61. HELL(2011)
《ネタバレ》 少なくとも妹と自分は助かることになるのだが、といった心の揺れがあっても良かったのかもしれない。描写自体グロテスクな表現を避けているように、話を汚くしたくなかったのだろうけど。 [DVD(字幕)] 4点(2013-08-11 22:08:39) |
62. ナポレオン・ダイナマイト
日本の脱力系はほとんど好みになるが、これはツボにまったくハマらず。この邦題を付けた人の脱力感に興味が出たね。歴史的な邦題だわ。 [DVD(字幕)] 3点(2013-08-09 23:00:01) |
63. 扉をたたく人
《ネタバレ》 その後、R・ジェンキンスを使い、そのとき何をなすべきだったのか。そしてその首尾は?を検証されてもいいぐらいの映画。ストーリー、脚本、編集、演出、すべて好み。しかし、主人公も精神的異邦人、すなわち移民であったと気付かされるところがにくいもんだ。 [DVD(字幕)] 9点(2013-08-08 01:02:19)(良:1票) |
64. アウトロー(2012)
作品はオーソドックス。可もなく不可もなし。ただ、トム・クルーズは彼でなくともいい作品に出てしまった。徐々に無理はしませんよ宣言かもしれない。 [DVD(字幕)] 6点(2013-07-25 00:49:35) |
65. 大人は判ってくれない
ヌーヴェルバーグの面倒な定義は置いといて、簡単な解釈「新しい波」と捉えたなら、この映画は分かりやすいと思える。ゴダール等なぜ同時期に存在したのか。映画史的に1章割けるだろう。(読まないでしょうが・・) [DVD(字幕)] 8点(2013-07-24 16:07:35) |
66. ミッドナイト・イン・パリ
タイムスリップ物は、強引な辻褄合わせで台無しになってしまうことが多い。そこはさすがのウディ・アレン。いじらないんだ。そう、いじらずスルー。脚本の見事さに脱帽。 [DVD(字幕)] 8点(2013-06-04 00:53:37) |
67. あ、春
良くも悪くもこのとき相米監督は肩の力を抜いたのだと思う。彼の人の胸倉つかまえ画をぐいぐい突きつけてくるような感覚は無い。 [DVD(邦画)] 6点(2013-06-03 17:22:47) |
68. マルタイの女
伊丹演出が多用するあざとさ、それまではその人物、その状況等、観る側にそれらを一層深く印象付けるためにあったように思う。あざといという言葉が適当なのかは分からないが、残念ながら上手く機能していない。この作品を最期にしてほしくはなかった。 [DVD(邦画)] 5点(2013-05-25 23:54:54) |
69. 秒速5センチメートル
訳ありで鑑賞。それが無ければ間違いなく見なかっただろう。オタク系の方を別にして、ある程度の年齢になってからこの手の作品を鑑賞することの意義を感じた。きっとやつれた心が背負った過去への免罪符をそこに探し求めているというのは言い過ぎか。 [DVD(邦画)] 7点(2013-05-25 23:34:01) |
70. 96時間 リベンジ
矛盾、無理筋を考えさせないためへんな緩みを作らず立ち止まらない。それが可能な上映時間に閉じ込め、これはこれで成功していると思う。 [DVD(字幕)] 7点(2013-05-25 16:01:08) |
71. お引越し
《ネタバレ》 田畑智子がこのとき何歳だったかは知らない。この年齢で、映画の出番が終わって自分自身に戻れるのか、その後何らかの影響はないのかと心配になるくらい彼女はこの役どころを完全に理解していたように感じた。水に浸かりながら「おめでとうございます」を連呼する顔が強烈に残る。なるほどなあ。相米監督さすがです。 [DVD(邦画)] 8点(2013-05-20 23:40:39) |
72. 夜叉
料簡が狭いもんで主人公の心のうつろいが理解できません。最後のいしだあゆみの笑顔に献上する点です。 [DVD(邦画)] 4点(2013-05-07 02:30:05) |
73. 二十四の瞳(1954)
あれだけ二十四の瞳を輝かせたんだ、キネ旬で「七人の侍」を上回ったのも理解できないこともない。自分にとっては最大級の賛辞のつもり。また、個人的には成瀬の高峰秀子より木下のそれの方が好み。 [DVD(邦画)] 9点(2013-03-25 01:10:30) |
74. 紅の豚
《ネタバレ》 話を広げず、最後まで淡々と進み後味も悪くない。大人向けの良質なアニメ。ただ、もうちょっと主人公が豚である必然性はほしかった気がする。 [DVD(邦画)] 7点(2013-03-10 01:36:30) |
75. お茶漬の味
《ネタバレ》 佐分利信を誤解していた。こんなに細かく表情を使い分けできる人とは思わなかった。地味な扱いを受けているこの作品。予定調和を匂わすタイトルと最後の科白が若干のあざとさを感じさせるような気もするが、親と子を映し出す「晩春」「東京物語」のベクトルを夫婦に置き換えた傑作に思えた。妻を怒らすあの食事が最後のお茶漬けに効いてくるとは。自分の環境も多分に影響するでしょう(笑) [DVD(邦画)] 9点(2013-03-08 00:48:08) |
76. ザ・マーダー
若いころのレイ・リオッタがこの犯人役を演じれば格段におもしろかったような。短い作品ということもあろうが、そこをもうちょっと丁寧に・・・、の連続。 [DVD(字幕)] 4点(2013-02-24 00:16:31) |
77. 浮草
たくさんある松竹の小津作品とは違う印象を持った。ここのレビューでそう思った人が多いことがちょっと嬉しい。 [DVD(邦画)] 6点(2013-01-30 01:32:52) |
78. スーパー・チューズデー ~正義を売った日~
《ネタバレ》 淡々と進んでいくのもいいが、さして新鮮味のある話でもなしあの狂乱とも思える部分を持つアメリカ大統領選だけにメリハリつけても良かったのでは。そこまでいっての切迫感が出ていない。 [DVD(字幕)] 5点(2013-01-29 01:18:49) |
79. 女の園
敗戦後10年も満たずにこんな内容で映画が撮れたことに、今更ながら現代女性史を学びまた、「やはり日本は凄い」と妙に感心。 [DVD(邦画)] 7点(2013-01-17 02:05:28) |
80. シーサイドモーテル
《ネタバレ》 時系列を弄るなら、もう少し丁寧に練ってからにしよう。 [DVD(邦画)] 4点(2013-01-15 00:55:47) |