761. ファム・ファタール(2002)
中盤、出所してきた黒人のおっさんが、血まみれのシャツを着たままだったので、物持ちのいい人だな~と感心していたのだが、これって伏線だったのね(たぶん)。ラストのトンデモぶりといい、デ・パルマらしい作品となっております。 [映画館(字幕)] 6点(2008-09-26 05:52:24) |
762. ストレイト・ストーリー
円熟味を増したリンチの演出に、これまた燻し銀の渋さで魅せるリチャード・ファーンズワース(マシュー!)の名演。淡々と進むストーリーの中に、ひょいと顔を出す人生の真実。日常世界の裏側に隠された闇を丹念に撮り続けたリンチだからこそ出来た映画。いや、感動しました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-09-26 05:37:50) |
763. プロヴァンスの贈りもの
《ネタバレ》 何の捻りもないハッピーエンド…そもそもリドリー・スコットが撮るような映画か?相変わらず映像は美しいので、風光明媚なプロヴァンスの景色をバカンス気分で楽しむのは良い。が、金の亡者の敏腕トレーダーが、ちょっといい女と出会ったからって、そんな簡単に今の生活を捨てられるかな~?そこらへんはラストで友人が代弁してくれているのだが、今後が心配です…。ちなみに、いとこの女の子の方が可愛いと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2008-09-26 05:31:20) |
764. ロスト・ハイウェイ
時間と空間は捻じ曲がり、メビウスの輪のように繋がっている。こんなにも美しい闇を描いた映画は観たことがない。 [DVD(字幕)] 8点(2008-09-24 01:08:13) |
765. ワイルド・アット・ハート
《ネタバレ》 リンチらしさは随所に出ているし、ニコラス・ケイジとローラ・ダーンの熱演は買うが、とにかく観ていて暑苦しいことこの上ない。あのお母さんがとにかく強烈。個人的には、血まみれになりながらバッグを探すシェリリン・フェンがツボでした。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-24 00:48:27) |
766. インランド・エンパイア
もうお手上げです。平均点下げてごめんなさい。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-24 00:37:37) |
767. バンテージ・ポイント
90分ノンストップに楽しめる作品だが、巻き戻しがくどいのと、もう一度観たいとは思わないということで、この点数。キャスティングがかなり豪華だが、シガニー・ウィーバーの使い方が勿体無い。 [DVD(吹替)] 6点(2008-09-18 18:06:52)(良:1票) |
768. マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
久し振りに可愛いナタリーが観られるということと、名優ダスティン・ホフマンとの共演が見所か。ともすれば『ビッグ』のようなファンタジーの名作になりえたかもしれない題材だけに、ちょっと物足りないかな。ひとつひとつのシーンがどうにも説明不足で(そもそも魔法が当たり前にある世界なのかと思ったら、そうでもないらしい)、登場人物の言動にも不可解な点が多い。脚本と編集次第ではもっと面白くなったのではないか? [DVD(字幕)] 6点(2008-09-18 18:02:57) |
769. プロジェクトA2/史上最大の標的
ユン・ピョウとサモハンの抜けた穴は大きいものの、コメディとアクションのバランスが良く、ストーリーも練りこまれている。前作ファンには申し訳ないが、作品自体の出来としてはこちらの方が上だと思う。悪徳署長、海賊、密偵、革命軍と敵味方入り乱れてのバトルが全編にわたって繰り広げられる。マギー・チャンの家でのドタバタが笑えた。 [DVD(字幕)] 8点(2008-09-12 20:35:57) |
770. ドラゴン怒りの鉄拳
《ネタバレ》 ブルース・リーの動きがスローモーションになって残像が出るシーンがカッコイイ。日本人が徹底的な悪役扱いなのがちょっとアレですが…。って、ラストは『明日に向かって撃て!』かよ! [DVD(字幕)] 5点(2008-09-11 21:50:17) |
771. 真夜中の弥次さん喜多さん
