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あっかっかさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 女性
自己紹介 観た映画は皆レビューするのを目標にこつこつ投稿してます。レビューするほど覚えてないものも沢山あるけど。海外暮らしなので近年観てるものは字幕なし、又は英語+英語字幕が主な鑑賞環境です。ケーブルでまたWOWOW配信してくれないかなあ。

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41.  卒業(1967) 《ネタバレ》 
純然たる恋愛ものはあまり観ないのだが、これは昔から大好き。いやね、この主人公が「貧乏な中奨学金を取って苦学して優秀な成績を収め、しかしながら経済的なことを理由に恋人との仲を引き裂かれてしまう」なんて設定であっては、かえってだめなんですよ。まあ、教会の花嫁奪取のあのシーンだけ先に知ってこの映画を観る人が多いので、そういうのを期待しちゃうみたいだけどね。でも、それだったら面白くないよ、きっと。金持ちのボンボンが、優秀な成績を収めたのに卒業後仕事を見つけずだらだらして、かつて淡い思いを抱いた同級生(だっけ?)のお母さんに誘惑され関係までして、そのくせ同級生を諦めずに果てはストーカー行為。で結婚式にまで乗り込む。字にするとこんなミもフタもない状況なのに、なぜか感情移入させてしまうところがすごい。イケメンとも言えないチビ(失礼)のダスティン・ホフマンの起用が良かったのか。悩める若者、っていうのはこんなもんだからかもね。思えば強引過ぎる結末なのに、それが許せちゃうのはやっぱり名画なのだと思う。音楽も最高だし。
[地上波(吹替)] 8点(2009-01-13 13:48:35)
42.  ターミネーター2
始めストーリーの概要「前作で敵役だったT-800シュワちゃんが少年となったジョン・コナーを守る」を知った時、ええ?変じゃん?前みたいに人間送れよ、T-800って元々敵側のロボットだろ、シュワをクローズアップしたいがために作った設定なんだろうけど、無理がある!と非常に厳しい先入観を抱いた(笑)。この設定については、続編として考えるとやはり無理はあると今でも思うのだけど、それをあまり気にさせない程、ストーリー運びはよく出来ていた。そして、感情のようなものを獲得していくシュワちゃん、やさぐれになり切れない少年らしい繊細さがよく出ていたファーロン、意志の塊のようなハミルトン、そして無表情な殺戮マシーンが本当に板についていたパトリック、主要登場人物の演技が実にしっかりと役にはまっていたので、これだけの作品になったのだと思う。ラストには素直に泣かされた。あれだけネガティブな先入観を持って観たのに、脱帽。
[地上波(吹替)] 8点(2009-01-08 16:06:35)(良:1票)
43.  ジュラシック・パーク
公開当時に映画館で観ました。原作を読んでから観たため、ちょっと書ききれてないところに不満もあったのですが、考えてみれば、原作ものは概して欲張りすぎると散漫になって失敗するため、上手においしいとこどりをしているのかと思います。原作者脚本に入ってるしね。とにかく大画面で観るにはもってこいの映画で、迫力と勢いでがんがん見せますから、人物描写や設定の多少の甘さといったアラは気になりませんね。アランとエリーの最初の恐竜との邂逅から、ティラノ登場、樹上での草食竜との交流、ガリミニムスの群れと走るシーン、台所のシーン、絶体絶命のところを・・・のラスト、見所満載で、手に汗握りわくわくどきどき楽しませてくれます。エンターテイメントはこうでなきゃ、というお手本的映画と思います。なお、子供が見やすいよう残酷シーンは押さえている・・・という印象だったのですが、今回久々にDVD鑑賞して8歳の娘に見せたところ、かなり心臓に悪かったようで、その晩遅くまで眠れなかったようです。
[映画館(字幕)] 8点(2009-01-07 13:12:28)
44.  フル・モンティ
