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元みかんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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481.  フォー・ウェディング
結婚式でのヒューの挨拶が寒かった。「介添え人をするのは2回目。最初のカップルは壊れてしまったけれど……云々」ではじまる挨拶はいかがなものか。それでも何だかよくわからないうちに出席者に受け入れられている。やっぱりイギリスのコメディセンスはよくわからん。それから結婚式の度に、昔の彼女と会ったり、誰かの婚約者に会ったりっていう、複雑な人間関係。映画だからいいものの、現実だったら冷や汗ものです。私はそんな結婚式に主席したくない。だって気まずいでしょ。それでも、なんとか話をしている出演者たちは大人だなぁ~と思います。それにしてもほぼ毎週土曜日に結婚式に出席しなくてはならないなんて……お祝い金が大変ですね。ってそんな制度はイギリスにはないのかな?だって新郎新婦が“欲しいものリスト”を渡しているみたいですから。って、プレゼントを買うならやっぱり金がかかるんじゃん。これはやっぱり自分も結婚してモトを回収しなきゃな。下世話な話で申し訳ない。
5点(2003-10-27 03:35:25)
482.  バッド・ガールズ(1994)
みなさま~、ダーモット君にも注目してあげてくださいませ~っっ。 たとえ主役級(←この級ってのがポイント)の働きをしてもみんなに忘れられ、いつの間にか製作側からもウトんじられて、よくわからないうちに殺されてしまうような役をやっている彼が不憫だ。好青年なのに……。またまたストーリーと関係ないことを書いてしまいましたね。失礼。西部の“娼婦4人娘、奮起す”という感じの話で、そこそこ楽しめるんですが、なんとなく哀しい過去がつきまとっているのが痛いところです。コートニーの傷口を治療(もしかしたら消毒かも)するのに、火薬と薬草を混ぜたものを傷口につけて点火するっていう荒療治にビックリしました。『新・明日に向って撃て!』でもサンダンスの銃傷に火薬をなすりつけて点火していたから、西部じゃあ一般的だったのかもしれません。
6点(2003-10-27 02:51:10)
483.  カラミティ・ジェーン 《ネタバレ》 
西部の田舎町が舞台。男勝りで強がってはホラばかり吹いているカラミティは、アイドルスターを呼ぶためにシカゴまで行くが、人違いをしてしまい女優志望のアイドルの付き人を連れてきてしまうストーリーである。人違いでも、彼女は街の人々に受け入れられ、カラミティとの友情が芽生える。女らしい彼女と一緒に生活することで、次第に女の子らしい装いをするようになるカラミティ。パーティでは、美しくなった姿に男たちの視線を一身に集める……が、カラミティが好きだった少尉は女優に首ったけ。嫉妬心を露にするカラミティに古くからの友人である保安官が愛を語る。という、ありがちなストーリーなんですが、唄や踊りが散りばめられて、とっても楽しいんですね。基本的にgirls meet boysの単純な展開。ちょっと男勝りのドリス・デイ(特に話し方)が痛いところもあったけれど、それはそれでいいじゃないかって思えるミュージカルです。
7点(2003-10-27 02:23:43)(良:1票)
484.  メラニーは行く! 《ネタバレ》 
メラニーのお父さんが“南部連合”で南北戦争の再現イベントをしているところが楽しかった。南部の男たちは先祖の作戦のお粗末さを知ったうえで、特に美化することなく当時の戦況を忠実に再現しているという。大砲が真上に飛んで自分たちのところに落ちてきたって……そんなことを愛情たっぷりに話す南部の男というのは、理解するまでが難しいけれど、理解できると、とても愛らしい存在なんだと思う。7年も故郷や旦那を放っておくってのはヤリスギだけれど、元旦那に戻る彼女の気持ちはわからなくもない。結局、成功したから元旦那に戻ったのねという意見もチラホラありますが、彼女にとってはやる気のない(と思っていた)旦那が何かに一生懸命取り組んでいるという事実が大事だったんだと思う。私も現在は東京なんぞに住んでいますが、出てはじめてわかる故郷のすばらしさ。四国出身なんですが、老後は四国に帰りたいって思いますもの。ニューヨーク市長の息子がティファニー本店を借り切ってプロポーズしますね。メラニーのウソを知った上で彼女と結婚したいといいますよね。なんていいヤツなんだ~。あのまま怒ってニューヨークに帰ってくれていればラクだったのに。あのナイスガイが不憫でならない。それはともかく、ティファニーといい、旦那を隠していることといい、自分勝手な女が主人公であることといい、『ティファニーで朝食を』とかなりダブリます。でも、主人公の気持ちがわかりやすいという点でこっちの話のほうが好きです。ただ、銀行爆破事件に関しては、不可抗力ではなく積極的にやっていて欲しかった。そのほうが強烈でしょ?
