721. チャップリンの黄金狂時代
《ネタバレ》 これが喜劇王チャップリンの最高傑作との噂だったので、構えて鑑賞したのですが、そこまでは・・・という印象でした。多くの古典映画と同様、30年前に見ていたらと思います。しかし、家が傾くシーンはユーモラスでしたし、ジョージアが簡単になびかないところはリアリティがあって良かったですね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-05 14:04:30) |
722. エド・ウッド
生涯自分の撮りたい映画だけを撮り続けたというエド・ウッド。そりゃ憧れのオーソン・ウェルズに諭されちゃ仕方ないですね。資金をどこから引っ張っていたのか、どれだけ多くの人に迷惑をかけたのか気になりますが。 [DVD(吹替)] 7点(2007-11-10 01:15:15) |
723. チャップリンの殺人狂時代
《ネタバレ》 「一人殺せば殺人者 大量殺戮は英雄」。確かに国家の欺瞞を風刺した名言とは思いますが、アンリの場合は言い訳に聞こえますね。戦争が起こる前から、この人は連続殺人犯だったわけですから。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-06 01:16:51) |
724. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 「疑わしきは罰する」が今の日本の裁判なんですね。怖い。警察のずさんな決め付けに対し、あそこまで無実の証拠を積み上げたというのに、あっさり有罪。気の毒な被害者(中学生)の心を癒すため被告人にはとりあえず罪を被っていただきます、というかのような判決でした。やりきれないですね。 [DVD(邦画)] 9点(2007-11-06 01:08:13) |
725. ローマの休日
割合はコメディ8:シリアス2というところでしょうか。どちらにも印象的なシーンがいくつもあり、最初から最後まで楽しいと思います。ローマ市街を二人乗りバイクで暴走→警察に捕まるがすぐに釈放される(台詞なしだが結婚マーチでやり取りを想像させる)シーンが一番好きです。 [DVD(吹替)] 8点(2007-11-06 00:58:45) |
726. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
《ネタバレ》 面白いんですけど、皇帝がベイダーの離反とイウォーク族の(戦況をひっくり返すほどの)大活躍を予期できなかったのは納得いかない。どんな出来事もぜ~んぶ予想のうち、刃向かうだけ無駄だよ~という余裕がカリスマ性の源だったのに・・・。それはともかくハン・ソロがハッピーエンドだったので満足。この人の純情ぶりはたまらん。 [DVD(吹替)] 8点(2007-08-16 04:07:15) |
727. マラソン マン
せっかくタイトルが「マラソンマン」なのに、主人公の走りに大した意味がなく残念。ローレンス・オリビエも旧ナチスの逃亡者のわりに、凄みを感じなかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2007-08-16 04:01:40) |
728. そして誰もいなくなった(1945)
《ネタバレ》 そして誰もいなくなっ・・・てないですよ!!原作がミステリ、しかもオチが特別重大な作品だけに「看板に偽りあり」が気になるところ。途中まではしっかり筋を追っており、犯人にタネ明かしさせる余裕もあったのだから、不自然なハッピーエンドにはしないでほしかったです。こうでないと観客が許さないってことでしょうか?ロンバードの、古い洋画でよく見る「やたら女性を守りたがる紳士」ぶりが鼻について不愉快でもありました。 [DVD(字幕)] 3点(2007-08-16 03:57:38) |
729. 40歳の童貞男
40歳で童貞、というと中年で未経験の何だかアブナイ人を想像しましたが、この映画では極めて健康的。女性不信と、オタク趣味のほうが大事っていうのが主な理由で、見てくれは悪くないし、ユーモアのセンスもあり、金も持っている、その気になればすぐ相手は出来ちゃう・・・というわけで、やや期待を外されました。欧米人における40歳童貞のイメージは、これが典型なんでしょうか。顔が悪く、話下手、優しさも金も無い自己中心男のケースをみてみたいですね。作品単体としては、軽快なコメディであり、鑑賞後も爽やかさが残る佳作と思います。 [DVD(吹替)] 6点(2007-08-13 17:20:56) |
730. 私は貝になりたい(1994)<TVM>
《ネタバレ》 所さん、すごく雰囲気ありますね。本来なら戦争には縁の無い平凡で気の弱い善人を演じておられます。事前にある程度の筋は知っていましたが、やはり主人公があれよあれよという間に死刑相当の犯罪者に転落させられる過程は見ていてつらかった。そりゃ、理不尽な人間界と縁を切って海の底で暮らしたくもなりますよね・・・。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-06-10 03:26:01) |
731. 俺たちに明日はない
《ネタバレ》 金より刺激が欲しい・・・と言いたげな若者二人の無軌道ぶりに腹が立つような、共感するような。金を奪い、時には人も殺すが、いずれは真っ当な職に就くと話す呑気さをボニーの母親に否定されるシーンが印象的。ラストシーンは・・・ああ、これが有名な・・・と納得。思わず身を乗り出す激しさでした。 [DVD(字幕)] 6点(2007-06-10 03:16:21) |
