661. ティム・バートンのコープスブライド
ジョニー・デップさんの声が聞きたくて、無理して字幕版の時間帯(夜)に行きました。 子供と観るのも楽しいですが、大人がひとりで観たいときもあります。 昼に字幕版があれば、もう一回観に行ったのに~(残念) ブライドのベールのゆらめきは、布の質感でしか出せないもの。 手をかけ心をかけて作られた本作には、カサカサしていた心を潤され、ほんわかした気持ちにさせてもらえました。 DVDで幾度も観たい作品です。 [映画館(字幕)] 9点(2005-12-31 20:52:11) |
662. マザー・テレサ(2003)
以前より劇場が増え、10大都市ではない地方で、このような名作を劇場で観られるようになりました。 ありがたいことです。 そして、この作品の魅力は”ひたむきさ”だと私は感じました。 マザー・テレサさんの人物の大きさ、監督の情熱、そしてオリビア・ハッセーさんのひたむきさ。 私が若いころマザーは来日され、TVなどで拝見させていただいたその姿そっくりに演じていられる。 その精神までもオリビアさんに乗り移ったかのようでした。 厳しいけれど、清清しい作品。 [映画館(字幕)] 9点(2005-12-31 13:24:59) |
663. 猟奇島
《ネタバレ》 「キング・コング」の監督の作品なので興味を持ちました。 冒頭の船のシーンは迫力有りました! 遭難のシーンは数あれど、これはなかなかの見せ方だと思いました。 ストーリーはシンプルですし、短くてさっくり楽しめました。 鰐(もちろん本物)の脇を、あのフェイ・レイさんが駆け抜ける! けっこうドキドキしました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-30 23:03:36) |
664. わが命つきるとも
政治的なことも宗教的なことも良く分からなかったです。 人の奥様のことよりも、自分の奥さんを大事にしたほうが・・と思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-26 15:16:27) |
665. キング・コング(2005)
思い入れの強い作品のリメイクは、得てして残念な感想が多い私です。 本作もそうでした。 私も1933年版「キングコング」のファンなので、ミスター・グレイさんのご意見、ごもっともと感じています。 「ロード・オブ・ザ・リング」は複雑なお話しなのであの長さが必要でしたが、本作は短くさっぱりとしたほうが向くお話しでは?と思います。 登場人物の背景などは雰囲気から、イマジネーションを働かせて推測する、思いを巡らす。 お話しに語られない部分も楽しむのは、私だけでしょうか? 2005年版はあまりにも微にいり細にいり語られるので、観客のほうは受け手になってしまう。 観たそのままではなく、自分の心を使って作品を消化し、うるうるとした気持ちになりたかったです。 しかし同時に、これだけの作品を作ったキャストやスタッフを高く評価しています。 裸足、薄物であれだけのアクションを見せたナオミ・ワッツさんに拍手! 日本の女優さんも綺麗ばかりに拘らないで、ナオミさんの女優根性を見習って欲しいと思いました。 [映画館(字幕)] 7点(2005-12-20 16:24:46)(良:1票) |
666. 妖怪百物語
妖怪たちが怖くもあり、そしてユーモラスに描かれていて嬉しくなりました。 安心して観ていられるストーリー、おばけ屋敷のノリで出てきてくれる妖怪たち。 それがとても出来がいいんです。 ちょっと暗くて気味悪くて、それでいて可愛い(ものもある)。 妖怪大好きな私は拍手して観ました。 「おいてけ~」は夢に出そうです(怖) 若き日の藤巻潤さんのカッコよさも◎ [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-17 20:45:17)(良:1票) |
667. SAYURI
日本の美しさを大切にして下さっていると、とても嬉しくなりました。 ロブ・マーシャル監督のこだわりの映像が実に美しい。 そして女優さんたちの迫真の演技とも相まって、ぐいぐいと引き込まれました。 私はミッシェル・ヨーさんのファンですが、本作でも本領発揮です。カッコいい~! そしてコン・リーさんのキレっぷり、ここまでやれるのは流石です(尊敬) マーシャル監督は女の戦い、女の本性を描くのが実に上手い。 長年女をやっているので、「こういうことあるある~。」と頷くことしきりでした。 不満と言えば・・私の観た時間は字幕版しかなく、「どうして渡辺謙さんと日本の子が話すのを英語で聞かねばならんの?」とは思いました。 芸者のお話しなのですから、DVDが出たら日本語で聞きたい。 [映画館(字幕)] 9点(2005-12-13 20:26:46) |
668. スペースボール
遊び心いっぱいのナンセンスなギャグ、私の笑いのツボでした。 圧巻は”ピザ・ザ・ハット”の気持ち悪~いお姿(笑) チーズの垂れぐあいがなんともリアルです。 宇宙戦艦や賢人?も良く出来ていて、ワクワク。 ほどよいお下品さで子供(小学生)と意気投合! 親子で安心して楽しめました。 鑑賞後は例の指輪で「スペースボール」ごっごをし、ひと粒で二度美味しい作品でありました。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-13 19:56:20) |
