61. 昨日・今日・明日
《ネタバレ》 短いけど2話目が好き。 ちょっとしたきっかけで変わる女心、さっきまで好意的だったのに、いとも簡単に離れていく。 「女心と秋の空」を、端的に描いていて面白い。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-07 23:31:35) |
62. ガス人間第一号
《ネタバレ》 五日市街道を横道に逸れ、山中にひっそりと佇むお屋敷。 夜更け、蛍が舞い、蛙が鳴いている。 そこで踊る八千草薫。 なんと幻想的なことか。 下手したら雨月物語に肉薄する幻想美。 このシーンだけでも特筆に値する。 ストーリーや設定は無茶苦茶。 そこには敢えて目をつむりたい。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-05-05 00:27:26) |
63. 紅の拳銃
《ネタバレ》 赤木圭一郎がカッコいいので楽しめるのだが、何しろストーリーが無茶苦茶すぎるぜ。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-05-02 22:21:06) |
64. 大冒険
《ネタバレ》 中盤までの植木等のアクションが面白い! この能天気ぶり、今の日本からみると貴重ですな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-04-23 21:45:52) |
65. 如何なる星の下に
《ネタバレ》 これは間違いなく豊田四郎監督による力作でしょう。 ただ、同じ豊田四郎監督の『猫と庄造と二人のをんな』ほど名を残していないのは、全体的にキレ味がないのと、主演女優の力の差によるものか。 「なんやかんや言っても結局、好きなものは好きなんだから」 みたいなセリフが出てくるが、これは実に的を射ている。 好きな人を嫌いになろうと、しのごの言ってみたところで、結局は好きなんだ。 確かに、これには思い当たる節がある。 これ以外にも、含蓄のある男女にまつわるセリフがいくつか出てくる。 そういった点において、とても深みのある作品である。 人生の悲喜こもごも、特に男女間のどうしようもない感情、避けることのできない運命など、色んな事を感じる事ができる作品だ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-04-20 22:35:45) |
66. 帝銀事件 死刑囚
《ネタバレ》 この時代の新聞記者モノとか刑事推理モノとかって、悪い意味で時代を感じる。 つまり古臭い。 話はテンポ良く進んでいくので退屈はしないが、かと言って引き込まれる魅力も感じなかった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-04-18 17:51:56) |
67. とべない沈黙
《ネタバレ》 眠気に襲われたが、空気感は悪くない。 いかにもATGといった趣き。 加賀まりこが出ずっぱりなのが鬱陶しい。 あと幼虫も、もう見たくない。 小松方正の変態オヤジぶりも見逃せない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-04-17 15:41:27) |
68. 地の涯に生きるもの
《ネタバレ》 司葉子が出てくるのを心待ちにしていたが、なかなか出てこない。 出てきたのはラスト30分。 でも、司葉子の美貌と美脚を堪能できました。 知床の厳しい自然も心に残りました。 それにしても、漁師ってのは頑固でないと出来ないもんなのかな? 折れない心を持っていないと、海には立ち向かえないのかもしれませんね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-04-16 20:29:10) |
69. みな殺しの霊歌
《ネタバレ》 なかなか渋い、ハードボイルドな映画。 個人的には、ふざけたイメージのある佐藤允がミスキャストだと感じたが、やはりこの頃の倍賞千恵子は綺麗だ。 殺人の動機が最後の最後で明かされるが、シックリはこない。 最後に殺された女性は、他の4人とは違って気品もあり、そんな酷いことをするようには見えなかったのもミスキャストかな。 それはそうと、1960年代の新宿が見られるのは貴重! [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-04-10 21:44:43) |
70. 飼育(1961)
《ネタバレ》 なかなか期待通りの陰鬱さと、窒息しそうな閉塞感を纏った内容でした。 三國連太郎はこういう映画にほんと馴染みますなぁ。 とにかく土臭いし下品なのですが、これが戦時中の田舎というものだ、というリアリティがあります。 かといって、あそこまでツバタンを履いたり、ゲロを撒き散らす必要があったのか、とは思いますが。 最後は村人の中で無かった事にしようってところに落ち着く訳ですが、よっぽどこの黒人よりも村人たちの方が頭がおかしい訳であります。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-04-04 17:25:20) |
71. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 世間と好みがずれているせいか、特に良い作品とは思えず。 確かに終わり方は、万事解決で、終わり良ければ全て良しとなってはいるが、あまりに唐突過ぎるハッピーエンド。 おまけに、そこに至るまでが苦痛な内容。 世間の汚い話を2時間ずっと見させられたので、見ている間はずっと苦痛だった。 [DVD(字幕)] 4点(2021-01-05 21:46:15) |
72. 恋人のいる時間
《ネタバレ》 60年代のゴダール作品であるにも関わらず、まるで後年のゴダール作品の様だ。 しかし後年のゴダール作品は、その澄みきったカラー映像が魅力。 本作はモノクロで、それと比較すると美しさが見劣りする。 モノクロが美しくないと言っているのではない。 ゴダールのこの手の作品は、美しいカラー映像でこそ魅力を最大限に発揮すると感じるからだ。 それとヒロインが個人的に好みの外見だったら、もう少しこの作品の評価も上がったかもしれない。 [DVD(字幕)] 2点(2021-01-03 19:27:01) |
73. 禁じられた抱擁
《ネタバレ》 この男、ほんとクズだ。 しかも情けないクズ。 性行為に興味がないとか悟ったことを言ってたくせに、やることはやってるし。 彼女を独占しようと親から貰った金をばら撒くし。 かと言えば、フラれたくらいで自殺を図る。 彼女も確かに血の通っていない冷たい女だが、男の方も負けず劣らずクズ。 共依存のお手本のような男女関係だ。 でもこの話って意外と奥が深くて、金に不自由なく生まれ育つと、こうした厭世的なクズが出来上がるという話でもある。 金持ちのボンボンが陥りがちな人生の罠。 そんな心の闇を描いている。 カトリーヌ・スパークは相変わらずスタイル抜群でブロンド美人! そりゃ老人も歳を忘れて腹上死するわな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-19 23:18:27)(良:1票) |
74. ロリータ(1962)
《ネタバレ》 モノクロ映像がとても美しい。 内容はというと、どこか物哀しく、そして滑稽でいてスリリングでもある。 あらためてキューブリックの才能を感じた。 それにしても日記の内容に爆笑! アザラシ呼ばわり! そらぁ、あんな盛りのついたおばちゃんより、可憐な少女の方がよかろうもん。 正直でよろしい。 この作品の何が凄いって、ユーモアを交えながらも、中年の悲哀を描いているところ。 デブなアザラシが事故死した直後に、バスルームで喜びを押し殺すオッサン。 人生の悲喜こもごもがギッシリ詰まった逸品であります! [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-12-08 23:04:45) |
75. 太陽が知っている
《ネタバレ》 『太陽がいっぱい』『太陽はひとりぼっち』に続くアラン・ドロン太陽三部作の最終章(嘘)。 あれだけ若くてスタイルの良いブロンド娘が来たら、あっという間に手を出すのは至極当然な訳だが、殺人を犯した事によって主演二人の愛が深まるのは奥が深い。 しかし、あそこまで警察が鋭い捜査をしておきながら、家宅捜索で剥ぎ取った衣服を探さないのは不自然かな。 証拠の衣服が見つかれば、逮捕になるのは間違いないわけだし。 世俗とは隔絶された屋敷における束の間のバカンス、そして全編に漂う気怠い雰囲気はとても良いだけに、サスペンスの部分が弱いのが弱点かな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-01 22:08:52) |
76. ひき裂かれた盛装
成田三樹夫が主演クラス且つ現代劇で出ている数少ない映画という理由、つまりは成田三樹夫を目当てで鑑賞。 実際に見てみたら、期待通り成田三樹夫の魅力が炸裂しており、しかも藤村志保が予想以上に美しくて、得した気分。 しかしツボにハマったのは藤村志保のボディガードのご婦人。 これが実は一番面白かったかも! [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-11-29 22:38:17) |
77. 荒野の用心棒
《ネタバレ》 ところどころ都合が良い展開なのは否めないものの、そこそこ楽しめました。 イーストウッドはカッコいいとは思いません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-27 20:30:11) |
78. ろくでなし稼業
《ネタバレ》 さすがにこれはヒドいよ、いくら娯楽映画とはいえどもヒドい。 都合よく話が展開し過ぎ! 吉永小百合の可愛さに免じて3点! にしても二谷英明は老けすぎだろ。 当時31歳とは到底思えない。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-11-26 01:13:41) |
79. 悪名(1961)
《ネタバレ》 勝新太郎が無双が故に、ストーリー展開が都合良すぎて白けてしまう。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-11-17 18:57:40) |
80. 荒野の七人
《ネタバレ》 ユル・ブリンナーの佇まい、声がかっこいい! 戦いが起きるまでの緊張感が楽しいです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-24 19:14:29) |