日本にいた頃、英語を教えてくれていた英国人がみせてくれた。ただこの「教材」は日本で手に入れたようで、字幕つき。「絶対字幕を見るな!」と言われたけど、・・・そりゃ見るって(笑)。初見の時のそんなエピソードもあって懐かしいんですが、いやもう文句なしに面白い。シェフィールドの街の繁栄と衰退を見せる最初からよく出来ている。コメディの中に失業者の哀愁を見せながら、ありあわせの仲間が団結していく様子がいい。 主人公の共同親権問題始め、仲間たちのサイド・ストーリーもきちんと描かれてるし。職安?で並びながら踊っちゃうところとか、ツボです。ラストも可笑しくて、ホロっとさせていいですね。アメリカではこういうコメディは出来ないだろうなあ。ただまあ、あとあと考えると彼らには結局仕事ないわけで・・・一回のストリップ・ショーでは生きていけないもんねえ。結構深刻な状況なんですが・・・。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-06 13:39:37)
45.  シックス・センス
当時、この映画を「衝撃のラスト系」と知らずに観れたのは儲けもの。始めは霊感少年のホラーものとして観て、次第に心理ドラマ色が強くなって“んー?あんまり怖くないけど結構面白いぞ?となり、最後で“ええ~っ”となり、しかしかつ、じーんと感動。また、見直すと、「確かに!」なんて隙のない作りに感心することしきり。一粒で何度もおいしい映画。それにしてもあっちの子役は上手い子が多いなあ。日本で作ったらまず子役で難航しそうだ。ブルース・ウイリスの映画の中では今のところ一番。
[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-01-05 16:27:44)
46.  ビギナーズ 《ネタバレ》 
うう、レビューたったの1人か、マイナーだな。でも、80年代洋楽小僧(私は女だが)だったらこの映画は知ってると思う。FM誌(←ここからして時代を感じる)を始めとする音楽誌で紹介されまくってたもん。私のようにその宣伝に釣られて、観に行った人も多いのではないか?しかし、私はまず映画館の入口でショックを受けた。同時上映の「エルム街の悪夢2」の看板がどっかんとかかっており、フレディの顔の半分にも満たない端っちょのスペースに、縦書きにそっけなく「同時上映ビギナーズ」と描いてあったのだ。音楽誌で結構宣伝されてたのだ。誰がメイン上映じゃないことを想像するだろうか。しかもエルム街2に対してこの扱い。気を取り直して時間を確認、エルム街を観るか迷ったが、せっかくなので先に観ておくことにした(←高校生だったのでこのあたりセコい)。まあ、それはそっちのレビューにいずれ書くとして。・・・前置きが長くなってしまってすんません。で、レビューですが、良かったよう、もうブリティッシュ好きの洋楽小僧にはたまんないね。初めて見る50年代の「ソーホー」というのににめちゃめちゃ憧れた。ヒロインが私は全てを手に入れてたいの!(このHaving it allという超自己中な歌がまたいい)と軽々と主人公を裏切るところや、アパートの縦断面で生活を見せるところなどとてもお洒落。まあデビット・ボウイのヒトラーを模したような独裁者は興冷めだったし(歌は良かった)、恋愛をベタなハッピーエンドにしてるところはご愛嬌だが、全般にMTV風な映像も、歌も皆カッコよくて、もっとちゃんと扱われてたら結構ヒットしたと思う。決してマニアの映画じゃないぞ。でもフレディの顔の半分以下だもんね。結局それがアメリカ映画じゃないってことなのかなあ。
[映画館(字幕)] 8点(2008-12-23 14:01:14)
47.  ターザン(1999)
クラシックでないディズニー・アニメの中では一番好きな映画です。「実写で出来ない表現を存分にやった」と言うだけあって、アクション・シーンのスピード感や迫力がいいですね。フィル・コリンズの挿入歌は最高。ストーリー全体もテンポがよく、メリハリがある。人物描写が上手く、主人公ターザンのキャラ設定が丁寧なので素直に感情移入でき、ジェーンのキャラもいい。カーラの愛は泣かせてくれる。よく出来ています。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-12-17 13:59:20)
48.  ポリス・ストーリー/香港国際警察
解りやすいストーリー、体を張ったアクション、この頃のジャッキー映画はやはり面白い!ジャッキーの映画に関して言えば、少林寺映画はもう一つ乗りきれない(好きなのもあるが)、ハリウッド映画はどうもあざとくて(楽しめないことはないんだけど)・・・という私にとってはこれとプロジェクトAがやはり最高峰。裁判でのテープ再生などコメディも笑える。傘一本で暴走バスに取り付くシーン、クライマックスのデパートのシーン、勢いある生アクションは見所満載。
