521. バベル 失われた地図と魔法の水晶
《ネタバレ》 B級かと思ったら、まさかのC級くらいの出来です。ストーリー及び脚本にまるでついていけません。つまらない上にお粗末の一言。ストーリーがあまりに杜撰なので、出演者の演技まで、まるで学芸会を見ているかのような気分になってきます。 それぞれの登場人物の性格、目的、行動規範に一貫性がないのも問題です。言っていることとやっていることが支離滅裂すぎます。アリス先生が、そもそも何の目的で石探しに参加していたのかがわかりません。少年とアリス先生を殺すという極端な結論にはまったく必然性がありません。アリス先生を追っかけていた大男も、殺そうとしたり助けようとしたり、キャラがブレブレです。極めつけはラストのなんとかってやつが、実は4人いる、バベル人のトップの最後の一人だったっていうとんでもないオチ。 一番最後の締めくくりだけ、まるでさも良い映画だったと言わんばかりのきれいな終わり方で、逆にちょっと腹立ってきます。とてもオススメできるような作品ではありませんでした。 登録するんじゃなかったな。 時間を無駄にしました。 [DVD(字幕)] 3点(2014-06-16 13:57:34) |
522. 裸足のトンカ
《ネタバレ》 スポーツメインなのか、恋愛メインなのか、軸がぶれすぎです。必ずしもどちらかをメインにしなければならないということではありませんが、今作の場合は、主人公にしろ、トンカにしろ、それぞれの行動規範というものがもともと見えづらいので、せめてメインテーマははっきりしてくれないとさっぱり共感できません。それ以前に物語に気持ちが入っていかないんです。 恋愛パートによってやたらとわき道にそれるのもマイナス。スポーツもの特有のテンポの良さ、リズム、爽快感といったものがすべて犠牲になっています。もちろんそこから生まれるはずの感動だってありません。『感動させようという意思が伝わってくる演出』は随所に見られますが、感動できるかいって感じです。 トンカがトレーニングを本格的に始めてからは、いよいよか、と気分が乗ってきたのですが、今度は唐突に訪れる決勝戦。そこに至るまでのプロセスがよくわかりません。それなのに『新星トンカ選手、優勝です!』って熱く実況されても、見ているほうはどうしたら良いのかわからないです。 そんでトンカの結末は唖然とします。ここまで頑張って見たのに、何ですかこの結末は。しかも、何しれっときれいな話で終わらそうとしているんですか。 作成者側の自己満足感漂う作品で、ひさしぶりに鑑賞者が置いてけぼりになっちゃう作品でした。途中でトンカを車に乗せた謎の女性も謎のまま。もうこの映画はわけがわからないことだらけです。フランス語特有の抑揚のない話し方とその雰囲気は大好きなんですが、この作品にいたっては、それも裏目っちゃっている気がします。 [DVD(字幕)] 3点(2014-05-30 12:21:13) |
523. 踊れトスカーナ!
《ネタバレ》 これって、万人に愛されそうな雰囲気とイメージの作品ですが、あきらかに通好みの映画だと思います。私は残念ながら自他ともに認めるミーハー代表ですので、このストーリーがありそうで、実はそんなもんないってゆー映画が超苦手なんです。眠くなっちゃうし。 それに、出てくる人達が変な人達ばっかりで、どうもついていけません。妹のキャラとヴィジュアルが最初生理的に受け付けなかったんですが、後半はなんかもの凄くまともな人に見えたのが不思議。そんで、かなり苦手だったのが、主人公に熱烈ラブコール送る脱税女。特にレストランのシーンはもう勘弁でした。フィクションのキャラに空気読んでって思うとは思いもしませんでした。ハンターの男も気持ち悪い。テーブルたたくのも気にいらない。 なんか、見ていてつまらない、退屈だって思ってしまうと、普段だったらスルーするようなところも気になってイライラしちゃうのかもしれません。 悪いことばっかり書いちゃいましたが、面白いシーンもありましたよ。「癇癪持ち」のTシャツとか、彼女に怒鳴られた瞬間イスをたたんで出て行くシーンとか。でもなんか面白いシーンが単独でちょいちょい出てくるだけなんです。一つの映画作品としては、決して面白いものではなかったです。 [DVD(字幕)] 3点(2014-04-19 04:22:39) |
524. アパートメント(1996)
