441. TRICK トリック 劇場版 ラストステージ
テレビドラマからのファンの私には、TVシリーズの方が断然おもしろかったのだが、映画も一応見てきた。しかしどうも映画は回を重ねるごとにマンネリになり、種明かしもおもしろくなくなってきた。もうこれで終わりだろうと思いつつも裏切られまた出たのかのくりかえし、今度こそ正真正銘のラストステージと固く信じる。そしてラストステージならばどう締めくくるのか、その興味一点で鑑賞。だが正直な感想はなんだこの終わりは・・・である。常連のメンバー以外でこれといったキャストもいないし、せっかく海外ロケまでしたのにという思いである。 [映画館(邦画)] 3点(2014-01-14 13:51:36) |
442. カンタベリー物語(1972)
フルチン、放尿からおしり丸出し、屁を一発かますなど、下品といえばこの上なし。だがこれが中世の堅苦しい戒律からの解放かと思えば頷けるし、カンタベリー大聖堂への巡礼者のこぼれ話だと思うと愉快。おもしろおかしい話からよくわからずどこが良いのかと思う話までさまざまなので見る人によっても好みは分かれそうだ。ほかしの世界から全露出のDVDは画期的。 [映画館(字幕)] 6点(2014-01-13 09:28:38) |
443. 女帝 春日局
史実とはずいぶん違うと思うが、竹千代=家康の子という首尾一貫した仮定のもとで成り立っている。これはこれで物語としてはおもしろい。春日局が大奥で権勢をふるうまでのいきさつがわかるし、当時の習慣やお世継ぎ問題など知る上でも興味深かった。それにしても助平な狸だ。 [DVD(邦画)] 7点(2014-01-12 18:27:42) |
444. 大列車強盗(1978)
前半は策略を巡らすだけでたいした活躍の場面がないなと思っていたら、さすがは007のジェームス・ボンド、大詰めの列車シーンは大迫力。鍵のコピーを作り出すまでが順調にいきすぎただけに、警備が強化されてからはハラハラドキドキだった。ただ上着が破けただけで逮捕というのはよくわからなった。 [映画館(字幕)] 7点(2014-01-11 09:41:00) |
445. 大列車強盗(1973)
列車強盗が起こるのかと思ったら起こらない、というより主演がジョン・ウェインなのでやっぱり西部劇。といってもたいした西部劇らしい派手なアクションは少なく人物描写も薄い。どだい砂漠の真ん中に列車の残骸というのも非現実的に思える。 [DVD(字幕)] 3点(2014-01-10 07:11:40) |
446. ジャガーノート
昔見たときはおもしろい映画だと思ったのだが、DVDで見直してみると結構穴がある。(7つともまったく同じ構造なのかなど)それとタイタニックやポセイドンと較べても人物描写が薄いし、人命をどうも軽んじている。映画だからかそれとも英米流の考えからなのか、多少犠牲者が出ても構わないというのは好きでない。(1200人は多少ではない) [映画館(字幕)] 5点(2014-01-08 08:53:13) |
447. バス停留所
途中まではボーの強引さにあきれていたけど、映画としてはなかなかおもしろい。荒馬のりだけでなく投げ縄も見事。それにヴァージルの雰囲気作りのギターも良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-07 11:26:34) |
448. 西部の王者
バッファロー・ビルの一端を知ることはできるが、この映画だけではなぜ人気があるのかや名誉勲章を受けた理由などがよくわからず不十分。白人がバッファローを乱獲しインディアンを苦しめたことはわかるのだけど・・・。リンダ・ダーネルももう少し絡めてほしかったし、流れが断片的。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-06 06:06:11) |
449. 明日へのチケット
別々のお話に見えて、共通するのは題名どうり「チケット」 ゆとりを持たせるため1人で2枚分のキップを持つ人もいるかと思うと、2等の切符で1等の席へ潜り込む人もいる。そして4人いるのに切符を3枚しか買えない人も・・・。国籍や言語を超えたチケットに秘められた物語、ほのぼのとしていて見た後味が良い。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-05 06:57:28) |
450. マスク(1994)
そういえば昔「トムとジェリー」というアニメをテレビでやっていたっけ。さしずめその実写版という感じだが、それにしても忠犬?マイロの活躍がすばらしい。今になってみればこんな馬鹿げた映画をよくぞ見たとも思うが、それでも見始めたらまた最後まで見てしまう。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-04 21:16:48) |
451. ロボコン