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 13:43:12)
49.  ソウ
良く出来たサスペンスで、主役の二人も好演しています。限られた空間の緊張も良く出ているし…。ゴートン医師の「決断」の時はアダムと一緒に叫んでました(感情移入しやすいので)。オチも素直に驚かされました。 難をつければ、真犯人の動機が弱い。生きてることに感謝していないって、なんか取ってつけたような。 シリーズ3まで観ていますが、やはりこの1作目が1番ですね。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-11 19:22:14)
50.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
原作既読。そもそも原作の時点で、3点セットのテーマ(年上の女性との恋愛、ナチ犯罪、文盲)にちょっとついて行き辛いというか、いやそれを絡めてこその話ではあるのだけれど、テーマの拡散感をもったところがあったんですね。感動はしたのですが。 で、この作品の映像化としては出来は大変良いと思います。まあ、「読む」というキーポイントにして英語映画である点、気にはなるんですが、映画はお芝居ですから舞台劇と割り切って観ればよしでしょう。ケイトはさすがで、実にはまっており、悲願のアカデミー主演賞も素直に納得。が、、、ラルフ・ファインズちっとも印象に残りませんでした。これに対してデビッド・クロスが良かった!まあ原作のミヒャエル15歳時よりは成長しちゃってるんですが(撮影時17-18だったそうで、法的な縛りもあり、ベッドシーンなんかは18になってから撮影したそうです)、少年期の秘めたある意味無軌道な恋愛、法学生になった青年期の苦悩を見事に演じてました。そもそも自国のベストセラーを演じるのに、英語でやんなくてはいけないので苦労もしたそうです。…で、ファインズになって、もう1つ。嫌いな俳優さんでは決してないんですが。。。てなことで私的には後半失速感。贖罪の朗読テープを送るところが原作ほど響かなかったのは、正直ファインズのせいかも。エンディングはきれいにまとめてました。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2014-12-24 08:39:56)
51.  クリープショー 《ネタバレ》 
インパクトで言えば、確かに第5話のゴキブリなのですが、大量発生モノ(これは第2話もそう)ってどちらかというと、パニック映画と一緒で、ザワザワ~っとくるものはあっても、あまりきつくない。きつかったのは残りの方。だって、残り3話のうち、1つが父殺しで2つが妻殺しですよ。まあ昔の作品だから、墓からのゾンビも、海からの幽霊も、箱から出てくるゴリラ?も絵的には全く怖くないのだけれど、精神的な負の要素を強く感じて、こちらの方がキングの真骨頂のような気がした。極めて陰湿な砂浜埋め殺しとか(これを裸の銃のレスリー・ニールセンがやってたのも印象的!)、怪物話を聞いてすぐ妻殺しを思い立ち、友人を眠らせる機転?とか、やっぱコワイ。アメコミ誌を題材にした構成は中々面白く、プロローグ・エピローグも私は結構気に入りました。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-10-03 21:34:01)
52.  ナッシング・トゥ・ルーズ 《ネタバレ》 
作り過ぎっていえばまあそうだが、かなり笑えた。また、何の気なしにつけてたテレビで観たのでえらい得した気になった。 そこまで切れさせちゃう恋女房なのに、後姿間違えるなよな~って突っ込みたくなったけど。 考えると白人黒人コンビのドタバタってありがちだし、人情系で上手くまとめちゃうのもいかにもオーソドックスなんだけど、好感が持てました。役者もいいし。 しかし、これを撮ってたのがあのスティーヴ・オーデカークだったとは…正統派コメディをちゃんと撮れるのに、何故に親指なんとかなんて代物を量産しているのだろう?自ら踊る警備員をやってたあたりにその答えがあるんだろうか?
