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はち-ご=さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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41.  名探偵コナン 10年後の異邦人<OVA>
妻投稿■歩美さんの感じが無人惑星サヴァイヴに似てると思ったら、声優同じか(笑)
[インターネット(字幕)] 5点(2010-04-26 10:04:57)
42.  少林少女 《ネタバレ》 
妻投稿■日本に初めて来た外国人がホテルのテレビで字幕なしで何となく見る映画…だというのなら納得できる。「なんか凄いのやってるねえ」「わけわからんがウケル」という感じで友達とネタにするのは楽しそうだ。だから5点はあげられる。■しかしこれ以上の点を入れるのは(あくまで私自身のみに関して言えばデス)愚か以外の何でもないだろう。しかし旦那と友達はやたら凝視して「パンチラがあれば8点付けられる」「服が破れたら9点」とかほざいていた。テポドンの先にくっつけてムスタンリから飛ばすぞゴルア。
[DVD(邦画)] 3点(2010-04-07 23:03:17)
43.  DRAGONBALL EVOLUTION
妻投稿■ダチの実家で彼女の弟と鑑賞しました。えー、まあ、シネコンで予告編を見たときからこのサイトのWR入りの予想はしちましたけどね。ドラゴンボールって凄い人気だし、それを実写化するとなると北斗の拳化は避けられないでしょう■追記:クレヨンしんちゃんやドラえもん、コナン、るろ剣は大好きなのに、ドラゴンボールとガンダムとエヴァンゲイオンとワンピースを全く知らない旦那だったら、中国風の女の子の胸に8点くらいは付けかねないと思う。危険だ。■ブルマがオペラ座のヒロインってさまざまな意味で間違っているでしょう。ふぃぎゃー。でも5点。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-27 20:32:00)
44.  オクトパス 《ネタバレ》 
妻投稿■友達の家で蜜柑を食べながらコタツを囲んで見た記憶があります。ザ・グリードと比べてどうかというおよそ建設的でない議論をしていましたが、その時旦那が仕事から帰ってきて、「タコって蜜柑を食べるんだよ」と一言。旦那の知識の発信源になっている可能性の高いフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』でぐぐったら確かに…(旦那も建設的じゃない)。■そういう訳で、タコとお食事を楽しんじゃったのかもしれないですが、それにしてもうちらの住んでいる人口1万7000人の某町の図書館、ビデオコーナーにオクトパス、北京原人、死霊の盆踊り、シベリア超特急、タイ版ウルトラマン兄弟と錚々たる面子がそろっているんですが・・・・(税金で)。
[ビデオ(字幕)] 3点(2010-03-20 22:58:44)(良:1票)
45.  東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007) 《ネタバレ》 
妻投稿■共依存者の映画だと思う。
[DVD(吹替)] 2点(2010-03-16 23:46:53)
46.  ラッシュアワー3 《ネタバレ》 
妻投稿■ラッシュアワーに何を期待する・・・と聞かれてみれば期待していたものは出してくれている気がする結構良心的なシリーズだと思う。でもスーヤンはもっとさわやか系の女の子があっている気がする。
[DVD(吹替)] 6点(2010-02-26 18:27:59)
47.  雲南の花嫁 《ネタバレ》 
妻投稿■横着一番投稿します(^_^;)■漢人がイメージで少数民族を撮るのはいいんですよ。北京五輪で国旗持ってやってきた少数民族の子供たちが実は漢人なのも「イメージ」なわけだし、例の口パク女の子もイメージ。むしろイメージを100%信じることの方が危険だと思います(だから世界中のユーザーが「北京五輪開幕は捏造」と大騒ぎしているのを見るとちょっと心配。まあ私みたいなモノホンの馬鹿と違い、彼らにとってはバイアスが現実になっただけなんでしょうけど)。■で、漢人が少数民族を勝手なイメージで撮るのは勝手なんだけど、だったらせめて主人公の男女のどっちかを漢人にすべきだと思う。視点を漢人目線にして「これは馬鹿な漢人目線の物語」にし、その中で精一杯エンターテイメントに接するのが、少数派を描く多数派の礼儀じゃないのかなあ、と思ってみたりもするんです。日本を比較的まともに描いているハリウッド映画、あるいはイメージ先行型でも完成された異国トリップエンターテイメント、アニメ作品ほど、こういう礼儀を謙虚にわきまえている気がする。■第一少数民族でこういう秩序でやってきた連中同士が、「ありえなーい」と大騒ぎするのって、自然じゃないですよ。「ありえなーい」と思うのは漢人なのであって、その点が所詮自分たちの価値観でしか見てない気がする(「母たちの村」みたいに自分たちの秩序に疑問を持ち、反抗するおっかなさを描いた映画ってわけではないし…)。■あと何でテレビがトムとジェリー?
