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DONGYAOSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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61.  宇宙戦艦ヤマト 《ネタバレ》 
マンガ少年の人気アニメ投票1位を受けて、公開されました。プロデューサーの西崎によると「宇宙戦艦ヤマトは2部構成。1部は、イスカンダルに到着するまで。2部は、イスカンダルからの帰還を描くことになる。1、2部ともテレビ版の再編集ではなく、劇場用にあらたに制作しなおしたものとなる。1部の制作はもうすでに終了している。2部は1部から半年後に公開する予定」とのことだったのですが、実際に劇場用に加えられたのは、死亡したスターシャのメッセージ再生シーンのみ(2部が公開されることもありませんでした)。もっとも、当時はアニメという言葉さへ浸透していなかった時代。劇中、デスラーの肌の色が白から緑に変化するとか、加藤を演じる声優が前半と後半で別人だとか、気にする人はいませんでした。それよりも、本作はそれまでのテレビアニメになかった試みと冒険、熱意に満ちあふれていました。スターウォーズと同じで、ヤマトは映画作品というよりはイベントとして、中学、高校生を中心にファンを増やしてゆくことになります。私は、スターウォーズが日本で今ひとつ振るわなかったのは、もうすでにヤマトが日本にあったからだと思っています。今なら作ることは不可能であろう「第二次世界大戦のリベンジ」とも思えるストーリー。現在のテレビアニメと比較すると、絵の荒さ、構成のお粗末さなどが目立ちますが、日本のアニメを変えたことでも(産業を作ってしまった)、歴史的資料として一度は観ておくとよいかもしれません。
6点(2004-06-21 06:21:43)(良:1票)
62.  寝盗られ宗介 《ネタバレ》 
同タイトルのNHKテレビドラマ(萩原流行・大竹しのぶ主演)がたいへん良く出来ていたため、期待半分、不安半分で鑑賞しました。原田芳雄は、弱みを見せることを許されない悲しい中年男。藤谷美和子は、強がる男がいかにも惚れてしまいそうなキュートで馬鹿な劇団女優を、見事に演じてみせました。藤谷は、こんなによい女優だったのだろうかと、とても驚きました。つかこうへいが書いた「寝盗られ宗介」には、長編小説、短編小説、戯曲があります。本作は、長編小説をベースにしています(ただし、つかのこの時期の長編小説は必ずラストがアンハッピーとなります)。豚と猫を掛け合わせた家畜「ぶたねこ」が登場する無茶なエピソードが妙にリアルで、おかしかった。本作は、私がつかこうへい映画でもっとも好きな作品となりました。
8点(2004-06-20 18:42:45)
63.  Kids Return キッズ・リターン 《ネタバレ》 
本作は、何の予備知識もなしに、映画館でオープニングクレジット終了直後から観たため、長い間、北野映画だとは気がつきませんでした。ただ、たいへん心に残った映画でした。速撮りの代償として、北野映画はどれも完成度が低いのですが、本作は例外です。誰もが思い当たる青年期の挫折を、厳しさと優しさの混在した視点で丁寧に描いた、思い入れのしやすい作品です。ただし、挫折する青年たちとは対照的に成功に向かう漫才コンビとマネージャーは、嘘くさく、(ウサギと亀、とでも言いたげで)鼻につきました。金子賢の演技は、すばらしかった。安藤政信も熱演でした。
8点(2004-06-20 16:32:13)
64.  ソナチネ(1993) 《ネタバレ》 
贅肉をそぎ落としたことで、北野の弱点であった脚本、構成の弱さが、見事に克服されています。間の取り方は、天才的です。終盤の銃撃戦で圧倒的な強さを見せつける村川には違和感があるのですが、村上の最期、そして村上の根の深い「疲れ」を見せるのに、必要な強さでもあります。リアリティに目をつむってでも、見せるべきものを見せる。この頃の北野映画の特徴であるように思います。
8点(2004-06-20 15:56:54)
65.  人間の証明