[地上波(吹替)] 7点(2009-09-28 15:57:57)
53.  アポカリプト 《ネタバレ》 
面白かったですよ~ 冒険活劇が好きな人ならはまれるでしょう。でも残酷表現はちょっと抑えて欲しいかな。 まあ一応歴史ものということで、突っ込みどころもあるんだろうけど、フィクションなんであまりカリカリしなくてもいいかな、と。スペインを最後ちょろ出しして歴史背景をさらっと書き、特に主人公を救った「いいもの」にしなかったのも好感が持てました。 それに英語映画でないのはいいんじゃないですか?どこが舞台だろうが、古代-中世物は(いや、現代劇でさえ)躊躇なく英語映画を作りますからね、英語圏の方は。
[DVD(字幕)] 7点(2009-07-08 17:32:57)
54.  007/ロシアより愛をこめて
前作ドクター・ノオで若きコネリーを初めて見て、ダンディな英国紳士なはずの007のその初代が意外にアクが強く(ギョロ目・口デカ・眉毛男)驚いたのだが、見慣れると案外ハマる。ホレたかも(笑)。映画はまあ古臭いんだけど、前作に比べるとぐんとスパイ映画らしくなり、ヘリコプターからの逃走劇などアクションも本格的になった感じ。金髪・マッチョ・無表情というソ連の敵キャラってこのあたりが原型なんだろうか。顔を見せずペルシャ猫を抱いた「No.1」、「No.3」の怖いおばさん、「No.5」の不気味な男と、他の敵キャラもしっかり描かれている。細工かばん等スパイ小道具も出てくるし。ただ、古いながら楽しめると言っても、最後のベニスの合成はかなりがっかり。普通にロケできるロンドンとかでいいじゃんよ。と思ってしまった。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-06-20 17:06:08)
55.  ロッキー2
当サイトにレビューアー登録してすぐ、ロッキー10点、ロッキーⅣ1点というレビューをした。という私にとって、ロッキーⅡ、Ⅲのレビューはちょっと難しかったので放置してたが、やたらファイナルの評価がいいので、Ⅴとファイナルも観てみようかな、と思い、どうせなら下落の一途をたどったⅠ~Ⅳも観直してみるか…と、最近になって再見。 うーん、やはりロッキーはⅠだけだったらどんな伝説になったことかと思っちゃうなあ。でも、「評判がよかったので作ってみた続編」映画はクソがつくほどの駄作が多いことから考えると、その種の続編としては、いいレベルかも。エイドリアンが“Win”と言ってビル・コンティのテーマがかかり、トレーニング、試合の黄金のパターンはやはりシビれる。そして試合だけ言えば前作より上(ラストのしめ方はもちろん前作のほうがいいけどね)。 ああ、本当にこれで止めておけばまだよかったのになあ、とつくづく。 
[地上波(吹替)] 7点(2009-06-14 16:31:01)
56.  アメリカを売った男
HBOだったかCINEMAXだったか、ぼーっと観てたら、Based on true storyのテロップ。何やら重々しい報道会見映像。そして教会で祈るクリス・クーパー。硬そうな映画だな…とか思いながら、なんとなく鑑賞したが、意外に面白かった。 後から調べると、この「ロバート・ハンセン事件」というのは“全米を震撼させた、史上最悪の情報災害”なんだそうである。日本人には馴染みないよね。(だってロバート・ハッセンは日本語ウイキペディアにはないし、「ロバート・ハンセン」を日本語でググっても、ほとんどがこの映画関連だ)まあ2001年はもっとでかい事件が後に起こったし…。と言っても、漏洩が実に20年以上にわたり、彼の情報でKGBに人が殺されている訳だから、実際相当な事件だろう。 主役2人は秀逸。真面目・敬虔さと背信・異常さを複雑に内包するハンセンをクリス・クーパーは見事に演じているし、フィリップ・ライアン演ずるオニールのストレスを貯めていく様も上手い。内偵なんて苦痛でしかない任務なのがよく判る。 作品は緩急もあるし、息詰まる心理戦を見せるが、それにしても地味である。FBI物でどんぱちやらない映画は初めてかもしれない(苦笑)。心理戦が好きな人じゃないと少し退屈するかな?心配な方は、事件を軽く調べてから鑑賞することをオススメします。
[CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2009-06-07 15:14:56)(良:1票)
57.  依頼人(1994)
実際、レンフロのクソ生意気さにはかなりのインパクトがあって、これによって見応えのある映画になっていることは間違いのないところ。一番の見所はあの1ドル紙幣をばしっと出すところですね。まあストーリーはなんだか粗いんだけど(皆さんのレビュー見てると原作読んだほうが良さそうですね)、サランドン、リー・ジョーンズも流石にいい仕事をしており、レンフロ共々役者で見せる映画でした。レンフロが演じたようなガキんちょが実際に近くにいたら絶対殴りたくなるだろうなあ、なのに感情移入できる、、ううむ上手い、天才子役の名を欲しいままにしたのはやはり納得です。その後典型的な“堕ちた子役”になったレンフロだけれど、やはり演技力には確かなものがあったので、薬漬けになって太って見る影なくなっても、まだ若いんだから(願うらくはスリムになって)再起してくれることを願ってたんですが。残念でした・・・。
