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 > no_the_war さんの口コミ一覧。27ページ目
no_the_warさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 772
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/no_the_war-since2010/
年齢 42歳
自己紹介 ブログでは文字数気にせずレビューしています。
併せてご覧ください(^っ^)b

こんな僕ですが父になりました。しばらくは子育てで映画どころじゃありません。じゃんじゃん笑投票なりなんなりしてください。

2015年1月、ついに700レビューに届きました。記念すべき700レビュー目は・・・『ゲームセンターCXザムービー』うっかりしてたぜとほほ

2018年、今年は12本映画館で観れました。つきいちペースは健康的。

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521.  鉄男 TETSUO
クレイアニメみたいに一こま一こまとって、立ったまま高速で移動したり金属がくねくね動いたりの映像が妙に可笑しくて怖くもあって好感をもてました。金属に侵食されていくおとこもなかなかはっきり映されることがなく、それがかえって不気味で、たまに目視できるのが股間ドリルであって、そんなところを見ている限りではくだらない映画なのだが、監督が撮りたかったであろう世界よりも更にナンセンスな映画が出来上がっていると思います。
6点(2004-12-09 01:30:16)
522.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
少し昔なら、まだ現実味がなくて映画として楽しめたのかもしれませんが、怖がりな僕は、どうもリアルに感じてしまい、まじで映画のような終末が起こりうるのだと感じ、とても面白がることはできませんでした。でもみなさん、勇気をもって、面白かったと、評価しよう。またいつか近いうちに第二のヒロシマナガサキが現れて、取り返しのつかない悲惨な状況になって、ずっと昼だか夜だか分からない世界になっても、そんな世界をも笑い飛ばせるような、そういう生き物に僕はなりたいです。
8点(2004-12-09 01:13:47)
523.  スティング
世界一面白いです。
10点(2004-12-03 23:58:33)
524.  ロックンロールミシン
演劇をやっていた僕もかつては夢追い虫でした。そういう意味で非常に共感できる映画。 夢追い虫達は、「努力」「センス」「タイミング」が揃った本当に一部の者しか成功しない。これは何とかならないのかと思ってしまうくらいやるせない真実である。なぜ彼らは成功しなかったのか。それは「努力」が実っていなかったからだと思う。確かに彼らは頑張っていた。だが、中心でデザインするリョウがぶれていた。なかなか日の目を浴びることができないのを、どこか他人のせいにしていた嫌いがある。少しくらい考え方が変わっていても、そこで一緒に働いている仲間と「共に努力」することが成功する為に何よりも重要である。仲良く楽しくなくても良い。確実にハイクオリティな仕事をこなせる関係をまず築かねばならなかった(おおくのミュージシャンが解散していくのを見る限りとても難しいことだと思う)。タイミングに関しては、少しやってくるのが遅かったかな、残念。 サラリーマン辞めていつからか溶け込んだ彼が分裂を招いたのか。椿さんのエロい魅力が新人に流れていく事が嫌だったのかもしれない。見えないところで影響はあるだろう。会社に適応できない人間は、たった4人の集団ですら分解させてしまうのであろうか。あの時、椿さんを抱かずにいれば今頃マルイのエスカレーター脇にみんな仲良くお店を出せたのかもしれない。 
8点(2004-12-02 12:31:58)(良:1票)
525.  グレンとグレンダ
当時、この映画を最低とこけ落とした人たちの言い分を伺いたい。そりゃあ確かにお金かかってないし、中途半端な演技だし、ベラルゴシ意味不明ですよ、でもさ、映画になってるじゃん、それなりにテーマとかあるじゃん、奥さんが上着のセーターを脱いで差し出すところなんてなかなか感動的じゃん、面白かったです。
7点(2004-12-01 02:38:08)(良:3票)