《ネタバレ》 もう絶対無理なタイプの映画でした。ってゆーか、マックス、早く仕事しに日本に行ってください。大口の契約なんでしょ。いきなりダメ人間っぷりを見せつけないでください。仕事にプライドもって頑張る人物であればもっと感情移入できたのに・・・。 そしてアリス。本当にあなたは最低です。映画が面白くなるのであれば何しても良いわけではありません。アリスのことを心から信頼し、大切に思う人達の心を騙し、裏切り、踏みにじり、自己愛に溺れるあなたに全くついていくことができません。あなたのせいでリザは死んでしまったのですよ。 そしてマックスの友人君。自己顕示欲が強い一方で、実は結構情けないタイプのそこのあなた。あなたの存在はこの映画の中で、リザと並んで僕をほっとさせる貴重な人物でした。だから・・・まじドンマイ! とゆーことで、ミステリー調なストーリーはとても好きです。(中盤くらいでアリスの正体がわかっちゃっうのは残念ですが)断片的なシーンや伏線を少しずつつなぎ合わせ、少しずつネタバレしていく演出なんか最高です。だけど僕はこの映画が大キライです。 [DVD(字幕)] 3点(2014-04-10 05:08:46)(良:1票) |
525. トト・ザ・ヒーロー
《ネタバレ》 誰しも、特に劣等感に苛む男の子であれば、いわゆる「厨二病」みたいに憧れの自分や憧れの世界をイメージしては楽しむ期間が来るのでしょうか。 現実世界におけるトマ自身の人生と、メタファーとも言える「トト・ザ・ヒーロー」の空想部分とは、まるで逆のストーリーが進行し続けます。当たり前ですけど・・・ 現実世界では、幼少期にみんなからばかにされ、愛する父を失い、自分のせいで溺愛していた姉を失い、青年期には愛する姉似のエヴリーヌと自らの意志で別れます。そしてそのほとんどに、アルフレッドが関わってくるわけです。 彼の精神状態は、「トト・ザ・ヒーロー」というもう一人の自分を空想の世界に創り上げることでバランスを保とうとします。普通は早い時期にこの精神状態から脱却するものですが、姉が死んでしまって、姉の成長があそこで止まってしまったことと、彼の恋愛に必ず一歩先をゆくアルフレッドが登場することで、彼はこの世界から全然脱却できません。 この映画の唯一の救いは、終盤、彼が真実を知り、現実の世界を生まれて初めて肯定するところにあるのでしょう。 アルフレッドの身代わりになって撃たれる瞬間と、「トト・ザ・ヒーロー」が撃たれる瞬間、今まで全く違う人生を歩んでいた二人の姿が完全に重なります。そう、この一瞬でずっと憧れていたもう一人の自分に、「トト・ザ・ヒーロー」になることができたのです。 なんかこうして書きながら整理していると、すごく良い映画のような気がしてきた・・・ ですが見ていたときは本当に面白くなかったのです。 いや、もうやばいくらいに。 ですので、勇気を出して、正直な気持ちを打ち明けます。 3点です。 周りを気にする「たきたて」は10点の評価をつけていますが、「タキタテ・ザ・ヒーロー」が3点の評価を出しています。 [DVD(字幕)] 3点(2013-05-26 15:38:42)(良:3票) |
526. ホット・スポット
《ネタバレ》 ミステリー・サスペンス系の映画と勝手に勘違いしていました。 ハリーは何か秘めた目的がある風な感じだし、グロリアもサットンと何か隠し事している感じだし、ドリーにいたっては出てきたときから怪しさ満載だし、・・・これは結末にいったい何が待っているんだ!・・・・と思っていたら何も待っていませんでした。 結局ストーリーのすべてにひねりも何もないし、かといって魅力的なラブストーリーかと思いきやそうでもないしで、正直万人向けの作品ではなく、万人の中の一人である僕には楽しむことができませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2013-04-21 19:20:02) |
527. ナイト・オン・ザ・プラネット
《ネタバレ》 1話目。ウィノナ・ライダー扮するタクシー運転手は若いながらも自分の考え方、価値観、プランがしっかりしていて、共感できるものがあります。なによりかっこいい。最も万人向けなのは1話目かもです。 2話目。まぁ、うるさいです。ニューヨークのあのアングルでの町並みは素敵ですが・・・。ストーリーはあってないようなもの。もっともドラマ性の低い話。(まぁぼくの理解力が低いだけで、もしかすると深遠なるストーリーが隠されているのかもしれませんが) 3話目。ベアトリス・ダルです!「ベティブルー」にひきつづき、すさまじい「目」の演技。あれどうやってんでしょ。ただ肝心のストーリーは平淡の一言。ドライバーもイマイチだし。ただメッセージ性が強いのはこの話かと思います。 4話目。「そこに羊があらわれた。」「彼女の名はローラ」あはははははははははははははは、お腹いたい。この瞬間だけ爆笑。終わり方は非日常的で、他の話に比べるとやや異色です。かなり苦手ですね。 5話目。不幸比べも苦手です。 ★☆★総評★☆★ 映画としては非常に良いものかもしれませんが、かなり退屈でした。 平淡な映画も、映画の世界に入りこめると面白いんですけどね。 [DVD(字幕)] 3点(2012-05-26 04:24:35) |