テレビの2時間ドラマなどがそうなのですが、1台のカメラのみで、コンテもなく、全シーンを適当に撮影しているのだろうと思います。撮影の荒さが、目立ちます。全体的にセンスに欠き、ファッションショーの件などは、ひどいものでした。スタッフの多くはファッションショーなど観たことがないまま、撮影に入ってしまったのではないでしょうか。主演の松田優作は、華のある役者なのですが、戦後の悲劇を背負った主人公としての配役には疑問が残ります。岡田茉莉子は、あきらかにミスキャストでした。ジョージ・ケネディが意外と好演していたのが、おかしかった。脚本は、原作を器用にまとめてはいるのですが、安易なシーンがたくさんあります。特にあの結末は、ひどかった。なんとかドラマチックに盛り上げたかったのでしょうが、失敗です。レベルの低い本作ですが、公開当時の宣伝は、うまかった。ジョー山中の主題歌は、あまりにも印象的でした(ただし、本作ではなく、コマーシャルの)。
3点(2004-06-20 11:21:21)
66.  熱海殺人事件 《ネタバレ》 
高橋和男の監督第一作目。脚本は、原作者のつかこうへい自身によるもの。公開当時、この二人がかなり不安でなかなか観にゆけなかったのですが、本作はきちんと映画になっていました。主演の仲代、志穂美は、私にとって「頭の悪い演技をする嫌いな役者」なのですが、本作では好演。役にはまっていました。おそらく現場で台詞を徹底的に作り直したのであろう、つかこうへいの努力が伺われます。本作のテーマ、「事件、そして真実を作り上げてゆく刑事と犯人の努力」は、妙にリアルです。
7点(2004-06-20 10:22:42)
67.  ムーンライト・マイル 《ネタバレ》 
開始から3分、「きっと婚約解消していたのだろうな」と思ったら、その通り。郵便局員の娘、残された両親の行く末、主人公の結末が、あまりにも安易です。娘、あるいは恋人に先立たれた者たちが立ち直るまでをリアルに描いてはいるのですが、台詞を含めた脚本があまりにも凡庸で、退屈、というよりは、胸が痛みます。ダスティン・ホフマンとスーザン・サランドンの演技は、すばらしかった。スーザン・サランドンは、年をとってから、さらにすごい女優になったと、あらためて思いました。 -----------メイキング映像で気になったことが2つ。1つは、本作はブラッド・シルバーリング監督の自伝的映画であることが「くりかえし」語られたこと。どうやらそれをウリにしたかったようです。が、本編冒頭、結婚式に行くと見せかけて葬式に行くシーンを入れたり(ブラックユーモアーを狙ったようですが、はずしています)、亡き婚約者の故郷でさっさと次の彼女を見つけてしまうなど、この「情のなさ」は、いったい何なのでしょうか。次に、脚本が監督自身によるものであるため、「現場で変更させやすかった」と、ダスティン・ホフマン、スーザン・サランドンが、それは嬉しそうに語っていました。なるほど、2人のキャラクターが生き生きとしていたわけです。同時に、それ以外のものはなにも残らない作品となってしまいました。
2点(2004-06-20 06:30:16)
68.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 《ネタバレ》 
ルークの修行編。前作の輪郭をなぞる、いわゆる「続編もの」とは違ったので、公開当時はとても驚きました。本作では、ルークの未熟が強調されます。終盤の敗北は大きく、次回作での成長に説得力があります。見終わってから、続き「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」まで3年も待たなくてはいけないのかと思うと、がくぜんとしました。
7点(2004-06-19 15:39:30)
69.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 《ネタバレ》 
3年おきに公開されるスターウォーズ。中学、高校、大学時代、それぞれ別の彼女と見に行ったことでも、思い出深いシリーズとなりました。本作ですが、ぬいぐるみの集団に助けられ、すでに死んだ者たちに助けられ、敵である父に助けられ、ひたすら助けられ続けるルークの姿に、ひどく絶望しました。最後の敵を目の前にして、「とーさん、とーさん」と助けを求めるヒーローは、情けなかった。期待していたハン・ソロの救出劇があっけなかったのも、残念でした。しかしリアルタイムで劇場に足を運んだ者としては、本シリーズには懐メロのような愛情があります。