669. 欲望という名の電車(1951)
ビビアン・リーさんの狂気の演技も凄いけれど、マーロン・ブランドさんの迫力も凄い! 虚栄心とは人を美しくも醜くもするものですね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-11 20:25:32) |
670. こうのとり、たちずさんで
美しくもあり哀しくもあり、そして静か。 圧倒された私は、言葉もありません。 物語の背景を良く知れば、深く理解できるのでは?と思わせられました。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-12-09 23:35:32) |
671. シルミド/SILMIDO
韓国の底力を見たような気がしました。 分かりやすいところも良かった。 [地上波(吹替)] 9点(2005-12-09 13:56:31) |
672. 殺戮職人芝刈男
ウワサのアルバトロス作品、題名とはウラハラの大笑いの作品でした。 ゆる~くてバカバカしくて、とってもチープ。 けっこう楽しかったです♪ なにせ全然怖くないどころか、呆然とさせられる面白さなので(爆) 「おいおい、それは無理があるよ~。」と突っ込みながら笑えました。 [DVD(字幕)] 4点(2005-12-08 22:53:33) |
673. ルナ・パパ
可憐な主人公はもちろんのこと、脳みそが子供なお兄ちゃんも◎ しっかりしたお話かと思いきや、ハチャメチャで次はどう出るかまったく予想不可能でした。 意味もなく登場するものの多さに、またにっこり。 馬やガチョウやロバが横切り、飛行機が旋回する。 こういう語り口は大好き、大好き♪ 監督の世界観に観客が必死に付いていく、スケールの大きいお話しは実に爽快です。 どなたにでも勧められる作品ではありませんけれども。 フドイナザーロフ監督作品、もっと観たいです。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-12-07 22:01:07) |
674. ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション
アメリカ人の仲間同士、ウチウチの話しのノリですね(笑) 我が家は子供がカートゥンネットワークで「ルーニー・テューンズ」を見ていたので、かろうじてついていけました。 そうでなければ「どったの?先生。」で笑えないでしょう? そして私映画は字幕と決めていますが、この作品は「ルーニー・テューンズ」の声優さんたちにすっかり馴染んでいるので、もちろん吹き替えで。 トィーティーとグラニーの声、大好きです。 それから、B級映画好きのお友達から教えてもらったのが、本作鑑賞のきっかけ。 「禁断の惑星」の「ロビー」は分かりましたが「宇宙水爆戦」の「メタリノーム」、「地球SOS」の「トリフィド」は元ネタの作品に巡り会えてなく、残念です。 ホント、私好みのロボットとクリーチャーいっぱいでした(笑) おまけに、ロジャー・コーマン監督は監督役で出演してらっしゃるし(笑) 我が家は年中ルーニー・テューンズのごとく、五月蝿くあわただしいのです。 上の子がダフィー・ダック、下の子がバッグス・バニーに似てます。 休みない大騒ぎは少年の心そのもの。 ジョー・ダンテ監督はいつまでも純な心を失わない方なのでしょうね。 素晴らしい! [DVD(吹替)] 6点(2005-12-07 09:06:20) |
675. 失われた週末
ビリー・ワイルダー監督作品が観たい、と軽い気持ちでDVDを借りました。 いやはや、こんなに暗くて胸いっぱいになるお話しとは、予想外(苦笑) ドン役のレイ・ミランドさんの演技は凄かった! アル中そのもの、鬼気迫るものがありました。 そしてこちらのレビューでアカデミー賞受賞作と知り、この作品が?とビックリしました。 そんなほどの作品なのかしら?と疑問に思ったからです。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-03 14:21:16) |
676. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
監督が決まらないなどと、危ぶむ声もあった本作。 観てみればけっこう面白かったですし、上手くまとめたと感じました。 私は中学生の男の子の母なので、「あら~!ハリーもロンもハーマイオニーも大きくなっちゃって!」と子供の成長だけでもう、うるうるしていました(笑) シリーズものって次第に尻下がりになったりするものですが。 「ハリーポッター」は監督が変わってもベースのイメージが統一されて、ハズレない・・というか外さないところが凄い。 しかし、ちょっと残念なところも・・ とまさんのおっしゃるように、エピソードの構成も一考の余地があると思いました。 それから一番気になった所は・・・ 私は「アズカバンの囚人」のディメンダー(列車でハリーを取り込もうとした布ひらひらのクリーチャー)が気に入っていました。 見ているだけで私の頬も触られてひやっとしたように感じたほど、臨場感がありました。 今回はどうでしょうか?久々に姿を表したヴォルデモート卿は? 確かにレイフ・ファインズさんの眼力、演技力は素晴らしかったです。 