581. 傷跡(1976)
古今東西洋の東西を問わずあるあるな大規模工場誘致問題。舞台が70年代ポーランドというのに当時に出来る精一杯なのだろうと思われる作りで生々しさを感じる作品。妻子の描かれ方が中途半端だったのが惜しまれます。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-14 14:25:21) |
582. コッチおじさん
51歳ウォルター・マッソー老けメイク(ですよね?)でのお爺さんは物わかりの良(過ぎる)ほのぼのさが良い感じ。グッジョブ衣装さんによる着こなしが品良く素敵でありました。淡々とした物語で心地よさに浸れた小品佳作。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-14 14:14:21) |
583. アンツィオ大作戦
当たり障りない役どころロバート・ミッチャム、更に影の薄い顔見せ程度のロバート・ライアンに肩透かし。代わって戦闘に快楽を求める泥臭い伍長を演ずるピーター・フォークの「ウチのカミさんがねぇ・・・」らしからぬ姿に見入りました。大した作戦でもなく何となく続いて何となく終わる退屈な戦争映画ながら、ハエも殺せぬ者が自分が死にたくないから相手を殺すというのが戦闘の理屈なのかを考えさせられました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-14 14:04:08) |
584. 夏の夜は三たび微笑む
人物の出で立ち、室内装飾が隅々まで行き届いた美しさで魅入りましたが、皆の恋愛模様が小粋さでなくゴチャコチャ感しかなくて一向に盛り上がれないままお開きとなりました。 [DVD(字幕)] 5点(2022-11-10 01:18:39) |
585. 歩け走るな!
レンタル理由が思い出せない本作。1964年の東京を舞台にしたケイリー・グラント出演のコメディという結構な珍品でへぇ連発でありました。62歳グラントは白髪以外は立ち居振る舞い、台詞回し、いささかの衰え無く、引退作というのが「どうして?」というか残念であります。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-07 10:12:33) |
586. 鏡の国の戦争
年寄り共が寄ってたかって一人の青年を使い捨てカイロのように扱った胸糞話ですが、ラストショットに子供らの笑顔を守る為の暗闘と思うとやるせなさが募ります。アンソニー・ホプキンスの確かな存在感に比べてクリストファー・ジョーンズの線の細さが残念なところです。 [DVD(字幕)] 5点(2022-11-05 23:56:42) |
587. ショーン・コネリー/盗聴作戦
ショーン・コネリーが盗聴する側と誰もが思うのでは。不思議な展開で結末にもズッコケました。 デビューを飾ったクリストファー・ウォーケンの瑞々しい美しさにウットリ、なので「覆面被せたらアカンわ」地団駄踏んでました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-05 20:03:40) |
588. 白い砂
WW2時南太平洋の孤島に流れ着いた海兵隊員と島唯一の住人の尼僧の物語。ロバート・ミッチャムとデボラ・カーのキャスティングが絶妙で彼女のシスター姿は絶品。ジョン・ヒューストンらしからぬ崩れそうで崩れない慎み深い結末が感慨深い。一升瓶のラベルが「白鹿」だったのに100へぇであります。 [DVD(字幕)] 7点(2022-11-05 19:48:22) |
589. 地球へ2千万マイル
アメリカやりたい放題でイタリアと外交問題に発展してもおかしくない展開。ではありますが、見た目が結構愛くるしくて性格も凶暴で無い怪獣にほのぼの感「ま、野暮な事言わんでいいか」 ただ、とってつけたかのようなロマンスに白けてしまう「それは要らん」 気楽に眺められた作品。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-05 19:23:48) |
590. ランドシャーク/丘ジョーズの逆襲
脚本の安さに目くじらたてるべきではないにしても、サメを筆頭にビジュアル全ての超絶お粗末さは大人が作ったものとは思えないシロモノでした。 [DVD(字幕)] 1点(2022-11-03 23:53:08) |
591. ワイルド・アパッチ