[DVD(字幕)] 4点(2010-02-22 22:34:01)
48.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 
妻投稿■ハハハ見ろ、人がごみのようだ!!…ではないけど、これ、完全に北斗の拳ですね。悪党どもの人間地雷ごっこ、村人虐殺ごっこ、女の子強姦ダンスごっこも北斗の拳の悪党と考える事が一緒だし、それに怒り狂ったシル・ケンシロウがぬっと出てきて、M1ブロウニングならぬ北斗百裂拳で雑魚の体をばらばらに…逃げる親玉はゆっくりと人体破壊…。「北斗の拳」の米国実写版を見るならこっちがお勧めです。■そういえば無政府状態の国を「リアル北斗の拳」という事があるみたいですよね。つまりはこういう事なの?…深い(^_^;)
[インターネット(字幕)] 6点(2010-02-19 21:52:10)
49.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 
あのー、アキレスが死んだ直後に「世界の車窓から」が始まってしまったんですが…。いいんですかね・・・・■それはともかく、夜の闇にまぎれてたくさんの兵士が木馬のあるトロイに走りこんでいくシーンは、ハムナプトラのアヌービスちゃんたちの動きそのものでした。まあ、パリスも自己中だけど、戦争する連中もみんな女と財宝を狙う自己中だし、まあ、どうでもいいや。
[地上波(吹替)] 5点(2010-02-07 23:30:43)
50.  オトシモノ 《ネタバレ》 
妻投稿■これ絶対ホラーじゃなくて、グエムルみたいなモンスターアクションでやれば成功したと思うんですよ。首都圏の私鉄のさり気ない暗い所に潜んでいるという設定って結構斬新ではないかと思います(男の人の始末の付け方がモロ怪獣の倒し方)。■とはいうものの、うちのルームメイトに何人か、ロケ地の鉄道沿線に住んでいた面子がいて、「おっ、またまた出てきた矢切駅」とか「秋山駅だ」「印西牧の原じゃん」とか、沢尻そっちのけで盛り上がっていました(旦那は沢尻を見ていたので、上手く棲み分けが出来ていたような)。■で、レビュワー様が「よくわからない」とおっしゃる呪いの正体。それは私にはわかります。めちゃめちゃあの鉄道高いんですよ。隣の駅まで300円。各停で10分乗っていたら600円くらいは取られちゃいます。つまりこれは通勤客の呪いの結晶。それがトンネル内で増幅してあらぬ方向に飛び火しちゃった…という事でうちらは納得しています(笑)■今度成田空港まで開通するらしいので、ぜひ車窓を見てあげてください。「安くなれ~」「おかげでうちらは東京出るのに自転車使っていたんだ~」といううちらの呪いが漂っているかも…(^_^;)。
[インターネット(字幕)] 4点(2010-01-31 04:08:57)(笑:1票)
51.  サヴァイヴ 殺戮の森 《ネタバレ》 
妻投稿■「無人惑星サヴァイヴ」というNHKでやっていたアニメシリーズが私大好きで、旦那にそのDVDをお見舞いに借りてきて(^^)/と頼んだのですが、何をどう間違えたのか、彼の借りてきたパッケージには逆さづりにされた女の子とナイフが・・・・。ちなみに旦那のメモ帳には「殺人惑星サヴァイヴ」と書いてありました。■内容は・・・なんと説明すればいいのか…何かを間違えているんじゃないかというのが、率直な感想でした。多分旦那と同じ脳味噌構造の監督なんでしょうね。
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-30 23:45:31)
52.  トゥームレイダー2 《ネタバレ》 
妻投稿■5年くらい前に見ました。サメを殴るシーンは実際には結構有効らしいので許せますが、アドベンチャーゲームの映画化の分際で仲間が次々と殺され、最後はパートナーも自分が殺すという無駄に悲劇的な内容なのが解せないです。■で「なんでこんなストーリー」なのか考えてみました。簡単にいえばこれ、「ゲームの映画化」ではなくて「映画とゲームを混合」しているんだと思います。このゲームをやったことがない私の身勝手な推測なのですが、香港のビルを滑空するシーンでは空中にコインが浮かんでいそうですし、人が無駄に死ぬのも(前回の悪役たちはある程度現実世界の住人として自分が死なないで目的を達成する技術を持っていた)、連中にとっては喜劇でも悲劇ではなくゲームオーバーなんでしょう。
