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721.  ガメラ 大怪獣空中決戦
ガメラが古代文明が作り出した生体兵器とは知らなかった。一応SF風にはなっているけど中身は???。どなたかの妹さんや娘さんの演技がもうちょっとまともなら違和感も少しは減ったかも。めげずにシリーズ最高傑作の2も見てみよう。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2015-08-24 20:47:47)
722.  いまを生きる
生徒の学年がいまいちよく分からないが、彼らが一風変わった転任教師の教えを理解していく様子が感じ取れない。退屈な物語だが一人の生徒の死からちょっぴり感動のラストまでは眠気も覚めた。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2015-08-23 21:01:46)
723.  八つ墓村(1977)
「切腹」「日本のいちばん長い日」「拝啓天皇陛下様」といった作品が素晴らしかったので、野村演出、橋本脚本に期待したが見事にはずれてしまった。先祖の祟りと資産横領を絡めたオカルト風サスペンスだったが、感情移入できないので少しも怖くないし面白くない。時代設定が原作とずれているからなのか金田一をはじめ警察や村人の殺人事件に対する振る舞いに現実感がない。白髪だけでの老婆表現や初めから最後まで演技してますといった感じの主役カップルにも違和感バリバリ。豪華キャストなのでとても残念。市川崑リメイク版をと思ったが、今作よりも3段階くらい低いここでの評価に興味も消失。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-08-20 23:56:13)
724.  戦うパンチョ・ビラ
戦闘や処刑で敵も味方も村人もやたらと殺されるシーンの多い映画。コミカル調の演出でストーリーもかなり色付けされていそうだが、メキシコ革命とヒスパニック文化の雰囲気は伝わってくる。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-19 22:51:49)
725.  運が良けりゃ 《ネタバレ》 
同じ山田・ハナコンビの「馬鹿まるだし」以上に面白い。この頃から庶民になりきっている倍賞千恵子の演技に感心する。ブラックな可笑しさの山田洋次作品があまりないのが残念。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-08-18 23:16:20)
726.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
結果が分かっている歴史物として、これほどスリリングな作品はなかなか無い。もっと早くポツダム宣言を受諾していれば被爆国にならずに済んだのにとか、逆に一部の徹底抗戦派の反乱が成功していたら果たして自分の存在はあったのだろうかなどと、とても身近な出来事ととしてとらえてしまう。御前会議の昭和天皇の心に響く言葉や暗殺・切腹シーンの生々しい映像が印象的だが、誰が見ても詰んでしまっている負け戦を前にして、「日本が消えてしまってもいいのか」と詭弁で上官に迫る反乱兵士に、「おまえらが日本を滅亡させようとしているのがなぜ分からないのか」と思わず叫びたくなる。しかし当時の社会環境と彼らの行動心理をちょっと考えればクーデターも予想できなくはない。早々と自らの覚悟を決めてしまっているかのような陸軍大臣に反乱の鎮圧を望むべくもなく、力を統制できない状態が国家の存亡の危機を招くのがよく分かる。戦後はシビリアン・コントロールといっても完璧なシステムなんかはあり得ない。後々「たら」・「れば」と悔やまないためにも、過去を振り返る映画としては最適ではないか。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2015-08-18 18:13:16)(良:1票)
727.  キタキツネ物語 35周年リニューアル版
オリジナル版は未観賞。狐を擬人化した描写は子供には受けるかもしれない。小さい頃なら少しは感情移入できたように思うが、殆どが編集映像のようにしか見えない中身に興醒め。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-08-14 22:53:25)
728.  ビルマの竪琴(1956)
実話だと思って観ていましたが、リアリティの乏しさにフィクションと知り納得。独善的な描き方に違和感が残りますが、割と穏やかな流れの中にも負け戦の悲惨さは伝わってきます。若き三国連太郎が佐藤浩一にそっくりですが息子の方が似ているんですね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-08-14 12:44:19)
729.  戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 
原作を読めばすっきりするのかもしれないが、映画だけではセリアズの銃殺が空砲だった理由やヨノイ、ハラのセリアズ、ローレンスに対する思いがいまいち定まらない(作者の意図と違っていてもかまわないのだろうが)。ここに描かれている理性や人間性の薄いかなり異質な日本人像にちょっと違和感を抱くが、異質の文化圏の捕虜経験もある英国系の原作者の目からみればこんなものなのだろう。もっとも大島渚監督だったが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-11 11:39:28)