6点(2003-10-27 01:58:15)
485.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 《ネタバレ》 
タイトルに「80万年後」とあったので、一体どうなってしまうんだろうとドキドキしていた。まぁ~未来に行く過程で溶岩に包まれてしまうため、それが地表に出るまではそれくらいかかるかなぁ~と、妙に納得。80万年後は不思議な世界で、意思のない人間が、ただ生きているだけ。なぜか未成年者しかいない世界だし。理由は、地底人に食料として養殖されているから……って凄い設定です。でも、さもありなんと思うところもあり、話についていけている自分にビックリ。ただそれよりも近未来に立ち寄るところのほうが面白いですね。やっぱり。未来で友達が主人公の邸宅を保存するように息子にいいつけていたりするくだりは、友情っていいなぁ~と感じました。ショーウィンドウのマネキンの衣装が季節の移り変わりとともに次々と変わっていったり、太陽がすごい早さで動いたりと、時の早送りがとても楽しかったです。
7点(2003-10-27 01:35:46)
486.  華麗なるヒコーキ野郎
“ヒコーキ野郎”=“ヒコーキバカ”。たいていの場合“野郎”と“バカ”は同義語です。本当は誰しもバカをやりたいんだと思います。って思い込みかもしれないけれど、少なくとも私はバカをしたい。大バカになりたいけれど、小バカ程度にしかなりきれない小心者なんです。そこが人間の器の違いなんでしょうね。だから映画でホンモノのバカを見ると、妙に嬉しくなってしまいます。いけぇ~、突っ走れ~っみたいな。って、映画のレビューになってませんね(汗)。
7点(2003-10-26 23:51:45)(笑:1票) (良:2票)
487.  誘う女(1995・米) 《ネタバレ》 
ホアキン見たさに借りました。若いからか顔がとってもシャープ。意外にかっこいいじゃんか~、若いってスゴい……なんて考えながら見てしまいました。刑務所でちょっとほうける表情の彼を見れただけでも満足かな。なんて、それくらいしか良かったところが挙げられない。ニコール・キッドマンのブリブリには呆れるだけだったし、そんな彼女に操られる高校生3人組にも、アホやなぁ~と思う程度。この物語の誰に感情移入しろというのか? 強いて挙げるなら夫役のマット・ディロンとその家族かな。ニコールにいいように使われて、果ては殺されちゃって……。あの女がいけしゃあしゃあとインタビューを受けているテレビを叩き割りたくなるお父さんの気持ち、わかりますよ、わかります。だから、彼女が湖氷の下に落とされるのに、なんとなく「良くやってくれた!」とか思ってしまった。そんな自分がちょっと怖かったりして……。
3点(2003-10-26 23:26:51)
488.  リオ・ブラボー 《ネタバレ》 
エンターテイメントとして申し分ない構成。「危ないからみんな逃げろ、関わるな」という保安官に対して、積極的に助けようとする仲間たちってのがとてもいい。はっきりいって、アル中や足の悪い人、女性なんて、口ばっかりで実際は使いものにならないんだろうけれど、それでも威勢よく手助けしようとし、なんとかなってしまう。人間ってあったかいんだなぁ~。
9点(2003-10-26 23:04:30)
489.  駅馬車(1939) 《ネタバレ》 
終わり方が好きです。お尋ね者と娼婦との恋……ふふっ、すがすがしいですね。こういうイキな計らいで終わる映画は、その場面だけを観ても嬉しくってニンマリしてしまいます。もちろんチェイスの場面も、襲われた集落の場面もどこも迫力があるんですが、どうしても人間模様のほうに目がいってしまいますね。たくさんの人が出ているのに、それぞれ個性があって、どの人も活かされている。どことなく対立していた感のある妊婦と娼婦が、出産に協力するという過程を経て、次第になんとなく心が通じ合ってくる微妙さが、これまたイイ感じ。賭博師のダンディズムもなかなか良かったのですが、どうも娼婦の方に肩入れしてしまうので、なにかと娼婦を無視する彼には減点かも。その点、娼婦をレディとして扱うジョン・ウェインの好ましいことといったら。飲んだくれの医者が頑張ったところもよいし、どの人もそれぞれ魅力的なんですよね。
