8.人物の出で立ち、室内装飾が隅々まで行き届いた美しさで魅入りましたが、皆の恋愛模様が小粋さでなくゴチャコチャ感しかなくて一向に盛り上がれないままお開きとなりました。 |
7.《ネタバレ》 スウェーデン、だからなのか、結構フリーな愛の生活ですね。ドロドロというより、純粋に愛を追い求めているのいうべきでしょうか。演劇をみているような演出でした。三たび微笑むという邦題の意味が最後にわかりました。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-05 18:43:12) |
6.この監督にこんな軽快な作品があったんですね。女優陣の皆様方が綺麗に撮られているのは好感が持てるのですが、途中からだんだん各登場人物の行動が入り組んできて筋が見えにくくなっているのは残念。それと息子が顔老けすぎ。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-09 04:07:14) |
5.普通の喜劇ドラマだからして、ベルイマンの作風からすれば異色作と言えるのではなかろうか。 ベルイマンはもっと重厚な人間ドラマを得意とする監督なので、どうも本作のような作品の作り手としては不向きな気がする。 ベルイマン作品を観るならば、本作の様な軽い作品を観るより、ひたすら暗い人間ドラマを観ている方がマシかもしれない。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2008-12-17 00:40:38) |
4.《ネタバレ》 えっ?これ、本当にイングマール・ベルイマン監督の映画なの?何とも軽快、こんなコメディタッチのものまで撮ってるとはいやはや、知らなかった。四組のカップルの繰り広げる恋愛模様が交錯するようにして描かれながら進んで行く模様がこれまた微笑ましくて良い。あのメイドと運転手が結ばれるラストもまるで良きハリウッド映画でも見ているような感覚になり、良い気分のまま見終わることが出来るのもこの映画の良いところです。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-15 22:25:38) |
3.《ネタバレ》 映画会社からの要望に沿って意に反するものを作っては興行的に失敗することを繰り返し、崖っぷちで作らされたのが本作。喜劇であることを条件につきつけられたベルイマンがやけっぱちで作ったとか。それでも男と女の間に生まれる複雑な感情と、その感情ゆえの行動と感情に反した行動とが描かれるという「神の沈黙」以上のベルイマンの終生のテーマがはっきりくっきり描かれているんだから、これもまたいかにもなベルイマン映画だともいえる。私の大好きな『愛のレッスン』同様に愛の交錯が面白おかしく語られてゆくうえに主演女優も同じなんだけど、一組の夫婦がベースとしてあった『愛のレッスン』に対しこちらはベースのカップルが途中から入れ替わっちゃうせいで若干シニカルさを含んでしまっている。それもまた一癖あっていいのだが。関係だけがやたらこんがらがっていて、展開はお気楽そのもの。あまりにお気楽すぎてかえって皮肉めいて見えるのはベルイマンだからだろうか。スウェーデンの夏の夜(白夜)は一度目の微笑で若いカップルを旅立たせ、二度目の微笑で4人の男女の本意を目覚めさせ、三度目の微笑で恋愛とは縁のなかったメイドと運転手を結ばせて終わる。洒落ている。 【R&A】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-07-22 18:32:13) |
2.《ネタバレ》 ベルイマンらしからぬ映画ですが、笑いの中に出てくる辛辣な台詞はベルイマンならではです。いろいろなカップルが、それぞれ収まるところに収まりますが「夏の夜は三たび微笑む」の逸話を話す従僕と、男経験の豊富なメイドのカップルが一番楽しそうで幸せそうだなと思いました。頭でどうのこうのと考える恋愛よりも、本能に身をまかせた方が幸せかもと思いました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-03-07 14:57:05) |
1.《ネタバレ》 軽いベルイマンの代名詞的作品でしょう。というか、ベルイマンて、この手の軽さが魅力なんだと思う。『ファニーとアレクサンデル』ですら、軽さが支配している世界だとも思うんだ。中期過ぎの、やや息苦しいベルイマンが違うのではないかと。 この映画はずいぶん前に一度見たはずなのに記憶の中からすっかりストーリーが抜けてしまっていたのに驚いた。軽すぎて印象が残らなかったのかな。それはそれでこの映画に関してはほめ言葉かな。かすかにウディ・アレンの原点を見つけた!って喜びは覚えているけど。ウディ・アレンはこの映画に対する『サマーナイト』や『81/2』に対する『スターダストメモリー』といった具合に、ほんとにオマージュ映画を作るのがうまいやね。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-10-01 23:54:23) |