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かわまりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 296
性別 女性
ホームページ https://kawamari7.hatenadiary.com/entry/2021/09/03/221816
自己紹介 取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。  (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)

空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。

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41.  シュリ
冒頭だけでもいいですからアメリカの政府高官やCIAの人に是非この映画を見てほしいです。国家を最優先して指令どおりに殺戮と破壊を行うことを使命として国家とは何かなどと考えもしないような人間を養成する某国と国境で接したり大陸間弾道弾の射程距離に入っている韓国や日本のことを、イラクに行く前に考えてほしかったです。ハリウッドばりの派手なアクションや撃ち合いが見せ場ですがハリウッドがこの手の現代物の作品を作っても国家やイデオロギーの対立までは描けず、せいぜいギャングの撃ち合い程度の作品に終わるだけでしょう。貧しい北朝鮮と豊かな韓国の日本と変わらない日常生活との対比にも考えさせられました。でも北朝鮮の諜報部員が「北の人間が飢えているのに南の人間は・・・。」なんて言ったりするでしょうか・・・。北朝鮮は日本や韓国の国民は資本主義の重圧と搾取に喘いでいると頭から思い込んでいるはずなんですが・・・。(でもこれはさほど重要なことではありません。)北朝鮮よ、くやしかったら資本主義の重圧に喘ぐ人民を救済するスーパーマン映画でも作って日本やアメリカでヒットさせてみろ!韓国と朝鮮が東西ドイツのようにハッピー・エンドに終わることを願って、この悲しいストーリーは娯楽系作品に私がつけることにしている最高の8点-1点とします。
7点(2004-03-02 12:17:54)(良:2票)
42.  プリティ・ウーマン
アメリカ東部、ニューヨークかフィラデルフィアあたりから来た紳士とロスのハリウッド近辺をうろつく夢見がちな若い女性の組み合わせとくればアメリカ人が大好きなおとぎ話の一つのパターンです。この映画がヒットしてからしばらくの間、ロスのこの界隈では「プリティー・ウーマンに憧れるのはやめましょう・・・。」が全米からやってきた家出少年少女に向かって言うソーシャル・ワーカーのきまり文句になったそうです。リチャード・ギアは仏教徒だそうですが、そのせいか、作品中では無表情で慈悲深い仏様に見えてしまいました。
7点(2004-02-29 12:22:50)(笑:1票)
43.  まあだだよ
英文字幕付のDVDで見ました。こういった作品は劇場で見るのではなくて家庭でお茶でもすすりながら見るのが合っていると私は思いますが、黒澤映画独特の美しい画面はもちろん健在です。師弟間の情感がたっぷりと描かれているのはもちろんのこと、師弟の間で交わされる会話に方丈記あり、ファウストあり、李白ありと知的に豊かで、また別棟の書斎を「禁客寺(キンカクジ)」と名付けるなどの言葉遊びが豊富だったのでその都度DVDを戻して「英語はどうなっているのかな・・・。」と詮索してしまいました。終わり近くのシーンの「このくそ坊主!」「まだ、俺の出番じゃない・・・。」なんて英語、覚えて使うきっかけあるのでしょうか・・・?