映画の進行はロボットの動きみたいにぎこちなく湿っぽかったが、競技自体はアイデアに満ちあふれおもしろかった。蜘蛛型ロボットやムーンウォーカーなど、いろいろな高専の知恵と工夫がすばらしい。携帯にドリルで穴を開けたのにはびっくり。 [DVD(邦画)] 5点(2014-01-04 08:05:45) |
452. 透明人間(1992)
H・G・ウェルズ原作の1933年映画のリメイクかと思ったら、まったく別の映画だった。SFはSFだけどサスペンス感はないし、ホラーでもまったくない。コメディ風ロマンス? まあこれはこれで良いのかもしれないが、少し安っぽい。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-03 20:27:45) |
453. 透明人間(1933)
物足りないと言えばそれまでだが、短くすっきりまとまっている。当時の撮影技術では透明人間を作るなんて大変だったろうと思う。フランケンシュタインと雰囲気が似通っていると思ったら、同じ監督だった。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-03 06:23:50) |
454. JFK
「ダラスの熱い日」も大変衝撃的だったけど、この映画はそれどころではない。前者は仮説という印象が強かったが、「JFK」では証言証拠に加え綿密な理論に基づいている。それに引き替え、オズワルト単独犯としたウォーレン委員会では調査が行われなかったり、記録が残されてなかったりするなど不十分さが明らかで陰謀説が出てくるのは当然のことだろう。歴代大統領やキング牧師、それにロバート・ケネディまで暗殺されるとなると米国は病んでいると言われても仕方ないだろう。ただ映画の中の裁判では、オズワルド単独犯は証明できても、クレイ・ショーを有罪にできるかというと疑問である。 [DVD(字幕)] 9点(2013-12-31 23:40:22) |
455. ダラスの熱い日
ケネディ大統領が狙撃され、犯人として逮捕されたオズワルドも2日後に射殺されたニュースは当時大変なニュースだった。そして真相もわからないままに幕引きとなると陰謀論が続出、その中で作られた映画だ。だが実写フィルムとともに見てるとそれが本当のことらしく思えてくる。大変ショッキングな映画だった。後にJFKを見て陰謀説の確信がさらに高まったのだが・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2013-12-29 22:35:19) |
456. 心の旅
ヒューマンドラマとして良作なのだけど感動がやや薄い。ピストルで撃たれ瀕死の重傷を負った割にリハビリが驚異的なほど成功したためなのか。どうしてもストーリー進行がうますぎるように思える。おかしのリッツがホテルのリッツに変わったあたりで少し真実味が増したのだけど・・・。ビル・ナンのリハビリ療法士は良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-29 08:29:47)(良:1票) |
457. ふたりのトスカーナ
イタリアのロレンツァ・マッツェッティの自伝小説に基づく映画。前半のトスカーナ地方ののどかさと後半の戦争の悲劇とのコントラストがあまりにも大きく衝撃的だ。イザベラ・ロッセリーニの主演で知られるが、ペニーを演じた子役ヴェロニカ・ニッコライがかわいかったし(事実上の主人公)、ユダヤ人夫を演じたジェローン・クラッペの毅然たる態度も印象的だった。 [DVD(字幕)] 8点(2013-12-28 11:01:33) |
458. ブルーベルベット
デニス・ホッパーは怖いし変質的なものは嫌いだ。デヴィッド・リンチだからと思って我慢して見ていたが、見なかった方が良かったと後悔。なぜ危険なところに飛び込むのかもわからないし、警察はそれまで何をしていたのか。ストーリーも含めてわからないことだらけ。 [DVD(字幕)] 2点(2013-12-27 21:42:13) |
459. わが道
東北出身の出稼者が行き倒れ、身元不明人として勝手に医大の解剖実験材料にされるというとんでもない事件が起きた。どこにどういう責任があったのか、思いこみやいくつもの見落とし、怠慢が裁判を通して明らかにされる。弱者は救われないのか、お役所体制は改善できないのか、いくつものことを考えさせられる映画。多くの人に見てもらいたい。 [DVD(邦画)] 8点(2013-12-24 21:25:51) |
460. シャンドライの恋
クラシックの美しいピアノの響きよりも、アフリカの強烈なリズムの音楽が情熱的で非常に印象強い。螺旋階段の視覚的な映像とともにこの映画を構成する重要な要素だろう。映画は説明部分をそぎ落とした進行でいかにも芸術的なのだが、頭の鈍い私にはどうも合わない。その分点数は下がるけど、見る人が見ればきっと高評価に違いない。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-24 10:00:05) |