4点(2004-06-19 15:32:16)(良:1票)
70.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 
結局、ルークがライトセーバーを振るうことはなく、宿敵ダースベーダーは脱失。公開当時、「つづく」で終わる映画など観たことがなく、とても不満でした。意外性のないラストにも、がっかり。特撮シーンは、ボリュームが多いというだけで、特に優れたものとは思いませんでした。R2D2とC3POのでこぼこコンビのデザインは、とても野暮に感じました。ーーーというのが、20数年前、初見の感想でした。現在は、いかにたくさんの新しい試みがこの映画に成されていたかが理解できるようになり、私の中で評価が高くなっています。
7点(2004-06-19 14:46:36)
71.  刑務所の中
花輪和一の短編集「刑務所の中」を映画化。良く言えば、原作を尊重している。悪く言えば、原作に頼り切っている作品です。本作の成功は、山崎努がすべてだと思いますが、田口トモロヲらも熱演していました。ただし窪塚洋介の(アマチュア演劇のような)独白は、それまでの映画のリアルな流れをとめてしまい、邪魔。ラスト、この映画を象徴する、刑務所に咲く名もない花が印象的でした。当たり外れの大きな崔洋一作品ですが、この作品は、おすすめ。
7点(2004-06-19 05:37:48)
72.  ターミネーター3
ハリウッドに3匹目のどじょうは存在しない、そんな思いから、観るのを敬遠していた本作。シュワルツネガーの老い、キャメロンの監督降板、麻薬中毒のためキャスティングされなかったファーロングに代わりジョン・コナーを演じたニック・スタールのサル顔、サラ・コーナーの出演はなく、美しさに欠けるヒロインのクレア・デーンズなどなど、たくさんの不安材料がありました。が、これが意外におもしろかった。重量感のあるアクションシーンは、ハリウッドの意地を見ました。脚本も、思ったより悪くはない。ジョン・コナーが最後まで頼りにならないのはスカッしませんが、がんばったところでしょせんサル顔ですから、目をつむります。前作「ターミネーター2」を楽しめた人には、おすすめできるレベルだと思います。
6点(2004-06-19 04:35:46)
73.  菊次郎の夏
ヴェネチアで受賞を逃したことについて、残念だと北野がコメントしたのが、とても意外でした。物語の前半は、菊次郎が子供を母親の元に届けるまで。後半は、子供と過ごす夏休み。子供は、容姿がよくなく、口数も少ない。菊次郎は、自分の少年時代を重ね合わせているーーーといったとても単純なお話。本作の大半は、おそらく現場でアドリブ的に作られたのではないかと思います。芝居の部分とアドリブの部分とのトーンが違い大きく、違和感があります。映画館でテレビのつまらないバラエティを観させられているように感じることもありました。脚本、構成、アイデアは、レベルの低さが目立ちます(悪い、ということではなく)。アラの多い本作ですが、エンターテーメントとしてのツボは押さえていて、楽しめる映画に仕上がってはいます。
5点(2004-06-19 04:12:09)
74.  HANA-BI 《ネタバレ》 
北野映画は、ドラマ作りをしようとすると失敗する傾向にあると思います。メインは西の退職後なので、ああいった構成になったのでしょうが、わかりづらいフラッシュバックでした。病院で、中年の鍛えられていない体をさらす西、これは観せるべきでなかった。それまでの、そしてその後の西の強さが、嘘に見えてしまいました。ラストに登場する実娘は、幼くしてなくなった子供を彷彿させなければらないのに、成長し過ぎ。もっと幼い子役を使えばいいのにと思いました。その子の前で、銃声を鳴らせるべきでもなかった。話に落ちを着けたかったのでしょうが、しつこいです。ヴェネチア受賞の最大の功労者は、西の妻を演じた岸本加世子でしょう。薄幸の婦人を、リアルに演じていました。ラストまで一言も喋らせなかった北野も、やはり非凡な監督に違いありません。
6点(2004-06-19 04:02:58)(良:1票)
75.  BROTHER