732. 父親たちの星条旗
「硫黄島~」より物語に起伏があり、テーマも明確で一本の映画を観た実感があります。それにしても物量で圧倒的に勝る米軍に、30数日間も持ちこたえた日本軍、まともじゃないですね・・・。 [DVD(吹替)] 7点(2007-05-27 14:59:42) |
733. レザボア・ドッグス
お話は非常に単純でつまらないもので、全く評価すべきところがありません。裏切り者の正体についても伏線の類はないですし。黒服のギャングがたむろする描写にワクワクできない人には薦められませんね。終盤の、三人くらいが銃で狙い合うシーンはケレンミたっぷりで良かったです。 [DVD(字幕)] 4点(2007-05-27 14:42:39) |
734. キャプテン・スーパーマーケット
《ネタバレ》 衝撃だった「死霊のはらわた」から3作目。死霊たちももひょうきんになったな~と感慨深い。ブルース・キャンベル一人のために作ったような作品ですね。主人公も、また演出も妙に一生懸命さを感じて楽しい。チェーンソーと合体とか、チビアッシュと小競り合いとか笑い無しでは観られません。自分の中では「ブレインデッド」「バタリアン」と並ぶバカホラー映画です。そして、DVDに収録されていた劇場公開版エンディングの取って付けた様なハッピーさにまた笑った。 [DVD(吹替)] 7点(2007-05-06 00:04:03) |
735. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 終始淡々としていますね。そして、どんよりした絶望感覆われています。本国が支援を放棄し、孤立した硫黄島の日本軍が全滅するべくして全滅した。そんなさびしい印象。硫黄島の戦いが語られるとき、主役である栗林中将が、数で優る米軍を長期間苦しめたことがよく話題になるかと思うのですが、映画からはそれは伝わってきません。作戦といえば山にトンネルを掘ったことくらいで、30何日も持ちこたえられたのは何故?と感じました。父親たちの星条旗では、苦戦の様子が描かれるのでしょうか。 [DVD(邦画)] 7点(2007-04-24 10:15:01) |
736. ウォーターボーイズ
全編の3分の2を過ぎてから参加した同級生がシンクロを完璧にこなしてる…。そこまでの主人公たちのドタバタって…。というわけで終盤のシンクロ以外はほぼ全て添え物なんですね。女教師も竹中直人も水族館も必然性なし。ストーリーはあってないようなもの。けど、それでいいんだと思います。何よりシンクロが見事すぎるから!特に学園天国が使われる2箇所(クライマックスとスタッフロール)はゾクゾクしましたよ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-04-12 12:10:45) |
737. ヴァン・ヘルシング
《ネタバレ》 最近の洋画らしくCG賑やかで派手派手アクションなんですが、それだけ。主人公が弱い・相棒がウザイ・ヒロイン特別な家系の割りに弱い・ドラキュラ弱い&貫禄なしで大きくマイナス。ボスに勝つためのプロットも必然性ないし、狼男のくだりとか何でやねん!?です。伏線を不自然に見せない、あたりから練り直してほしかったですね。(追記)続編がありそうな結末 でしたが、未だに制作される気配はなし。当然かな。 [地上波(吹替)] 4点(2007-03-19 00:45:33) |
738. DEATH NOTE デスノート the Last name
《ネタバレ》 日本映画で社会を巻き込むような大事件を描こうとするとショボくなる…という認識がありましたが、これは傑作。原作をしっかり消化して天才vs天才を盛り上げてくれました。月とLの演技最高。特にLの作戦と最期には感心しましたね。そうきたかと。2時間以上の長さでしたが、そうは感じなかったです。 [DVD(邦画)] 9点(2007-03-14 11:41:09) |
739. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 今作では2つの事件が起こります。ジーンの覚醒とミュータント治療薬をめぐる攻防です。しかし何の相関関係もないんですね。ジーンは唐突に復活&覚醒し、プロフェッサーを殺害、マグニートーの元に走りますが、大して何かをするでもなく僅かな時間暴走して死亡。リーダーであるはずのスコットのあんまりな退場の仕方といい、あるべき脚本が大幅に削られでもしたのかな?と思いました。映像的には文句無しです。私は超能力者同士が派手にドンパチしてるのを見せてくれたら幸せなので。特にウルヴァリンが、今回でようやく渋くカッコよく活躍したので楽しめました。 [DVD(吹替)] 8点(2007-03-06 22:34:52)(良:2票) |
740. 第三の男
《ネタバレ》 期待しすぎて後悔した作品。名画は「まだ見ぬ傑作」に止めておくべきだと思いました。ミステリーとしても恋愛劇としても中途半端の感が強いです。また、どの場面でも同じ曲を聞かされて興ざめです。下水道での追跡シーンには「オオッ」と言えるものがありましたが、全体としては駄作と思います。 [DVD(字幕)] 4点(2006-08-24 16:57:24) |