41. ジェネラル・ルージュの凱旋
前作「チーム・バチスタの栄光」は劇場で鑑賞したのですが、いまいちだっだんで今作を観るのに躊躇いがあったんですが、なんの予想以上に、前作より断然面白かったです。まず物語のテンポが非情によい。そして何よりコミカルな演出が前作では鼻についたのだが今作はすんなり笑えましたね。タイトルにもなったジェネラル速水先生役の境雅人がいい味だしてます。あのちょっとニヤついた表情がいやらしいぐらいマッチしてる。そして映画本編を楽しみつつも、現代の医療問題についても考えさせられました。 [DVD(邦画)] 7点(2011-12-03 22:32:57) |
42. ダークナイト(2008)
綿密に練られた脚本と演出、世界観、素晴らしい作品でした。 「ダークナイト」としての続編が作られるのであれば是非鑑賞したい一本になりました。 それにしても報われないのはクリスチャン・ベイルですね。 個人的には好きな俳優さんで演技もうまいと思うんだけどなぁ。。 「ターミネーター4」でも主人公なのに、サム・ワーシントンに喰われるし、 今作では言うまでもなく、スポットが当たったのは。ジョーカー役のヒース・レジャー。 一本ネジがはずれたようなぶっ飛び方が最高、ハマリ役ではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 8点(2011-12-03 22:29:51) |
43. ミックマック
お腹を抱えて笑うというよりもクスクス、ニヤニヤしてしまうコメディ。 あまりにも楽しい映画であっと言う間に時間が過ぎて、エンドクレジットが恨めしく思ったくらい。「アメリ」のようなキッチュでポップなカラーテイストも完全に作品の世界観に溶け込んでるし、BGMもgoodチョイス!さりげなく反戦、兵器反対のメッセージを含ませてる点も全然嫌らしさがなく、物語冒頭に兵器会社の演説を聞いてたバジルが涙を流すシーンがとても印象的でした。最後は直接手を下さず社会的制裁を加えてて締めくくるあたりも良かった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-12-02 22:53:59)(良:1票) |
44. ビッグ・バグズ・パニック
掘り出し物のB級作品。 過度の期待をせずに鑑賞すれば充分面白い。犬が昆虫化する件は笑えました♪ ただ、昆虫嫌いな人にはちょっとお薦めできないかな?? [DVD(字幕)] 5点(2011-11-15 23:42:30) |
45. パンドラム
《ネタバレ》 自分が好きなシチュエーションのSF作品。 オリジナリティーは薄いけどあのオチには 流石に仰天した。え!そう片付けちゃうん? みたいな。 物語とは別に「宇宙」の神秘性や可能性を 考えさせられし、惑星タニスの大海原に飛び出すラストシーンには感動。ロマン溢れる作品だったと思う。「レギオン」といい最近ジャンルづいている D・クエイドも渋い。 SF映画好きなら観て損はないと思います。 [映画館(字幕)] 5点(2011-11-11 22:49:21) |
46. 自虐の詩
どうしようもない男にここまで尽くせるほどの愛。徐々に明かされていく過去のエピソードと交互に物語りは進んでいき、いつのまにか感動的なドラマになっていた。中谷美紀と阿部寛はお似合い。他もいいキャスティングですんなりこのギャグ漫画のような世界につかれた。面白かったです。 [DVD(邦画)] 5点(2011-11-01 02:08:33) |
47. 水の女
丹念に作りこまれた映像の美しさと神秘的な物語性に感銘を受けました。浅野忠信もUAもセリフは少ない、むしろ目で語るような感じといえばいいかな。又、UAが手がけた曲も作品によく合っている。と、まぁこれだとまるでPVのような作品なのですが、心に響くものがあるんです。部屋を真っ暗にして観るといっそういい雰囲気になるよ。 [DVD(邦画)] 9点(2011-10-26 21:38:33) |
48. CUBE ZERO<OV>
一作目が面白かったのは、閉じ込められた人間が立方体から脱出するという単純明快なストーリーであったから。当時では珍しいワンシチュエーションという作品のアイデアが秀逸だった事。そしてそこに必然性がなかったからである。 別に真相など解明されなくともいいではないか。 そういう不条理さ加減や理解できない世界だからこそ感じる恐怖が、映画の面白さだと私は思う。最近は特に、シリーズ化されると「ビギンズ」やら「ゼロ」といった具合にやたら過去に戻りたがる傾向が顕著ですよね。そういう場合大抵ろくでもない理由だったりするとってつけたような場合が多いから尚更である。せっかくの名作が迷作シリーズ扱いされてしまうのも一作目のファンとしてはとても不愉快なのだ。個人的にはなかったことにしたシリーズである。 [DVD(字幕)] 2点(2011-10-25 22:02:38) |
