子供向け映画の定めで原作に比べて悪者が弱いなあと思いました。ニネット・ダヴォリは相変わらずの笑い顔で楽しかったです。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2006-01-26 23:24:43) |
445. ペギー・スーの結婚
《ネタバレ》 20年くらい前に見たのですが内容を憶えていなかったので再度見ました。「バック・トュ・ザ・フューチャー」にしろ、この作品にしろタイムスリップものは、見ているうちに穴が見えてきてしまいます。ラストに夢オチにするにしても、ストーリー的に納得したかった部分が残っているので今ひとつです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-26 01:47:26) |
446. 恋愛適齢期
離婚後、ずっと仕事一筋の生活をしていたダイアン・キートンが男と関わりを持ってから、どんどん可愛くなっていくところ素敵でした。ジャック・ニコルソンに対してもキアヌ・リーブスに対しても、自分から好きになった訳ではなく押されていつの間にか、というところが離婚後に壁を作っていた感じがはっきり感じられていいです。キアヌは演技が下手と言われているけど、こういう二枚目だけど面白味のない男の役は上手だと思う。ダイアン・キートンには少し物足りないでしょうね。この映画の中でキアヌとジャック・ニコルソンを比べたら、顔は怖いけどジャック・ニコルソンを選んでしまうのは無理のない話です。年の差がテーマになっていますが年の差を無理にいれなくてもいいような気がしました。年の差というより経験のことだと思います。今まで30歳以下の女性にしか興味なかった男が、いきなり娘の母親の年の女性と恋に落ちるのかな、とか疑問に思いそうですが、そのへんの経緯や、そこに行くまでの道のりも分かりやすくて納得しました。年をとって目が遠くなって、血圧が高くなってクラクラして、涙もろくなって、そんなことさえ素敵だなと感じてしまいました。何度もいっしょに泣いて笑いました。音楽の使い方もツボで「落ちることを学びなさい」「サンデーモーニング」など映像のBGMに見事にはまっていました。海辺で拾ったたわいのない石ころを好きな人にプレゼントされて嬉しくなる人なら、この映画は充分楽しめます。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-24 16:51:01) |
447. ニュースの天才
そう言えば、そんなニュースもあったなと捏造事件を思い出しながら見ていましたが、今では捏造事件があまりにも多くてスキャンダル的な刺激を感じません。もしかしたら昔は捏造をあばくということが出来なかったのかなと思ったら、日本や世界で事実、もしくは史実と言われていることにどのくらい真実があるのだろうかと、そんなことを考えてしまいました。こういうことを考えたのは、この映画を観たせいでした。映画を観たあとで過去の捏造ニュースを調べてしまいました。世の中は何が真実なのか深く考えるとおかしくなってしまいそうです。映画のスティーブン・グラスは情けない、魅力のない男にしか見えなかったです。よく考えれば、すぐにばれるような嘘の記事を書き続けるのは無邪気な気さえします。ヘイデン・クリステンセンは若い頃よりも味のあるいい男になった気がします。 ピーター・サースガードも微妙な役所でしたが上手だなと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-24 13:39:34) |
448. 博士の愛した数式
自分にとってはどうでもいい映画でした。記憶が続かない話、同じ記憶がぐるぐる巡る話は数多くありますが、この話が特に良いと思えないのは続かない記憶に対しての状態など細部が描けていないせいだと思います。また出演者に感情移入できる部分がなかったところもマイナスで、この2点のせいで私には3点しかつけられません。母子家庭、頑張るお母さん、一人きりの子供、記憶の続かない中年男、過去に後悔している中年女性。これだけおいしい素材を使っていながらもったいない話です。ただ景色の映像は美しかったです。 [試写会(字幕)] 3点(2006-01-22 14:18:29)(良:1票) |
449. スパイ・バウンド
1度見たのを忘れてナイワ・ニムリが出ていると知って再度見ました。見たあとに忘れてしまうような映画だったけど、好きな俳優や女優が出ていたと知って見直すのも良いかなと思いました。ストーリーはハードボイルドになりきってないスパイストーリーでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-21 17:32:00) |
450. くまのプーさん 完全保存版
ディズニーの中ではストーリーも絵も原作にかなり忠実に描いている作品。原作の乾いた感じはもともと子供にはわかりにくいのですが、ディズニーはうまくかわいらしくアレンジしています。 絵本から顔をのぞかせるキャラクター、原作にあった歌の数々、どれものどかで楽しいです。ただ原作にないキャラクターがでてくると、いかにもディズニー的で醒めてしまいますが、面白かったです。クリストファー・ロビンの「プーのおばかさん」と言うときの、優しい声は10点ものです。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2006-01-21 05:54:19) |
451. カーサ・エスペランサ ~赤ちゃんたちの家~