7点(2004-02-25 03:28:14)
44.  ファーゴ
実話に基づくストーリーということで、余計な脚色など一切排除して「この映画をどう見るかは見る人にお任せ。」といった製作姿勢に好感がもてました。金に目がくらんで犯罪にはまっていく恐ろしさを感じるもよし、冬のミネソタで妊娠中の大きなおなかをコートに隠して活躍する婦警のタフネスに感動するもよし、白一色の冬景色のような作風が良かったと思います。特にオスカーを受賞したフランシス・マクドーマンドが演じた婦警のキャラクターが今までになく新鮮でした。死体を見て気分が悪くなり男性の同僚に「つわりで・・・。」と言ってごまかすところなど「羊たちの沈黙」でジョディー・フォスターが演じたエリートの女性FBI捜査官とは全く異なる「どこにでもいるママさん婦警」のイメージーを増幅しているようで良かったです。ハリウッドは社会的弱者を演じた俳優に甘い点をつける傾向があるのでマクドーマンドのオスカー受賞も少々割引したほうがいいかもしれません。何しろ投票者の中には女優も大勢いて彼女等は婦人警官と違っておなかが目立ったら普通は働けないわけですから。でもこればかりは同じ年に主演女優賞にノミネートされた他の女優さんと比べてみないことには何とも言えませんね。
7点(2004-02-09 23:56:51)
45.  バードケージ
アカデミー賞授賞式で助演男優賞(グッド・ウェル・ハンティングの精神分析医役)を受賞してうれし泣きしていたロビン・ウィリアムズの姿が忘れられなくて彼が出る映画はみんな見るようになり、封切り後かなりたってからこの映画を見ました。やはりウィリアムズは貫禄十分で「俺はこの道二十年、いまさら職業をごまかすなんてできない。」と、いいながらも息子の懇願に折れるところとか外交官にばけて二重に演技するところなんかが印象に残っています。でもこの作品で一番功績があるのはアルバート役のネーサン・レーンでしょう。舞台を主に活躍していたせいか映画ではあまりお目にかからなかった俳優さんです。彼のテナーともボーイ・ソプラノともつかないきれいな声の歌唱力もさることながら、「日常的に女性らしく振舞うためにはこんなしぐさをするといい。」というお手本を示してくれます。日本の女性の少なくとも半分はお手本にすべきかもしれません。あとはドタバタも含めたコメディーで私は結構笑いました。
7点(2004-01-31 02:09:51)
46.  菊豆/チュイトウ
染物屋が舞台になっているだけあって、色彩がすばらしい。それからコン・リーの演技もよかったです。「跡継ぎ息子を産め!」といって妻を虐待する子供のない老人(こんなふうにして子供ができるわけないでしょう)に耐えかねて主人公は「自分の身を守るためにはどうしても子供を生まねば・・・。」と決意しますが、封建的な中国社会に特有かもしれない家(それに加えて自分の身)を守り、跡継ぎを確保しようという意図がポルノまがいのストーリーとシーンにつながっていくのにはぞっとさせられました。この映画、決してポルノ映画ではないけれど、中国で上演禁止になったというのもわかります。後半、子供ができてからはもっと怖い。「中国人よ、家の亡霊に取り付かれるのはやめろ・・・。」という作者の叫びが聞こえるようで、何事もいきすぎると変態じみていくのかと感じました。美しい映像が重苦しいストーリーをなんとか救っています。
7点(2004-01-23 10:54:32)
47.  仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
原作者のデュマはこの作品を「三銃士」の続編として、「あの登場人物たちは中年以降どうなったか知りたい。」という読者の希望に答えて書いたようです。「マルサの女Part II」みたいなもんです。従って本来、十台のルイ十四世や仮面の男なんかは飛び込みの脇役もいいところ、「レオは完全に食われている。」のは当たり前・・・だからこそ私は声を大にしてディカプリオ君(いつでも「君」づけにしたくなる)をほめてあげたいです。四人のおじさん俳優は四人で四つの役を演じたけれど、ディカプリオ君は一人で二役を演じわけたんですからね。タイタニックの「レオ人気(主に日本など外国の)」にあやかろうなんてハリウッドはそんなにセコくないと思います。ただティーンを演じられる若手俳優のなかでディカプリオ君が一番有望だったからですよ。きっとディカプリオ君はこれからいろんな複雑な人格の役柄に挑戦していくでしょう。でも、その彼でさえ「おじさん顔」になってしまった後でティーンの役を演じ続けられるわけがはないんですからね。だからこの映画は貴重です。フランス語の吹き替え付のDVDを買ってしまいました。オリジナル・ルイ14世は相当に身勝手だけれど民衆の叛乱が起きた時にはさすがに約100年後に誰かが言ったような「ごはんがないならラーメンを食べればいいでしょう・・・。」みたいななまっちょろいことは言いませんでしたね。