730.  アイアンマン3
スーツアクションの連続に食傷気味、印象に残ったのはスカイダイビングのような空中救助シーンと最後のアーマー花火。
[地上波(吹替)] 5点(2015-08-09 23:54:05)
731.  アパートの鍵貸します
観終わって先ず邦題の巧さに感心、ラブホテルのないアメリカならではの発想か。細かいところまで行き届いたシナリオに哀愁が漂うさりげない演出、ユーモアたっぷりの古き良きラブコメだった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-08-09 23:52:38)
732.  黒い雨
原爆の凄惨さを見慣れていてもなかなか正視できない映像である。世界史を振り返れば平和がいつまでも続くことの方が驚異であり、戦後高々70年しか経っていないのにその種の緊張感は希薄になっている。生き残った人が被爆の後遺症への恐怖を抱きながら次々と亡くなっていくが、悲惨な運命に立ち向かわざるを得ない人間の芯の強さが切ない。今は亡き田中好子の熱演がとても心に残る。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-08-08 09:50:02)
733.  奇跡(2011)
現実感が希薄で劇中の「かるかん」の味のようなぼんやりした映画。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-08 09:48:34)
734.  アニー・ホール
今見ると時代を感じてしまう技法で撮影されたシーンが随所に出てくる。セリフや心情表現は面白いものの中身が響かないのはウディ・アレンの偏狭さを感じるからか。プライドとコンプレックスが入り混ざったような斜に構えた主人公と屈託のないアニー、二人の別れは必然だろう。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2015-08-04 21:44:34)
735.  ベスト・フレンズ・ウェディング
そこそこ笑えるラブコメだがいくら薄っぺらさで覆ってもジュリアンの陰湿さは不快になる。類は友を呼ぶ感でマイケル、キム、ジョージらの人間性まで軽薄そうに見えてくる。20代だったヒロイン二人の魅力だけは伝わってくるが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-02 22:34:59)
736.  コンテイジョン
以前からパンデミックはいつ起きてもおかしくないと思っているが、この映画をみるとその心理的恐怖心もかすんでくる。豪華キャスト陣によるドキュメンタリー風スタイルと身内を特別待遇してしまう人間臭い描写のギャップが現実感を薄めてしまうのか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-01 23:44:04)
737.  紙屋悦子の青春
どうみても若者や老人に見えないキャスティングには目をつぶるとしても、反戦を含め今の価値観で作られているのでどうしても作り物感が漂よう。当時の感性で表現してもらうともっと共感できる映画だと思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-07-31 23:35:58)
738.  大いなる勇者
大自然の景色はよかった。人間社会の煩わしさから逃れて自然の中に新しい人生を求める主人公の生き方は分からなくもないが、その価値観がある程度共有されていないとなかなかこの作品の良さが伝わってこない。実在の人物がベースになっているのにリアリティーが感じられないのはその所為か。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-30 21:09:26)
739.  シンプル・プラン 《ネタバレ》 
ネコババした金の一部をリスクを冒して返戻したり、効果が期待できそうもない嘘の告白を録音したり、偽者FBIの誘拐犯と危険を承知で捜索に同行したり、少しもシンプルでない行動が全て裏目に出る。しかし、素朴な人間の行動心理はこんなものか。ネコババに絡む4人の場当たり的な行動も演技者の上手さと巧みな演出で自然そのもの。この4人の大金を手にする前と後の人間性のギャップが予想に反して皮肉っぽい。特に善良なはずの主人公とその妻が自己正当化しながら次第に罪悪感が希薄になっていく様子はリアルで人間臭い。ラストの兄が死を選ぶ展開は意外性と同じくらい違和感あり。真面目に生きろという教訓より虚しさを感じる。思わず原作を読んでみたくなるよく出来た映画だった。
[地上波(字幕)] 9点(2015-07-28 17:56:52)
740.  コルドラへの道 《ネタバレ》 
西部劇らしいのは序盤の騎兵隊と革命軍の戦闘シーンまでで、後は目的地までの長い道のりを生死をさまよいながら男6人女1人で進んでいくロードムービーで、「勇気とは、臆病とは何か?」を問う人間ドラマのような映画です。いまいち現実感の希薄な寓話のような内容ですが、反抗していた兵士たちが気を失っている主人公の手帳を読んで悔改めるラストにはちょっぴり感動します。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-27 17:09:17)
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