[地上波(吹替)] 5点(2010-01-24 15:36:57)
53.  アルティメット・エージェント(2007) 《ネタバレ》 
妻投稿■ギャグでバタバタ100人以上人が殺される割りに、なぜラスボス悪党は生きて逮捕されるんだ? この人の映画。
[インターネット(字幕)] 5点(2010-01-17 01:32:10)
54.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 
妻投稿■ドイツ連邦共和国では「民主主義を否定する民主主義は認めない」政策のもとで、ヒトラーとかホロコーストとかそういうものを描くことが禁止されているけど(ヒトラーが役者で演じられた「ヒトラー最期の12日間」も公開できるか否か非常に議論された)、基本的には自由の国なので「間接表現」という形でホロコーストの狂気を描く秀逸な作品が表わされたりするが、この映画もその一つではないかと思う。旧戦勝国のアメリカのスタンフォード監獄実験をモチーフにしている(と、当局に思わせている)というもが凄く皮肉が利いている。現実の実験では人が死んでいないのにこっちは殺され放題なのも、実は抽象的にナチの浸透や暴力を描いているのだから関係ない。■現実のスタンフォード実験はあくまで「心理実験」だったようだけど、この作品はどう考えても「暴力の構造的構築実験」のように見える。つまり「異常な心理状態で人間がどのような行動に出るか」というものではなく、「暴力や尊厳のはく奪は人間にどのような変化を与え、どのように利用しえるようになるか」という確信犯的な実験みたいに見えるのだ。これはまさに暴力を構造的かつ能率的かつ効果的に使ったヒトラーとナチスの話だ。
[DVD(吹替)] 8点(2010-01-04 23:36:39)
55.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 
妻投稿■一応食べ物を扱う仕事をしているので、沖縄出身の同僚と予備知識なしで見ました。■で、結論。この映画、①こういうやり方で「命の大切さ」なんて学べるわけがない。②そもそも「命の大切さ」なんて学校で学ぶ事ではない。③そもそも「命の大切さ」なんて人間の作った幻想であり偽善であり傲慢でしかない…という点で三重に間違っていると思います(「映画」というより「教育方針」というべきかな(^_^;))。私自身その同僚の実家に行ったとき一緒にヤギやブタを潰した事はあるけど、「生き物を殺す」という行為は決して、この映画みたいに清潔な教室で清潔な服を着た子供たちが先生のご指導のもとで生殺与奪を決定する事によってなされるものではなく、「そうせざるを得ないから」するものだと思います。■私は「人間だか動物だか微妙なポジション」にいる(かもしれない)知的障害者なんで、生きていて「人間の生を生きる」権利があるのかないのか微妙な事件や罪悪感に遭遇する事もあるけど、でも「人間だけに生きる権利がある」というのは傲慢な話で、「全ての動物には自分や仲間に危害を加える他生物を殺す権利がある」というのが私なりの正解です。だから「他生物を殺す」という業は実は物凄い返り討ちのリスクやストレスや恐怖を感じることで、そこを清潔で安全な教室で「かわいい」「かわいそう」というコンセプトで「生殺与奪」を議論させることが「命の大切さ」を教育する事だと本気で考えている事に、私は逆に物凄い肌寒さを覚えます。■こういう教育、少年犯罪やモラル低下を憂慮してなされるもんなのでしょうけど、私は今少年犯罪や大人の世界のいじめやリンチで問題なのは「命の大切さ」というより「支配」だと思います。「支配」そのものは社会を円滑にするために必要だと思うけど、人間は「支配」というものの「楽しさ」を覚えてしまった厄介な生き物です。この映画は支配をする相手にどんな必要や感情を抱くかで処遇が決まる・・・やばいですよ。
[DVD(吹替)] 4点(2010-01-04 22:54:54)
56.  モンスターズ・インク 《ネタバレ》 