7点(2004-01-23 10:48:32)(良:1票)
48.  フランケンシュタイン(1994)
点数をつけにくい作品。ホラー・ファンには不評のようですが、ブラナーのフランケンシュタイン博士は彼にぴったりだし、デ・ニーロは顔をぐちゃぐちゃにされて気の毒だけれど、元モーツアルト(「アマデウス」の主人公)、トム・ハルスが演じる博士の親友の凡才が登場する度になぜか心が和むし、ボナム・カーターは人形のようなきれいな顔をしているから終わりのほうの・・・これ以上書くとネタばれをオンにしなければいけないのでやめておきます。出演の俳優さんがそれぞれ個性を発揮したいい演技をしています。他の方のレビューの中で「中世は苦手」とかいうコメントがあったので一言。冒頭のテロップで簡単に触れられていますが、時代背景は19世紀始め、フランスは大革命を経験し、イギリスでは議会政治が成熟して産業革命が進行中、ジェンナーが始めた予防接種の科学的根拠が議論され、蒸気機関や電気も応用まであと一歩というところで、当時の知識人の科学に対する信頼と希望は現代人のそれを上回っていたのです。原作者メアリー・シェリーが後に夫となる詩人のP.B.シェリーと駆け落ちしてスイスに滞在していた時、P.B.シェリーがあまりに科学を信じていることに疑問を感じて書いた作品です。人造人間だのクローンだのはとても一人の科学者が達成できるものではなく、例えば遺伝子(DNA)の解明などといった関連の業績がある度にノーベル賞が奮発され、臓器移植にからむ脳死だのが倫理的に取りざたされてきたということを現在のわたしたちは知っていますが、人間による生命解明に対するわたしたちのこういった姿勢も、メアリー・シェリーが科学万能の考え方にいち早く疑問を投げかけてこのような作品を書いたからこそ生まれたのかもしれません。本作品はそこまで深くは考えさせませんが、原作は文学史上で不朽の地位を確立しているし、映像は美しいし映画化の価値は十分に認められてよい作品です。 原作では博士の弟を殺した罪でのジャスティンの裁判がしっかり書かれていました。この経緯が省略され、民主制の当時のスイスではまさかのような唐突な絞首刑のシーンがあって時代背景を中世だと思わせてしまう一因となっていますが、この減点は大きいです。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-18 14:47:28)
49.  ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ
このサイトで酷評が多かったハムレットの現代版を十分に堪能して8点を奮発した私ですがあんまり楽しめなかった作品。多分、無料で一週間借りて「また明日でいいや・・・。今日は別にやることがある。」と5回もの細切れにして見たせいかもしれません。(つまらなかったからしかたがないでしょ。)正規版「ハムレット」をいろいろ見てきて卒業鑑賞のつもりで借りたDVDだったのですが、好みが分かれる作品ですね。もしかしたら、正規版「ハムレット」を見たことのない人のほうが楽しめるのかもしれません。巻頭のコイン投げから退屈退屈・・・。ローゼンクランツとギルデンスターンのどっちかが(私にとってはどっちでもいい)がガリレオの落下の実験や蒸気機関の実演をしてみせるのが少し面白かった程度かな・・・・。ハムレット役がアカデミー賞を受賞して一世を風靡したかのような貴公子ローレンス・オリビエの雰囲気を持ちながらメル・ギブソン版のような道化師的な演技をしたのも面白かったですが、作品全体に引き込まれはしませんでした。
[DVD(字幕)] 6点(2008-02-13 14:19:32)
50.  ゴヤ