526.  エレファント・マン 《ネタバレ》 
心がキレイで姿がキケイの人、姿がキレイで心がキケイの人。心と姿が等価値あるいは心のほうが優位ならば、世の中にはキケイがなんと多いことか。サンシャイン通りの劇場ポスター見てキケイ監督デビッドリンチのキケイ映画エレファントマンを観てしまう僕も心はキケイなんだと思う。でも敢えて面白かったといいましょう。だって映画だもの。あ、でもエレファントマンは実在の人物なんだそうな。てことはあれか。僕も見世物小屋の前でワクワクしながらメリックさんの姿を見てるあいつらと同じということか。そしてメリックさんのもつドラマ性を利用して舞台化したり映画化するデビッドリンチも藤原竜也君も同じなのか。本当に心がキレイな人は我々の前には現れないのだろうか。 でもレビューを書こう。 無理やりCGとかでリアルに作ろうとしている現代の映像屋さんたちがエレファントマンを観たら「あんなんじゃ全然キケイじゃないよ」とか思うのかもしれないが、大きな間違いである。あれがいいのである。メリックの特殊メイクは本当にすばらしい。リアルすぎず、雑すぎず。内側の俳優さんの演技が良く現れ、感情移入がとてもしやすい。それでいてデビッドリンチのキケイっぷりも損なうことがない。最初は目を逸らしてしまうが慣れてくると表情が切なくて正視できなくなる(本当に心がキレイな人は我々の前には現れない、ということか?)。もし医師が嘘でも「キケイは治るよ」とメリックに言っていれば、彼は生きたかもしれない。ぜひそうであって欲しい。でなければ我々にとって、生きることはたいした事でなくなってしまいそうで怖い。とはいえ最期の表情は本当に安らかだった。僕も演劇をやっていたのですが、公演が成功した日の夜は幸せで「今なら死んでも構わない」と思うときがある。彼もあの時同じような心境だったのだろう。とにかくメリックさんに対する同情の気持ちで胸がいっぱいになっている。 という風に、この話はメリックの孤独な物語なのだが、それ以上に人間のキケイ性をむき出しにした、いわば映画を含めたショービジネスに対するオブジェクションともとれる不朽の名作。
10点(2004-12-01 02:30:56)
527.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
一回目の時は池袋で、前から二列目の右端の席で、ほとんどスクリーンが見えずじまいで、物足りなさを感じ 『せっぱつまってくると、作り手はたまに妥協することがある。誰にも分からないことなのだが、宮崎監督が本当につくりたかった作品になっているのだろうか。監督は本当にやりたいことはやりきったと感じているのだろうか。2時間に収めなければならないという作品とはあまり関係ない価値観にとらわれていなかっただろうか。2時間に収めるためには多少説明が無くても、「いっかー、これくらいが新しい表現なんじゃん」と妥協していなかったか。でもラストくらい分かりやすく説明しておくかといって、カカシに自己紹介させたり、王妃に「ハッピーエンド」と言わせたり、堂々とキスらしいキスをさせたりしていなかったか。 2時間という枠があっという間だった、言い換えれば短すぎた。あの世界にいつまでも浸っていたかった。鮮やかでミラクルで本当に居心地が良かった。だからせめてもうあと30分ぐらいかけて、じっくり進めて欲しかった。たとえばレンタル開始になったらビデオ2本組になるくらい。ばかげた戦争の惨禍の中で、心の重さ、熱さ、そして一人の女の子の想いの変化を描いた映画は、二時間半の巨作にたる映画だと思う。』・・・という感想を書きました。 昨日、六本木のステキな映画館で、なかなか見やすい位置で、もう一回観てまいりました。そしたらもうすごく感動しました。始まりの空中散歩で、ジブリならではの浮遊感を味わっている時に「戦争の大義や呪いのその後やカルシファーの正体とかとか、説明が足りないと世間では騒がれている」ことを思い出し、事実僕もそこを時間不足と言って物足りなさを感じていたことを思い出しました。そこで「ではなぜこの空中散歩は認められているのだろう。これこそ非物理的だし説明も何もされていないじゃないか。」そこで「いやいや、これはファンタジーなんですから」と気付きようやく「じゃあ戦争だって呪いだって空中散歩同様みんなファンタジーなんですから説明なくとも受け止められるはず」と悟りました。おかげでこの映画の楽しみ方どうりに楽しめました。固い頭は一種の呪いなのかもしれません。そして、六本木のバージンシネマ最高!