8点(2003-10-26 22:52:35)(良:3票)
490.  白雪姫
ストーリーは皆様もよくご存知の『白雪姫』です。今さらって感じですがDVD発売と同時に買ってしまいました。白雪姫のまっしろい肌、愛らしい唇……森の妖精に祝福された可憐な姿は、何年経っても色あせないですね。たまに車を運転しながら♪ハイホ~、ハ~イ~ホ~~♪と歌っております。
7点(2003-10-26 22:30:39)
491.  フランケンシュタイン(1931) 《ネタバレ》 
フランケンシュタイン博士のいい加減さが鼻につく。やっぱりボンボンなのね、結局は。後始末を恩師に頼んでおいて、自分だけ結婚して幸せになろうってか。そんなの許せない。絶対に許してなるものか!と思いながら観ていたので、ラストはイヤだった。なんでモンスターを火攻めにあわせなきゃいけないのよ。なんで博士は自分の手でピリオドを打たないのよ。解せない……。
5点(2003-10-26 22:14:30)(良:1票)
492.  荒馬と女 《ネタバレ》 
キャメロン、グウィネス、リーズのお三方が現代の“キューティ・ブロンド”となってますが、“キューティ・ブロンド・クイーン”がマリリン・モンローでござる。あの顔だけじゃなく、胸、お尻、足、腰……どこを取ってもセクシーかつチャーミング。男がバッタバッタとノックアウトされるのは当然で、女でさえもマリリンの魅力にはやられてしまいまする。ラケット(ボールがヒモでついているやつね)をポンポンとリズミカルにつくシーンなんて、バストとヒップがぶるんぶるんって揺れて、目がくぎ付けになるし、乗馬のシーンも不自然にも見えるお尻のアップ!ほほほっ、かわいらしい。ストーリー自体はたいしたことありませんが、とにかくかわいらしいマリリンと“キング”クラーク・ゲイブルのワイルドさ(ちゃんとマリリンにメロメロになっているあたりもよい)を堪能した作品です。ただ馬狩りに行くとき、マリリンが「馬を殺すのはいや~っっ」ってダダをこねるんですが、それだけは許せない。あんた人の商売なんだと思っているんだ!偽善者じゃないか。とか思ったりもしたけれど、修理工のおっさんを悪者にすることで、マリリンへの嫌悪感も柔和されてしまう。ちなみに、私はマリリンの離婚調停人役のイザベル(セルマ・リッター)がお気に入り。「77回目の離婚調停だから縁起がいい」とか「離婚記念日には毎年、黄色いバラをもらっている」などという彼女に自然と微笑みが。中盤以降、イザベルが登場しなくなって、会話にテンポがなくなってしまった。
6点(2003-10-26 17:13:41)
493.  アダプテーション 《ネタバレ》 
ぶさいくなニコラス・ケイジにこれまたぶさいくなメリル・ストリープ。もともと両者とも美形ではないが、どうしてこうもぶさいくなんだろう。でもこの監督にかかると(かわいいさかりだった)キャメロン・ディアスさえもぶさいくになってしまうので、しょうがないか……。この映画に興味を持ったのは、ズバリ“ちらし”の影響です。蘭の植木鉢になったニコラス・ケイジ。しかも、崩れかけている。このチラシがあまりにもオチャメだったので、最終上映日にすべりこみました。ここ1年のNo.1です。チラシは。内容は……本当にネタにつまったんだなぁ~(苦笑)という印象。弟が作った方の「3」(だったっけ?)とかいうサイコサスペンスのほうを観たくなった。ところで、弟って実在していたの?チャーリーが作った二重人格の片方だったとか?