私が所有しているDVDの中で何度も見たくなるものの一つ。しかも、登録を要請しておきながらこの超辛の点数です。スペインが生んだ偉大な画家で近代絵画の祖といわれるゴヤほど波乱万丈の生涯を送った人は歴史に残る芸術家の中でも珍しいのに、巻頭からすでに温厚なおじいちゃんになっているゴヤが登場・・・彼の若き日の野心や冒険や恋なんかが追憶のフィルターを通して再現されるからこそ美しいと言えないことはないのですが「この人の人生では次に何が展開されるのだろう」といった期待なしに全編に付き合わされる結果になっていますが、こう言えるのはゴヤの生涯について私がある程度知っているからで、そうではない人にとってはのっけからボケ老人(すぐにそうではないことがわかりますが)が登場し、くだくだ回想を述べるという内容に見えるかもしれません。若き日のゴヤ(50歳前後ですが)を演じるマッチョな俳優さんの好演もラテン諸国で主演男優賞を総なめにしたおじいちゃん俳優に食われてしまって、そのこと自体は悪いことではないのですが、ゴヤの波乱に満ちた生涯を「老人向け」指定映画にしてしまうのはもったいないです。それにしても、年月のフィルターを通して展開される老人ゴヤの回想シーンの美しさと迫力は圧巻、スペインの雰囲気を彷彿とさせる音楽もすばらしいです。ゴヤの作品と生涯に詳しい方、スペインの文化に憧れている方、そしてストーリーよりもエキゾチックな映像や雰囲気を楽しみたい方にとってはこの作品は満点でしょう。カルロス・サウラ監督の他の作品、「タンゴ」や「カルメン」と同様、この作品からも同監督の「ストーリーが派手でわかりやすいハリウッド映画とは一線を画したい」という意気込みが感じられるのですが「もうひとふん張りして!」という願いを込めて超辛の6点を献上します。
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-12 03:51:31)
51.  エリザベス
批評がむずかしいですね。映像も音楽も演技もいいけれどいまいち・・・。多分脚本のせいだと思います。高校生のような純情な少女が女王になって貫禄を身に付けていく様はよく描けていましたが、その過程のエピソードがあんまりぱっとしません。エリザベス女王に求婚するフランスの公爵に女装趣味があったり・・・こんなの、もし史実でなければ蛇足もいいとこ・・・エリザベスが一人前の君主になったのはやはりスコットランドの女王メアリー・スチュアートを謀反のかどで処刑した時だと思いますが、メアリーの出番が少なすぎ・・・シラーが戯曲にしているくらいだからもっとエリザベスと異なるメアリーの女らしさを強調して「女同士の戦い」にまでもっていけば納得できたかもしれません。他、細かいことですが、エリザベスとロバート卿との踊りがスペイン舞踊風だったので興ざめ・・・この頃の踊りは見せるためではなく「みんなで一緒に楽しく動く」感じだったのではないかと思います。それから人物を真上から移したりカメラが回転したりも歴史ものにそぐわず余計という感じでした。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-04 13:15:33)
52.  Shall we ダンス?(1995)
アメリカ人の大家さんが「すっごく面白いんだから!」と又貸ししてくれたビデオで見ました。この事実がカルチャー・ショックだったんですね。わたしは「すっごく面白い。」とは思わなかったけれど、アメリカ人が見ると「すっごく面白い」んだな・・・というのでびっくりしました。何でも「バイオレンスもセックスもない楽しい映画をありがとう・・・。」というような映画評がアメリカであったんだそうで・・・。私にはただのホームドラマにしか見えなかったんですが・・・だったら、日本のホームドラマの製作者のみなさんはもっと自信を持ってどんどん作品を輸出するといいと思います。最初のダンス・シーンでシェークスピアの言葉が小説の巻頭引用のように出てきて英語圏の人を引き付けるのに十分・・・でも、話の展開が私としては「ホームドラマ」なので、いやはや・・・ほのぼのとしていい感じではありましたが・・・。役所広司にはもっとマッチョな役が似合うと思うのでこの点数です。竹中直人のダンスには感服しました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-29 00:30:28)
53.  ブルース・ブラザース2000
エンターテインメント映画としてはこんなもんじゃないでしょうか。いい音楽が聞けたし、華やかな衣裳で画面を乱舞する黒人のお姉ちゃんも見ていて楽しかったし・・・。マルチタレントの生意気なチビが可愛かった。個人的にエンターテインメント系は8点が最高と決めているのでこの点数であしからず。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-24 08:59:56)
54.  ユー・ガット・メール