9点(2004-11-30 01:42:52)(良:1票)
528.  ミクロコスモス
虫なんてものを本当に近くで見ることなんてない。アニメのミツバチハッチとかそんなもんだろう。こんなにもじっくり見せられると、あいつらの姿はなんとグロテスクで完璧で機能的なんだろう。この造形美をモチーフに壮大なアリアで盛上げていく不思議な映画。ストーリーはないが瞬間瞬間を生きる様々な虫達の残酷さ優雅さ可笑しさが映画を進めていく。カタツムリ2匹の濃厚なラブシーンはとても官能的で印象にのこっている。
8点(2004-11-22 01:53:24)(良:1票)
529.  アインシュタインの脳
杉元教授って面白い人ですね。ぜひ彼のゼミにお邪魔したいです。ドキュメントというか、ロードムービー。アインシュタインの像に靴を脱いでよじ登る教授の姿とか、「うわー」「へえー」「ほおー」というわざとらしくも思える感嘆のため息がいかにも日本人っぽくて好感。ただ、後世に残る映画かというと、そうではない。
7点(2004-11-17 23:56:21)
530.  告発
先日、警察官のだんなを山口組のチンピラによって殺されてしまった奥さんが、山口組の渡辺総裁を相手に裁判をおこし、その判決が最高裁で下りたそうです。総裁は遺族に6千万円も賠償金を払うことになりました。ぼくはこのニュースを新聞で読んで、この奥さんはすげーなあって思いました。日本最大の暴力団のトップを訴えて、しかも勝ったんですよ。そして、こんな小さな一人の人間の叫びが轟き渡る司法制度にも舌を巻きます。そんなときにこの映画を思い出しました。この映画の言いたかったこと、日本ではちゃんと実現できているのだろうか。この前、囚人の告発をもみ消した刑務所職員のニュースがあって、よろしくないなあと思った。
8点(2004-11-16 18:25:55)
531.  プロミス(2001)
監督が何を言いたかったのかよくわからなかったが、戦争と対立の理不尽さを訴える映画というよりは、現地の子供たちの普段の顔を世界の人に披露しようという映画のように見えた。僕のイメージだと、飢えと地雷に脅え、ぼろぼろのシャツや女の子なら頭からすっぽり布で覆っていて、大人たちと同じく「復讐!」とか叫んでいるのかと思っていた。しかし先入観とは違い、彼らはとても朗らかだった。印象的だったのは、10分ぐらいで着くような近所なのに話すことすら考えられなかった対立する民族同士の子供達、監督の提案でお互い会って遊ぼうということになり、検問所(⇒この存在が諸悪の根源ではないかと感じた)を越えてお家に行く。そこで食事したり遊んだりするわけだが、字幕は敢えてかはしらないが入らなかった。楽しそうにじゃれあう子供たちの顔を、話の内容なんてかまわずみせていた。これがとても感慨深かった。その後に机を囲んでリアルに対話を始める。別れが寂しくて涙を流す。きっともうしばらくは(検問所のせいで)逢えなくなるのだ。とにかく、子供たちがキャーキャー遊んでいる姿を見ると、どの子がどっちの民なのかなんて区別つくはずない。ここになにか長い長い喧嘩の解決の糸口があるんじゃないかって思った。
7点(2004-11-15 23:48:55)(良:1票)
532.  ドッグヴィルの告白