528. ザ・プレイヤー
意味の分からないシーンが多すぎます。役割がはっきりしない人も多すぎます。 映画に求めるものはいろいろあります。感動。爽快感。笑い。充実感。ミステリー。サスペンス。恐怖。どれか一つでも、がつん、とくれば、映画として面白いと感じます。この映画には何もありません。 答えを出さないミステリーなんてただの意地悪です。 ドラマとして見ても面白くありません。 [DVD(字幕)] 3点(2011-10-12 04:54:42)(良:1票) |
529. 恋のためらい/フランキー&ジョニー
《ネタバレ》 前半は面白かったのですが、後半の展開は好きではありませんでした。これは好みの問題だと思いますので、映画が悪いというより、合う合わないの問題です。若い頃飲食店でアルバイトをしていたので、前半かなりアルパチーノに声援を送っていました。特に、包丁さばきでみんなに一目置かれる瞬間はたまりません。個人的には、社会でもう一度やり直そうと一心不乱なアルパチーノにミシェルファイファーが次第に心惹かれていくようなストーリーのほうが好きですね。ただこれは完全に男目線の感想なので、女性の方にはわかってもらえないかもしれないです。ただ一つ、自分たちのおしゃべりを優先してお客さんをほったらかしたらだめです!どれだけ良い話であっても、自己中心的な人たちにしか思えなくなってしまいます。 [DVD(字幕)] 3点(2011-07-09 13:54:36) |
530. ウォレスとグルミット、危機一髪!
ただのアニメだと思っていたら、クレイアニメでした。自分には全然合いませんでした。 [DVD(吹替)] 3点(2011-07-06 22:08:20) |
531. きっと忘れない
忘れそう。 [DVD(字幕)] 3点(2011-07-06 20:45:51) |
532. デトロイト・ロック・シティ
《ネタバレ》 良い、悪い、面白い、面白くない、の前に全然共感できない、自分とは合わない作品でした。 無軌道、無計画。それは百歩譲って良いとして、若い人なりの反骨精神や主義・主張みたいなものを見せてほしかったです。いたって中途半端なストーリー。母親に大事なチケット燃やされて黙って見ているなんて、『Kissの大ファン』という熱い思いが感じられません。 後半にいたっては、すべてのイベント、エピソードが偶然とラッキーの産物であり、本人達は何の努力もしていません。それを楽しむ映画だと言ってしまえばそれだけですが、かと言って本当に『それだけ』では何とも物足りません。 それに他の3人はともかくとして、少年からチケットを奪おうとした人がいましたが、それは完全にアウトでしょ。そんで結局最後は詐欺まがいの行為でチケット奪ってしまいます。そんな主人公たちに、応援も共感もできないし、爽快感なんて論外です。 [DVD(字幕)] 2点(2015-04-04 03:39:52) |
533. スウィーパーズ
《ネタバレ》 今まで見た中でもとびぬけてつまらないアクション映画。キレなし。迫力なし。スピード感なし。説得力なし。緊張感なし。とにかくテンポが悪いです。アクション映画で得られるカタルシスを一切得られないまま終わりを迎えます。 そもそも観客を置いてけぼりにしたまま、ストーリーが勝手に進んでいくのが良くないです。《ストーリー》アンゴラの地雷撤去グループに主人公のエリクソンがいる。そのグループには、新型地雷のビジネスをこっそりやっている悪い奴もいる。エリクソンの息子が死ぬ。⇒5年後⇒新型地雷A6バタフライがアメリカで見つかる。⇒アンゴラから密輸されているっぽいので、もう一人の女性主人公率いる調査団が派遣される⇒女性を除いてみんな死ぬ⇒密輸組織が女性を狙う。⇒それをエリクソンが成り行きで助ける。⇒なんだかんだで組織を壊滅に追い込む。 たったこれだけの事が、説明がへったくそなので、全然伝わってこないんです。おそらく脚本が悪いのでしょう。作っている人間達だけがわかっている状況で、だらだらした展開が延々と終わりまで続きます。誰に感情移入できるわけでもなし、そんな中でいくらドンパチやって爆発させても面白いわけないです。 アクション映画はエンターテイメント作品。派手である前に、『わかりやすさ』が何より大事だと思います。複雑なストーリーでもわかりやすい映画はいくらでもあるんです。自分達だけ楽しんで、自己満足で終わらせるような作品はダメだと思います。 [DVD(字幕)] 2点(2015-01-02 20:42:31) |
534. 恋する人魚たち