妻投稿■ば、爆笑問題の田中とでぶやの石塚がそのまんま出演している錯覚が・・・・(^_^;)■それはともかく、「ドアの向こうに違う世界がある」というコンセプトが描かれたファンタジーはアニメでも絵本でも童話でもたくさんあるけど、そのほとんどが「現実世界の子供」を主人公にしてドアの向こうの異世界を「あちらの世界」というように描いている。しかしこの映画は(ピクサーの描く世界だから当然ともいえるが)、「あちらの世界」が主人公軸で、現実世界の子供の部屋は「異世界」という位置づけである。こういう逆説的なコンセプトのファンタジーは実は非常に少なく、そういう意味ではさり気なく凄い革新的な事をこの映画はやっている。■そういえばピクサーはどの作品でも徹底的に「異世界」を現実的な世界として、「現実世界」を異世界として描く作品が多い。アニメなのにNGシーンがあるのも、遊びの一環というよりも観客に対して「この映画はモンスター世界で作られた映画」というプロットを見せることで徹底的に現実と空想を逆にする試みの一環なのではと思えてくる。そうすることによって見えてくる独特の視点。その視点をどう生かすかについてピクサーは半端ではない追い込みをかけるから、ピクサーシリーズは「CGアニメ」を「CGで作られたアニメ」という意味以上のものに昇華させたのだと思うし、この作品はその象徴だと思う。■旦那も書いていたけど、最後ドアを開けた時、ブーが成長して美人なティーンエイジャーに成長しているというラストが良かったと思う。そういう技をさり気なくできるコンセプトを、この映画はたった2時間で完成させているのだ。
[地上波(吹替)] 9点(2010-01-04 22:12:19)(良:1票)
57.  コドモのコドモ 《ネタバレ》 
妻投稿■■ミリオンダラーベイビーでも書いたけど、私の知的障害仲間で性的虐待で出産したダチがいるし、私自身11歳くらいの知能ながらレイプ被害の経験がある。個人的に「性」の問題をタブー視するほど人間世界は平和とはとても思えないので、こういうテーマを扱う事に関しては共感できるし、映画ってのは脚色や美化をするものだから(観客がそうじゃないと思う事の方が怖いと思う)、重いテーマが脚本家によって純粋ドラマからドロドロドラマにまで広がるのはむしろ大歓迎だ■■が、それでも私はこの映画を許す気にはなれない。理由は「くっつきっこ」の一点だ。赤ちゃんを「ジュブナイル」のテトラや「のびたの恐竜」のピー助みたいなポジションにしたい都合上、「性の意味を知らないでやっちゃった」という脚本にしたかったのはわかる。だが、実際は7歳だろうと8歳だろうと「性」の意味がよくわからない知的障害者だろうと、性器を触られたりひっつけたりされる事はPTSDや解離性障害などという形で、大人になってからも一生「生存」「幸福」「希望」の概念が根本からひっくり返されるくらいの生傷を心に負う事になる。ガキだろうと砂利だろうと絶対に一個の人間が「くっつきっこ」なんて自分からやるはずがない。これは美化や脚色ではなく題材に対する悪質な「ナメている」だと思うし、「小学生の禁断の性愛」を描いていた方が何百倍もマシだと思う。■■とりわけこの映画は「命の大切さ」を描く話らしい。私個人は「命の大切さ」を共通前提の存在として無邪気に信じると大変なことになると思うけど、でもどうしてもそういうテーマを描きたいなら、上記の「くっつきっこ」は本末転倒だろう。どうも最近「命の大切さ」を描く話だと「タブー」を扱う事が許される空気があるようだが、「タブー」は多くの場合「命の大切さ」が通用しないからタブーなのだ。脚色や美化の仕方を間違えると、相反する矛盾を描いた作品ゆえにとんでもない間違いを引き起こすいい例だと思う。
[DVD(邦画)] 2点(2010-01-02 05:30:28)(良:1票)
58.  仏陀再誕 《ネタバレ》 