[地上波(吹替)] 7点(2009-05-29 13:40:46)
58.  ディープ・ブルー(1999) 《ネタバレ》 
アルツハイマー治療薬の実験動物が何でサメやねん、という根本的なツッコミはありますが、相当面白かったです。サメの獰猛さはかなりのもので、怖い怖い。まあ、知能を持ったサメという設定はあんまり生きてないんだけど。あの棟みたいなところを登っていくシーンの緊迫感は最高。下から迫り来る水、その水面を旋回するサメの背びれ、上から落ちてくる火の粉、中間の抜け道に全てを託すも途中で折れてしまう梯子。すごくハラハラしました。ストーリーも、生き残るのはカーターとヒロインで、最後にカッコよく死ぬのがサミュエルだろうなあ、という定番なあたりをつけたら見事に裏切ってくれました。でもよく考えたら一番感情移入できる2人が生き残るわけで、中々よく出来ています。食い殺された中で、インコが一番かわいそうだった位だから(汗)。まあ、ヒロインは逃がしてしまった1匹分を既に勇敢に戦って感電死させていたので、あそこまでしなくてもとも思いましたが、考えてみたらあのサメたちの創造主ですもんね。…ところで私、ジョーズが6点どまりなんですよ、最後に決定的な張りぼてを見せてしまったことで。張りぼてって言うと怒るファンが多いんだけど、全体像を見せなくてもちゃんと絶妙な恐怖演出が出来ていたのに、最後の最後になんで張りぼてを見せちゃうんだろ…と子供心にも思ったから。やっぱり全体像を見せるならこの位の技術はないとね。ジョーズが優れた映画であることは確かであり、こういう「後発品」にあちらよりいい点つけるのを非常に後ろめたく感じつつ、7点献上。
[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2009-05-27 13:35:34)(笑:1票) (良:2票)
59.  1408号室 《ネタバレ》 
予備知識なしで、密室ものホラーっぽいタイトルに惹かれてなんとなく観た。最初はただのお化け屋敷映画だと思ったが、中々にひねってあって、後味の残るオチもいいじゃん、と思ったらなるほど、キングだったんだ…。宿泊者のトラウマをほじくって自殺に追い込むという呪いの部屋の設定は面白いし、必死で止めつつ実は巧妙に宿泊を促している支配人の見せ方も上手い。さあ1時間もったぞーってところで、全てが元通りになってまた60分からカウントダウンする、ドグラマグラな無限ループもいい。ラストにつながる娘とのシーンは不覚にもホロッとなった。でもお化け屋敷的描写はいいとこも悪いとこも。良かったのは、隣の部屋までの歩幅をカウントしてから思い切って窓から出て、隣の窓を手探りで探すくだり。高所の壁伝いはアクション映画でもよくあるハラハラシーンだけど、この映画は怖い怖い、見当をつけたあたりに手掛かりがなく、ハッと見ると一面どーんとただの壁になってるんだもん。あと向かいのビルに助けを求めるシーンや、いきなりかかるカーペンターズと共にカウントダウンするデジタル時計もなかなか怖くてGood。だが、幽霊というか自殺した宿泊者たちの幻影?や、ブギーマンみたいな天井裏の怪物?はかなり興冷めだし、部屋がどんどんぐちゃぐちゃになっていくのも、なんかいまいち。壁の割れ目から血?が出てくるとこなんか、死霊のはらわた2思い出しちゃったよ。でも破滅的になっていってラストに向けて急展開するパターンの面白さは、やはりキングの真骨頂。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-05-21 13:59:32)
60.  ジュニア
あれ?点低いなあ、笑えない?シュワちゃんコメディでは結構イケてると思うんだけどなあ。設定で押しちゃってるところはあるけど、私には中々面白かったです。男性を妊婦にしちゃう発想、しかもシュワかよ!ってもう突っ込んで突っ込んで~って製作側の意図は確かにミエミエなんだけど、だんだん母性を獲得していくシュワちゃんが愛しく(!)許せちゃいます。ツインズに続くダニー・デビートとのコンビも嬉しいですね。あとちょっと驚いたんですが、出産後のシーン、あれ、本当に新生児使ってません?おい大丈夫かよ~と心配しつつ、母親(父親?)が涙ぐんで赤ちゃんに触れるシーンはちょっとじんときちゃいました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-14 19:11:35)
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