《ネタバレ》 養子縁組を求めて南米に来て、自分の番が来るのを待ち続けながら過ごす6人の女性たちの話です。ラストで2人の女性に待望の赤ちゃんがくるのですが、何故この2人に養子縁組が来たのか?そのうちひとりはなんとなくうるさいから帰ってもらおうという感じなのか?もしかして養子縁組を待たされて時間を伸ばすのは裕福なアメリカ人からお金を落としてもらうための口実なのか?分からないことが多かったです。出てくる女性たち、ホテルの女将、ストリートチルドレン、アメリカに渡りたい男性、15歳なのに妊娠して子供を里子に出す少女、子供を里子に出したホテルのメイド(仲間の遊びに入れずにぽつんとたたずむ少女を窓から見ているシーン好きです)、みんな魅力的でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-19 13:06:14) |
452. マイ・ガール
公開当時、友人に何度も勧めれらながらタイトルや宣伝のイメージで見ていませんでした。10年以上経ってやっと見ました。見て良かったです。アンナ・クラムスキーのさりげないふくれ面がとても良い味を出しています。子供が聞きたくない言葉を言われそうな時に耳を手でふさいで雑音を出すのは万国共通ですね。たわいのないシーンで好きなところが多かったです。最後に朗読する詩の内容は、もう少しどうにかならなかったものかと思います。またダニー・オズモンドやカーペンターズのポスターのある子供部屋。挿入される音楽、人々の暮し時代風景が郷愁を誘います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-18 15:51:17) |
453. やさしい嘘
タイトルからストーリーもラストのオチも、すべてが分かってしまうような映画でした。過去に色々と同じような設定の話が繰り返されてきたので、心に残るシーンや、ひっかかる言葉が無いと、ただのありがちな映画で終ってしまいます。親が複数の子供がいる場合は中の誰かを、より愛するのはしかたないことです。同じシチュエーションの親子関係がでてくる「田舎の日曜日」のような味わいも感じませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-18 13:03:52) |
454. 陽のあたる場所
個人的にモンティの顔が怖いので、リズがどうして簡単にモンティに夢中になったのかが理解不能。モンティがシェリー・ウインターズを誘うのは、それまでの淋しい暮らしぶりを見ればわかるのですが・・・。リズのアップの度に画面に紗がかかるのはおかしいです。似たような事件は今でも多いですね。関係ない話ですが、以前、和田アキ子がテレビで「アップの時は紗をかけて美人に撮って」と言っていたのを思い出しました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-18 12:58:13) |
455. やかまし村の春・夏・秋・冬
前作の続きで楽園のように日々が続きます。こちらは雪の中クリスマス、年の初めを迎えるストーリーや、雪解けの風景など相変わらず美しいシーンが多くて、映像をとめてしまいたいくらいきれいです。しかし美しいものにつきものなのですが、現実感がはあまり感じられなかったです。私は人間(子供も)が魅力を発するのはどこかに悲しいものを持っているからだと思います。塩味の聞いてない和菓子のような映画でした。前作同様7点です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-17 06:56:30) |
456. やかまし村の子どもたち
《ネタバレ》 全編を通して牧歌的で、どのシーンを切り取っても美しいポストカードのような映像でした。極力、死とか金とかをはずいているので、楽園に来ているような感じで安心して見ていられました。最初の方の好きなものと嫌いなものを反対に言おうと言うところ、大好きです。ただ、この映画を見て街で暮してTVゲームばかりしている子供はかわいそうとか思う気にはなれませんでした。この映画は好きですが楽園は私には少し退屈かもしれないと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-17 06:47:27) |
457. ケイナ
RPGの長すぎるエンディングを見せられている感じでした。CGはこんなにすごいんだといいたそうな制作者側の思いが分かる映画でしたが、ストーリー展開もキャラクターにも魅力が感じられず、退屈なゲーム同様に面白くありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-01-16 23:17:59)(良:1票) |
458. 我が家の楽園
良い話だと思いますが、見終った後に素直に温かい気持ちになれないのは、この時代が決して優しい時代だとは思えないなあと思ったから。でも銀幕の中の平和を楽しめました。善い人が幸せになるのが当たり前という話は、いま見ると辛いものがあります。アメリカには良い時代だったのでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-12 05:57:58) |
459. dot the i ドット・ジ・アイ
《ネタバレ》 登場人物の誰一人として感情移入できないし、どんでん返しのあるストーリーも目新しさが無く読めてしまう。凝った切り張りの演出も、いたって退屈。ガエルも魅力薄。雨の中でベンチに座ってるシーンは加藤茶になんとなく似ているなあと思った。唯一好きだったのはタマネギをリングにするシーン。このところ、スペイン映画にはまっていて、絶対にマドリッドに行こうと思っていたのに興味が失せてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2006-01-12 04:14:24) |
460. リバー・ランズ・スルー・イット
釣りをするシーンの映像の光の美しさが印象的でした。ストーリー的には家族たちの性格や行動に共感を得ることが出来なったせいか、特別に面白くは感じられませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-08 00:05:06) |