本作品中の書店経営の動向は現在、アメリカで実際に進行しています。書店チェーンB&M(バスタード・アンド・マスタード…仮名)は日本でも雨の後の竹の子のように店舗を増やしているムーン・フロント・カフェと提携して顧客を獲得し、家族経営の書店は息もたえだえなのであります。日本で小さな書店を見るとほっとしますが、日米の書店経営の違いの背景には言語の違いがあります。日本語とは異なり、ネーティブでも英語の本をハタキをかけられながら立ち読みで読破することはまず無理で椅子とコーヒーが用意してあってその上でトイレを我慢しながらハタキをかけてもらう必要があるのです。畢竟、字幕付の外国映画は欧米から東洋へ来るほうが反対よりも多くなるわけです。以上は無駄話。ニューヨーク市アッパー・ウエストサイドの落ち着いた雰囲気を伝える映像がGood。 キャスリーンが「現金のみ」のレジに並んで断られるグルメ・マーケットも実際に存在します。
6点(2004-03-10 07:41:15)
55.  グッドナイト・ムーン
ニューヨーク(市内とアップステート)の四季の映像がきれいでした。今はもう存在していない世界貿易センタービルの映像も出ます。
6点(2004-01-28 13:23:35)
56.  ロミオ&ジュリエット
ロミオとジュリエットが始めて出会ったあたりでよくよく耳をすましたら高校の英語の授業か英語部の劇で覚えたセリフが出てきて嬉しかったし違和感もありませんでした。でも最後に「刀よ、これがおまえの鞘です・・・。」と言ってジュリエットが心臓に短刀をつきさすシーンはやはりなかったですね・・・。それから、偉そうな警官がロミオに向かって「おまえは追放だ!(You are banished!)」なんて言うのも「えっ、おまわりさんっていつから裁判なして人を処分できるようになったの・・・?」なんて思ってしまう・・・私が脚本担当者だったらモンタギュー家が警察に賄賂を払い。ディカプリオが演じるロミオの指名手配写真がベタベタ貼られた中、パトカーのトランクに入ってロミオが逃亡することにするんですけれどね・・・。最後の最後、二人の悲劇を報じるテレビニュースが途切れるのも不自然。私だったらテレビを見ている人(さっきの偉そうな警官が職場で見ていることにします)がリモコンでばちっとテレビを消すことにします。13世紀か14世紀ころのイタリアを舞台にした物語を無理に現代にもってきたせいでストーリーが釈然としない箇所もありますが、堅いこと言わなければめくるめく映像と主演の二人の演技で結構楽しめます。
6点(2004-01-25 08:42:27)
57.  フィラデルフィア 《ネタバレ》 
トム・ハンクスにアカデミーの主演男優賞だって・・・かまわないけどさ・・・彼がもっとうまく主演している映画はいくらでもあるから今回は別の人にあげればよかったのに・・・と書いてからはたと思ったのは彼がもっとうまく主演した別の映画の製作年のこと・・・この映画の後で製作されているならばそれはこの受賞でおごることがなかったハンクスの努力のたまものですね・・・。でもやはり彼の受賞はエイズ患者に対する同情票に思えます。ハンクスが演じるゲイでエイズ患者、アンディーの皮膚がただれていたり死にかけたりしている場面は個人的に不快でした。それに引き換えデンゼル・ワシントンは文句なしにすごい。「俺はストレート。ゲイに同情するわけじゃなくプロとして人権を擁護しているんだ!!」という弁護士気質がびんびん伝わってきました。それにしては相手側の女性弁護士が全くのお抱え弁護士で当たり前だけれどぱっとしなかったな・・・。 「法律事務所はアンディーがエイズにかかっているということを知っていたから解雇は無効」と「知らなかった。解雇は別の理由によるもの」の論戦になったところで「これでアンディーの勝ちだ。」と思ってしまいました。(思わない人もいるでしょう。)法律事務所の肩を持つわけではないけれど、プロとして採用した従業員に仕事を任せるのは将来に対する投資のようなもの、現在の医学では不治とされる病気にかかった者に投資はしないのはリーズナブル・・・こういった論点を押して被告側は応戦できなかったのでしょうか? なお、図書館員が黒人弁護士を差別的な目で見るシーンがあるというのでもう一度dvdを見て見ましたが、黒人のミラー弁護士(デンゼル・ワシントン)は図書館で音を立ててサンドイッチを食べているじゃないですか・・・図書館員が来たら口のもぐもぐを止めて、いなくなったら口元のパン屑をはらったりやなんかして・・・。こんなの人種と関係なくダメですよ・・・。「こっちでモノ食べる音がしたな・・・こいつかな?」と図書館員の顔に書いてあります。公務員は優秀な黒人が一番進出しやすい分野なのでおかしいと思いました。反対に大企業の門戸は黒人のエリートに開かれているとは言えないので、黒人の弁護士が企業しか依頼人にしないような一流の法律事務所を相手取った訴訟を手がけるという設定になったのでしょう。
6点(2004-01-23 10:51:35)
58.  英国万歳!