3点(2003-10-26 16:20:05)
494.  マッチスティック・メン
ニコラス・ケイジが潔癖症の詐欺師を演じるってことで、そこそこ期待をしていました。フタを開けてみると……なんだぁ~、(ニコラス・ケイジとしては)普通じゃん。潔癖症を名乗るからには、もっと潔癖して欲しかったのが本音です。扉を開閉するときに「1、2、3」と3回開け閉めしてから行動しますよね。「one two three」と英語で言ったかと思えば「イチ、ニ、サン」と日本語だったり、イタリア語だったりするのがどうも。潔癖症ならかけ声も統一しろ! それから車の灰皿にタバコの吸いがらが溢れているところ。潔癖症って車はいいんかい!とか思ってしまいました。
7点(2003-10-26 06:36:57)
495.  恋は邪魔者
オープニングのレニーちゃんの歩き方、女ったらしユアンがサングラスをして3人娘を従えてヘリコプターからおりるシーン、ははは、もうその時点でやられちゃった(ノックアウトされた)ので、その後は一つひとつのエピソードをニッコリ(にんまり?たまに大笑い)しながら観ているだけ。できれば一緒に踊りたくなるような、そんな楽しいコメディでした。 いかにも作りものっぽいセットに、とってもカラフルな衣装の数々。各人の部屋だって個性まるだしの典型的なつくり。もう、むちゃくちゃ楽しい映画です。ちょっとラスト近くがくどくなったけれど(きっとどんでん返しを狙ったのでしょうが)、それはそれ、レニーちゃんの厚ぼったく突き出た唇と、どこを見ているのかわからない目線、そしてユアン王子のダメダメさ加減に大満足。さすがにアカデミー賞なんかにはノミネートされないだろうけれど、超個人的に衣装デザイン賞のノミネートくらいはあってもよかったんじゃないかな、と余計なことを考えてしまいました。まっ、そんなことはどうでもいいのですが、4人の男女の恋のかけひき、原色いっぱいで作りものじみた世界をご堪能あれ!
8点(2003-10-26 06:11:07)(良:1票)
496.  ディーバ
【STING大好き】さんの「゛色゛とは゛光゛であることを実感できる」に激しく同感。幻想的なブルーの部屋が目に焼き付いて離れません。ただ、前半のゆったりしたテンポに36分くらいで眠ってしまいました。世界観に入り込んでしまえばいいんですが、最初は主人公の男性がディーバに憧れる気持ちに怖さを感じておりまして、なかなか感情移入ができなかったんです。……改めて観ると、ディーバと過ごすゆったりとした独特の世界と、万引き少女が暮らす現実離れした世界、それから警察やテープを狙う人なんかがいる妙に現実的な世界が混ぜ合わさって、不思議な居心地のよさを感じることができました。
7点(2003-10-26 05:25:53)
497.  黒衣の花嫁 《ネタバレ》 
覚えていたのは白いハンカチが空を舞うところのみでした。改めて観てもやっぱり白いハンカチのところが印象的でしたね。とにかく白と黒が使われていて、この色合いってのにジャンヌ・モローの悲しみが表されていたのではないでしょうか。白いコートに黒いスカーフってのは『めまい』のキム・ノヴァックも着ていましたね。5人に復讐する彼女は、かなり鬼気迫るものがありましたが、3番目あたりから、ちょいとそれはないんじゃない?っていうような殺し方。階段の下の物置に閉じこめて窒息死……って、なんてまどろっこしいんだ~!! マッチをつけたときはそれで脱出を試みるのかなぁ~?とか思っていましたが、単に明かりをつけただけぇ~?酸素が余計になくなるし。で、4番目。モデルってしんどいことやってから殺さなくても……一瞬、もしやあの画家に惚れたのでは?と、ありえないことまで考えてしまった。お願いだから早くやっちまってくれ。