最近ラースフォントリアーに興味が涌いてきているので、この映画も観ておこうと思い、ツタヤの半額クーポンで借りてきました。ラースってこういう男なんだーというのは何となく分かりました。なぜ腰と膝にサポーターを巻いているのだろう?そして意外と怒鳴るタイプではなさそう。作品の内容としては、たいした事なかった。ラースが子役の子供たちをひっぱたいたり、ニコールをレイプする演技指導で実演してみたり、ラースの暴言集だったり・・・ではなかった。なんだかジョーク混じりに楽しげにやってるじゃんか。いやむしろ本当の現場は壮絶だったかもしれないが、だとしたら十分伝えられていない。 ちょっとしたことにいちいち腹を立てる役者達には同情ではなく逆にいらだちを感じた。おめーらは好きなことやってくってんだろ、少しぐらい監督が狂人だからってぶつぶつ文句言ってるんじゃねえ、おめえらの足元には銀幕を目指す若き卵たちがゴマンといるんだぞ、そいつらの為にも不平をたれずに誠実にはたらけ。このドキュメントを見ると、傲慢がテーマのドッグヴィルは傲慢な監督だけでなくああいう傲慢な役者がいたからあんな映画になったんだということが分かる。
3点(2004-11-15 23:28:47)
533.  イディオッツ 《ネタバレ》 
まずしっかりと見失ってならない事は、彼らのやっていることは人道的に社会的に良くないことであるということ。これだけメモって置けばすごく楽しめる映画である。やってみると分かると思うが、障害者のフリをすることはとても楽しい。松尾スズキなんかはそれを演劇にして儲けているくらいだ。しかもそれでタダでご飯が食べられたり、周りが同情してくれるのであればすばらしいことではないか。しかし彼らは苦悩する。健常者からの偏見に屈辱を感じ、ついに分裂する。(維持できている方がおかしいよっていうツッコミだがそれをごまかすのがあの独特の撮影法であろう)。偏見を持っていたのは彼らであったのだろう。偶像崇拝ともいえる。内なる愚かさにすがってても、他人から認められていないと人間はダメになっちゃうわけです。一番かわいそうなのは主人公の女性カレンだ。子を失い、失意の中で内なる愚かさに救済を求めた彼女は、イディオッツ分裂の危機に実家に戻った。しかし迎えられなかった。イディオットを振舞ってもだれも抱いてくれない。そろそろラースフォントリアーの後味の苦さにもおいしさを覚えてきました。相変わらずラースフォントリアーの映像は運動会のお父さんハンディカム状態であるが、今回はとくに徹底している。僕は強烈にリアリティを感じてしまう。ダンサーインザダークもう一度観直して見ようかと考えている。
8点(2004-11-14 14:51:39)
534.  カノン
あのおっさんは平均的な男であって、我々の周りにもごろごろいると思います。臭くてだらしない格好して昼間っからぶらぶらしつつ、頭の中では「おれが本気出せば革命だって起こせるんだ」とか、すこし気に食わないことが起こると「今に見ていろ俺が本気出して切れたらどうなるか思い知らせてやる、俺は若い頃柔道やってたんだぞ!」とか、じつは殆んどの人間はそういう考えを抱いていると思う。こういう視点から見ると、現代社会は本当に幸せなのかと悩んでしまう。けれど、最終的に幸せを見つける。それはやはり我が子の存在。Je t'aime! でもさ、このおっさんはあんなにかわいい娘がいるから本当に幸せだと思うよ。カルネのころの様子を見るに無口で返事もない娘かと思いきや、涙を流すお父ちゃんを優しく抱くじゃないですか!この幸せものめ!って思いました。一方、娘はおろかなーんにもなくなってしまっているおっさんとか、この世にはゴマンといるだろうに。確かな幸せをつかんで生きていきたい。 ていうか、おれはギャスパーノエ被害者の会の一員なんですが、カノンは切なくなって泣いてしまった。アレックスみたいな映画創る鬼畜野郎だとばかり思っていましたが、愛についてもお心がおありな様ですね。みなおした。ようは、アレックスを観るには当時の俺はまだ若かったのでしょう。
9点(2004-11-14 14:25:46)
535.  免許がない!
