521. リバー・ランズ・スルー・イット
昭和の名曲が浮かぶ川の佇まいが幾つも時代が過ぎて行くのを感じさせられます。控え目な演出に監督の生真面目さを見ました。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-14 02:02:00) |
522. 赤と黒 デジタルリマスター版
高名な原作小説は未読。ジュリアン・ソレルの野心が大した事無く3時間以上に亘る不倫劇は退屈でグッタリとなりました。ジェラール・フィリップ、ダニエル・ダリューに期待特大だっただけに残念です。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-12 01:29:48) |
523. 危険な関係(1959)
《ネタバレ》 子宮でモノを考えるジャンヌ・モローのゲスい事この上なく。類は友を呼ぶジェラール・フィリップ。 外ヅラのみ上品な極悪ゲス夫婦に罰が下るのを待った甲斐があった結末。 ジャン・ルイ・トランティニャン、ジェラール・フィリップが同じフレームに収まっているお宝映像に加点。 本作がジェラール・フィリップ遺作というのに、当時のファンの無念さが想像出来ます。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-12-09 13:31:38) |
524. ジャッキー ファーストレディ 最後の使命
お目当てジョン・ハート最晩年の姿は今一つな役どころではありますが語り口は健在でした。 ファーストレディとして凛としたものが感じられないネッチリした台詞回しにウンザリしてしまい、「そうですか」以上の感想が無い作品でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2022-12-08 16:02:21) |
525. 遠い日の家族
《ネタバレ》 大好きなラフマニノフ ピアノ協奏曲2番の調べに乗せての回顧譚。両親と兄を死に追いやった密告者は誰なのか、アニー・ジラルドかジャン・ルイ・トランティニャンどちらかと思ったのですが。今一つ淡々とした作りで、名曲に負けている感がするもどかしい作品です。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-07 01:42:39) |
526. 夜の騎士道
私的に厚かましくてしつこい人間は虫唾が走るので、いくらジェラール・フィリップとは言え胸糞キャラでありました。(ゴメンナサイ)ただ、ダンスシーンだけはウットリ。お相手ミシェル・モルガンの着こなしにも惚れ惚れ。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-05 14:02:38) |
527. パルムの僧院
《ネタバレ》 長尺でしたが長さを感じる事無く完走。色男ファブリスのヘタレ身勝手ぶりもジェラール・フィリップが演ずると「仕方ないか・・」と思うのが自分でも不思議。そんな彼を一途に愛した二人の女性に惹き込まれ、とりわけ、公爵夫人を演じたマリア・カザレスの芯の通った存在感が素晴らしい。ヘタレを助ける為にゲスに身を捧げるシーンが圧巻。添え物にしか見えなかった民衆の反乱は無くても良かった一大恋愛絵巻を堪能しました。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-12-05 03:28:56) |
528. 鉄路の闘い
フランス国鉄職員達の抵抗奮闘ぶりが描かれています。名だたる名優を起用した「大列車作戦(1964)」のようなドラマ性が皆無のドキュメンタリー作品に、史実を知った以上の感慨が無く。 ナレーターがシャルル・ボワイエというのに「エーッ!」即確認しましたが違うように聞こえました。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-04 11:38:43) |
529. ルシアンの青春
《ネタバレ》 ルシアンの浅はかさは17歳なので仕方ないにしても、ゲシュタポの拷問場面を目にしながら手先であり続けるのには酌量の余地は1ミリもありません。無責任な彼の母親も酷い。罪には罰が下る事を知った彼を描かない演出や、フランス黒歴史を提示するのはルイ・マル監督ならではですね。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-03 01:51:47) |
530. ザ・ドライバー
なかなか面白い筋立てでしたがライアン・オニールとイザベル・アジャーニから陰気くささしか感じず興に乗れない。オレ様ぶりが目を惹いたブルース・ダーンのお陰で何とか完走。駐車場内で車をボロボロにした運転技術が凄かった(+1点) [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-02 11:16:46) |
531. トレンチコートの女
ミシェル・オーディアールとは思えない粗末な脚本、シャーロット・ランプリングのファンをもってしてもかなりなコケ具合。気前よく裸体を晒すのが痛々しく感じた愚作にガックリ。 [インターネット(字幕)] 3点(2022-11-30 16:35:14) |