49. ピストルオペラ
この監督さんは芸術家(映画人)ではあるけれどもエンターティナーではないんだよなぁ。 これなら「殺しの烙印」の方が数倍も面白い。 素晴らしい感性をしてらっしゃると思うんだけど、これ見よがしにされてもついていけるのは業界人か映画通だけでライトユーザーには辛いかなぁと思う。 「オペレッタ狸殿」も然りだったけど、本作も見る分には最高だけど観るには耐えれないという意味で評価は厳しめです。ファンの方すいません。 [DVD(邦画)] 2点(2011-09-24 20:54:59) |
50. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 女性の社会的地位や権力乱用など戦前のアメリカ格差社会の中で真実と正義を貫こうとする姿に共感です。 手助けする牧師さんや弁護士、そして学校の先生や歯医者などなど終盤にむけて段々と気持ちがこみ上げてある。今までされてきた仕打ちに対する一言であげるなら逆襲とでもいうかなぁ、その辺りの描き方が実に気持ちいい。心の中で応援しちゃいました。 結局、息子のウォルター少年は見つからずじまいだったんですが、物語の最後、刑事にむかっていう一言。今後の人生とそして我が子を想う母親の気持ちがひしひしと伝わってきて「たしかなものをみつけたの」とこの直後に続くセリフよりも先に“希望”と口づさんだ自分がいましたよ。人間によって生きる希望ってのは大事なんだと改めて感じさせてくれた作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-14 23:35:50)(良:1票) |
51. デッド・フライト
《ネタバレ》 掘り出し物の未公開B級映画。 低予算だけどしっかり楽しめます! [DVD(字幕)] 6点(2011-08-30 22:47:28) |
52. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 物語冒頭、屋上シーンでの銃撃戦に痺れました。すっげえクール!おっさん助走付けはじめたからどうするのかなぁって思ってたけど、大勢の敵を倒すまでの一連の動作がカッコいい!~凄すぎ。アクション自体は、流れるようなカメラワークのカースタントがGood!かなり現実離れしっちゃってますが、きれだけはっちゃけたほうが観ていて気分良いですね。後半、真実が分かってから、敵地に単身乗り込む辺りの銃撃戦はいくら何でもそりゃ無理でしょっていう感じ、ノベルの世界とうより漫画の世界でしょ?少々だれ気味でした。でも、ラストの360度自決シーンはクールだけど泣けた。。結局のところ組織の概念そのものも矛盾してると思いましたが、特に肝心な脚本にもう少し説得力を持たせて欲しかったと思います。映像センスは個性がありイイ!これからに期待! [映画館(字幕)] 5点(2011-08-23 21:23:11) |
53. 13/ザメッティ
《ネタバレ》 銃口を突きつけられ、合図を待つまでの張り詰めた緊迫感が画面狭しにひしひしと伝わってきた。物語の根幹に入るまでは少々気だるさを感じるが、ゲームに引き込まれてからは断然面白い。また、モノクロ映像を生かした陰影が世界観を引き立てている。青年と父親の距離が微妙に分かりにくかったり、最後に敵役の相棒に会ってしまうあたりは都合よく出来すぎた感は否めないが、コンパクトによくまとまられた良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-11 22:31:08) |
54. 偶然にも最悪な少年
キャスト、音楽、スタイリッシュ風にみせた映像ってだけで10代をターゲットに絞った非常に肩身の狭い作品。ロードムービーなので物語性は薄いとしても、あまりに感覚頼りな構成で、まるでPVを観てるかのよう。登場人物の誰をとっても感情移入も共感もできんし、とってつけたようなセリフばっかりで中身空っぽ。 こんな最悪な少年に出会うのは僅かな確率かもしれないが、こんな最低な映画になるのは必然だったでしょう。 [DVD(邦画)] 1点(2011-08-10 22:02:42) |
55. ジャーロ