なんと僕は今日から教習所に通います。だからこの映画をレビューします。この映画を観たのはだいぶ昔。免許を取るのってあんなに大変な作業なんだなあって思いました。というわけで僕は今教習所が怖いです。この映画に出てくるおっかない教官とかが本当にいたら嫌だなあ。舘ひろしが腰低くして運転を教わる姿は面白かったです。
7点(2004-11-14 01:29:45)
536.  ベン・ハー(1959)
昔NHKで一挙に放送していて、今日12チャンネルで前編を放送していて、レビューしようと思いました。昔観た時はそりゃあ感動しました。キリストって凄い人なんだなあ!って思いました。話の展開もわくわくするし次の展開が楽しみになるので飽きずに観れます。登場人物もみんな魅力ある人たちばかり。あでも、チャールトンヘストンは好きくない。
8点(2004-11-08 23:10:43)
537.  エド・ウッド
自分は映画創りに才能がないかもしれないと不安に感じつつも、飛びぬけたプラス思考と情熱と映画が好きだという気持ちだけでメガホンを握る。どうせ一度の人生ならば、好きなことやって過ごそうぜ、例え誰からも認められなくても、俺は映画を創るぞ!そんな男エドウッド。尊敬します。
9点(2004-11-08 21:42:23)(良:1票)
538.  エトワール(2000)
映画としてはつまんないが、エトワールたちの生き様にはおおいに考えさせられることがあった。僕も演劇をずっと続けてきているが、それで食べていけるわけ無く、だけど辞めたくなく、見上げれば演劇で食ってるすげえやつら、見渡すと演劇で食っていこうとバイトしながら活動してるやつら。舞台に生きる人たちに光アレ。
4点(2004-11-08 21:35:34)(良:1票)
539.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
早稲田松竹で観てきました。オリジナル版は長いです。長くて疲れました。長ければ良いってもんではなく、若き日の恋の後始末は余計だと思う。晩年のトトがだらしない男に見えた。車の中でのひと時の情事はいかがなものか・・・。むしろラストシーンが待ちどおしくなってしまう。ようやくお待ちかねのラストシーンの時には早稲田松竹の皆さんは疲れきってました。特に今日(11月7日の昼の回)の早稲田松竹はあんなことこんなことありましたし。でもいいものはいい!
8点(2004-11-08 21:27:20)
540.  ソウ
僕は池袋のシネマサンシャインでこの映画の大きなポスターを見て、「あ!このバスルームにいってみたい!」と思いました。今日観て、結論から申しますと、あのバスルームには入れませんでした。すなわち、映画に入り込めなかったということです。そんなかんじでレビューです。 いきなり始まる導入は『CUBE』よりも彩り豊かで具体的でショッキング。 犯人が仕組んだ数々の殺人は『セブン』よりも残酷で不条理で論理的。 ではなぜ僕の中で『ソウ』はこの2者を越えられなかったか。バスルームに入れなかったのはなぜか。僕はかの『12人の怒れる男』のような密室サスペンスを期待していました。水がピチャンと落ちる音が聞こえるような静寂の狂気を欲していました。向かい合う鎖でつながれた男二人がだんだんと正気を失っていく様を見たかったです。が、実際は「うおーーー死体だーーーーー!!!ぎゃーーーー!!!ぐるぐるーー!」って感じで、映像は回る回る!音楽はがなるがなる!とにかくハイテンションで、暴走したホーンテッドマンション状態でした。サスペンスドラマ映画というよりはバイオレンスアクション映画だったです。話の進行軸があのバスルームから外に漏れて進んでしまったり、バスルームのおおまかな構造と大きさを最初に提示してくれないもんだから、あの密室の広さも狭さも汚さもよくわからず、要するに、なんだかあのバスルームに自分がい居る気になれないのです。感情移入の対象(それは人物に限らず、場所や部屋も含まれます)が定まらなかったです。後ろからついていくスタイルの鑑賞。それはそれで怖くてハラハラして良いんですが、結末の衝撃を盛上げる為にも、もっと静かに冷ややかに描いて欲しかったとおもいます。とはいえ見応えはありました。この映画創った監督はどこのだれ?
7点(2004-11-07 01:42:32)
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