哲学的というかポストモダンというかメタフィクションというか、どうでもいいんだけど、あんまり面白くなかった。ごめんなさい、ということでこの点数。 [DVD(邦画)] 3点(2008-09-11 07:20:28) |
772. 転々
《ネタバレ》 脚本、演技、演出ともに安定した力量を感じる。前半はそれほどでもないが、小泉今日子が加わってから俄然面白くなる。ひとりぼっちの男二人が擬似家族を築いていく様は、微笑ましくも切ない。一方、なかなか本筋に絡んでこない岩松、ふせ、松重トリオ。しまいには岸部一徳の映画に出演することに…(笑)寄り道だらけの人生だけど、それもいいか。ちょっぴり前向きになれるロードムービーの佳作。 [DVD(邦画)] 6点(2008-09-11 07:14:58) |
773. ダメジン
《ネタバレ》 猫の丸焼きに減点!インドらしさは出ていて良かった。 [DVD(邦画)] 4点(2008-09-11 07:06:12) |
774. 亀は意外と速く泳ぐ
《ネタバレ》 平凡な日常をちょっとだけ楽しくするレシピが載っています。蒼井優の「う○こ」にはビックリ!彼女は盲腸の痛みに耐えての熱演だったが、メイキングを観るといつもニコニコ。ええコだな~。 [DVD(邦画)] 7点(2008-09-11 07:05:03) |
775. 図鑑に載ってない虫
『イン・ザ・プール』の松尾スズキは合ってないな~、と思っていたので、これくらい汚らしい方がしっくりくる。小ネタ満載で笑える人には笑える(塩辛ケイジとか…)。でも他の三木作品の小ネタと区別がつかなくなるんだよね。岩松了とふせえりコンビは健在。菊地凛子がはじめて可愛いと思った。この馬鹿馬鹿しい連中が愛おしくなるラストの落とし方も巧い。ちょっぴりしんみり。 [DVD(邦画)] 6点(2008-09-04 12:15:47) |
776. イン・ザ・プール
鍵を掛けたか確かめに戻ったり、怒りたい時に我慢しちゃったり、好きなものに依存するあまりストレスになっちゃったり、ということは、誰でも身に覚えがあると思う。だからここに出てくる人たちは、多少カリカチュアされてはいるが、日常を生きる我々自身と何ら変わらず、このちょっと生きにくい世の中で、もう少し肩の力を抜いてみてもいいんじゃない、という映画のメッセージに共感できた。松尾スズキは原作のイメージとは異なるが、TV版の阿部寛よりはマシだろう。最後はちょっとハッピー。 [DVD(邦画)] 5点(2008-09-04 09:54:40) |
777. クワイエットルームにようこそ
《ネタバレ》 松尾スズキが面白いのか、クドカンが面白いのか…。あ、両方か。内田有紀も離婚してひと皮むけた感じ。いい女優さんになった。「バック・トゥ・ザ・フューチャーか!」「頭燃やしません宣言」など、小ネタが大いに笑えた。コメディタッチだが、意外と深刻な問題を扱っていて、最後はしんみりとした。 [DVD(邦画)] 7点(2008-09-04 09:27:08) |
778. ハチミツとクローバー
原作が完結していないうちから映画化するのは控えるべきだったのではないか?後半は駆け足で強引にまとめた感じ。蒼井優の存在感は抜群。原作のはぐとは弱冠異なるが、独自のキャラクターを実にうまく演じている。関めぐみや堺雅人もなかなか。大学生活の楽しさは伝わってきたかな。 [映画館(邦画)] 5点(2008-09-02 23:10:04) |
779. 人のセックスを笑うな
まるでそこにカメラがないような自然な演技。恋人たちの日常を淡々と描いた作品で、好き嫌いは分かれると思う。例えば、宮崎あおいの『好きだ』も淡々とした映画だったが、こちらの方がもっと生々しくて、リアル。永作博美はすごいね。蒼井優もこんな演技ができるんだ~、と感心しました。ひとつひとつのシーンが長くてちょっと退屈なのだが、昔のフランス映画みたいでまったりと観られて良かった。 [DVD(邦画)] 7点(2008-09-02 22:36:34) |
780. 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
サトエリのことをちょっと見直した。分かってるじゃん、このコ。永作さんは相変わらずええな~。原作既読です。なかなかうまい映画化だと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2008-09-02 22:31:30) |