41. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
うわ、どうしよう!映画としては最低なんだけど、恐かったことには変わりないし、画面酔いはしなかったし……。エクソシスト以来、“うわ、恐い!”と思った映画。やっぱ人間の本質的な恐怖って闇に対してだからね。それは上手く伝わったと思うんだけど、どうよ?アイデア勝利の一発映画ということで。続編はもちろん、0点だよ!<みたんかい!? 5点(2003-11-27 20:21:43) |
42. マーシャル・ロー(1998)
シチュエーションだけで10点の作品!でも観始めて、時間が経過していくごとに減点されていきました……。なにせ陸軍の描き方がショボすぎ!仮にも世界一の軍隊ですよ!戦車数台と部下数人ちょこちょこ出て来て、FBIに簡単にとっちめられるはずもなかろうに。9・11を予見したかのようなイスラム排斥などおいしい材料は揃っていたのに、調理人の腕がまずかった。デンゼルもウィリスもあんまり光っていなかったしなぁ。同じく東京での戦争をシミュレートしてみせた、押井守に脚本と監督をやらせてみたかった(実写じゃダメかな?)。 5点(2003-11-27 18:35:24) |
43. 機動警察パトレイバー2 the Movie
アニメだからと倦厭している人がいたら、その人は損をしていると思う。ここで描かれるものは、ロボットモノの戦闘ではなく(もちろん戦闘もあるけど)、重厚な人間ドラマ、大人の恋愛だからである。そういった部分での“静”と、戦闘機やヘリコプターを使っての都市を破壊する“動”の部分の緩急が巧みで、演者の落ち着き払った物言いも心に響く。基本的に声優以外の役者がアニメの声をやるのは反対だが、竹中直人と根津甚八はカッチリはまっていた。今見ても見劣りしない画のクオリティもさすがのデキ。日本が誇る最高の“映画”である。 10点(2003-11-27 18:28:23) |
44. セブン
7つの大罪を模した殺人事件というだけで興味深々だというのに、謎解きとはある種別の、とんでもない結末が待っている……。物凄く練られた脚本に、物凄く凝ったカメラワーク。そしてカイル・クーパーを世に知らしめた擦れ文字のオープニング。何もかもが私にとって革命的な映画だった。これを超える作品を、いつかフィンチャーにつくってもらいたいと思うのは、贅沢か? 10点(2003-11-27 15:44:53) |
45. インデペンデンス・デイ
《ネタバレ》 ウィル・スミスが素手で宇宙人をぶっ飛ばすシーンだけでもう合格!アメリカ万歳?荒唐無稽?そんなもん、こちとら分かった上で観たんじゃい!!ドンパチ最高!!! 7点(2003-11-27 15:39:08) |
46. マルコヴィッチの穴
《ネタバレ》 いやー、この脚本書いた人、ホントにキチ○イだね(褒め言葉)!7と2分の1階、人選がマルコヴィッチ、人形使いがマルコヴィッチを操るというアイディア、彼を操作してのエッチ……。ここまでぶっ飛んでくれれば、文句のつけようがございません。ただ、ジョン・キューザックが汚くてちょっとイヤだったなぁ。あと、エンドロール見るまで主人公のカミさんがキャメロン・ディアズだって気付かなかった。。。 7点(2003-11-27 15:38:04) |
47. ファニーゲーム
《ネタバレ》 ハリウッド、マンセー!なワタクシですが、このアンチハリウッド全開のこの映画も大好きです!!定点カメラの使い方、役者の自然な演技は徹底してリアリティを追及。最後のひとりをあっけなく殺すところも“こうでなくちゃ”と思わせてくれるし。好転しそうな場面をテレビリモコン使って逆戻ししてみる徹底ぶりには、ホトホトイヤになりました(褒め言葉)。楽天家以外のヒトは絶対見ないほうがいいですよ。きっと鬱になります。 8点(2003-11-26 19:08:23) |
48. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 スリリングなオープニング、徐々に不気味さを増していく隣人、そして驚愕のバッドエンド。キャスティングも含めてスキのない、サスペンス映画の教科書のような作品。ソツがなさすぎて突出したものがないという、贅沢な減点だが、絶対に見て損はしない。 8点(2003-11-26 18:59:32) |
49. デスペラード
《ネタバレ》 ゲームも映画も、窒息死しそうに窮屈な日常を忘れる装置。人が意味なく死んでもいいじゃん。爽快に、ただひたすら銃を撃つ快感。男の子の夢想を具現化してくれた大傑作。銃を構えるバリエーションだけでも、もうメシ3杯も4杯も食えます。バーでの銃撃戦、最強のわりにはあっさり死ぬ相棒2人のシーンのみでもう昇天。 10点(2003-11-26 01:23:59)(良:1票) |
50. ロング・キス・グッドナイト
エイリアンでのシガニー・ウィーバー以降、強い女性の代表格といえばトゥームレイダーのアンジェリーナ・ジョリーとか、バイオハザードでのミラ・ジョヴォビッチが挙げられがち。でも忘れちゃいませんか?この作品のジーナ・デイビスを!「母は強し」をここまで躍動感たっぷりに、艶っぽく演じたアクション映画は今までなかったはず! レニー・ハーリンの爆発好きなのがちょっと鼻につくけれど、脚本はいいしガンアクションも“お!”と思わせるものがある。情けないサミュエルLジャクソンもそうそう見られるもんじゃない。アクション映画のお手本といってもいいくらい。爆発過剰な面を除いて(苦笑)。 9点(2003-11-25 23:45:37) |
51. ゲーム(1997)
ダマされて“してやられた!”という爽快感、ダマされて“なんだよ、このオチ!”というガッカリ感。ここの境界は人それぞれだけど、私はギリギリで前者に。怒る人がいても当然だし、劇中に綻びも随所に。こういった、伏線張って最後のどんでん返し、という映画が好きな人は、ある程度アラをスルーしてあげないといけないんだと痛感させられた映画。セブン>ゲーム>ファイトクラブの順番かな、フィンチャー作品の中では。セブンでも怒った人は、見ないほうがいいです。 8点(2003-11-25 23:37:21) |