妻投稿■「すいている」という理由でマイナーな映画をよく映画館で見ていた私とお母さんですが(蓮如物語とか)、この映画もご多分にもれず宗教映画とはつゆ知らずに(皆さんのレビューで初めて知った)、「おっ、掘り出し物のアニメに出会えたかなフフフフ」というノリで見た。■感想はズバリ「あれはなんだったんだ」が多すぎる。とはいうものの「わかりやすい」だけが名作ではない。観客が自由に想像することで名作になる作品もある。とりあえずあの背後霊とufoと花が何だったのかを考えてみた。お母さんの荷物持ちで映画館に来ていた旦那は、それぞれをウルトラQに出てくる「悪魔っ子」「バルンガ」「マンモスフラワー」だと解釈していた。私はウルトラマンは見てもウルトラQを見るほどマニアックではない(はず)なので、「これはメフィラス星人じゃん!!」と主張。大バトルになった。■でも3人が映画館を出たときには、確かにこういう共感があった。「侵略されたね」「うん、侵略されていたね」。それが映画の中の人たちだったのか私たち観客自身だったのかはわからない。でもひとつわかったこと。こういう頭を抱える映画は大勢で頭を抱えた方が楽しい!(←3人とも奇特な面子ばかり故真似した場合の意義は保障しかねます(^_^;))
[映画館(邦画)] 6点(2009-12-31 19:53:15)(笑:1票)
59.  バーバー吉野 《ネタバレ》 
妻投稿■■旦那は服装や髪形、要は他人にどう思われるかという点において興味がないため、1000円の散髪屋に行っても「サラリーマン風」としか言ったことがないらしく、吉野刈りだろうと吉野ヶ里だろうと、それで自由だの人権だのにアプローチする原理が理解出来ないようで(よって「バーバー」という単語も理解できず、「ババア吉野」と間違ってました)。■■でも「てめーみたいな奴に●●する権利はない」という言葉は旦那(および他の自閉症者)は散々言われ続けてきた言葉なんですよね。「お前は幸せになる権利はない」とか「お前は俺の暴力を拒否する権利はない」とか・・・。でも彼は私と結婚してルームシェアまで作ってとりあえず普通とは違うけど他人(行政含む)のすねをかじらない生活を手に入れました。これは「誰から許されて」やったわけではなく「やっちゃった」事なんです。■■この映画が風刺していることは、自分の行動が「共同体に許されている」という事を求める日本人の特性ではないでしょうか。【sayzin】さんもおっしゃっていますが、日本は決して服装は自由な国ではないです。そうした中で、もたいまさこと子どもと街の人がほぼ平等に滑稽に思えるのは、「自分の権利や主張が通る」事ではなく「相手に許して認めてもらう」事を実はお互い求めている(そしてそれが上手くいっていない)からなんだと思います。自分の権利や主張が通るという事はそれで少なからず相手が困ること。憎みあい軽蔑されあうのは当たり前。いいじゃんそれで。今の社会はそうした一面を見ようとしないからね。
[DVD(邦画)] 8点(2009-12-30 18:02:14)
60.  シティ・オブ・ゴッド
妻投稿■ブラジル人はともかく日本人はなぜこの映画に戦慄するのだろうか。それは日本人が社会の大前提として一番最初に教わることが「人を殺してはならない」「人命は何よりも重い」だからだろう。だから日本人はその前提から外れる事がテレビのニュースでやっていたり身の回りで起こったりするととても怒る。■大切な人が死ぬと悲しいからその反応は当たり前だ。でも人命尊重という大前提は本当に正しいのだろうか。考えてみれば、たとえば私個人が死ななければならない理由など、世の中にはいくらでも転がっている。所謂日本の「世の中に殺された」と言われる人々も、「人命尊重という大前提が社会に存在している」=「社会倫理に従っていれば自分たちの命は尊重される」という前提という名の虚構に騙されたような気がする。■この映画には日本社会にある「命の虚構」というヴェールのない剥き出しの人間界が描かれている。要は「生きたいか、生きたくないか」。だから登場人物たちも自分たちの命に対する自己完結性が極めて高い。命の自己完結能力が高い人ってイキイキしてるし、スタイリッシュ。「命は大切ですよ~」という社会でやりがちな、特定の人たちに「てめーは命は大切じゃねー」という集団いじめもやらないですよね。■私もこんなスラムも麻薬でいかれたゾンビギャングも嫌です。でも同じように「こんなところに住みたくない」という日本人がそれでもこの映画に惹かれるのは、「命の大切さ」という虚構をはねのけてまで「生命の自己完結能力」を生で見せるというこの映画のコンセプトだと思います。
[ビデオ(字幕)] 9点(2009-12-06 02:13:05)
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