米国人たちに日本のヤクザの強さを紹介しようとして、失敗してしまった本作。ストーリーラインは、「スカーフェイス」を日本人に置き換えただけのもの。脚本、コンテを完璧に仕上げ、スケジュール通りに撮影するハリウッド流が、北野にあうはずもない。脚本、コンテは北野の最大の弱点なのだから。Hana-bi以降の北野は、玄人の映画監督として確立しようと、限られた時間と努力の中で、あがきはじめているのだろうと思える。本作は、「その男、凶暴につき」を下回るレベルの脚本、北野の年代特有の海外コンプレックス、人間関係だけで採用されてしまったスタッフの自分本位の仕事ばかりが目立つ作品となってしまった。今後の北野作品に、大きな不安を抱いている。
2点(2004-06-19 03:56:02)
76.  ミッドナイト・エクスプレス(1978)
アラン・パーカーの最高傑作。本作は原作(実話)を大きくアレンジしています。原作は、投獄の理由である麻薬が刑務所内ではどうどうと使用されている矛盾、米・トルコ政府間の問題の生け贄となった境遇がテーマとなっています。本作では、自由への渇望を強調し、主題としています。刑務所内での麻薬に関するエピソードをばっさりと切り、原作にはない恋人をキャスト、刑務所内の悲痛な状況をしつこく描写しました。 これらは、すべて成功しているように思います。 ===53の最後の人物(マックス)について=== マックスは、原作にも登場します。原作では、刑務所内での麻薬の乱用により、廃人になります。主人公ビリーは、開放刑務所に移転させられたため(ここから脱走が始まります)、マックスの消息はわからなくなります。(記憶違いがあるかもしれませんが、ご容赦ください)
9点(2004-06-19 03:31:38)
77.  ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ 《ネタバレ》 
クリントン元大統領は当時、女性スキャンダル(ジェニファー・フラワーズ事件やモニカ・ルインスキー事件)を抱えていました。それをもみ消すようなタイミングの良さで、イラクやアフガニスタン、スーダンへの爆撃を開始。映像報道に、映画プロデューサーを迎えていたことも、後々、問題となりました。本作は、これらの「事実」をモチーフに描かれました。大統領がほとんど画面に出てこないのが、想像力をかきたてて、よかった。CIAから逃れるシーンや、プロデューサーの末路など、強引で安易な場面も結構ありましたが・・・おもしろかったです。
7点(2004-06-19 03:29:51)(良:1票)
78.  3-4X10月 《ネタバレ》 
にぎやかな狂気(ビートたけし)と静かな狂気(柳ユーレイ)が、それぞれの破滅に向かって突き進んでゆく。自分の代わりに、舎弟の指を強引に切り取る北野、「人気のない事務所」に、「現実に存在するかどうかもわからない彼女」と突っ込んでゆく雅樹、二人の異なる種類の狂気は、厳粛ですらある。傑作なだけに、井川比佐志とガダルカナルの演技が下手なのが、残念。特にガダルカナルは台詞が多いだけに、つらかった。 構成に素人臭さを感じるが、北野監督のこれからがひじょうに楽しみな作品。
7点(2004-06-19 03:27:55)
79.  獄門島(1977) 《ネタバレ》 
公開直前、徹子の部屋を観ていたら、ゲストに司葉子が現れ、「私、今度、横溝さん原作の映画で、犯人の役をやるんですよ」と、いきなりネタバレしてくれた、思い出深い作品。市川崑は女性が犯人であることにこだわりがあります。しかし、この犯人変更は、失敗。物語は作りやすいのでしょうが、原作の方がよかった。金田一の恋する女性に、大原麗子。確かに綺麗な方なのですが、この当時、もうすでに娘役はきつい年齢に達していて、納得ゆかないものがありました。
6点(2004-06-18 05:12:46)
80.  マイノリティ・リポート
ディックの原作を、「ハリウッド風に」アレンジした本作。Missing Children---アメリカの社会問題をテーマにした本作はーー別にディックを原作にしなくても良かったのではないでしょうか。スピルバーグはここ何年もの間、原作からエピソードだけをいただき、ハリウッド受けのするテーマをこじつける仕事(流れ作業)に徹しているだけ、です。本作も、原作への愛情、映画への愛情を感じることができません。才気あふれる監督であっただけに、残念でなりません。
3点(2004-06-18 00:50:12)
021.80%
165.41%
276.31%
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