ちょっと期待はずれでした。というのもジョージ3世とシャーロット王妃に関しては喜悲劇両方のいろんなエピソードが知られているからです。まず同国王の戴冠式の日、王冠にはめてあった一番大きな宝石が抜け落ちて国民は後にこれはアメリカ独立の予兆だったんだと思ったということ、そしてドイツ貴族の娘だった容姿も中身も平凡なシャーロット妃がイギリス王妃に選ばれたので7日以内に渡英の準備を完了するよう言われてショックで気絶したこととか、結婚式で素材と縫いこまれた宝石の重さに耐え切れずに新王妃の衣装の肩の縫い合わせが万人が注視する教会のど真ん中で一気にほどけたこととか・・・。こういうエピソードも盛り込んで、国王が狂気に徐々に犯されていく過程をじっくり描いてほしかったです。英語のWikipediaを読んでも国王の持病だった代謝異常のポルフィリン症が狂気に直結するとは書いてないし、ポルフィリン症は国王の狂気の引き金だったかもしれないけれど、むしろ国王がハーノーバー朝イギリス王家で初めて英語を母国語として話したという事実やフランス大革命や産業革命を含むいろんな社会情勢や国際情勢が国王の精神を蝕んでいったという仮説にたって史実を再現してほしかったです。 ところで、Wikipediaからのおまけの知識ですが、現在知られているポルフィリン症の対症療法とは患者に直射日光を避けさせることだそうです。ポルフィリン症の怖い点は精神異常ではなく、太陽光線の作用によって臓器に結石ができることだそうで、この病気がある人は今ではみんな直射日光の下では日焼け止めなんかで完全武装するようです。ジョージ3世は狩猟きちがいみたいでしたから、頭のネジがはずれるような具合で結石ができていたのかもしれませんね。
[DVD(字幕)] 5点(2010-06-15 12:21:35)
59.  ハムレット(1996) 《ネタバレ》 
古典中の古典で今まで何回も映画化されてるシェクスピアのハムレットとなれば他の作品と比べての出演者の演技と演出だけで点数をつけざるを得ないので点数は辛めです。冒頭の王宮シーンから「これはバッキンバムかベルサイユか?」といった感じで原作が想定していた中世デンマークではないのは明らかで衣装なんかが19世紀風なのにはすぐ慣れましたが、頻繁に挿入される回想シーン(王の殺人シーンからオフィーリアのベッドシーンまで!!)には辟易させられました。先王の幽霊が現れるシーンなんかはまるでホラーでした。ハムレットを初めて映画化したローレンス・オリビエが独白シーンをナレーションにして(今の私たちには斬新でさえありませんが)センセーションを巻き起こしましたが、これではちょっとやりすぎです。ブラナーの演技はまあまあでしたが、コメディーのほうがあっているかもしれません。貴公子のローレンス・オリビエと道化師に徹したメル・ギブソンの真ん中で中途半端という感じ。19世紀の上流社会の舞台設定にパッチワークのような手法が合わなくて変でした。王国の話ではなく現代ニューヨークのコーポレート・エリートの話に変えてしまったイーサン・ホーク主演のバ-ジョンほうが好きです。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-14 11:41:54)
60.  マディソン郡の橋
どんなに熱烈な恋の結果であっても、結婚して子供が成長したころには過去の情熱はどこへやら・・・日常のマンネリから脱却するための中年のお二人の恋!!!これだけの内容にしては豪華すぎるお二人でした。
[DVD(字幕)] 5点(2008-12-18 09:54:03)
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