しかし・・あの顔の出来はどうでしょう? 私はふ~・・とため息をついてしまいました。 視覚効果の人にもう少し手直ししてもらえば、もっと恐ろしく、深みのあるヴォルデモート卿が出来たかもしれません。 ヴォルデモート卿はハリーポッターでは敵のボスキャラなのですから、誰よりも強い印象でこちらに迫って欲しかったのですが・・・ 残念! 話しは変わって、今回ははじめてのイギリス人監督だそうで確かにとってもイギリス映画していました(笑) ウィズリーの双子の兄弟が飄々と楽しそうにしていたところがお気に入り。 なんだかんだ言っておりますが、こんな”しばり”の多い作品をここまでまとめた監督やスタッフに敬意を表します。 他の”しばり”の多い映画を考えると・・・ SWは監督の思うように完結しました。 007はどのように出来てくるか、こちらも興味あるところです。 もちろん「ハリー・ポッター」の次回作も期待しています。 [映画館(字幕)] 6点(2005-12-02 20:40:06)(良:1票) |
677. 大アマゾンの半魚人
なんか凄いものが出るかも(ワクワク) B級好みの題名に釣られた私ですが、なんと!思いのほか本格的な作り。 ジェニファー・コネリーさんのお母さん?と思える正統派美女(ケイ)に、ウロコもくっきりとぬめぬめした半魚人が襲い掛かる! これは本物!とワクワクさせられました。 そして水中シーンの見事さに息を呑む。 ディビッドのたくましい泳ぎ、ケイの水中バレーのごとき美しさ。 もちろん半魚人の巧みな泳ぎには、しごく感心。 3Dで楽しんだ公開当時の人は、さぞ怖くて楽しかったことでしょう。 レンタルDVDに特典映像も付いていて制作時の話しまで聞けるとは、とても得した気分です。 ケイ役のジュリー・アダムスさん、年を召した今でもお綺麗でした。 興味本位で観て、制作者の真剣さに自分を恥じた映画は本作と「蝿男の恐怖」です。 どちらも大好き。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-01 19:29:28) |
678. 埋もれ木
《ネタバレ》 1番のレビューというのは、なかなか緊張します。 とても気に入った・・例えば「緑玉紳士」だったらば、心のままに感動を書けるのですが。 私としては微妙でしたので。 しかしこの作品は他のサイトでは、「とても気に入った。」と高い評価の方も多いです。 私のレビューは「こういう人もいる」程度に考えて頂ければ嬉しいです。 m(_ _)m お相撲に間合いっていう言葉があります。 間合いが合わないと、立ち合いで待ったになったり、あっけなく押し出されたり・・ 私とこの作品は正に”間合い”が合いませんでしたねぇ。 ファンタジーに浸ろうと思って観ていたら、現実に話しに引き戻され、そちらに合わせようと努力したら、ぱっと別の話しに移ってしまう。 ああ観れば良いのか?こう観てみようか? 思ううちにラストになってしまいました。 ラストシーンでやっとゆっくり映像に浸れたので嬉しかった。 あの馬は実に綺麗でした。 ・・・美しいものをたくさん見せてもらえて、それで満足すれば良いのでしょうけれど。 感覚の違い、すれ違い。 私も年を取って、その時観たらまた違う感想を持つかもしれない、とも思いました。 [映画館(字幕)] 7点(2005-11-30 22:05:38) |
679. 魔人ドラキュラ
ベラ・ルゴシさんの有名なドラキュラ伯爵、一度は観たいと思っていました。 年代もののモノクロの画面から、ドラキュラ伯爵の白いお顔がこちらに迫る! 作品の静かさとも相まって、ベラさんのオーラの大きさに圧倒されました。 今夜の夢に出そうで怖い{{ (>_<) }} ドラキュラのイメージはこの映画からだと実感。 クリストファー・リーさんのドラキュラも好きですが、こちらの迫力もかなりのもの。 そうそう忘れられない強さがありました。 もうひとつ、お城のセットの美しさや不気味さも凄い。 蜘蛛の巣が張る廃墟なのに、モノクロフィルムの技術もまだ初期なのに、この造形美、光と影の使いかたは秀逸だと思いました。 ところで私、映画館も無い田舎で育ったので幼児のころは「セサミストリート」のファン。 あ~そうか! キャラクターの”カウント”って”カウント・ドラキュラ”とかけているのだと、○○年後の今になって知る事実(笑) 「ワン・トゥー・トゥリー・ハハハハハハ」で雷ピカーのカウント、大好きでした。 カウントの鼻の高さはベラ・ルゴシさんからなのでしょうね。 ユニバーサルのこのシリーズ、「狼男」も「大アマゾンの半魚人」も楽しみです。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-28 22:35:54)(笑:1票) |
680. 緑玉紳士
劇場公開時から観たい~!と思っていました。 ついについにDVDに! オープニングから芸術性の高さにビックリ、うっとり。 そして緑玉紳士の可愛いこと、そしてひょうきんなんですもの(笑) 数々のトラブルにも「ほえ~。」とマイペースなところが◎ 最近はほどほどのCGにがっかりすること多くあり。 ところが「緑玉紳士」の手作りパワーにルンルン嬉しくなりました。 すっかり元気になりました。 \(*^O^)/ キャラクターの独創性が素晴らしい。 そして小道具のひとつひとつがいとおしい。 [DVD(字幕)] 10点(2005-11-27 21:43:00) |