先住民と騎兵隊の単調な追いかけごっこがダラダラと続き、眠気覚ましというかアクセントというか、度が過ぎた残虐描写が挟まれます。白人様の一方的な目線に白けてしまいます。この手の作品この手の役柄がはまり役バート・ランカスターが訳知りオヤジを通常運転で演じておりました。アルドリッチの反骨精神が見つけられませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2022-11-03 23:35:32) |
592. シャネル&ストラヴィンスキー
アンナ・ムグラリスはシャネルのミューズを務めた事もあってお美しいのですが、耳障りな声質での棒読み台詞回しにウンザリ。お目当てマッツ・ミケルセンはお尻(+5点)に目が釘付けとなりました(恥)が、夫として父親として愛人として煮え切らなく、退屈な不倫劇でした。 [DVD(字幕)] 5点(2022-11-03 23:22:48) |
593. 傷だらけの挽歌
因業婆さんと頭のネジが外れているマザコン息子のキャラは立っているものの、誰一人として感情移入出来ない面々がドンパチやってるだけのつまらない展開に嫌気がさす。アルドリッチらしからぬカタルシスの無い凡作。 [DVD(字幕)] 4点(2022-11-03 02:01:00) |
594. 血を吸うカメラ
《ネタバレ》 おどろおどろしさを覚悟した邦題でしたが、さにあらず。 幼少期、父親によって研究実験台にされたトラウマを抱えた青年の殺人願望がねちっこく描かれています。 カール・ベームの息子さん(無限へぇ)カールハインツ・ベームから窺える品の良さもあってか、単なる変態には見えませんでした。 恐怖におののく顔だけ見せて、その瞬間及び遺体を見せない演出に好感。 とりわけフィルムを見るアンナ・マッセイの微笑みから恐怖に至る顔は圧巻。 批評家さん達から袋叩きにされて名匠が追放された作品には到底思えません。撮影方法に問題があったのでしょうか? [インターネット(字幕)] 7点(2022-10-31 15:24:57) |
595. プロジェクトV(バイオント) 史上最悪のダム災害
エンディングの荘厳な音楽と流れるテロップに意気消沈。 金儲けの為にデータが示す事実をねじ曲げる恐ろしさを嫌と言う程見せつけられました。 お目当てダニエル・オートゥイユ演ずる諸悪の根源のその後を見たかったところです。 [DVD(字幕)] 6点(2022-10-28 15:26:03)(良:1票) |
596. サラトガ本線
イングリッド・バーグマンの見惚れる美しさ以外に見どころが無い作品。言葉で語られるだけの遺恨(ゲーリー・クーパーも同様)に感情移入できず、浅はかな復讐の仕方でキャンキャン吠え立てる姿に辟易。ジェリー・オースティンの軽妙さに+3点、フローラ・ロブソンの芯のある存在感に+1点。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-10-24 16:21:30) |
597. 秘密の花園(1993)
原作未読、マギー・スミス目当ての鑑賞。 彼女にうってつけの役柄で作品を引き締めてくれたのは流石の一言。 大人達の価値観に縛られない子供三人の触れ合いに、動物の鳴き声と物言わぬとも花開く植物たちに、カサカサな心が洗われたかのようで泣き通しでありました。忘れじの名作であり仰天した製作総指揮のフランシス・フォード・コッポラに拍手喝采。 [DVD(字幕)] 8点(2022-10-21 15:47:27) |
598. 禁じられた抱擁
カトリーヌ・スパーク嬢のファンの方には楽しめるのかも。 1円も稼がないボンクラ同士の恋愛ゴッコを見せられてもやっぱり「アホか!」としか言いようなく。 ビックリした濃いお顔のベティ・デイヴィスのキャラが薄かったのが更に残念。 [DVD(字幕)] 2点(2022-10-18 16:49:56) |
599. ヘレンに何が起こったのか?
「何がジェーンに起こったか」の原作者の脚本による本作。二匹目のどじょうを狙ったのでしょうが、傑作の二番煎じにすらなっていない残念な内容でした。1930年、共に殺人罪終身刑の息子を持つシェリー・ウィンタースとデビー・レイノルズが世間の目を逃れてハリウッドに移り住む。のっけから興味津々でしたが、サブキャラが思わせぶりで機能していなく、神経が病んだシェリー・ウィンタースにおんぶに抱っこの作品。50歳にして老け込みがきつい姿も淋しいところです。 [DVD(字幕)] 6点(2022-10-18 11:10:38) |
600. 泳ぐひと
不条理劇? お伽噺? ラストショットに「じゃあ、彼は、何処からやって来たのか?」激しくワケワカメ。 何かしら社会風刺しているようですが、私には精神を病んだマッチョ男のホラー映画でありました。 [DVD(字幕)] 5点(2022-10-16 00:36:20) |