5番目は……大袈裟すぎる音響が災いしました。ババ~ンってハゲ男が出てくるとき、いるの解っているからいいよぉ~と、ちょっと笑いが。バーナード・ハーマンの強い音響とは合っていなかったのが残念。マンダリンの音楽♪ズパパパ ズパパパ♪(『クレイマー、クレイマー』の主題歌)が3番目以降の殺人で出てこなかったのが心残りです。あの音楽、なにげに楽しみにしていたもので。なんで出てこなかったんだろう。あと、気になったのがセントポーリアにコップの水をかけるシーン。ああ~、葉っぱに水がかかってるじゃん!葉っぱが痛むからやめてくれ~と妙なところで止まってしまった。あの男性が彼女を思い出す重要なシーンなのに、1度目も2度目も水が気になって。花を大事にしないといえば、2番目の殺人でも毒の入った酒を、ユリがいけられた花瓶に入れてました。そんなところが妙に気になった時点で、ダメだったかも。ゴメンっ! 【追記】でも、この作品、あとからあとからジワジワ良くなってくるんです。印象深いシーン(ていうか忘れられないシーン)もいっぱいあるし。なもんで、点数大幅あげっ!
6点(2003-10-26 04:40:31)(笑:1票)
498.  ハスラー
何といってもミネソタ・ファッツ。ビリヤードの腕はよくても、精神的に幼いところが目立つエディとは対照的に我慢強い人だなぁ~。ビリヤード勝負で負けがこんできたとき、顔を洗って爪を整え、胸にカーネーションをつけて戻ってきたミネソタ・ファッツに威厳を感じた。私も何か勝負をするときは、ちゃんと爪を切って身だしなみを整えて挑もうと思う。さて、私の人生でそんな時がくるのかどうかはわからないけれど。
8点(2003-10-26 04:12:38)
499.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
タネ明かしがされてからのストーリーが好き。私にとって前半(といっても90分もありますが)は前振りです。後半のキム・ノヴァックはいじめられてますねぇ~。グレーのスーツを着させられたり、髪を染めさせられたり。まるでスコティも最初からマデリンと同一人物だってわかっていたかのような苦しめ方。ただ単に依頼人と愛人関係にあったという推測のもと、嫉妬していただけなのでは~?と感じるまでの子供っぽさ。まぁ、彼も精神を病んでいたんでしょう。サスペンスとしては完璧ともいえるストーリーなのに、前半は眠くなってしまう。やっぱり間がゆったりしているので、特に話を知った後に観ると、さっさと進んでくれって思ってしまいます。ただ、映像のバランス美は相当なもの。どの場面を切り取っても、絵画のような構成が見られ、すばらしいなぁ~と思います。が……やっぱりテンポがゆっくりすぎるのよぉ~。じらし上手のヒッチコック殿、どうも私はじらされるのは苦手なようです。あと、キム・ノヴァックがあまり好みではないので、それが残念っちゃあ残念。
[DVD(字幕)] 8点(2003-10-25 21:57:32)
500.  パリのレストラン
パリで長年、家庭的なレストランを営んできた夫婦が、いよいよお店を閉めるということになって常連さんが集まりレストランを偲ぶ話。やってきた常連さんにもいろんな人間関係があり、もちろんオーナー夫婦にもそれなりのドラマがあるが、基本的に淡々と進んでいく。印象に残っているシーンは、オーナーが牛の生肉の塊を肩に担いでいるシーンでしょうか。肉が腐っているといちゃもんをつける客に、使っている生肉を見せるところなんですが、妙に迫力があり忘れることのできない場面です。
6点(2003-10-24 01:27:46)
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