532. 極道の妻たち 三代目姐
《ネタバレ》 シリーズ中忘れられない台詞が本作の「わてらの惚れた腫れたは、タマのとりあいやで、極道の女やったら、腹ぁくくって、もの云いや」「てっちゃん、極道になったらな、てっぺんとらな嘘やで」 三田佳子のイメージとかけ離れた役どころでありながらの熱演も印象深い。 [ビデオ(邦画)] 7点(2022-11-30 00:53:25) |
533. ダンテズ・ピーク
火山噴火パニックものとしての映像はなかなかの迫力。噴火が起きるまでお決まりの展開なのはまぁ良しとして、起きてからの無理筋に興醒め。リンダ・ハミルトンを町長としたのが大間違いで、映像に見合わないスケールのちっちゃい話になってしまいました。サラ・コナーとジェームズ・ボンドの共演だっただけに残念。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-11-29 23:39:51) |
534. 裸の拍車
《ネタバレ》 西部劇のアクセントとしてインディアンとの銃撃戦があるものの、登場人物5人による心理戦がメイン。お目当てロバート・ライアンが素晴らしい。ヘラヘラ微笑みを浮かべて実は無実なのでは、最後のほうまで分からず。一周回って元の位置のようなラストの対決は目もくらむ映像と相まって手に汗握るもの。拍車があのように使われるとは! ハリウッドの良心ジェームズ・スチュワートらしい結末が唐突で無理筋を感じたところが惜しいものの、見惚れる大自然を舞台にした見応え十分の作品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-29 18:59:42) |
535. わんぱく戦争
《ネタバレ》 冒頭、郷愁誘う音楽に期待値急上昇。隣村同士児童の小競り合い。指揮官がいて知恵袋がいて作戦があって、裏切りに捕虜に捜索隊にと盛り沢山。全編に溢れる微笑ましさと「貧乏人に恥をかかせるのが平等なのか!」等のシリアスさの塩梅が絶妙。特筆ものの胸キュンキュンな弟おちびチャンが忘れられない掘り出し物お薦めの秀作。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-11-28 14:21:24) |
536. 肉屋
犯行に駆り立てるものが何も示されず。サスペンス感もゼロ。ロマンスも中途半端。ステファーヌ・オードランの美しさ以外に見るべきものが無い「魚屋」でも「八百屋」でもいい凡作。尺の短さに+1点。 [インターネット(字幕)] 3点(2022-11-26 23:23:37) |
537. マリアンの友だち
マリアンとヴァルが意気投合して憧れのピアニストをストーキングするのをメインに友情や親子の愛憎を交えたお話。少女らしい初心で溌剌とした言動が微笑ましく好感。憧れのピアニストをピーター・セラーズが演ずるからにはマトモで有るはず無く思いっきり不埒な男で、抑えめながらも彼らしい怪演ぶりにクスッと笑わせて貰えました。人生これから山あり谷ありよと言わんばかりのラストショットが余韻を残します。お目当てジョージ・ロイ・ヒル監督作とは思えない異色な一品。 [映画館(字幕)] 7点(2022-11-26 23:10:08) |
538. テス
《ネタバレ》 観たいと思ってから40年。 この世にこんな美しい人居てるのか!ランキング第5位ナスターシャ・キンスキーは絶頂の美しさであり、ロマン・ポランスキーのS性が浮かび上がる数々の演出を受けて立つティーンエイジャーとは思えない堂々とした演技にも喝采。ポランスキー印の重厚幽玄な映像美にもウットリ。エンジェルのステレオタイプなちっちゃい男ぶりは当時の宗教観を映し出しているような。彼の苦悩が示されていないのでノコノコ帰ってきて何を今更と白けた点が残念。テスの起承転結に於いて泥にまみれて遮二無二働いている時が一番幸せに見えたのが何とも切なくラストショットにやるせなさが募ります。 貧乏暇無しで4回に分けての鑑賞となりましたが、続きを観るのが待ち遠しかった、シャロン・テートもあの世で満足しているであろう傑作。 [インターネット(字幕)] 9点(2022-11-25 15:42:46)(良:1票) |
539. 最後にして最初の人類
20億年という時の流れに気が遠くなりそうです。100年にも満たない一生の取るに足りなさと価値を思うところです。壮大なスポメニックと幽玄な音楽、秋の夜長、癒やしの一時でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-11-22 10:34:56) |
540. ルトガー・ハウアー&シルビア・クリステルの ミステリーズ
《ネタバレ》 迷いましたが鑑賞したので登録させていただきました。 ルトガー・ハウアーの「不倫と欲望の果て」お相手がシルヴィア・クリステルと来た日には飛びつきました。 そういうシーンは1秒も無く(泣) ヨハンが何を思い何をしたいのかサッパリ分からず。 お顔だけでもと思っても、ホントにルトガー・ハウアー? 一時停止して確認したイケてなさ。 更に画質が悪いことこの上なく。 撃沈でありました。(憔悴) [DVD(字幕)] 1点(2022-11-22 00:32:49) |