《ネタバレ》 直情的な母親。夢見がちな長女。優柔不断な青年。いったい誰に共感すればよいのかわからないくらい魅力のあるメインがいません。 しかも終盤辺りまでストーリーは平坦の一言。 ほとんど日常風景と、シャーロットのナレーションしか出てきません。 まあそれでもケイトはかわいかったし、靴屋の主人ルーも、すごく大人で、優しさと包容力を兼ね備えた素晴らしいキャラクターでしたが、この二人が活躍する場面は少ないんです。 だとすればいったいこの映画の何を楽しめば良いのか、と映画の良いところを探し始めた時点で、多分面白い映画ではないんですよね。 少なくともストーリーを楽しむタイプの方にはどう考えても不向きな映画です。 [DVD(字幕)] 2点(2012-05-10 15:28:36) |
535. サイレントメビウス
意味がなんとなくしかわからないうえに、超つまらない。これは原作のファンの方しか楽しめないタイプのアニメなんでしょうか。失敗したー。 [DVD(邦画)] 2点(2012-03-11 01:46:48) |
536. 蝶の舌
《ネタバレ》 ラスト10分のための映画。 とはいえ、その前の80分でまったくストーリーに入り込めないと、もうどうしていいかわかりません。ひたすら長い90分です。退屈。そう、退屈です。退屈という言葉がぴったりの映画です。 本当は0点をつけようかと思ったのですが、お兄さんが世話になった楽団の人が出てきたときに、ショックを受けたお兄さんの表情が忘れられないので2点にします。 [DVD(字幕)] 2点(2011-07-25 00:56:22) |
537. 女優霊(1996)
結局おまえは誰やねん。 [DVD(邦画)] 2点(2011-07-06 22:36:32) |
538. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
《ネタバレ》 なぜか、全然面白くなかったです。「what is this?」「what is this?」をやたら言います。ミュージカル調なので、そこがいいのかもしれませんが、僕にはちょっとうるさかった。着脱式の手足のヒロインが一番冷静なのはうけた。 [DVD(吹替)] 2点(2011-07-06 21:03:21) |
539. 靴をなくした天使
《ネタバレ》 これはダメだぁ~!これはダメです! 「良い映画」ほど映画の世界に入り込んでしまうものですが、今回ほど映画の世界に入り込んでしまったことを悔やんだ映画はないです。 そこは普通のサクセスストーリーにしときましょうよ! 「普通じゃん。」「駄作じゃん。」って言われたっていいじゃない! 奥さんも、雇い主も、誰もバーニーが遅れた話を聞こうともしない! バーニーはこそ泥だし、100%善人ではないですが、優しい人ですよ! その彼がせっかく人命を救ったのに、その行為を話す機会さえ与えられない・・・ 逆にその行為のせいで皆から非難される始末。 ですが、ようやく命を救われたゲイル率いるマスコミ陣が救世主捜索に動き出す。 そりゃ期待しますよ! ところが!ところが! 「バ~バ~!お、おまえってヤツは~!」 ってな感じでしょう?そしてバーニーは投獄ですか? いいんですか?それで? 投獄中のバーニーの食事と、ババのレストランでの食事をわざわざ交互に映して比較する必要あります?いじめですか! 本当に気分の悪い映画です。 何回途中で見るのをやめようと思ったかわからないです。 これはもう好みの問題ですね。 映画の良し悪しの問題ではありません。 僕はこのストーリーは嫌いです。 最後プチハッピーにされても嫌いです。 [DVD(字幕)] 1点(2012-07-06 15:25:24) |
540. ロスト・ハイウェイ
ものすごくスタイリッシュで、前衛的で、芸術的で、不親切な作品だと思います。 この作品を楽しめる人って、かなり限られてくると思います。 この作品には、人にウケようとか、楽しんでもらおうなんて気持ちがみじんも感じられません。自己陶酔ここに極まれりです。 既存のカテゴリーで言えば、『サスペンス』とか、『ミステリー』とか、『ホラー』に入るのかもしれませんが、そういったジャンルが好きな人たちがこの作品を見て心底楽しめるのかどうかはなはだ疑問です。 言ってしまえば、『アート』、とか、『シュール』、とか、『リンチ』、とか、別枠のジャンルが必要になるほどの特異な作品です。 この作風、このストーリーで2時間超え・・・。個人的な感想を言えば、悪質で陰湿です。この作品を見ることを選んだのは自分だけど、文句言いたいです。『時間返せ!』って言いたいです。画面も暗すぎです。 もう、ほんとになんなの、この映画。 わけのわからない世界観押し付けられまくって腹が立つ。 [DVD(字幕)] 0点(2014-09-08 06:00:17)(良:1票) |