《ネタバレ》 レビュー1番乗り光栄です! イタリアンホラーの帝王ダリオ・アルジェント映画にオスカー俳優エイドリアン・ブロディが主演したことにまず驚き。よく出演快諾しましたな、ブロディさん。キャリアに傷つくかもしれんぞwと思っていたらギャラの未払い問題起きたりと何かとお騒がせした作品。 ゴシップネタはさておき、アルジェントの新作といえば近年では「サスペリア・テルザ」観たので正直今作も期待と不安半分で鑑賞。 う~ん、悪くないけど物足りない、消化不良という感じ。 冒頭のタクシーPOVや街並みのカット割、タイトルをもじった黄色を基調とした極彩色の画面、BGMの選曲や挿入タイミングなど相変わらずのアルジェント節は拝めるものの明らかに近年パワーダウンしてきている感は否めない。 矛盾や破綻などといった言葉はこの監督には通用しないわけで、ハナから求めてない。 ヒッチコックばりの緊張感や異常な殺人手口の見せ方が十八番のはずなのに中途半端なんだよね。今更何を恐れてるのさ?監督?てな具合。犯人と刑事の一人二役を演じたブロディに配慮でもしたのか? あ、1点だけどうも解せないのが、あんなブサイクな犯人でも子供の頃はめっちゃ可愛かったという点。うーん、ブサイクで苛められるなまだしも病気で苛められた過去というのはいかがなものか。無理矢理「彼は黄色・・・」と言わせたいためだったか?? [DVD(字幕)] 3点(2011-08-04 20:32:49) |
56. フロストバイト
《ネタバレ》 パーティ会場で次々とヴァンパイアになっていく辺りは、「デモンズ」を思い出しました。物語冒頭、戦時中の話が出てきますがアレはなくても良かったんじゃないかなぁと思います。結局、何故あの小屋にヴァンパイアがいたのか、どういう過程でなったのか説明もなく、後の展開の伏線やにもなっておらず、単なる理由付けでしかないため勿体無い。正直、ホラーコメディにも観てとれます。ただ純粋に怖さを追求してほしかった。そうすればスウェーデン初などという宣伝文句も活きたと思う。物語最後、街から出て行くシーンで意味深な所がありましたが、サガもやっぱり仲間入りしちゃうんですかね。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-04 20:31:01) |
57. トランスポーター3 アンリミテッド
《ネタバレ》 列車の上をジャンプしたり、方輪走行でトラックの間をすり抜けたりと、前作に負けず劣らず派手でありえないアクションは楽しました。そしてステイサムは、スーツが似合うのと頗るつえーという事を再認識しました。ただ、ストーリーとしてはいまいちでしたね。まず、娘を誘拐しておいて、わざわざ父親のいる所まで運ばせたのはなぜか?時間稼ぎなのか?要望に応じたら娘を返すつもりだったのか?或いは、テロ狙いか?この理由が、もうひとつ目的である船を上陸させる事と絡んでるんですがわかりにくい。もとい、何故、あそこまで拘るのか理解できない。そういう点では、前2作に比べはっきりしてないのが残念。でもって、悪役の最後の死に様は、ステイサムに腕輪がつけられた物語冒頭で死亡フラグ確定だし予想どおりでしたね。 [映画館(字幕)] 5点(2011-08-04 20:25:39) |
58. パーフェクト・ゲッタウェイ
《ネタバレ》 すっかり騙された! ラストは意外性があって驚いたのは確かです。しかしながら、最後のどんでん返しの一点に集約したいがために、些か無理矢理すぎる脚本なのはズルいぞ。あまりに唐突すぎて、反則に近いネタばらしのような気がします。 辻褄のあった伏線をしっかりして欲しかった。 でも、ティモシー・オリファントはかっこええ! [DVD(字幕)] 4点(2011-08-01 21:16:02)(良:1票) |
59. カメレオン
シリアス路線で撮っているんだろうが、全てが茶番にしか見えない。出演者のせいもあると思うが、見せ方が一番の問題だろう。とりわけアクションシーンがグダグダだ。唯一の見せ場は、街中走っていたらいつのまにか廃墟という西部警察もどきのカーチェイスだろうか。そんでもって最後のあの変顔は何!? [DVD(字幕)] 2点(2011-07-11 17:54:10) |
60. バビロン A.D.
《ネタバレ》 自分が好きなマチュー・カソヴィッツ監督が手掛けた近未来SF映画ということで、 期待していた作品だっただけにこの出来栄えにはがっかり。 当初は2時間以上超える大作だっだが、映画会社が興行面を重視し大幅にカットした模様。当然、監督は怒り心頭。 そんなわけでジャンプしまくりの強引な展開だし、謎は投げっ放しで放置したまま解決させてくれず、さらに釈然としないあの終わり方には唖然。アクションはふんだんに盛り込まれてるけど新鮮味はない。と散々。興行どころか作品自体を台無しにしちゃった感じです。監督の才能をこういうダメ会社が潰しちゃうんだよな。 カソヴィッツ監督もこれに懲りたらハリウッドを離れ、母国に戻りなよ。 で、いつかディレクターズ・カットを出して欲しいっす。 [DVD(字幕)] 3点(2011-07-11 17:52:03) |